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トラックドライバーの大手・中小の仕事のメリットと比較がまるわかり

この記事の目次
  1. 大手企業でトラックドライバーをするメリットとは
  2. 大手企業でトラックドライバーをするデメリット
  3. 中小企業でトラックドライバーをするメリット
  4. 中小企業でトラックドライバーをするデメリット
  5. 中小企業の長距離トラックドライバーの特徴
  6. 大手運送企業のトラックドライバーになる方法
  7. 給料をとるかワークライフバランスをとるか
  8. 良い運送会社かブラック企業かを判断するポイント
  9. 佐川急便のトラックドライバーの仕事
  10. ヤマト運輸のトラックドライバーの仕事

大手企業でトラックドライバーをするメリットとは

経営が安定していて倒産リスクが少ない

運送会社の倒産理由として増加しているのは、ドライバーを中心とした人手不足による小規模企業の倒産です。他にも仕事量が安定せずに倒産に至るケースもあります。

この点、大手企業にはドライバー数が多く、また取引先が安定していたり、荷主からの元請けになっている仕事も多いため、中小企業と比較すると経営が安定しているというメリットがあります。

ルートや業務パターンが決まっている

大手はドライバーの配送ルートが決まっていることが多く、また分業が進んでいるために運行スケジュールが安定しており、無理なく業務ができます。

ルートが決まっている場合は毎日同じ時間に退社できることもメリットです。

大手の方が基本給が高いことが多い

従業員が多い大手企業は中小企業に比べるとドライバーの基本給が高い傾向にあります。

また、定期的な昇給や賞与の支給、仕事を辞めた後の生活の助けとなる退職金制度などもしっかりと整備されており、普段の生活は不安なく過ごせることがメリットです。

また、労働組合もあるため、企業側と労働条件を交渉しやすい環境にもなっています。

大手は仕事量が安定している

大手の運送会社では、荷主も大手であることが多く、定期的な配送業務が多い傾向にあります。つまり、大手はドライバーの仕事量が安定しているメリットがあります。

また、季節や時期による仕事量の増減幅も比較的少ないといえるため、仕事とプライベートのバランスや規則正しい生活を保ちながら働きたい場合は大手を選ぶことが良いでしょう。

福利厚生が手厚い

大手では共済会制度(慶弔見舞金、入学祝い金等)や各種手当の支給で在職中の福利厚生が充実しているほか、財形貯蓄制度や確定拠出年金制度で退職後の収入を安定させることができたり、自社で保養所を保有していることなどメリットとして挙げられます。

また、寮や社宅がある会社では、家賃など抑えて効率的にお金を貯めることもできます。

教育制度がしっかりしている

大手企業ではドライバーの人材育成や研修などの取り組みに注力していることが多く、初めて運送業界で働く人でも必要な知識を身につけることができるメリットがあります。

きちんとしたマニュアルが整備されていたり、自社で教習所を持っていたりするため、安全な運行をするためのスキルを段階的に学んでいくことができます。

また、免許の取得・資格試験に合格した際に補助金が出る制度があるなど、モチベーションアップ・スキルアップの機会が多いことも魅力です。

労働時間の管理がしっかりしている

大手では、労働基準法(労基法)に基づき、ドライバーの労働時間の管理は厳格に行われている傾向があります。

規定されている労働時間を超えた場合や残業時間・休日出勤が発生した場合は手当が払われます。

また、大手はドライバーの数自体も多いことから、急な業務が入った場合や休みの人員が出たとしても柔軟に対応ができるため、労働時間の管理がしっかりしています。

荷積み・荷降ろしの手積みが少ない

荷物を積み降ろしする際は、荷物の種類によってはドライバーの手摘積み・手降ろしが必要となる場合があります。

大手ではパレット積みの荷物が多く、フォークリフトなどで荷積み・荷降ろしをするため、ドライバーの肉体労働は比較的少ないメリットがあります。

トラックにパワーリフトがついている場合もあるため、女性や体力に自信のない方でも働くことが可能です。

大手企業でトラックドライバーをするデメリット

大手企業ではドライバーとしての仕事の手順やルートを覚えるための「横乗り」や「試用期間」が長く設定されています。

丁寧に指導をしてくれることの裏返しでもありますが、早くひとり立ちしたい方にはデメリットとなります。横乗りの期間は、運送会社にもよりますが2週間から1か月くらいが多いようです。

大手の看板を背負っているということもあり、より安全に運行するための座学も多いです。すぐに現場で運転ができるわけではないため、入社してからは一定期間の我慢が必要です。

また、給与面は勤続年数などである水準までは上昇し続けますが、天井が中小企業に比べると低い傾向にあります。

また、大手では業務で乗る車が固定されないため、内装や外装を自分好みに変えることができません。

中小企業でトラックドライバーをするメリット

働いた分だけ稼いだりできる

中小企業では、固定給のほか歩合給の割合が高くが設定されていることもあります。

運送会社によって違いはありますが、走った距離(個人の走行距離など)や売り上げ(運賃の収入額)、荷物の積み下ろし回数(手積み手降ろしの回数)により歩合給や手当が決まるパターンが多いです。

高収入を目指してトラックドライバーに転職・就職する方や体力に自信のある方であれば、働けば働くほどお金を稼ぐこともできるのが歩合給のメリットです。

自分専用のトラックができる

中小企業では、自分専用の固定されたトラックが割り振りされることが多いため、ドライバーの私物を持ち込んだり、内装・外装などを自分好みに変えることができます。

大手では毎回違う車に乗るため、トラックのカスタマイズはできません。したがって、いわゆる「デコトラ」に憧れている人は中小企業一択となります。

本採用が早く横乗り期間も短い

中小規模の運送会社では、人手不足となっていることが多いため本採用までが早い(試用期間が短い)です。また、横乗り期間も2週間程度で終わる会社が多く、早く一人で運転したい方にはメリットとなります。

家族意識や仲間意識が強い

大手と比べると中小は従業員の人数が少ないため、結束力や仲間意識が強いです。

ドライバー同士の情報共有がしやすい環境のため、困りごとがある場合は親身になって相談に乗ってくれることもメリットです。急に休みをとる必要が出た場合でも、仲間として助っ人を出してくれます。

また、上司や経営者層との距離も近いため、報告や相談がしやすい環境です。

色々な仕事に関わるチャンスがある

少人数のドライバーで業務を回す必要があるため、大手のルート配送と違い、様々な荷主から毎回違う依頼があるため、仕事に飽きるということがないことが中小企業のメリットです。

また、配送の道順もある程度は自分で設定できます。

中小企業でトラックドライバーをするデメリット

労働時間や休憩時間などの労務管理がルーズな傾向にあることが中小企業のデメリットです。

また、少人数で業務を行うため、急病などで休みの人員が出た場合は、残った従業員の負担が増えてしまいます。

下請けの仕事も多く、荷主が小規模な会社の場合は、荷物量が安定していないため、出勤・退勤時間にばらつきがでることがあります。

また、小さな荷物が多いため、ドライバーが手積み・手降ろしなどの肉体労働をする機会が大手に比べると増えることが予想されます。

中小企業の長距離トラックドライバーの特徴

長距離トラックのドライバーは他のドライバーよりも基本給等の面から稼げるといわれており、大手の下請けとして業務を行うパターンが多いです。

しかし、就業時間(拘束時間)が長い、睡眠時間が安定しない、手積みや手降ろしをすることが多いなど、肉体的にはハードです。

ですが、amazonなどのネットショッピングの普及で長距離トラックのドライバーは現在不足しているといわれています。大きくお金を稼ぎたい方は検討してみてはいかがでしょうか。

大手運送企業のトラックドライバーになる方法

必要なスキルや資格

大手でも人材不足から未経験歓迎の求人が多く見られますが、やはり即戦力であるドライバー経験者が優遇されます。

資格では、4トン車が運転できる「中型免許」、10トン車が運転できる「大型免許」を取得できていればなおよいでしょう。

その他にも、トレーラーを引くための「けん引免許」、荷積みや荷降ろしで活用できる「玉掛け技能講習」や「フォークリフト運転技能講習」や各種研修を修了していると、こなせる業務の幅が広がるため即戦力として重宝されます。

求められる人物像

様々な荷主と会話をする機会があるため、スムーズな意思疎通をするコミュニケーション能力が求められます。

また、ドライバー以外の従業員が関わることでお客様へ荷物を届けるため、チームワーク力も大手企業のドライバーに必要です。

給料をとるかワークライフバランスをとるか

大手企業では、ドライバーの仕事量や労働時間が安定しており、仕事とプライベートのバランスが保てる特徴があります。

また、中小企業では、大手ほど就業時間が厳格ではない代わりに、歩合給で働けば働くほど稼げる仕組みとなっています。

働き先を探す際は、給料とワークライフバランスのどちらを優先させるかを決めておくことが重要です。

良い運送会社かブラック企業かを判断するポイント

ブラック企業の典型例

求人情報サイトなどに頻繁に求人を出している会社は、それだけ労働時間が多く離職者が出ているということのため、ブラック企業の可能性ありです。

また、過失の事故を起こしてしまった際に、労働者へ修理代金を請求するような会社や給与・残業代が未払いの会社も明らかにブラック企業ですので、入社してしまった場合は、転職等を検討した方がよさそうです。

最新型で整備が整っている車両はあるか

衝突被害軽減ブレーキや車線逸脱警報装置などをトラックに搭載できる会社は、資金的余裕があり安全面にも配慮しています。

古く、整備がされていない車両を多数保有している会社は事故のリスクが高いため、注意が必要です。

トラックに安全装置はついているか

ドライブレコーダーやデジタルタコグラフ、バックモニターなど、ドライバーの安全に配慮した装置・装備品がトラックについているかも重要です。採用前の面接や会社を訪問した際に、自分の目で確認しておくとよいでしょう。

保有トラックとドライバーの数は適性か

トラックの保有台数やドライバーの数が少ない場合は注意が必要です。

車両トラブルで乗車できなくなった場合の代替手段がなかったり、ドライバーが病気になった際、代わりの人員がいないために、他のドライバーの負担が増えたりします。

また、費用を抑えるために、手当なども整備されていない可能性もありますので、注意が必要です。

安定した大手の荷主がいるか

大手の荷主が取引先にいると、安定して仕事を請けることができます

1年を通した業務量のバラつきも少ないと思われるので、労働環境や労働条件も良好なものとなっているでしょう。

また、取引先の業種が分散されてる場合は繁忙期も分散されるため、労働者にとっては良い情報となります。

元受けか下請けか

運送業界の仕事は、荷主から直接仕事を請ける「元請け」がもっとも運賃が多く、利益が出ます

逆に、「下請け」になると、中間でマージンがとられるため、利益が出にくくなります。

そのため、求人情報や会社のホームページなどで元請けの割合がどの程度であるかをあらかじめ調べることが、優良な会社を見つけるコツです。

佐川急便のトラックドライバーの仕事

佐川急便の仕事内容と特徴

セールスドライバーとして、担当エリアの集荷・配達やお客様からの配送についての相談に乗る(営業)仕事を行う求人が多く見られます。

佐川急便は大手の運送会社ですので、キャリアプランや待遇なども充実しており、自社教習所も持っています。

また、「佐川女子」で話題になったこともあり、女性ドライバーも積極的に採用しているようです。

佐川急便の労働時間と給料

求人サイトによると、佐川急便では通常の週休2日制(勤務時間(拘束時間)7:00~16:00)の他、週休3日(勤務時間(拘束時間)7:00~18:00)の勤務体系が導入されており、自分の生活に合わせて選べます。

正社員登用後の給料は月給25万円~35万円(残業代含む)、年収300万円~420万円で、有給・特別休暇もあります。

ヤマト運輸のトラックドライバーの仕事

ヤマトの仕事内容と特徴

求人サイトの一例だと、法人限定の集配ドライバーとして、荷物の集荷・配達を行う仕事や宅配便・DM便の配送を行うドライバーの業務があります。

ヤマト運輸も大手の運送会社であるため、普通免許だけで仕事ができたり、先輩スタッフのサポートがあるため、未経験の方でも安心して働くことができます。

ヤマトの労働時間と給料

ヤマト運輸の法人限定の集配ドライバーの場合は、7:00~22:00までのシフト制(拘束時間8時間)で、年間休日は117日(その他有給休暇や記念日休暇、特別休暇あり)。

給料については、月給23万円~38万円、年収は280万円~450万円で賞与は年2回とのことでした。その他にも、超過勤務や扶養手当などの各種手当も整備されています。

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