ドライバーを目指す人が興味を持つ業種の一つとして、ルート配送ドライバーがあります。みなさんも一度は見たことがあると思いますが、コンビニなどを回り、荷物を配達していくトラックがありますね。あれがルート配送トラックです。そのドライバーを目指す人の為に仕事内容を詳しく解説していきたいと思います。
ルート配送ドライバーの気になる仕事内容
ルート配送とは、定められたルートに沿って点在する様々な業態の施設や企業に向けて物品や食品など依頼を受けた荷物を配達する業務です。配送先が料理屋さんなら食品、小売店なら雑貨等一日に何件かのお客様に荷物をお届けし、客先で色々な方とのコミュニケーションをとりながら決まったルートを回ります。
コンビニやスーパーに商品を届けり、自販機の補充をして回ったりする会社では、割と体力が必要になりますので自信の有る方には向いているでしょう、他には酒やジュース、油、漬物など重量の有るものは、もちろん体力が必要になります。
逆に体力に自信の無い方には、調剤薬局に薬や薬品を届ける仕事など良いかもしれません。
いずれにしてもルート配送の仕事は、人と接するのが好きな方、安定した一定の生活リズムをお望みの方、家族との時間を大事にしたい方、趣味の時間を多く持ちたい方にはとても適しているお仕事ではないしょうか。
さまざまなルート配送ドライバーの種類と仕事内容
ここからさらに細分化していくと、コンビニ、病院など医薬品、スーパーマーケット、クリーニング店、自動販売機、宅配などがあります。その施設によって配送する時間、回数に違いがあります。
コンビニのルート配送ドライバーの仕事
コンビニの混雑する時は朝の出勤時、昼休み、帰宅時となっていて、主に食事時が混み合います。その前までに商品を補充しなければならないので、混み出す前に配送し、商品を補充してもらうと安心ですね。買いたい時に品切れが無いように注意が必要です。
病院のルート配送ドライバーの仕事
病院へ医薬品を配送する時間は、診察時間、手術時間へ合わせて行います。医薬品なので確認が多くなってしまうのでテキパキ動く必要があります。特殊な職場なので配送時間に厳しく、時間厳守なのが特徴です。
スーパーマーケットのルート配送ドライバーの仕事
スーパーマーケットへの配送は一日二回、低温チルドや冷凍の食品を主に配送します。食品なのでもちろん手降ろし作業がかかせません。ここでも間違いがあると売り上げに影響してくるので確認を何度もする場合があります。陳列まで担当する会社もあります。
クリーニング店のルート配送ドライバーの仕事
クリーニング店での集荷、配送業務です。ご新規様、固定客様のところへ注文が入り次第向かい、クリーニング商品の集荷、配送をします。地域密着型が多く、地域の住民の方々とのコミュニケーションが欠かせません。心地良いあいさつを心がけていい印象を与えることも大事です。
自動販売機の補充作業のルート配送ドライバーの仕事
自動販売機への補充作業はフレックス制度を採用してる会社が多いようです。フレックス制度とは、定められた時間内なら、早く出社しても遅く出社しても約8時間仕事すると、時間を自由に設けるとこができる制度です。なるべく「売り切れ」表示が出ないように補充しにいきます。
宅配のルート配送ドライバーの仕事
宅配は普通の荷物からチルド、冷凍など特別な配達物も一般宅へ届けます。曜日、時間指定もあるのでやりがいのある業務内容です。しかし、最近は指定された時間に留守にされてたり、再配達という二度手間に頭を抱えています。そのため、再配達専門の部門を立ち上げる会社も出てきています。
ルート配送のメリットとデメリット
どんな仕事にもメリット、デメリットは付き物でしょう。単純作業だからといって、何も考えずに仕事をしていたら何かトラブルがあった時にすぐに対処出来ません。普段から効率を上げるにはどうすれば良いのか、働きやすい環境を作る努力をしましょう。
メリット①:普通免許のみで仕事が出来る
普通自動車免許が有れば直ぐに仕事が出来ます。そのため、ほとんどの人は、仕事に必要な免許の取得のための時間やお金をかける必要がありません。普通免許さえもっていれば、すぐに求人に応募することができます。
メリット②:同じルートを回るので仕事のスケジュールが安定する
毎日同じ客先を回りますので、長時間拘束される事が有りません、ほとんど決まった時間に仕事を終えて家族との時間を大事にする事が出来ますし、またご自分の趣味の時間を有意義に使う事も出来ます。
メリット③:走行ルートは決まっているためすぐに仕事を覚えられる
ルート配送の代表としてあげられる仕事にコンビニ配送トラックがあります。全国に5万軒以上あるコンビニエンスストア。配送のルート上にあるコンビニだけでもかなりの軒数になることは、おわかりになるでしょう。
一軒一軒周り、荷物を下ろし、またトラックで走るを繰り返します。簡単な仕事とはいいますが、一朝一夕ではなかなかこなせない仕事内容です。都心部に近づくにつれて、店舗数も増え、道順も複雑になっていくルートもあるでしょう。
顔馴染みも出来るでしょうし見知らぬ道を走る事も有りません。基本的に単純作業のようなものです。覚えるまでは一定期間かかるでしょうが、一度覚えてしまえば後は繰り返しです。同じルートをトラックで走り荷物を下ろす、トラックで走り荷物を下ろす。こんなに覚えやすい仕事内容は他と比べたら簡単に思えるでしょう。
メリット④:人に気を使う機会が少なく、ほぼストレスをあまり感じず働くことができる
一人前になると仕事を全部任せられます。トラックは一人で乗車し、配達も一人でやります。上司や同僚と一緒に働く時間が大幅に減ります。仕事の意見が食い違ったり、考え方が違う事によって同僚と気まずい思いをしなくて済みます。
トラックドライバーでは常に二人一組の仕事があったりします。業種によっては、運転席と助手席に座りっぱなしになることがあるでしょう。コミュニケーションが苦手な人にとってはストレスを毎日毎日蓄積する事になりかねません。
ところが、ルート配送ドライバーは違います。圧倒的に一人の時間が多いです。心の自由度が全然違います。ストレスフリーの職場で生き生き働きましょう。
とはいえ、まったく人とかかわることがないわけではありません。職場の事務所、倉庫、配送先のコンビニ定員さんとはしっかりと挨拶をし、コミュニケーションをとっておきましょう。人の繋がりは侮れないもので、どこに有益な情報が転がっているかわかりませんからね。親しくなると自然と助けてくれるものです。仕事の効率アップに繋がるかもしれません。
デメリット①:単純作業なので仕事意欲の減少につながる危険がある。
作業は至って単純、そして繰り返しなので、簡単に言うと仕事に飽きてしまう可能性があります。毎回同じルート、同じ店舗、同じ仕事内容だと仕事にハリが出ない事も確かですね。そんな時は少し工夫が必要です。
ルート配送業だと曜日によって道路の混み具合が違うはずです。平日は混んでいる道路でも、土日になると空いている。交通事故が発生しやすいので迂回路はどうしよう。という具合に、混んでいない別ルートを確保しておくなどいつもの仕事にひねりを加えましょう。
そして、毎日の同じルートに飽きそうになったら、確認がてら別ルートで配送するのも仕事に飽きを感じさせない手段の1つとして利用しましょう。会社が定めた規則の範囲内で自分ルールを作ってしまうのが、マンネリ化解消の得策かもしれませんね。
デメリット②:ルート配送の時間指定は確実に守らなければならない
ルート配送業は、走るコース、運ぶ荷物、配達店舗など変化の無い事が多々あります。その中でも重要なのが「時間」です。
特にコンビニへの配送は時間厳守です。なぜならば、コンビニの混雑時の時間は決まっているからです。朝の出勤時間、お昼休み、帰宅時間、それぞれ食事絡みの時間帯です。お客様がなだれ込んでくる混雑時の前までに確実に配達を完了しなければなりません。コンビニ店員さんの陳列時間も考慮した配達時間なので遅れる事は許されません。
そのためには、メインルート以外にも臨時の配送ルートをいくつか準備しておく必要があります。トラブルが起きてもすぐ対処出来るよう日頃から対策を立てておくとスムーズに仕事がはかどる事間違いないでしょう。
ルート配送の給料と歩合
会社によりいくつかの給与制が有ります配送の給与は、固定給制と出来高制等が有りますがルート配送の場合は固定給制の会社が多いです。
給与は一般的に30万円前後の会社が多いようです。
宅配業と同じ様に配送先を多く受け持つと増えた分だけ給料歩合がプラスされる給与制を採用している会社も有ります。
もちろん給与が高くなればなるほど仕事量も増えますので楽な仕事とは言えないでしょう、まずはは配送業各社に問合せをして詳しい雇用条件を確認する事が大切です。体力に自身の有る方、高収入をお望みの方でも相当覚悟が必要になると認識しておきましょう。
ルート配送の求人に応募するときのポイント
企業側へ好印象を持ってもらう為にはどうしたら良いのか。
ドライバー業界は一般企業と比べると報酬の割合が多いです。求人へ応募する際、志望動機の本質が「給料がいい」「ボーナスが多い」という理由だとしても、そこはグッと堪えて出さないように違う動機を考えましょう。
好印象を与える為には、仕事内容や、どのように働きたいのか具体的に伝える方がよいでしょう。質問に対しても沈黙しないようにスムーズに質疑応答出来るよう準備をしておくと良いでしょう。
また、志望動機ははっきり明確にする必要があります。あやふやな表現にならないように自分の言葉で伝えた方が印象がいいでしょう。ホームページなどで十分に調べてからどのような社風なのか、業務でどのように社会貢献貢献したいのか、具体的にアピールした方が良いでしょう。
長い目で見て、これから「勉強していきたい」という発言は避けた方が賢明でしょう。企業側は即戦力を求めています。先のことよりも今何が出来るのかをアピールする方が好印象を与えられるでしょう。
ルート配送の未経験者がアピールするべき志望動機はこれ。
ルート配送未経験者は、経験者と比べると企業へアピール出来るポイントは、どうしても少なくなってしまい不利なスタートとなってしまう場合があります。
なぜルート配送で働きたいのかという明確な理由、なぜこの会社を選んだのかを具体的に伝える事が大事になってきます。その会社の企業理念や、社風、今力を入れて行なっている業務などインターネットやホームページなどで調べておくのも大事です。
その上で、自分がどこに惹かれて応募し、どこまで知っているのか詳しく説明できた方が良い印象を与えることができるでしょう。
自分には何が出来るのかを考え、何を伝えればいいのかを考えます。そして、今すぐにでも働けること、なるべく早く即戦力になれるよう努力することを伝え、活動意欲が誰よりも溢れているのかを十分に伝えましょう。
それから自分は会社にどのように貢献し、どのように仕事をしていきたいのか、長くに渡り会社に従事する事を伝えるとこも大変良いアピールになるかと思います。自分の考えだけではなく、経験者から意見を聞かせてもらうことも勉強になるかと思います。
転職希望者がアピールするべき志望動機
これまでに培ってきた経験、取得した資格(中型免許、大型免許、特殊免許など)、どのようなスキルかあるのか、役に立てるのかをアピールしましょう。
そして、その会社の業務内容が自分に合っていて、今までの業務経験やスキルを活かせる事を伝えましょう。もちろん即戦力になり、未経験者の手本となり引っ張っていける事、会社にとって有益な社員になりうる事をアピールしましょう。
また、配送ドライバーの仕事上、接客も多少なりとも行えなければなりません。荷物を届ける際、一言二言ですがコミュニケーションを取る必要があります。これまでに経験してきた営業内容などをアピールしましょう。配送先のお客様と円滑にコミュニケーションを取ることができる、そのようなノウハウを持って取り組むことができることを伝えましょう。
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