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トレーラー運転手に未経験でなるには?未経験での転職方法がまるわかり

未経験でトレーラー運転手になれるのはなぜか

トレーラー運転手は、他のトラックに乗っている人達からも憧れの対象となる、いわば花型の職業です。一般的には経験者が優遇されるケースが多いですが、未経験でもトレーラー運転手になることは可能です。

なぜかというと、その背景にはトラック業界が抱える慢性的な人手不足があります。これには以下3つの理由が挙げられます。

  • ドライバー数の減少

少子化によって若手人口の減少が続いていることに加え、ドライバーの高齢化で引退する人が増えています。

  • 海外への輸送貨物量の増加

国内の貨物輸送量はトンベースで見ると減少傾向にあるのですが、トレーラーが主に運んでいる海上コンテナをはじめとする国際貨物輸送量は長期的に増加傾向が続いています。

  • 複数の免許が必要なハードルの高さ

トレーラーを運転するには大型免許に加えてけん引免許も必要になります。これらの免許を両方持っている人は物流業界の中でも少ないので、積極的に若手を育てて取得者を増やそうとする試みが行われています。

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未経験でトラックドライバーになるには免許が必要

トラックドライバーになるには未経験者でも普通自動車免許を持っていれば2トントラックは運転できるので、小型のトラック運転手になれます。そして普通自動車免許を取得して2年以上経過していれば中型免許を取得できるので、4トントラックも運転できます。

そして普通自動車免許を取得して3年以上経過すれば、大型自動車免許を取得できます。これで大型トラックやタンクローリー、ダンプカーなどを運転できます。トレーラー運転手になるには後述するけん引免許も必要です。

未経験でトレーラー運転手になるにはまず免許を取得すること

トレーラー運転手に必要な免許の種類

トレーラー運転手になるには、大型1種免許とけん引免許が必要です。

大型1種免許とは大型自動車免許の区分の1つで、車両総重量11,000kg以上、最大積載量6,500kg以上の車を運転できます。一般に『大型免許』として呼ばれているものです。なお、乗客として30名以上を乗せて運転するには大型2種免許が必要になります。

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トレーラー運転手に必要な免許の取得方法

大型1種免許

大型1種免許は、21歳以上であれば普通自動車免許を取得して3年以上経過している人が取得資格の対象となります。取得までの期間普通自動車免許を所持していれば最短で2週間程度で取得できます。中型自動車免許を持っていればさらに短縮できますし、費用も安く済みます。

けん引免許

牽引免許の取得条件は普通自動車免許や大型自動車免許など、いずれかの四輪免許を持っていることです。けん引免許があれば750kgを超える車両をけん引できるようになるのでトレーラー運転手になるには必須の資格です。教習は自動車教習所の場内コースのみで行われ、路上教習はありません。

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未経験でトレーラー運転手になりたいけどけん引免許を持っていない場合

トレーラー運転手の経験がなくても、まずは運送会社に入って大型トラックの運転手として経験を積むことができます。その後、社内募集に応募したり、転職をしたりしてトレーラー運転手になるというステップを踏む人も多いです。

物流会社の中には福利厚生の一貫として、資格取得制度を設けているところもあります。中型以降の免許取得にかかる費用を全額負担してくれたり、勤務時間中に教習に通わせてもらえるなどメリットが大きいです。

トレーラー運転手になるには大型免許やけん引免許が欠かせませんが、このような会社に就職できれば無理なく取得できますし、金銭的な負担も少なくて済みます。

トレーラー運転手に転職するのに有利な免許/資格

トレーラー運転手になるには、あらかじめ持っておくと就職や転職で有利になる資格があります。転職や就職時の参考にしてください。

フォークリフト運転技能講習修了証の取得

フォークリフトの運転には免許というものはなく、所定の時間行われる講習と修了試験を受ければフォークリフト運転技能講習修了証が交付され、最大荷重1トン以上のリフトを運転する資格を得ます。なお最大荷重1トン未満のリフトの操作なら講習のみで運転できますが、トレーラー運転手ならば1トン以上の資格が望ましいです。フォークリフトの運転時に修了証を携帯することが義務付けられています。

フォークリフト運転技能講習にかかる日数と費用は保有している免許によっても異なりますが、1週間以内、4万円程度で取れますので早めに取っておくと有利になるでしょう。

玉掛作業者

玉掛作業者の技能講習はクレーンなど荷重1トン以上の揚荷装置を使って荷積みや荷降ろしを行うときに必要な国家資格です。鋼材や建設資材などを扱う会社で特に重宝されます。

危険物取扱者資格

危険物取扱者資格はガソリンを運搬するタンクローリーを1人で運転するときに必要な国家資格です。求められるのは乙類4種です。合格すると危険物取扱者免状が交付されます。

高圧ガス移動監視者資格

液体窒素など高圧ガスローリーを運転するには高圧ガス移動監視者の資格が必要です。

トレーラー運転手に転職するのに有利な人

トラック運転手の経験者

トレーラー運転手になるために、大型トラックの乗務経験を活かして転職する人もいますが、最初は2トントラックや4トントラックからスタートし、やがて大型自動車免許を取得して10トントラックに乗り、晴れてトレーラー運転手の職を手にするという経歴が多いです。

トレーラー運転手になるには、小型トラックや中型トラックの経験者も良いですが、大きな車両を扱い慣れた大型トラックの経験者が最も有利でしょう。前述のけん引免許も取得していれば、転職してすぐトレーラーに乗ることも可能です。

運転スキルの高いドライバー

トレーラーの運転は難しいので、高い技術が必要です。未経験の人が転職してトレーラー運転手になるにはハードルが高い一面もありますが、どの車両を運転するときでも事故がないように心がけましょう。

悪質な違反が続いたり、過失による事故が複数ある場合はトレーラー運転手への転職が厳しくなることもあります。日頃から安全運転を意識して無事故・無違反を続けられるように経験を重ねていくことが大切です。

トレーラーの運転は難しいことを覚えておこう

大型トラック運転手でも苦労するほどトレーラーの運転は難しいです。なぜならけん引物があることで独特の動きをするからです。この理屈をきちんと理解できていなければトレーラーを思い通りに運転することはできません。

トレーラーの長さは10m以上あり、フルトレーラーなど長いものでは20m近いものも存在します。よってトレーラーで右左折をする時には大型トラックを運転するとき以上に内輪差や巻き込みなどに注意する必要があります。

トレーラーの未経験者が一番つまずきやすい操作と言われているのがバックです。その理由は、連結部分のところで折れ曲がりやすいので、慣れていなければ車体がドライバーの意思と違う方向へ流れていくからです。

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トレーラー運転手の仕事の特徴

トレーラー運転手の仕事内容は基本的に大型トラックと同じですが、特徴としては、『長くて大きな貨物をけん引するので、より高度な運転技術が必要になること』、『荷台の部分を切り離してトラクターのみで走行することがある』の2点が挙げられます。

トレーラー運転手のメリットとしては、荷積みや荷降ろしをする機会がほとんど無いことです。特に海上コンテナを運ぶ場合は、専門の工員が荷積みや荷降ろしを担当するので、目的地まで無事に貨物を運ぶことに専念できます。

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トレーラー運転手の転職・就職活動のステップ

トレーラー運転手の求人探し

まずはトレーラー運転手の求人情報を得ることから始まります。大手求人サイトの中にもドライバーの求人はよく見つかりますし、最近ではトラックやバスなどドライバー専門の求人サイトもあるので目を通しておきましょう。他にも運送会社などの企業サイトで募集をかけていることも多いです。ホームページやSNSなどを見て採用情報をチェックしておくと選択肢が広がります。

トレーラードライバー求人への応募から入社までの流れ

そして自分の条件に合った求人が見つかれば、募集要項を見て必要な免許と資格の確認を行います。トレーラードライバーとして就職・転職するときの基本的な応募の流れとしては、下記の流れになります。

トレーラードライバー募集の応募から入社までの流れ

  • 書類選考
  • 面接
  • 実技試験
  • 健康診断
  • 採用/不採用の確定(内定)
  • 入社

トレーラードライバーの面接対策

トレーラードライバーの面接対策としては、これまでに乗務したことのトラックの機種や、運んだ貨物量を把握しておくと自分の経験値をアピールすることができます。

これらのデータを集めるにはデジタルタコグラフの記録などを参考にすると良いでしょう。

未経験でトレーラー運転手を採用している会社の見分け方

トレーラーでの運行業務が中心の会社

大型トラックとトレーラーの運行をともに手がけている会社であれば、募集要項に『未経験歓迎』の文字がかかれていても、トレーラー運転手として実際に採用されるのは経験者のみということもありえます。

未経験だけど転職してトレーラー運転手になるには、トレーラー運行を中心に行っている会社を狙ってみるのもおすすめです。もしくはトレーラー運転手を育てるための具体的な支援内容が明記されていて、実際に採用実績がある会社などが良いでしょう。

ドライバーへの研修や教育が手厚い会社

未経験者にも実車研修や資格取得支援などの手厚いフォローが整っている会社ならば、労働環境や福利厚生など他の条件にも恵まれている可能性が高いのでおすすめです。ただし人気化して高倍率になることが多いことも頭に入れておきましょう。

よって未経験でトレーラー運転手になるには、一度他の会社でトラックに乗る経験を積んでから、待遇に恵まれた会社に転職するというルートも一つの選択肢といえるでしょう。

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