- 未経験可のトラック運転手の募集はある
- 未経験可のドライバー募集は本当に未経験でも採用されるのか
- トラック業界は転職がしやすいおすすめの仕事
- 未経験可で運転手として採用されるのは何歳までか
- 未経験のトラックドライバーの給料はどれくらいか
- 未経験でトラックドライバーに転職すると苦労すること
- 未経験でトラックドライバーに転職するとどんな研修があるのか?
- 未経験でもトラック運転手をおすすめするメリット
- トラックドライバーに向いている人・向いていない人
- トラック運転手に就職・転職するのに有利な免許・資格
- 未経験ドライバーにおすすめな2トントラックを運転するのに必要な免許
- 未経験がトラックドライバーに転職するときの志望動機書の書き方のコツ
- 未経験の新人トラックドライバーの1日(動画)
未経験可のトラック運転手の募集はある
昨今の運送業界は人手不足で、未経験可のトラック運転手の募集は多いです。
実際に求人サイトや企業の採用ページをチェックしてみても、必要な免許さえもっていれば実務経験不問で募集している求人があります。
そのため、トラックドライバーへの未経験転職をねらうなら、採用ページや求人情報をこまめにチェックして、未経験可の募集に積極的に応募することが大切です。
ただし、未経験可のドライバー募集であっても経験者が応募してくる可能性がある点は覚えておきましょう。

未経験可のドライバー募集は本当に未経験でも採用されるのか
「未経験可とは書いてあるけど、実際に採用されるのか?」という疑問を持ち、なかなか応募に踏み出せないという方もいるかもしれません。
確かに、企業によっては人材にそれほど困っていなかったり、採用基準が高い場合などにおいて、採用サイトには未経験可と記載してあっても、実際は経験者を求めている場合もあるようです。
しかし、ドライバー不足が業界全体の課題となっている中、未経験可の仕事に異業種から転職してきた人が採用されることも珍しくはなくなってきているようです。よって、
未経験でもトラックドライバーに応募すれば採用される可能性がある
といえるでしょう。まずは勇気をもって一歩を踏み出してみることをおすすめします。
トラック業界は転職がしやすいおすすめの仕事
トラックドライバーは、会社によって取り扱う荷物などの条件が異なるものの、トラックを運転してモノを届けるという仕事内容そのものは変わりません。
よって、トラック業界は他業界と比較して転職がしやすく、年収アップや労働条件改善を目的とした転職が盛んに行われています。
このようにトラック業界は人手不足であることに加えて転職も盛んなので、未経験でも人手を確保しようと企業側も努力しています。そのためトラックドライバー未経験でも採用されるチャンスは大いにあります。
また、一度ドライバーとして経験を積めば、スキルアップして条件のより良い企業に転職することも可能になってくるため、非常におすすめの仕事といえます。
未経験可で運転手として採用されるのは何歳までか
転職サイトを確認すると、年齢不問で未経験歓迎の募集をしている企業も多いようです。
また、運送業界はドライバー不足だけでなく高齢化に悩まされています。つまり、40代や50代の未経験の方であれば採用される可能性は高いといえます。
ただし60代後半から高年齢になってくると注意力が下がって運転中に事故に遭うリスクが高いと企業側が懸念したり、重たい荷物を取り扱う仕事などは、若手を優先して採用している場合もあります。
そのため、高年齢でも採用しているか、働きやすい環境があるかどうかについては、応募時に企業に確認する必要があります。
未経験のトラックドライバーの給料はどれくらいか
全日本トラック協会の賃金調査によると一般の男性ドライバーの平均賃金は月収で328,400円とされています。
未経験の場合だと、大手求人サイトindeed(2019年11月)時点で未経験可のトラックドライバーの求人検索すると、平均レベルの給与をもらえる仕事もあれば仕事内容・企業規模によってはこれを下回るものも見つかります。
未経験のトラック運転手の給料は30万円程度
つまり、給与は未経験かどうかという点に加えて、仕事内容や企業によって変わってくるので、応募時には労働条件をしっかりチェックしましょう。

未経験でトラックドライバーに転職すると苦労すること
トラックをうまくのりこなせない
初めてトラックを運転するときに戸惑うのが車体の大きさによる違いです。
免許取得したての頃は、乗用車との運転席の高さや車両感覚、さらに屋根付きトラックではルームミラーが使えない、などといった違いがあります。
免許取得したばかりなら、初めて乗るトラックは寸法が比較的小さく、免許のハードルが低いため、トラックの運転に慣れるという意味でも、小型トラック(2トンまで)がおすすめです。
トラックの運転に必要な免許を持っていない
トラックを運転するには規格に合った免許を取得する必要があります。
主要なものとして、2トントラックを運転できる準中型免許、4トントラックを運転できる中型免許、10トントラックを運転できる大型免許およびトレーラーを運転できるけん引免許があります。よっていきなり大型トラックに乗ることは原則としてできません。
免許取得には時間とお金が必要ですが、資格取得支援制度など資格取得の費用を支援する制度が整っている会社もあるので、トラックの運転に必要な免許を持っていない場合は、自費で自動車学校に通うか免許取得費用をサポートしてくれる会社を探してみましょう。
大型トラックに挑戦する勇気がない
大型トラックが運転できる大型免許を取得すれば、年収アップなど労働条件も大幅に良くなります。
しかし、大型免許の取得は大変で、取得後であっても運転の難しい大型トラックで事故を起こせば被害も大きくなりやすいため、未経験で比較的年齢が高い方の場合は、免許取得に挑戦する勇気が湧かずに諦めてしまうドライバーが多いようです。
しかし、トラックの運転に少しづつ慣れてくれば、初めのころに抱いた不安もどんどん減ってくるはずなので、大型トラックの運転にも余裕があればぜひチャレンジしましょう。
未経験者は事故を起こしやすい
トラック未経験のうちは運転に慣れず、事故を起こすリスクが高くなります。特に大型車両になるほど運転感覚も乗用車とは大きく異なり、万が一アクシデントが発生したときに大事故に発展する可能性が高くなります。
したがって、未経験者は準中型免許などを取得して小型~中型トラックからキャリアを積んでいくことをおすすめします。
未経験でトラックドライバーに転職するとどんな研修があるのか?
運送会社によって研修内容や期間が異なる
未経験のトラックドライバーを採用する会社には研修プログラムを組んで教育体制を整えている会社があります。この研修の内容は会社によって異なり、大手企業のほうが研修期間が長く、充実した内容となっているケースが多いです。
とはいえ、大手企業でも研修に力を入れていない会社もありますし、中小企業でも未経験者の育成に力を入れている会社もあります。
そこで未経験からトラックドライバーを目指す場合は採用ページや面接で、研修期間や内容について質問することをおすすめします。
未経験ドライバー必須の横乗りとは
横乗りとは先輩ドライバーの運転するトラックに同乗し、運転技術や走行ルート、荷物の積み下ろしといった一連の作業を覚える仕事です。
未経験の新人ドライバーやアルバイトに任される仕事で、正社員の場合だと給料が試用期間扱いとなり安くなる場合がありますが、トラックドライバーの仕事を覚える上で避けては通れません。また、正社員でトラックドライバーになる場合、横乗り期間は先輩の運転ルートや仕事を見て覚える大切な時期です。
一人で仕事を任されたときに対応できるよう、しっかり仕事内容を覚えましょう。
未経験でもトラック運転手をおすすめするメリット
大変な仕事環境に耐えられる能力が身につく
トラックドライバーは期限内に荷物を届けなければならないので、時間厳守で運転しなければなりません。また荷降ろしは人力で対応するケースも残っており、肉体的にも精神的にも大変な仕事です。
近年は人手の確保や働き方改革の流れもあり、トラックドライバーの労働時間管理は以前より厳格化される傾向にあるので、一昔前のような過酷な労働環境は姿を消しつつあります。
とはいっても大変な仕事環境であることに変わりないので、トラックドライバーとして長期勤務できれば激務に耐えられる丈夫で強靭で上部な肉体が手に入るといえるでしょう。
高い給料がもらえる
冒頭でご説明したとおり、男性トラックドライバーの平均年収は443万円です。
国税庁の平成30年度民間給与実態統計調査によると、日本の給与所得者の年間平均給与は441万円となっているため、トラックドライバーの平均年収は日本の平均年収よりも高い水準です。
さらにけん引ドライバーの平均年収は490万円、大型ドライバーの平均年収は537万円と更に稼げるドライバーにステップアップすることも狙えます。
トラックの運転スキルが上がる
トラックドライバーは大きなトラックを長時間運転するので、自然と運転スキルが向上します。運転スキルが向上すれば安全運転への自信にも繋がりますし、無事故無違反の実績は転職にも有利になります。
手に職をつけた人材が転職しやすいように、トラックドライバーも事故を起こさないというだけで再就職しやすくなります。特にトラック業界は良質なドライバーの確保に必死なので、安全に運転できるだけで企業から引く手あまたの人材になれます。

トラックドライバーに向いている人・向いていない人
トラックドライバーに向いている人の特徴
運転が好きな人
トラックドライバーは長時間運転しなければならないときも多いので、運転が好きな人ほど向いています。
同僚にも自動車やドライブが好きな人が多いので、話の合う仲間が増えるというメリットも期待できます。また仕事柄遠い場所まで移動するので、知らない土地に行くのが好きな人にもおすすめの仕事です。
長時間労働に耐えられる人
トラックドライバーの仕事は、受け入れ先の都合で待ち時間が発生するケースや、長距離の運転が必要といった労働時間が長くなるケースが多いです。
しかし近年、トラックドライバーの労働時間は事業者によって厳格に管理され、長時間労働削減といった流れになっています。トラック協会の調査によると、厚生労働省も本腰を入れてトラック業界の長時間労働是正に取り組んでいる実態が伺えます。
しかし労働時間の長い職場も依然として残っているというのが実態です。
たくさん稼ぎたい人
ドライバーの給与は最低限の給与となる固定給と、売上に応じて給料が上がる歩合制を併用している会社が多いです。
歩合制は仕事の売上に応じて給料も増えるので、たくさん稼ぎたい人にとってはモチベーションを高める動機になります。
歩合制のドライバーの売上は、走行距離と、積み荷をたくさん運ぶためのトラックの大きさに左右されるので、大型トラックで長距離を走れるドライバーほど稼げるようになります。
体力に自信がある人
長距離運転に加えて到着地では荷物の積み下ろし作業が発生する場合もあるので、ドライバーは体力が求められる仕事です。
フォークリフトなどを使えるケースも増えていますが、小型トラックの場合は荷物の積み下ろしを手作業で対応している現場も多いです。このような場合、給料も比較的高めに設定されている場合があります。
トラックの運転や積み下ろし作業に耐えられる体力のある人には、トラックドライバーはおすすめの仕事といえます。
一人で仕事をするのが苦にならない人
横乗りする場合を除いて、トラックドライバーは運転中は基本一人仕事となり、荷物の積み下ろし作業が発生する場合も一人で対応することがあります。
一般企業の職場では同僚との人間関係やチームワークが常に求められますが、トラックドライバーは一人で黙々と仕事ができる点がメリットなので、一人で作業するのが好きな人にトラックドライバーはおすすめの仕事です。

トラックドライバーに向いていない人の特徴
コミュニケーションが苦手
一人で黙々と作業できるのが魅力のトラックドライバーですが、お客様とのコミュニケーションが苦手な人にはおすすめできません。
ドライバーは荷物の積み下ろしも仕事なので、作業時に配送先のお客様と話す必要があります。ニコニコ接客する必要はありませんが、お客様との必要最低限のコミュニケーションがとれないとドライバーとして仕事をするのは難しいです。
時間を守るのが苦手
トラックドライバーとして絶対にやってはいけないことは、荷物の配達時間に遅れることです。
荷主は荷物が時間通り到着するものとして予定を組んでいるので、時間に遅れないよう走行スケジュールを組むことが重要です。時間に遅れると荷主からの信頼がなくなり、継続取引を断られるリスクがあります。
よって、一人前のドライバーになるには道路状況を確認しながら休憩場所や高速道路を利用するタイミングを調整する必要があります。
運転が下手
トラックドライバーはときに走りにくい道も走行しなければならないときがあります。運転が下手だと事故リスクが高まり、実際に事故が続くと運転自体が嫌いになってしまうこともあります。そうなるとドライバーとして仕事を続けていくのが難しくなります。
しかしトラックの運転は慣れることで上手になります。運転が下手と最初から決めつけず、まずはチャレンジしてみるのがおすすめです。
トラック運転手に就職・転職するのに有利な免許・資格
トラック運転手がもっていると有利な免許
トラック運転手が持っておくと採用時に有利な免許は「中型免許」「大型免許」「けん引免許」です。
ただし運転未経験からいきなり大型免許やけん引免許の取得をすることは不可能なので、最初は準中型免許または中型免許を取得して運送会社に転職し、キャリアを積んでいくことが一般的です。
会社によっては免許取得にかかる費用を負担するところもあります。これから就職・転職するのであれば募集要項をチェックし、免許取得を支援する仕組みが整っているか確認するのがおすすめです。
トラック運転手がもっていると有利な資格
フォークリフト運転技能者の資格をもっていると採用時に有利になります。荷物の積み下ろし時にフォークリフトを使用する現場は多く、フォークリフト運転手兼トラック運転手となる人材は採用において重宝されます。
ほかにも危険物取扱者とけん引免許、大型免許の資格を取得していると、タンクローリー運転手になることも可能です。
未経験であれば取得しやすいフォークリフト運転手と準中型もしくは中型免許を教習所で取得すると、トラックドライバーとして転職に有利となります。

未経験ドライバーにおすすめな2トントラックを運転するのに必要な免許
2トントラックを運転するには現行の免許制度だと準中型免許が必要ですが、免許の取得時期によっては普通免許でも運転可能です。
普通免許は
- 平成19年6月までに取得した場合は最大積載量5トン未満
- 平成29年3月11日までに取得した場合は最大積載量3トン未満
- 平成29年3月11日以後に取得した現行免許の場合は最大積載量2トン未満
のトラックが運転できます。
よって、現行の普通免許のみでは運転できるトラックが限られてしまうため、ドライバーとして対応できる仕事に限界があります。トラックドライバーとしてキャリアを築くのであれば、2トントラックや4トントラックが運転できるように、まずは準中型免許や中型免許の取得をおすすめします。

未経験がトラックドライバーに転職するときの志望動機書の書き方のコツ
接客サービス業からドライバーに転職する場合の書き方と例文
飲食やアパレルといった接客業からドライバーに転職する場合、コミュニケーション力をアピールするのがおすすめです。
トラックドライバーにはコミュニケーション力が十分でない人も多いので、接客業出身のドライバーは歓迎されます。志望動機書ではコミュニケーション力をアピールしつつ、それをどうドライバーとして活かしたいかアピールしましょう。
自衛隊からドライバーに転職する場合の書き方と例文
自衛隊出身者は体力や責任感が人一倍優れていると、企業側からは思われます。
志望動機書では自衛隊で鍛えた体力と責任感をアピールしつつ、なぜドライバーへ転職しようと思ったのか説明する必要があります。
ドライバーのなかには残念ながら責任感に乏しい人もいるので、目標を必ずやり遂げる姿勢をアピールすれば、たとえ未経験でも会社から高い評価を獲得できます。
営業職からドライバーに転職する場合の書き方と例文
営業からドライバーへ転職する場合もコミュニケーション力がアピールポイントになります。
とくに営業出身者はビジネスマナーがしっかりしていると思われるので、面接時は身だしなみや言葉遣いに十分気をつけましょう。志望動機書ではなぜトラックドライバーなのか、営業経験をどうドライバーとして活かせるかをアピールするのが選考突破のポイントとなります。
土木建築業からドライバーに転職する場合の書き方と例文
土木建築業界で働いていた人は体力があると思われます。トラックドライバーは運転する時間が長く大変な仕事なので、体力があるのはアピールポイントとして魅力的です。
志望動機書では土木建築業界で働いていた経験を転職後にドライバーとしてどう活かせるか、しっかり説明できるよう準備しましょう。

未経験の新人トラックドライバーの1日(動画)

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