トラックドライバーの仕事内容
小型トラックドライバー(1トン~2トン)の仕事内容と特徴
小型トラックドライバーの仕事は近距離への配送が中心です。会社によって仕事内容は多岐にわたりますが、コンビニへの配送や個人宅への宅配など、大型・中型トラックによって運ばれてきた荷物をエリア内のそれぞれの目的地へ届けるために利用されることが多いです。
小型トラックは普通免許で運転が可能なことから、ドライバーの仕事が初めての人でも挑戦しやすいという特徴があります。ほとんどの場合日帰り勤務が可能なことも魅力です。
中型トラックドライバー(4トン)の仕事内容と特徴
中型トラックドライバーの仕事で多いのは、主要都市にある配送センターや集積所への荷物を配送する業務です。
ドライバー自身がフォークリフトを利用して荷物の積み降ろしを行う場合もよくあります。ニーズが大きく取引先が固定していることから、仕事量が安定しているのが特徴です。
基本的には日帰り勤務ですが、道路状況によって朝早く出発したり帰りが遅くなることもあります。
大型トラックドライバー(10トン)の仕事内容と特徴
大型トラックドライバーの仕事は長距離を走ることが多く、トラックの中で睡眠を取ることも珍しくないという特徴があります。
重量のある荷物を運ぶ機会が多いものの、積み降ろしはフォークリフトを利用したり専門のスタッフが行ってくれることも多く、体力を使う場面は多くありません。そのため女性のドライバーにも人気があります。
長距離を走行する分、他人とコミュニケーションが必要な場面も少なく、1人で仕事をしたい人に適しています。
長距離トラックドライバーの仕事内容と特徴
長距離トラックドライバーの仕事は片道300km以上を走り荷物を運搬することです。
配送時間さえ守ることができれば、運転中に好きな音楽をかけたりPAで休憩したりとマイペースに働けることが特徴です。また、勤務時間のほとんどを運転に費やすため、他人とのコミュニケーションが苦手な人でも働きやすいです。
使用する車両は大型トラックであることが多いです。運転には大型免許が必要であることに加え、運転が難しい車両で高速道路を長時間走ることから、ドライバーには体力と集中力が求められます。
トレーラードライバーの仕事内容と特徴
トレーラーとは運転席と荷台車とが分離できる車のことです。
トレーラードライバーの仕事は運転にあたって大型免許とけん引免許が必要であり、運転が難しい分収入も多く得られるという特徴があります。
トレーラードライバーは海上コンテナや鉄鋼など重量物を運搬することが多いです、荷物の積み降ろしはクレーンやフォークリフトを利用することがほとんどで、手積み手降ろしが必要とされることはまれです。そのため体力面での負担は少なく、長く仕事を続けられる可能性が高いです。
軽貨物ドライバーの仕事内容と特徴
軽貨物ドライバーは軽バンなどの軽貨物自動車や125cc以上のバイクを利用して荷物を配送するのが仕事です。
荷物を預かったその日のうちに届けることが多く、近距離の配送が中心です。主に企業間のルート配送や、ネット通販で購入された商品の配送などに利用されています。宅配の場合は運べる荷物に制限がありますが、軽貨物なら幅広い荷物を運ぶことができます。
普通免許があれば仕事ができるため、ドライバー初心者でも取り組みやすいという特徴があります。
ダンプドライバーの仕事内容と特徴
ダンプドライバーの仕事は工事現場に土砂などを搬入したり、工場から別の工場へと資材を運搬するといったものが中心です。運搬する荷物の種類にもよりますが、雨天の日は仕事が中止になるという特徴があります。
ダンプとは荷台を傾けることで積み荷を落とすことができる車です。その特性上、荷物を積むにはクレーンなどの重機を使うことが多く、体力的な負担は少ないです。
タンクローリードライバーの仕事内容と特徴
タンクローリーとは荷台部分が大きなタンクになっている車です。
特殊な荷物を運搬するための車両であり、タンクローリードライバーは石油やガソリンなど危険性の高い液体を取り扱う仕事が多いのが特徴です。
車両は大型が主流ですが、中型や小型のタンクローリーもあります。荷台部分が分かれているものも多いため、けん引免許も必要とされます。そのほか、危険物を運搬するには危険物取扱者の資格も必要です。
キャリアカー運転手の仕事内容と特徴
キャリアカードライバーの仕事はカーディーラーや自動車整備工場などに車両を運搬することです。
車両にはいくつかのタイプがありますが、特にトレーラータイプを運転するためには大型免許とけん引免許が必要です。
運転に高度な技術が必要とされる分、給与も高いのが特徴です。また、運転せずに車両を積み降ろしする必要がある場合は巻き上げウィンチの資格も必要とされます。
引越しドライバーの仕事内容と特徴
引越しドライバーの仕事は顧客の家の荷物を引越し先へ届けることです。
運転だけでなく荷物の梱包や運び出し、新居への搬入も必要であり、体力が求められるという特徴があります。また、顧客の荷物や住居の壁、床等を傷つけることがないよう、注意力も必要とされます。
仕事の特性上、勤務時間は日中であることがほとんどです。
セールスドライバーの仕事内容と特徴
セールスドライバーの仕事は宅配便の荷物の集荷や配送だけでなく、料金の決済、営業も行うのが特徴です。ドライバーは近距離のエリア内で決まった配送先を回ることが多いです。
顧客と顔なじみになることで信頼関係を築き、さらに利用してもらうことを目的とします。そのため、運転技術だけでなくコミュニケーション能力も必要とされる仕事です。
トラックドライバーの配送の種類
定期便とは
定期便とは、ドライバーが毎日決まった時間に顧客のもとを訪問し集荷や配送を行う仕事です。ドライバーにとっては、あらかじめスケジュールが決まっているため先の予定が立てやすい業務と言えます。
ルート配送とは
ルート配送で代表的なのはコンビニ配送です。毎日決まったコースで配送先を回り、荷物を届けていきます。ドライバーにとっては、長時間労働が必要なく休日も取得しやすいのがメリットとなる仕事です。
専属便とは
専属便とは特定の顧客の専属トラックとして配送業務を行う業務です。顧客とは長期契約が基本であり、ドライバーはルート配送と同様に、決まった荷物を決まった配送先へ運ぶのが基本的な仕事です。
チャーター便とは
チャーター便とは、トラックを1台まるごと貸切にして荷物を運ぶ業務です。他の顧客の荷物と混ざることがないため、管理が容易で確実に配送できます。専属便と異なり単発で受注するのが基本のため、ドライバーは仕事のたびに異なるルートを運転します。
フリー便・スポット便とは
フリー便・スポット便とは、繁忙期などで定期便・専属便だけでは荷物を運びきれないときに臨時で依頼される配送方法です。ドライバーは毎回異なる配送先へ荷物を運搬するのが仕事であり、時には長距離運転が求められることもあります。
一般的なドライバーの一日
出勤~積み込み先に出発
トラックドライバーが出勤して最初に行うことは、当日の荷物の積み込み先と積み下ろし先および荷物内容の確認です。確認ができたらアルコールチェックと車両の点検を行い、積み込み先へ向けて出発します。
積み込み先での荷積み
積み込み先へ到着したら荷積みを開始します。荷物の種類により、トラックドライバーが手作業で行ったり重機を操作したりします。積み込み後は、配送中に転倒や雨漏れがないよう、ロープやシートで荷物をしっかりと固定・保護します。
運送~積み下ろし先での荷降ろし
荷積みができたら、トラックドライバーは適宜休憩を取りながら積み下ろし先へ向かいます。到着したら荷降ろしを行い、配送完了となります。
終了後は会社に連絡をし、次の仕事を確認します。帰りはまた別の荷物を運ぶことが多いです。
動画「新人ドライバーの一日」
トラック運転手の給料
トラック運転手の給料は賃金と賞与を合わせて31万円~43万円です(男性の月給、トラック協会調べ)。
職種 | 月給 | 月給+賞与の1か月あたり金額 |
小型トラックドライバー | 29.1万円 | 31.7万円 |
準中型トラックドライバー | 29.4万円 | 31.8万円 |
中型トラックドライバー | 30.3万円 | 33.9万円 |
大型トラックドライバー | 36.6万円 | 40.2万円 |
けん引ドライバー | 39.0万円 | 43.0万円 |
※賞与の1か月あたり金額=年間賞与額÷12ヶ月
大型トラックと他の車両を引っ張って走行できるけん引ドライバーがもっとも高給であり、それ以外は荷物を積める量が多いトラックであればあるほど給与は高額になります。
大型トラックや長距離トラックのドライバーは稼げる
大型トラックや長距離トラックのドライバーは運ぶ荷物の量が多く走行距離が長い分、稼げることが期待できます。
トラックドライバーの給料のうち歩合が占める割合は少なくありません。同じ勤務日数であっても、より多くの荷物を積みより長い距離を走るほど歩合は増え、ドライバーの収入につながります。
トラックドライバーの休日
トラックドライバーの休日の数え方は特殊です。勤務日の休息時間8時間に24時間をプラスした合計32時間のあいだ連続で休むことで、始めて1休日としてカウントされます。
トラックドライバーは1ヶ月に4回以上休日を取得する必要があります。
トラックドライバーの仕事のやりがい
トラックドライバーの仕事のやりがいとして、大きなトラックを自由に運転できるのが仕事の醍醐味と考える運転手の方はとても多いです(ドライバー転職体験談でも同様)。トラックドライバーがかっこいいと憧れてこの世界に入るのはよくあることです。特に運転が好きな人にとってはうってつけの仕事と言えるでしょう。
基本的に1人で業務に当たることから、社内の人間関係に悩まされることが少ないというメリットもあります。
また、仕事を通して日本の物流を支え、世の中の役に立つことができるのも魅力です。ネット通販で注文した品が自宅に届くのも、遠い海外で製造された商品が近所のコンビニやスーパーで購入できるのも、トラックドライバーが荷物を運んでくれるからこそ実現できることです。現代社会に不可欠な仕事を担っているという自覚は大きなやりがいにつながるでしょう。
トラックドライバーの仕事のきついところ・大変なところ
荷主と時間厳守のプレッシャー
トラックドライバーの仕事がきついと感じる要因として時間厳守のプレッシャーが挙げられます。
運送会社は基本的に荷主よりも弱い立場であり、荷主の指定には逆らえません。深夜や早朝に集荷や配達の依頼があえばそれに従うほかなく、夜間の走行が必要になることもあります。たとえ途中で渋滞があったとしても遅れることは許されないため、緊張感を持って業務に当たる必要があります。
業務時間が長い
トラックドライバーの仕事は業務時間が長く大変だと言われます。
厚生労働省の改善基準告示により、1日の拘束時間は基本的に13時間までと定められています。道路渋滞などの理由でスケジュール通りに運転できないことが多く、このような規制が必要とされるほど長時間勤務が一般的となっています。
トラックドライバーの人手不足も深刻です。不足する人員を補うために残業や休日出勤が必要になることもあり、さらに業務時間が増える一因となっています。
荷待ちの時間がある
トラックドライバーの業務時間を長くする大きな要因として荷待ちの時間があります。
荷待ちとは、荷物の積み下ろしのために現場で待機することを指します。1運行あたりの平均荷待ち時間は1時間45分と長時間にわたり、このために残業が必要になることもあります。
さらに、荷待ち現場では多数のトラックが列をなしていることも多いです。順番が進むごとに少しずつ前進する必要があり、待機時間といっても休憩はできません。このことがトラックドライバーの仕事をさらに大変なものにしています。
荷物の破損や荷崩れの責任が問われる
配送の際に荷物が破損していた場合、受け取りを拒否されることがあります。商品そのものは無傷でも、梱包の段ボールに傷や凹みがついただけでも同様に扱われます。この場合、運送会社が商品を買い取ることが一般的です。中にはトラックドライバーに買取金を負担させる運送会社もあります。
本来、貨物運送の基本ルールである標準貨物自動車運送約款では荷主の責任で運送に適した荷造りをすることを定めています。しかし、強度が不足しており傷つきやすい梱包方法を採用する荷主も多いのが現状です。
荷積み・荷降ろしをする場合は肉体的にきつい
トラックドライバーは荷積み・荷降ろしを自分の手で行わなければならないこともあります。特に手作業での積み降ろしは体力が必要とされる仕事であり、肉体的にきついと感じることが多いでしょう。
ただし、荷物の種類や積み降ろし場所によってはフォークリフトやクレーンなどの重機を利用することもあります。この場合は体力が必要なく、女性や高齢のドライバーでも働きやすいと言えるでしょう。
トラックドライバーの労働環境は改善中
トラックドライバーの労働環境は決して恵まれているとは言えません。しかし近年の人手不足を受けて、福利厚生や休日といった待遇を改善し人材確保に乗り出す企業が増えてきています。
また、業界全体での労働環境改善に向けた取り組みも進んでおり、全日本トラック協会は働き方改革実現に向けたアクションプランを制定しています。ここでは2024年度までに年間時間外労働960時間以上のトラックドライバーをなくすことを目標としており、生産性向上や事業者の経営改善などの施策が打ち出されています。
トラックドライバーに求められる能力
時間管理能力と責任感
トラックドライバーの仕事でもっとも大切なのが時間厳守です。荷主が指定した時刻通りに到着できるよう、スケジュールに余裕をもって走行する必要があります。
たとえ走行ルートが同じであっても、道路状況は日によって異なります。事故による突発的な渋滞があったり、道路工事により迂回が必要だったりすることもあるでしょう。どのような状況であっても時間に遅れることがないよう、責任感のある行動が求められます。
コミュニケーション能力
トラックドライバーは1人きりで仕事をするイメージが強いですが、荷積み・荷降ろしの際にはコミュニケーション能力も必要です。
荷主あるいは配送先の倉庫スタッフに明るく挨拶することで印象を良くできるほか、きちんと会話することで荷物の間違い防止も期待できます。仲良くなれば荷待ちの時間が短く済むよう融通してもらえる可能性もあります。
その他、社内のスタッフと連絡を取り合ったり先輩ドライバーに質問する機会もあるはずです。コミュニケーション能力があれば仕事を円滑に進められるでしょう。
トラックの運転スキル
トラックドライバーに運転スキルは欠かせません。トラックは普通車よりも寸法が大きく、慣れるまでは運転が難しいです。毎日のように長時間の運転をこなす中、常に安全に気を配り走行するには相応の技術が求められます。
また、トラックのサイズが大きくなればなるほど扱いが難しくなります。トラックドライバーの仕事に初めて取り組む場合は、寸法の小さなトラックから始めて徐々に慣れていくのが良いでしょう。経験があれば後から大きなサイズへの転向もしやすくなります。
トラックドライバーに必要な免許と資格
トラックドライバーに必要な免許
トラックドライバーになるためには小型・準中型・中型・大型・牽引に合った免許を取得する必要があります。免許の種類と乗れるトラックはおおまかに下記のとおりです。
免許 | 乗れるトラック | 車両総重量 | 最大積載量 | 乗車定員 |
普通免許 | 小型トラック | 3.5t未満 | 2t未満 | 11人未満 |
準中型免許 | 小型トラック、準中型トラック | 3.5t~7.5t未満 | 2t~4.5t未満 | 11人未満 |
中型免許 | 小型トラック、準中型トラック、中型トラック | 7.5t~11t未満 | 4.5t~6.5t未満 | 11人~30人未満 |
大型免許 | 小型トラック、準中型トラック、中型トラック、大型トラック | 11t~ | 6.5t~ | 30人~ |
大きなサイズの車両の運転免許(上位免許)を取得していれば、小さなサイズの車両も運転が可能です。ただし、中型や大型の場合は免許試験受験のために一定年数の運転経験が必要であり、無免許の状態から一足飛びに取得することはできません。
上記の免許と合わせてけん引免許を取得すれば、乗れる車両の種類はさらに多くなります。それぞれの大きさの車両のうちけん引が必要なものを運転できるようになることから、トレーラーやタンクローリーに乗務することができるのです。
トラックドライバーが持っていると便利な資格
トラックドライバーは運転免許さえあれば業務に就くことができますが、別の資格を組み合わせることでさらに業務の幅を広げることができます。
その1つが危険物取扱者です。これは石油やガソリンなどの危険物を運搬するために必要な資格です。取得しておけば様々な積み荷に対応できることでしょう。
また、荷物の積み降ろしに重機を利用する場合も資格があると便利です。たとえば自分でクレーンを操作するためには玉掛け作業者の資格が必要です。規定時間の玉掛け技能講習を受講すれば取得できる、比較的容易な資格と言えます。フォークリフトを利用する場合も、資格を持っていれば自分の手で積み降ろしを行うことができます。
トラックドライバーに向いている人
運転が好きな人
運転が好きな人はトラックドライバーに向いていると言えます。
ドライバーは毎日のように長時間運転する必要があり、苦手な人にとってはただただつらいものとなってしまいがちです。また運転が苦手な人は運転スキルも低いことが多く、高度な運転スキルが求められるトラックドライバーの世界には適さないと考えられます。
トラックドライバーは、時には寝る間も惜しんで運転することが必要です。運転そのものが好きな人であれば、厳しい状況でも前向きに業務に取り組めることが期待できます。
一人作業や孤独が好きな人
一人作業や孤独が好きな人はトラックドライバーに向いていると言えるでしょう。特に長距離ドライバーの場合、勤務時間のうち大部分を一人きりの運転に費やす必要があります。
仲間と一緒に仕事したい人や顧客とのコミュニケーションを楽しみたい人にはつらい環境ですが、その反面、一人でいることが快適な人にとっては願ってもいない環境だと言えるでしょう。他人に干渉されることなくマイペースで仕事に取り組みたい人にぴったりです。
体力に自信がある人
トラックドライバーは体力が不可欠です。手作業で荷積み・荷降ろしをする場合はもちろん、たとえ重機を利用できるとしても、不規則な勤務時間や長時間の勤務は体力がなければ務まりません。時にはわずかな仮眠のみで数日かけて走行が必要なこともあるでしょう。
体力に自信があり、どれほど厳しい状況でもしっかりと業務をこなせる人は、それだけでトラックドライバーに向いていると考えられます。
安全運転や慎重さに自信がある人
トラックドライバーとして働くうえで、安全運転は何より大切です。たとえ渋滞に巻き込まれても、慌てて無茶な運転をすることは避けなければなりません。危険物や毒物を運搬する場合は特に、ささいな事故が大規模な被害につながることも十分に考えられるでしょう。
トラックドライバーはどんな時も安全運転で、積み荷を無傷のまま届けることが求められます。その点、注意深く冷静に運転できる人はトラックドライバーに向いていると言えます。
トラックドライバーのキャリアステップ
トラックドライバーとしてのキャリアステップは大きく3つに分かれます。
1つはトラックドライバーとしてより難易度の高い車に乗務するというものです。大型免許やけん引免許、その他関連する資格を取得することで仕事の幅が広がります。給与などの条件がより良い会社へ転職することも可能でしょう。
また、トラックドライバーから運行管理者、そして管理職へと出世するのも1つです。将来経営に携わりたい人や事務系の職種に転向したい人に適しています。またセールスドライバーは営業の要素を併せ持っていることから、営業職への転向も視野に入ってきます。
そのほか、自分のトラックを持ちトラックドライバーとして独立するという選択肢もあります。やり方次第で大きな収入を得られる可能性があります。
女性でもトラック運転手になれるのか
トラックドライバーは男性の仕事というイメージが強いですが、女性でも可能な仕事です。特に近年は人手不足の影響から女性トラックドライバーを増やす機運が高まっています。
女性トラックドライバーは「トラック」と「ガール」とを組み合わせてトラガールと呼ばれており、国土交通省が活約促進に向けた取り組みを行っています。
企業でも、フォークリフトやカートなどを活用して積み降ろしの負担を軽減したり、女性用トイレなどの職場環境を整えたりと、女性が働きやすい環境づくりが進んでいます。
未経験でもトラックドライバーになれるのか
高度な運転スキルがなければトラックドライバーになることは難しいと思ってしまいがちですが、未経験でもトラックドライバーとして就職することは可能です。経験者のほうが優遇されやすいとは言え、近年はドライバー不足が深刻であることから、未経験歓迎の求人が多く出されています。
また、会社によっては資格取得支援制度も設けられています。たとえ入社時に普通免許しか持っていなくても、会社の支援を得て中型や大型の免許取得を目指せます。
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