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ドライバー(運転手)の給料と働き方

トラックドライバーの仕事ってきついの?運転手の勤務形態や労働時間は過酷?

トラックドライバーというと、きついというイメージがあるかもしれませんが、実際にはどうなのでしょうか。きついとしたらどこがどうきついのか。どの仕事でもそうですが、イメージだけが先行して、給料をはじめとして勤務時間や給料、メリット、デメリットなどの詳細は意外と知らないもの。そこでここでは『トラックドライバー』の実態を詳しく見ていきたいと思います。

トラック運転手の勤務形態や労働時間はどうなっているの?

さまざまな勤務形態

ひとことに“トラックドライバー”といっても、木材などを運送する大型トラック運転手から、オフィスや個人宅に荷物を配送する宅配運転手、さらには牽引貨物自動車を運転するトレーラー運転手まで、運ぶ荷物も運転する車種もさまざまです。そのため、勤める会社や荷物を運ぶ目的地などより勤務時間は変わってきます。

例えば高速道路を利用し長距離を走る仕事の場合は、道が比較的すいている深夜時間帯に夜勤として働くことが多い。それとは逆に、多くの店舗を一日に回るなどのルートが決まっている宅配運転手は、朝の時間帯から勤務することが多くなります。一般のオフィスワークのように、朝9時に出社して午後5時に退社といった決まった時間はなく、それぞれの仕事により出勤、退勤時間は変わってきます。就転職を考えるにあたっては、運送する荷物や運転する車種をチェックするとともに、配送先やルートなども確認すると、勤務形態や乗車時間もわかってくるでしょう。

労働基準法に定める労働時間

このように勤務形態は車種、職種によってさまざまですが、労働時間などの制限といったものに関しては労働基準法により定められています。そのなかでトラック運転手は『自動車運転者の労働時間等の改善のための基準(改善基準)』としてさらに詳しく規定されています。これはトラック運転手の過酷な労働条件の実態が問題となったことを発端に定められたものです。

その中では1日の拘束時間は13時間と定められています。拘束時間とは始業から終業まで、仮眠などの休憩時間も含めた時間のこと。それが13時間とされていますが、もちろん仕事によっては予定通りいかず拘束時間が延長されてることもあります。その場合でも、最大延長は16時間まで。さらに15時間を超えるのは1週間のうち2回までとされています。1ヶ月の拘束時間としては原則293時間となっています。隔日勤務に関しては2暦日で21時間、2週間で3回までは24時間に延長が可能という特例が定められています。ただしその際は夜間に4時間以上の仮眠が必要となります。2週間での総拘束時間は126時間までで、勤務終了後には連続して20時間以上の休息期間が必要と定められています。

終業から次の仕事が始まるまでの時間を休息期間といいます。これは8時間以上必要とされています。これとは別に休日の定めは24時間以上。つまり仕事と仕事の間に休日を挟む場合は32時間以上の休みが必要ということになります。

隔日勤務に関しては2暦日で21時間、2週間で3回までは24時間に延長が可能となっています。その際、夜間に4時間以上の仮眠が必要です。2週間での総拘束時間は126時間までで、勤務終了後には連続して20時間以上の休息期間が必要と定められています

このほかにも、トラック運転手の労働時間については細かく規定があります。厚生労働省のホームページなどでポイントをまとめてあるので確認してみるのもいいでしょう。

トラックドライバーとして働くことのメリットとデメリットは?

トラックドライバーとして実際に働く上でのメリットとデメリットはどんなものがあるでしょうか。以下にメリットとデメリットをまとめたので参考にしてください。

トラックドライバーとして働くメリット

“一人での業務なので気楽”。トラックドライバーの最大のメリットともいえるポイントです。人との付き合いが苦手、営業の仕事は向いていない、そんな人には最適な仕事といえるでしょう。トラックドライバーの主な仕事は、車で荷物を運ぶこと。人とのコミュニケーションによるストレスがあまりありません。仕事によって待ち時間などが多くなったりすることもありますが、基本的には休憩時間なども自分で計画して取ることができます。ドライバー補助として荷物の積み下ろしなどの仕事を手伝う横乗りの人がいる場合もありますが、多くの場合は一人での仕事となります。一人で過ごすことが苦にならない人にとっては、“一人での業務”という点が最大のメリットです。

“年齢や性別に関係なく活躍できる”。これは勤務形態と同じく職種、車種によって差がありますが、ほかの業種と比べて比較的幅広い世代、性別の人が活躍しています。必要なものは運転免許証のみ。体力のいる仕事であることは間違いありませんが、特別な技術などはあまり必要なく仕事ができます。最初は横乗りとしてルートなどの仕事を覚える期間が必要となりますが、その後はすぐに一人で活躍することができます。

“さまざまな場所へ行くことができる”。オフィスワークや店舗勤務などの仕事とは違い、会社が勤務場所ではありません。仕事によっては全国各地に行くことがあります。ひとつのところにいると息が詰まる、見たことのない景色を見るのが好きといった人にはメリットのひとつとなるでしょう。

そのほかにも、地理や道に詳しくなる、運転がうまくなるなどのメリットがあります。

トラックドライバーとして働くデメリット

“勤務時間がさまざま”。朝から夕方にかけて決まったルートに荷物を運送する仕事もありますが、例えば店舗への搬入作業が閉店後の深夜になる場合などは、配送も深夜となりそれにともない夜勤となります。荷主や顧客の注文によって時間調整をしなくてはいけないので、不規則な勤務時間になりがちというところが最大のデメリットといえるでしょう。

“天候や連休などにより道路状況が変わる”。勤務時間中にも不測の事態が起こることがあります。悪天候や大型連休による渋滞によって配送が遅延してしまうことがあります。その際はもちろん残業となるわけですが、事故渋滞など予測しきれない場合もあるのでデメリットのひとつといえるでしょう。

“重大な事故の可能性”。トラックの運転そのものが仕事となるので、常に事故の危険性を含みながら仕事をしなくてはいけないということになります。そういう意味では緊張を強いられる仕事といえ、これをデメリットと考えることもできます。荷物の積み込みなど作業も含めて、荷物の破損などの事故だけでなく、人命を奪う事故の危険性がある仕事だということです。

 

トラック運転手って儲かるの?

トラック運転手の平均年収、月収

厚生労働省の発表する『賃金構造基本統計調査』によれば、トラックドライバーの年収は400万円前後となります。ボーナスを含まない月収としては25万から32万円程度となっています。ただしこれはドライバー全般の話。実際には運転する車種、仕事内容等により給料は異なります。そこでまずは車種による収入の違いを見てましょう。長距離トラック運転手の年収は400万円~750万円、大型トラック運転手は450万円~650万円、中型トラック運転手は450万~550万円となっています。これを見ると、車種は積載量が大きいほうが年収が高く、さらに長距離であるほど収入が高いことがわかります。さらに、大型トラックよりもトレーラー運転手のほうが年収が高くなるという傾向が出ています。

業種、勤務地による年収の違い

運転する車種による違いのほか、給料を決める重要な要素となるのが業種です。高収入が得られると言われている代表的な業種は、大手宅配や引越し兼業配送センター間の荷物を配送する大型トラックや工業系倉庫物流専門大型トラックなどです。平均で年収650万円を超える額となっています。また、勤務地によっても平均年収の差が出ています。やはり東京都の550万円を筆頭に、大阪府、愛知県といった大都市圏は比較的年収が高く、地方へ行くほど低くなるという傾向があります。

また、そのほかに顕著な傾向としては、20代就業者の平均年収が他業種よりも比較的高いというところです。つまり若いのにたくさん給料をもらえている人が多いということです。ただしドライバーという職種に限っていうと、30代、40代と年齢を重ねていくと他業種との年収の差はあまりなくなっていくようです。

トラック運転手の仕事ってきついの?

やはりトラック運転手に体力は必要不可欠

トラックドライバーの仕事はやはり体力が必要不可欠。トラック運転手の仕事はきついというイメージはここからきているのかもしません。

荷物の積み込みといった力仕事が必要な場合も多いですが、それとともにトラック運転手に必要な体力は不規則な生活に対応する体力です。もちろん担当次第というところはありますが、これまで記述してきたように深夜配送などの夜勤で不規則な時間の仕事に直面する場面も多くあります。

さらに長距離の運転となれば高速道路を走るといったことなど緊張を強いられることも増えます。それらに耐えられる体力、精神力が必要となります。

それに加え、トラック運転手という仕事は荷物を運ぶという仕事なので、荷主、依頼主の指定した時間に届けなくてはいけないというプレッシャーとも戦わなくてはいけません。これもデメリットの部分で記述したことですが、事故渋滞など予測していなかったことが起きても冷静に対処する力も必要となる場面があります。これら精神的にきつい場面にも耐えられる精神力が必要となるでしょう。

実は深刻な休憩場所不足

当然のことですが、長距離運送となれば運転もその分長時間となります。

例えば1日の拘束時間のうち、10時間近く運転するという過酷な状況もあります。運転には集中力が必要ですから、休憩も大切な時間となります。ただ、よく聞く話が『休憩場所が見つからない』という声です。大きな車になればなるほど、駐停車をする場所が少なくなってしまいます。

もともと休憩時間や場所などは当日の運行によりその都度変更しなくてはいけないことが多いのに、そのうえ車を止める場所が見つからないという事態が多く起きています。休憩なんてどこでも取れると思う人もいるかもしれませんが、安全に運転を続けるためにはとても大事な時間なので大きな問題となっています。

 

これまで、労働時間、メリット・デメリット、給料、ドライバーはきついのか、という4つのポイントでトラック運転手という仕事を見てきました。それぞれの情報をもとにプラス面、マイナス面を判断していただければと思います。

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