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長距離トラック

長距離トラック運転手は女性でも活躍できるのか?給料や仕事内容もまるわかり

長距離トラック運転手の仕事内容

長距離トラック運転手の仕事では、10トン以上の大型トラックを運転して拠点間の荷物の配送を行います。県境を越えて300km以上を移動することがほとんどです。拘束時間も1日以上であることが大半で、中には3日間家に帰れないこともあります。

輸送する荷物には日用品、衣料品、食品、工場で使う資材や木材、石油などいろいろあり、荷物自体は地場をまわるトラックと変わりません。しかし長距離トラックは、港湾から、工場から、大量の品を一度に運ぶ点が短距離トラックとは異なります。

荷積み荷下ろしを何度もする必要がないのも、長距離トラックの特徴です。仕事の時間は運転が主になるので、筋力の少ない女性ドライバーも多く活躍しています。

女性長距離トラック運転手の一日

まず出発前には点呼、アルコールチェック、出発前点検、積み込みなどを行います。
長距離トラックは約300kmほどの距離を移動しますが、法律で定められた連続運転時間は4時間までです。途中パーキングなどで休憩を取りながら、指定された納品先まで向かいます。

移動距離が長いので、仕事は1日では終わらず、途中で睡眠、宿泊をすることもよくあります。
長距離トラックには運転手用のベッドが備えられており、女性ドライバーの中にはそこに調理器具を持ち込み、自炊をする人も多いようです。

長距離トラック運転手は女性でもなれるのか?

長距離トラックの仕事には、大型免許保持者であれば性別を問わず誰でも就くことができます。長時間の運転に集中できるだけの体力は必要ですが、積み込みにはフォークリフトを使う会社も多く、力仕事はそれほど多くありません。

また、女性に多い事務職よりも給料は高額であることがほとんどで、安定した収入を求めて長距離ドライバーになる女性も大勢います

2日ないしは3日連続勤務の後2日以上の休日といった、不規則な働き方ではありますが、シフトを組む際に家庭の事情を考慮に入れる会社も増えており、女性の長距離運転手には働きやすい環境も整いつつあります。

女性長距離トラック運転手が語るやりがい

仕事でいろいろな場所へ出向けることに、楽しさややりがいを感じる女性長距離トラック運転手も多いようです。長距離トラックは、県を越えて仕事をするのが一般的です。地元を離れて遠くの町へ出向くのは、移動が好きな人にはメリットと感じられるでしょう。

地域や会社をこえて、ドライバー仲間が増えることも魅力のひとつです。

また、トラックの中にDVDや調理器具を持ち込んで、休息時間を充実させることに楽しみを見出す人もいるようです。調理器具には、ホットプレートやカセットコンロ、車両専用の炊飯器などもあるので、配達先で地元グルメを味わうことも可能です。

女性トラック運転手を悩ますセクハラ

長距離トラック運転手が立ち寄るトラステ(トラックステーション)の中には、「女性へのセクハラ禁止」の注意書きなどもあります。男性社会である運送業界には、女性へのセクハラがまだまだ多く残っているようです。

女性トラックドライバーの中には、彼氏いるの、デートしよう、スカートはいて、など、言葉のセクハラを受けた経験がある人は大勢います。悪意がないこともありますが、女性にとってはストレスにしかなりません。しかし人手不足に悩む運送業界では、女性トラックドライバーの定着を目指すため、こうしたセクハラにも注意を払う会社が増えつつあります。

女性長距離トラック運転手の過酷で辛い/きついところ

労働時間が長い

長距離トラックの走行距離はおよそ300kmです。拘束時間は1日以上、長いと3日になることもあるなど、労働時間が長いのが特徴です。育児や介護など、家庭の事情がある女性ドライバーには難しい仕事かもしれません。

また法律では、仕事中は8時間の休息をとること、運転手の運転時間は2日平均で9時間にすることなど、制限が定められていますが、その労働時間の制限が守られていない現状もまだあります。

時間厳守が厳しい

荷物の引き取り、納品の日時は事前に決められています。長距離トラック運転手の仕事は、天候や道路状況に大きく影響されますが、予定時間は厳守しなければいけません。会社の信用に関わるからです。

また、人手不足が続く運送業界では、ドライバーの過密なスケジュールが問題視されています。長時間労働も常態化しているため、体力に自信がない女性ドライバーには過酷な仕事です。

女性のトイレ

仕事中に困るのがトイレの問題です。男性ドライバーの場合、野外で済ませることもできるようですが、女性はそうはいきません。

拠点間の輸送を担う長距離トラックは、10トン以上の大型車が使われますが、この大型車をとめられるコンビニが少ないこともトイレ探しを難しくしています。膀胱炎になったり、体調を崩す女性運転手が多いのはこのためです。

女性の更衣室・シャワー

多くの運送会社では運転手に制服の着用を義務付けています。しかし会社に女性専用の更衣室がないため、着替えに苦労する女性ドライバーも多いようです。

長距離トラック運転手はまた、高速のサービスエリアやトラステでシャワーを浴びることがよくあります。そうした場所で、セクハラの被害にあう女性長距離トラックドライバーもいます。

男女の体力の差

トラック運転手の仕事は力仕事だと思われがちですが、あながちそうではありません。特に長距離トラックドライバーが行う荷積み荷下ろしは、パレタイズされた荷物をフォークリフトで積み込むことがほとんどです。女性でも特に問題はないでしょう。

ただし、長時間事故を起こさず運転できる体力は、男性運転手、女性運転手に関わらず必要です。

女性長距離トラック運転手の給料・平均年収

長距離トラック運転手の月収・年収(男女平均)

長距離トラック運転手の月収男性・女性で平均すると37万円です。年収にすると444万円程度。

ドライバーの給料には、歩合給や手当が含まれることもあるので、会社によってはこれより高い給料が出ることもあります。

長距離トラック運転手の月収・年収(男性)

男性長距離トラック運転手の月収は、20代で36万円、30代38万円、40代40万円、50代40万円です。60代になると少々下がり32万円、65歳以上では28万円です。女性ドライバーより男性の方が高い傾向にあります。

長距離トラック運転手の月収・年収(女性)

女性長距離トラック運転手の月収は、20代で34万円、30代35万円、40代35万円、50代34万円、60代21万です。

女性ドライバーは男性に比べ、勤務年数が少ない人が多く、平均も低くなる傾向があるようです。

女性で長距離トラック運転手になるメリットとデメリット

女性で長距離トラック運転手になるメリットとしては給料のよさがあります。同じ運送業で働くにしても、事務員の平均月収は29万円(女性ドライバーの平均は35万円)と大きな違いがあります。

長距離トラック運転手は技能職ですので、安定して仕事を続けられるという点も大きなメリットです。

一方デメリットには、長距離トラック運転手の仕事が、長時間労働であるため体を壊す人が多いことがあります。特に腰痛は長距離トラック運転手の職業病といってよいでしょう。この点は男性、女性を問わないものではありますが、筋肉量の少ない女性には特に負担になることがあります。

また、運送業界はまだまだ男性社会であるため、女性ドライバーはトイレやセクハラの問題で働きにくいと感じることもあるようです。

女性トラックドライバーはこれから増えていく

女性トラックドライバーは増加中

女性の社会進出に伴い、女性トラックドライバーの数も年々増加しています国土交通省の調査では、女性トラックドライバーの数は平成27年には196人になり、約2年の間に24%も増えているそうです。(ただし、全体に占める割合は2%と今も少ない状況です。道路貨物運送業の女性比率は高く見えますが、これにはトラック以外も含まれます。)

ただし女性は短距離、地場の運転手として働くことが多く、長距離トラックに関しては今後の伸びが期待されます。

女性トラックドライバーを増やすための事業者の取り組み

運送業界のドライバー不足を解消するために、国土交通省はガイドラインを作成し、若者や女性の活用を推進しています。事業者に向けて書かれたこの文書では女性が活躍しやすい職場の特徴を次のように紹介しています。

  • 資格取得支援
  • 給与体系、評価の公平化
  • 昇進制度の明確化
  • 多様な働き方

働き方については、女性トラック運転手の中にはひとり親が多数いることを考慮して作成された項目です。家庭の事情を加味したスケジュールを立てることが、女性長距離トラック運転手の定着につながります

また事業者の中には、女性用更衣室の用意、女性に好まれやすい制服の採用などを試みる例もあります。

トラガールとトラガール推進プロジェクトとは

トラガールとは、女性トラック運転手をさす言葉です。このトラガールの人数を増やすため、国土交通省は2014年にトラガール推進プロジェクトを立ち上げました。

このプロジェクトでは、女性トラックドライバーになるための方法や、実際に働く女性の声を紹介しています。また、働き方としては、業界知識が少ない女性のために、短距離、中距離、長距離トラックなど業種別に仕事内容を説明するなど、興味をもたれやすい紹介の仕方をしています。

事業者に向けては女性活用のための環境改善を提案、基準を満たした企業には助成金を出すなどの取り組みもあります。

いずれにせよ慢性的な人手不足を解消するためには、女性や若年層の労働力を活用するほかありません。女性の労働環境改善は、運送業界の急務といえます。

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