- トラックドライバーの仕事内容
- トラックドライバーに向いている適性と性格
- 運送会社は志望動機書でドライバーのどんな部分を見ているか
- 運送会社や仕事内容によってドライバーに求めているものは異なる
- トラックドライバーの志望動機の書き方
- 未経験者が転職でトラックドライバーの志望動機書を書く時のコツとポイント
- 経験者が転職でトラックドライバーの志望動機書を書く時のコツとポイント
- 未経験・経験者に関わらずドライバーの志望動機書でアピールすべきこと
- トラック運転手の志望動機書の例文(経験者転職)
- トラック運転手の志望動機書の例文(未経験・異業種から転職)
- 職種別のトラックドライバーの志望動機の例文
- トラック運転手の志望動機書で書くとポジティブな印象がするもの
- トラックドライバーの無難な志望動機
- トラックドライバーに転職した人たちの本音の志望動機
- トラックドライバーの志望動機書で書いてはいけないこと
- トラックドライバーのNGな志望動機サンプル
- 面接の前には志望動機書の内容を覚えておくこと
トラックドライバーの仕事内容
地場・短距離のトラックドライバー
トラックドライバー業の中でも、地場・短距離のトラックドライバーは主に2tの小型トラックや中型トラックを使用した配送を行っており、配送距離も100~200㎞の狭い範囲を走行する仕事が主になります。
仕事内容としては、決まった配送先へ決められたルートで配送を行う定期便等が挙げられます。他にも荷主会社の専属ドライバーとして配送を行う専属便や不特定多数の荷主から配送業務を依頼されるフリー便等もあります。また、配送以外の仕事として品物の荷積みや荷降ろしを行う事もあります。
地場・短距離トラックドライバーの代表的な仕事は宅配ドライバー、スーパーやコンビニなどをまわるルート配送の仕事が多く、企業間に小荷物を配達する小口輸送の仕事もあります。
地場・短距離のトラックドライバーは比較的決まった時間に出勤して、決められたルートを配送する仕事内容が多いため、時間がきっちりしていて休みもしっかりあるといった特徴があります。
大型トラックの長距離ドライバー
長距離を走る大型トラックドライバーの仕事内容は、取引先の倉庫や会社で積んだ荷物を県外の顧客に配送する仕事になります。
大型トラックの長距離ドライバーの仕事内容として10tの大型トラックによる荷主への配送作業になりますが、その走行距離は一日300キロ〜500キロに及び、時には1000キロを超える事もあります。
大型トラックドライバーの仕事内容は地場・短距離の仕事ももちろんありますが、大型トラックの仕事といえば長距離というのが一般的です。
また、長距離だと配送にかかる時間も2日~1週間と言われており、トラックドライバーは車内やパーキングエリアでの休憩や仮眠を取りながらの運行になります。
他にも配送する品物の荷積みと荷降ろしを行う事もありますが、人力で行う場合とフォークリフトによって行う場合があります。
時間や休日が不規則な反面、小型・中型のトラックドライバーに比べ高収入な傾向にあるのが大型トラックドライバーの特色になります。



トラックドライバーに向いている適性と性格
運転が好きな人
トラックドライバーの業務の大半は運転になります。トラックドライバーの仕事はそのほとんどをトラックの運転に費やします。
ですからトラックドライバーにとって一番大事な適性は運転が好きであるという事ではないでしょうか。仕事は好きでなければ続きません。
加えてトラックドライバーは拘束時間が10時間を越える事も多い上に、長距離ドライバーなら猶更長い時間トラックの運転で時間を過ごす事になります。そしてトラックの運転は通常の車の操縦よりも高い技術を求められる事から、車の運転が好きである人は向いていると言えます。
少なくとも、運転が好きで苦にならないという人の方が、そうでない人よりトラックドライバーに向いているといえます。

集中力がある人
トラックドライバーの仕事は一度事故を起こせば大惨事になりかねない責任のある仕事のため、業務の中で集中力を問われる場面が多くあります。
まず長時間の運転があり、その上法廷速度を守りながらも事故を起こさず、指定された時刻には荷主へ配送を行い、さらには配送後には事故の危険を伴うような荷降ろしを行う事になります。そして乗務するトラックが大きくなるほど繊細な運転が要求されます。
このように最後まで集中力を保ち続ける必要性から、集中力のある人はトラックドライバーに向いていると言えます。
どんな時でも冷静に集中力を持って運転する事ができる人が、トラックドライバーという職業の適性がある人といえるでしょう。
体力がある人
基本的にトラックドライバーの仕事は肉体労働になります。長時間の拘束時間と運転を強いられて疲労もある中、配送先へ到着した後は荷積み・荷降ろしを行う事も多く、総じて肉体を酷使する業務が多い事から、体力がある人はトラックドライバーには向いていると言えます。
近年ではリフトを使ったパレットでの荷役作業が物流の中心になり、トラックドライバーの体力的負担はかなり軽減されていますが、仕事内容によっては手積みや手降ろしの作業もあります。
さらにトラックドライバーの仕事は拘束時間も長くなりがちですので、体力がある人のほうが体力がない人よりは、トラックドライバーの仕事に向いているといえます。
安全運転に慎重で時間をしっかり守る責任感がある人
トラックドライバーには事故を起こす事なく安全に運転を行いつつ、荷主の指定する時間までには到着する必要があります。納期や着時間を守る事はプロのトラックドライバーにとって基本であり大切な部分になります。
トラックドライバーが寝坊や事故を起こして納期に間に合わなかったり、着時間が守れなくなってはプロとして失格です。
ドライバー業は一人で仕事を行う場面が多く、マイペースに仕事をしやすい環境の中でも確実な仕事を行える責任感の強い人物はドライバー業に向いていると言えます。
安全意識が高く時間にキッチリしている人、責任感のある人がトラックドライバーに向いている人なのです。

運送会社は志望動機書でドライバーのどんな部分を見ているか
辞めないで働いてくれそうかどうか
トラックドライバーの仕事は朝が早く時間も不規則な事が多いです。そういった理由もあり、トラックドライバーは離職率の高い職種になっています。よって運送会社側も辞めずに働いてくれそうな適性のある人材を求めます。
そこで運送会社の人事担当者は採用した従業員がすぐ辞めてしまわないかどうかを面接と共に志望動機書で判断します。
この人はうちの会社で頑張って続けていってくれるだろうか?といったところを志望動機書などから判断するわけです。
トラックドライバーの志望動機の中において、体力がある、運転が好きである、長時間の運転でも集中を切らさない、一人でいるのが好きである、等の運転手として適性を判断する上で必要な要素はチェックしていると考えられます。
真面目にミスなく仕事をしてくれそうか
トラックドライバーの仕事内容は一人で行う業務が多く、その性質から気を抜ける場面もあります。しかしそれにより交通事故を起こす、配送先や配送品の間違えを起こす等、内容によっては取り返しのつかないミスも起こりえます。
仕事にミスはつきものですが、採用するならミスを起こしそうにない人をトラックドライバーとして採用したいのが採用側の本音です。
その一つの判断基準が、真面目で誠実そうかそうでないかの違いになります。志望動機の中で、一人でも真面目に仕事を行えるかどうか、という点も、運送会社は重視していると考えられます。
採用側は面接と志望動機書に書かれている内容から真面目さや性格を予想しますので、志望動機書を作る際は意識して書くようにしましょう
会社の人間や荷主とうまくやっていけそうか
運送会社は荷主からの案件を依頼されて配送を行う事から、立場がどうしても弱くなる事が多いのが現状です。加えて職場が上下関係が厳しい所である場合もあります。
会社の仲間や取引先の人間とトラブルを起こしてしまいそうな人を運送会社はトラックドライバーとして採用したくありません。そういった人を採用してしまうと社内の雰囲気が悪くなってしまいますし、トラックドライバーは所属する運送会社や取引先の看板(イメージ)を背負っている存在でもあるからです。
よってトラックドライバーには上側の人物との関係を、悪化させないような対応ができる人物が望まれます。
志望動機の中でも顧客対応や会話が出来そうな人物かどうかというのは採用基準であると考えられます。志望動機書ではあなたの人間性を見られるという事を意識しておきましょう。
運送会社や仕事内容によってドライバーに求めているものは異なる
トラックドライバーという業種は運ぶ荷物や所属する運送会社、長距離や地場、宅配など職種によって求められる能力が違ってきます。
例えば長距離のトラックドライバーでは地理の詳しさや大きな車体を扱う繊細な技術が求められる反面、1人の時間が多く営業(トーク)能力はあまり求められません。
また、高い運転技術やフォークリフトの操縦ができる、そして長時間の運転でも切れる事のない集中力や体力等が求められてきます。
一方、地場や短距離の仕事でや宅配では乗車する車両が小型トラックが多いため、乗用車感覚で運転でき、決まったコースを走行するために地理に詳しくなくてもなんとかなりますが、お客さんとのやりとりが多く発生するため営業(トーク)能力が求められたりします。
他にも、荷物の手積み・手降ろしができる腕力であったり、効率の良い配送を行うための周辺地域の土地勘、定期便なら同じ事の繰り返しでも飽きない点等も重要になります。
運送会社によって考え方や基準も異なるため、トラックドライバーに求める能力や資質も多種多様になります。
単純に体力や運転センスを求める会社もあれば、礼節やマナーがなっていて顧客対応がしっかりできる能力を求める会社もあります。
自分の得意不得意をしっかり把握して求められる能力にあった職種を選択する事が、転職の成功に繋がるのではないでしょうか。

トラックドライバーの志望動機の書き方
まずは運送会社がどんなドライバーを求めているか調べる
運送会社側の求めるトラックドライバーに必要とされる資質や人物については、各社それぞれの考えがあります。
そして、トラックドライバーへの転職が成功するかしかないかはご自分の資質(能力)と運送会社に求めらている能力がマッチしているかが重要になってきます。
よって志望動機書を作成する時はまず最初に、応募する企業の求人内容やHPを見て下調べを行い、企業側から求められている能力がどのようなものかを考え、その内容に沿って志望動機書の文章を作成していくと良いかもしれません。
ご自分の資質(能力)と会社が求めている能力がマッチしていれば自ずと志望動機書も採用側の興味を引く良いものが書けるものです。入社したい運送会社がどんな人材を求めているかを入念に調べるようにしましょう。
保有免許や資格について全て書く
トラックドライバーに転職する場合、運転免許やフォークリフトなど物流系の資格を持っていれば当然有利なので、必ず志望動機書に書くべきです。
ですが、物流系以外の資格でも保有しているならば、それらの資格も志望動機書に書くようにしましょう。例えば保険の資格や宅建の資格など一見物流に関係なさそうな資格でもその運送会社が別事業で不動産業や保険業務を行っている場合もあります。
志望動機書において他の応募者との差別化を図り自身をアピールするためにも、保有している資格を少しでも多く挙げられる事も重要です。
会社は志望動機書を見てドライバーに興味を持ちますが、それ以外にも会社の事業に関連する資格があれば、会社が業務適性・やる気・能力をみる上で重要な判断基準となるでしょう。
主な資格としてはまずトラックドライバーである以上、普通自動車得免許は必須になります。そこから加えて中型自動車・大型自動車免許を持っていると、選べる職種や仕事の幅を大きく出来ます。
他にも所有しているとポイントの高い資格としては、フォークリフトの資格も挙げられます。パレットを用いた荷積み・荷降ろしの作業の際には、フォークリフトの操縦技術が必須になりますので重宝されます。

トラックドライバー業界を選んだ理由を書く
トラックドライバー業界は過酷であるというマイナスイメージがある以上、その上でこの業界を選んだ理由を考えて、志望動機書にこの仕事をしていく意思表示をする事が重要になってきます。
よって志望動機書には必ず、なぜトラックドライバーの世界に入りたいかを明瞭に記載しましょう。
トラックドライバーはなんとなくその稼業に従く、といった職業ではありません。トラックドライバーになりたいという明瞭な志を持ってその稼業に従く職業です。トラックドライバーになりたい、ということは何か明瞭な理由があるはずなのです。
運転するのが好きとか、トラックが好きといった理由でも構いません。志望動機書になぜトラックドライバー業界に飛び込むのかの理由をしっかり書く事で採用する側の心を掴む事ができます。
トラックドライバー業界を選んだ理由として多いのは、単純に車の運転が好きである、又は体を動かす仕事を求めたといった例が挙げられます。
他にも「人手不足である物流業界に貢献したいという気持ちがある」といった例もあり、多種多様な理由があります。様々な例を参考にしながら、自分の中で一番強い理由を文章に起こせるようにしておくと良いと言えます。
志望動機書提出先の企業や職種を選んだ理由を書く
一概にトラックドライバーの業種といっても企業や職種によってさまざまです。同じトラックドライバーの職種でも運送会社によってその業務内容は全く違います。よって会社側はなぜうちの会社に面接を希望しているのかを気にしています。
志望動機書の作成においては、その企業を選んだ理由を考える前に、志望企業がどんな企業であるかという事をHPから下調べを行うべきと言えます。
志望する企業の強みや特徴、或いは社風や企業理念等も調べて、どのような事を主張しているか理解する事が望ましいと言えます。その上で自分にとってその企業の何が魅力的であるか、どこが自分に合っているかを明確化していく事になります。
そして志望動機書には、志望企業に沿った好感を持たれやすい動機を作成する事がポイントになってきます。また、職種についても業務内容とメリット・デメリットを明確に理解して、トラックドライバーとしての何故選んだのかを言えるようにして対策を練る事が推奨されます。
入社してからこんな業務だったと後悔してすぐに会社を辞めてしまってはお互いにとって不幸ですし、時間の無駄になってしまいます。そういったミスマッチを無くすためにも志望動機書には、なぜその会社や職種を選んだかの理由を明瞭に記載しましょう。

対人コミュニケーション力があることをアピールする
コミュニュケーション能力はあるに越したことはありません。確かに一昔前のトラックドライバーは1人で運転している時間が長く、『荷物さえしっかり運んでいればコミュニケーション能力は重要ではない』と言われていた時代もありました。
しかし近年ではコンプライアンスやトラックドライバーのマナーも重要視されるようになったことに加え、トラックドライバーが会社や顧客の看板(イメージ)を背負って走る広告塔の役割を担うようになってきているので、運送会社もコミュニケーション能力を重要視するようになってきています。
トラックドライバーの仕事内容自体は一人で行う事が多く、人と関わる事が苦手な人が向いている仕事という印象を抱きがちですが、コミュニケーションが必要となる場面はあります。荷主への顧客対応や職場への業務報告、同僚との連携等もこなした上で始めて配送の仕事は成り立ちます。
よって志望動機書に対人コミュニケーション能力のアピールをする事は採用側から見ても好印象に捉えられるポイントになります。アルバイト等で接客業の経験がある場合なども対人コミュニケーション能力がアピールポイントになる事から、その経験についても記述しておくのがベストと言えます。
未経験者が転職でトラックドライバーの志望動機書を書く時のコツとポイント
トラックドライバーに必要な能力を持っていることをアピール
トラックドライバー業の未経験者がドライバー業への転職で志望動機書を書く場合は、ドライバーとして必要とされる能力を持っている事を強調して経験不足を補う事ができる事をアピールしておきます。
現在運送業界は大手、中小問わず人手不足でありトラックドライバーが足りない状態が続いています。ですので、未経験者でも志望動機書に自分がトラックドライバーに向いている事を積極的にアピールすれば採用される可能性は高まります。
特に、体力、コミュニケーション能力、責任感などを持ち合わせている事をしっかり志望動機書に書き込んで面接に望みましょう。ドライバーに必要な能力はまず肉体労働である以上、体力がある事は必須になります。
次に1人の業務の中でも法定速度を守りその上で荷主の指定時刻通りに配送を行う事から、責任感も重要です。
そして、荷主への丁寧な対応や同僚との連携をも取るのに必要になる、高いコミュニケーション能力も重宝される点になります。これら3点の能力は会社側も求めている能力でアピールが出来れば好感度は高いと思われます。
運送会社に転職する場合、やはりトラックドライバー経験者の方が未経験者より採用されやすいイメージがあるかもしれませんが、実際、未経験者が採用され難い業界かと言うと決してそんな事はありません。
余談ですが、大手の運送会社などで、規則の厳しい運送会社では、クセのついてない未経験者を好んで採用する運送会社もあります。真っ新な人材を一から教育していくといった具合です。

前職の経験で活かせることを書く
トラックドライバー未経験者であるなら、前職での経験を積極的にアピールし、志望動機書にもその旨をしっかり記載しましょう。過去に経験した内容を具体的に書いていると採用側には印象深い内容になると思われます。
例えばトラックドライバーの経験はなくても倉庫作業、フォークリフトの経験があればそれは大変な武器になります。
他にも、前職が肉体労働であれば、体力面に優れる事をアピールできます。接客業でしたら他の志望者よりもコミュニケーション能力が高い事が主張できます。
志望動機書に前職での経験を積極的にアピールする事で採用側に好印象を与える事ができるはずです。

経験者が転職でトラックドライバーの志望動機書を書く時のコツとポイント
トラックドライバー業経験者が転職等で志望動機書を作成する場合は、未経験者と比較して経験や実績が有利になるのでアピールすべきです。ご自分がどういう荷物を運んでいて、どんなトラックに乗れるか、どんな技術がありどのような資格を持っているかなど、ご自分の持っているスキルや経験を志望動機書に積極的に記載するようにしましょう。
今の人手不足の運送業界にとってトラックドライバー経験者はどこの運送会社も喉から手が出るほど欲しいはずです。こういった傾向は即戦力の人材が欲しい中小の運送会社ではより顕著になります。
特に大型トラックドライバーやトレーラードライバーなどは育成にたいへん時間がかかります。もしご自分がそういったトラックに乗務した経験があるならばこれ以上のアピールはありません。
経験と実績については、過去にどのような距離の配送を行っていたか、品物はどのようなものを配送してきたか、具体的に記載しましょう。そして、自分が仕事に対して行ってきた努力や改善してきた事等を伝えると効果的と言えます。
そして、前職でトラックドライバー業を経験して身につけたスキルや資格を保有していれば他の志願者にはない強みになりますので、その内容もアピールできればよりベストと言えます。
具体的には普通自動車免許以外の車種の免許にフォークリフト免許等がメジャーになりますが、他にもクレーンに物を掛ける「玉掛け」の資格やけん引免許等もあれば多方面で活躍出来るのでより重宝される人材になります。
未経験・経験者に関わらずドライバーの志望動機書でアピールすべきこと
車や運転が好きなこと
トラックドライバーの志望動機書を書く場合、トラックドライバーの経験のあるなしに関わらず、車や運転が好きな事を記載するようにしましょう。運転が好きというのはありきたりな志望動機かもしれませんが、トラックドライバーの仕事は運転してなんぼです。
仕事を長く続けていくにも自分の仕事が好きな事であるというのは、前提条件と考える運送会社は多いので第一にアピールすべき内容に挙げられます。
運送会社からしても、車や運転が好きという人に悪い印象を抱くという事は絶対にありませんから、志望動機書に車や運転が好きだという事は積極的にアピールしていきましょう。
ただ車や運転が好きなだけでなく志望動機書には「トラックドライバーのように大型の車に乗るのが憧れ」や「運転好きで運転のスキルを磨いていた」といった事や、さらにそこから踏み込んで、トラックの事に関する勉強した内容を主張するののも、1つのアピール方法と言えます。
資格や免許を持っていること、取ろうとしていること
資格や免許については保有していれば保有しているほど、他の志望者との差別化に繋げられますので、アピール出来る資格は全て伝えることが望ましいと言えます。
トラックドライバーの転職には資格や免許がある事は大変な武器になります。一方で、トラックドライバー関係の資格を持っていなければ、志望動機書に必要となるなる資格を、今後勉強して取る事をアピールをしておきます。そうする事で仕事に対する熱意も示す事が出来ますので、採用側には好意的に捉えられると思われます。
採用する側は仮に免許や資格がなくてもこれから取りにいく、取りたいと思っているといった前向きな姿勢にこの人はやる気のある人だなと好印象を抱くからです。前向きな人を嫌がる会社はありません。志望動機書にも自信を持って記載しましょう。
誠実さと責任感をもっていること
トラックドライバーは運転のプロです。プロであるトラックドライバーは荷主の荷物を確実に時間厳守でお客さんの元に届ける責任があります。
そして配送途中に仮眠を取るなどの自己管理をしながらも、渋滞等のトラブルがあろうとも指定時間には到着する必要がある事から、ドライバーには責任感のある行動が求められます。
よって、志望動機書には責任感があると捉えられるような経験等をアピール出来れば強みと言えます。会社は面接にきた人がトラックドライバーという仕事に責任感と誠実さを持って接してくれるかを重要視し、その人なりを面接や志望動機書で判断します。
よって、志望動機書にはご自分が仕事に対して真摯に向き合い、責任感と誠意を持って仕事をする事ができる旨をしっかり記載しましょう。
自分の長所とやる気
長所を志望動機書に書く場合は過去の経験を踏まえながら自己分析を行い、何が自分の強味であるか明確にする事がまず第一です。やる気についても何故トラックドライバーを選んだのか、その意気込み等についてまとめておくと良いと言えます。
運送会社の採用担当は面接にきたトラックドライバー希望者がどれだけやる気があってどんな長所があるのかをチェックします。志望動機書を書く際は自分にはこんな長所(性格的な事や技術的な事でも良い)があり、やる気があるのだという前向きな姿勢を積極的にアピールしましょう。
トラック運転手の志望動機書の例文(経験者転職)
トラック運転手の志望動機書の例文サンプル①
前職は長距離ドライバーの仕事に従事していました。勤務期間は5年で主に1運行2~3日かかる配送を担当していました。
長距離の配送のためスケジュール管理と自己管理を徹底し、指定時間通りの配送を行い、ここまでクレームを起こす事なく勤めていく事ができました。
また会社の指示で業務の合間でフォークリフトの免許も取得し、配送先での荷積みと荷降ろしの業務も経験しています。これからも仕事の幅を広げるために他の資格を取る事も視野に入れております。
トラック運転手の志望動機書の例文サンプル②
定期便の配送業務に6年従事していて、中型トラックの操縦を行っていました。昔から運転が好きで選んだ業種で、トラックの運転業務についても楽しみながら仕事をしていました。
そのおかげで仕事での苦労も多々ありましたが、苦痛に感じる事はなくハードな仕事でも乗り越える事ができました。
そしてこの仕事では配送毎に手積みと手降ろしを日常的に行っていたので、足腰の丈夫さと腕力には誰にも負けない自信があります。
トラック運転手の志望動機書の例文サンプル③
以前の仕事は大型トラックによる配送業に7年勤めていました。私はこの7年間プライベートでも仕事でも運転において無事故、無違反の状態を維持しています。
安全な運転を心がけるため配送ルートの状態は常にチェックし、運転も安全確認を徹底し速度超過もしないよう細心の注意を払うよう運行しております。
また集中力の維持のため体調管理にも気を使っています。今後も安全を心がけ確実に仕事をこなせるようにしていきたいと思っています。
トラック運転手の志望動機書の例文サンプル④
私は精密機械のセールスドライバーに4年従事していた経験があります。当時は商品の配送から検品に顧客対応やクレーム対応も行っておりました。
私は運転が好きでこの業界を選びましたが、更なるスキルアップを目指して、かつてより憧れであった今回の長距離ドライバーの募集に応募しました。
前職の経験を活かしお客様との密なコミュニケーションを心がけながら、向上心を絶やさぬように勤めていきたいと考えています。
トラック運転手の志望動機書の例文サンプル⑤
私は3年間小型トラックの地場配送の業務に勤めていました。しかしより仕事の幅を広げ収入を上げたいと思い仕事の合間を使い「中型自動車第一種運転免許」と「大型自動車第一種運転免許」の取得を行いました。
現在はそこから「危険物取扱者」や「フォークリフト免許」の取得に向けて勉強中です。
貴社に入社するまでにはこれらの資格も取得し、入社後は幅広く仕事をこなして、多くの人に貢献出来るように勤めて行きたいと考えています。
トラック運転手の志望動機書の例文サンプル⑥
私は現在トラックドライバーとして働いておりますが、よりいろいろな人と関わりたい為、ルート配送を行っている御社を志望いたしました。
免許、資格は普通免許、準中型免許、フォークリフトの免許を所持しています。以前の仕事もお客さんとのやりとりが多くあり、その経験を御社でも生かす事ができると考えております。
コミュニケーション能力には自信がありますので円滑な人間関係を築いていけると自信があり、御社の顔として貢献できると考えております。
トラック運転手の志望動機書の例文サンプル⑦
私は運転が大好きで前職では短距離の食品配送のドライバーをしておりました。ただ前職の食品配送の仕事はルートが固定されている事から同じ事の繰り返しで毎日が短調になりがちで、自身の成長を実感できなくなってきた事から転職を考えるようになり、御社を志望いたしました。
御社は取引先や仕事内容が多様で、見聞を広げる事ができ、それが自身の成長につながると思いました、自分の運転スキルが御社に貢献できるものと自信を持っていう事ができます。
トラック運転手の志望動機書の例文サンプル⑧
私は以前は長距離バスの運転をしておりましたが、運転マナーのよくない一般ドライバーや乗客に対しての接客対応に悩まされていました。しかし御社のトラックの運転手の仕事であればそういった悩みも解消されるのではないかと思います。
私は長年大型バスを運転してきた事から運転には自信があり、前職の経験から取り引き先とのやりとりも適切に行う事ができます。御社に必要とされる人材として頑張っていきますのでよろしくお願いします。
トラック運転手の志望動機書の例文サンプル⑨
前職では主に通販などを扱う商品の宅配業務を行っておりました。地域の土地勘に詳しく荷物の扱いにも慣れている事から、御社の業務でも前職で培った能力を十分に活かせると考えております。
また、フォークリフトの資格も持っていますので、多様な荷役作業に対応する事ができます。
メーカーの商品に対する業務知識も豊富で、顧客対応、セールスまで対応できるスキルもあります。こういった経験が御社の業務に寄与できると確信しております。
トラック運転手の志望動機書の例文サンプル⑩
私は安全運転には自信があり、10年間無事故、無違反を続けております。これは常に時間に余裕を持って行動し、安全について妥協しない自身の性格、行動の賜物だと思っています。
御社に入社しても安全運転を徹底して、他の運転者や荷物への配慮を怠らず、御社の一員としての責務を果たす事を心掛けます。無事故無違反を継続してドライバーとして御社に貢献、活躍していきたいと考えております。
トラック運転手の志望動機書の例文(未経験・異業種から転職)
トラック運転手の志望動機書の例文①
前職は土木建築の現場に5年勤めていました。現場作業では10tダンプの運転も行っていました。運転を行っている内にダンプの操縦に面白さを覚え、ドライバーを志すようになり貴社に応募しました。
前職の経験から体力には自信があり、肉体面で負荷のかかる仕事内容でも対応できます。又、危険な現場にいた事もあり作業時、運転時の安全確認を徹底しており、トラックの運転にも慣れている自信がありる事から貴社に貢献できればと考えています。
トラック運転手の志望動機書の例文②
現在は飲食店で接客業に勤めています。志望動機としては、新しい仕事をしてみたいという気持ちで転職を考え、ドライバーの仕事が私のライフスタイルに合っていたので応募しました。
今の仕事も夜に仕事をしている事もあり、夜勤の業務も抵抗なく対応できます。運転についてもゴールド免許を維持できるように安全運転を心がけています。
そして、今の仕事で学んだ接客経験を活かして、お客様を第一に考えたコミュニケーションを取っていきたいと思います。
トラック運転手の志望動機書の例文③
今は農協で事務仕事に勤めています。ドライバー業は未経験ですが、仕事で農作物の配送にも関与していた事で、ドライバーはお客様に喜ばれる品物を送り届けるやりがいのある仕事だと感じ、新しい仕事に挑戦しようと考え応募しました。
仕事をして行く上では、お客様との積極的なコミュニケーションや同僚とのチームワーク、報連相を大事にして円滑に仕事をこなしていきたいと思っています。また今後はドライバー関係の資格取得に励みたいと思っています。
トラック運転手の志望動機書の例文④
今現在は清酒関係の会社の物流倉庫管理の仕事をしています。ドライバー業とは仕事柄関係している事が多く、関わっている内に興味が沸いたので応募しました。
現場ではフォークリフトを用いた荷積み、荷降ろしろしから、荷物の検品なども行い、実際にドライバー業の方を相手に応対した事もあります。
荷物の受取側としての観点を踏まえながらも、今後はドライバーとしてこれまでの経験を活かしていきたいと考えています。
トラック運転手の志望動機書の例文⑤
今現在、精肉工場に勤務しています。仕事の都合上様々な土地や場所を訪れるドライバー業に憧れて応募しました。現場では肉のカット等の立ち仕事をしています。
作業的には日々同じ事の繰り替えしの中で、常に作業効率を挙げつつミスがないように現場で動けるか考え、時にはチームワークも活用してより良く仕事をこなせるように勤めてきました。
今後とも仕事の改善点を考えながら、ミスのない確実な仕事を行えるように勤めていきす。
トラック運転手の志望動機書の例文⑥
私は長年、販売業をやっておりましたが、給料が20万前後と少なく、より稼ぎたいと思い転職を検討しました。
トラック運転手の経験はありませんが、仕事へ責任感は人一倍強く、与えられた業務は最後までやり遂げるタフな精神力を信条にしております。
また販売で鍛えた接客スキル、コミュニケーション能力が社内でのやり取りや、御社の業務拡大に貢献できるものと考えております。
トラック運転手の志望動機書の例文⑦
前職では工場勤務をしており、これが私のやりたい仕事なのかを毎日自問自答しながら、日々を過ごしてまいりました。そういった折り、御社の求人広告を見て外の空気に触れながら働けるトラックドライバーの仕事に魅力を感じ一念発起して応募した次第になります。
工場勤務で培った忍耐力と他者と円滑にコミュニケーションをとる事ができる自分の長所が御社の業務内容にマッチしているように感じており、業務においても前向きに取り組んでいけるものと確信しております。
トラック運転手の志望動機書の例文⑧
親戚がトラックドライバーの仕事をしていて次第に運送業に興味を持つようになったのが応募のきっかけです。
親戚からトラックドライバーの仕事は、運転するだけでなく人とのつながり、出会いや感謝があり、仕事の内容も奥が深く、やりがいがある仕事であるという事を聞くにつけ、魅力を感じるようになりました。
私自身接客の経験がありますし、運転にも自信がありますので御社のお役に立てると思います。何卒よろしくお願いします。
トラック運転手の志望動機書の例文⑨
私は車やドライブが趣味で大好きでしたので、貴社の長距離ドライバーの仕事に興味を持ち、応募しました。大型トラックの運転は未経験ですが、前職では宅配のドライバーの仕事をやっていましたのでトラックドライバーの仕事の経験はあります。
前職の仕事は手積み、手降ろしの仕事が多く、配達で住宅地を走り回っていた為に体力と根性には自信があります。また長距離の運転手になるために、大型トラックの免許も取得済みです。
職種別のトラックドライバーの志望動機の例文
ルート配送ドライバーの志望動機書の例文①
中古自動車販売店で3年間営業を担当していました。元々車や運転が好きで今の仕事に就きましたが、改めて運転をメインの仕事をしたくてドライバーを志望しました。またその中でもルート配送を希望したのは今現在の営業経験を活かせるという点もあります。
私は客様のコミュニケーションを取る事が好きで、現場にてお客様と接して感謝の言葉を言ってもらえるように仕事をするのがやりがいでした。今後は丁寧な接客を心がけながら、運転のスキルの向上を絶やさぬようにし、心身ともに健康を維持してドライバー業に勤められたらと考えています。
ルート配送ドライバーの志望動機書の例文②
私は長年食品会社で営業業務をおこなっておりました。仕事上、車でいろいろな取り引き先をまわっていた関係上,周辺の道にも詳しく運転にも自信があります。また、長きにわたって営業で鍛えた顧客とのコミュニケーション能力は貴社のルート配送という業務にも必ず役に立つものと思っています。
ルート配送という仕事は全くの未経験ですが、やる気と体力は誰にも負けないと自負しております。昔から一度やると決めた事は必ずやり遂げるタイプですので、貴社に入社して貢献したいと思います。
長距離ドライバーの志望動機書の例文①
私は自分の体力や精神力に自信を持っていて、それらを活かしたいと思い長距離ドライバーを志望しました。
学生時代ははラグビー部に所属し、体を鍛えると同時にチームワークの重要さや、困難に耐えれる精神力を養い、これらの経験をドライバーでも活かして行きたいと思っています。趣味はドライブで連休は遠出をしていて、3連休があった時は九州から関西までの長距離運転をした事もあります。
入社後は今以上に安全安心な運転を行えるよう、操縦技術の向上や新たな資格の取得を行い、多くの仕事を任せてもらえるように勤めていきます。
長距離ドライバーの志望動機書の例文②
昔からトラックの仕事をするのが夢で、いつか大きなトラックを運転したいと思っていました。前職をやめて、しばらくコンビニのバイトなどをしていたのですが、資格をとるなら今しかないと思い、意を決して大型自動車免許とけん引免許を取得して、御社の長距離大型トラックドライバーの募集に応募させてもらいました。
私は未経験ですが、大型トラックに乗って仕事がしたいという情熱は誰にも負けません。昔から好きな事には一生懸命になれるですので、御社に貢献できると思います。
セールスドライバーの志望動機書の例文①
私は体を動かす仕事がとお客様とのコミュニケーションを取る事が両立できる事から、セールスドライバーを志望しました。前職は介護用品のルート営業につとめていました。仕事ではお客様に喜ばれるような商品の提供の提案をする事や、人に喜びを提供出来る仕事に手ごたえを感じていました。
その上で配送業務というのは、お客様にとって大事な品物をより多く届ける事のできる、社会になくてはならない仕事と考えていました。ドライバー業は未経験ですが、必要になる資格を取りながら技術を磨き安全安心な運転をできるようにしていきたいと思います。
セールスドライバーの志望動機書の例文②
私は御社にて宅配のセールスドライバーとして、荷物を各家庭へ配達する仕事がしたいと思い御社の求人に応募しました。と言いますのも普段から通販やオークションなどでセールスドライバーさんに接する機会が多くなり、私自身、社会のインフラといわれる物流業に興味を持ったからです。
そんな折り、町中で御社のセールスドライバーがお客さんとのやりとりをしているところを見かけ、その丁寧な接客対応、仕事ぶりに感銘を受けて、私も御社で働きたいと思うようになりました。普段から車に乗るのが好きで、体力にも自信がありますので、御社の業務に貢献する自信があります。
トラック運転手の志望動機書で書くとポジティブな印象がするもの
物流や配送業は社会の大事な役割だと考えていること
物流は社会の血液ともいわれており、完全なインフラとなっています。トラックドライバーはそのインフラである物流の主役といえる立場なのです。ところが、世間的には物流の仕事は重労働で危険な仕事の割には低賃金、というマイナスイメージが先行している事が多々あります。結果、業界には若手参入が乏しくその上、高齢化の煽りを受け人手不足の状態です。
しかしトラックドライバーによる貨物輸送は輸送全体の9割以上を占めており、ドライバー不足の今こそ重要な仕事であると主張した志望動機を書くことは良い印象があると思われます。よって、志望動機書には物流や配送の仕事がとても大事な役割をになっている事、ご自分がトラックドライバーとして、その一端を担っていく存在になる、といったポジティブな内容を記載すると好印象になるでしょう。
将来的に免許や資格をとってステップアップしたいこと
トラックドライバーの仕事を幅広くこなすためには幅広く様々な免許や資格が必要になる事があります。そこで採用側からも好印象を抱かれるために、志望動機にはそれらの資格の取得をする事を伝えて向上心、或いは多種多様な仕事をしようとする意思等をアピールを行うのも一手です。
例えば、志望動機書に将来的に免許や資格をとってトラックドライバーとしてステップアップを考えているといった事を記載する事で採用担当からの印象は格段によくなります。なぜなら小型トラックや中型トラックで採用された社員が大型トラックドライバーなどにステップアップしてくれる事ほど、会社として嬉しい事はないからです。
困難なことやキツイことがあっても乗り越えられる自信があること
トラックドライバーという仕事は事務仕事や工場勤務と違い、気楽で開放的といった一面もありますが、外に出て仕事をするため過酷な業務内容もあります。
長い拘束時間に、集中力を要する上に高度な技術も必要になる運転技術に、体力面や荷主からの厳しい要求に対応する等が挙げられます。悪天候や渋滞、手待ち時間の発生や手積み手降ろしなど困難な状況やキツイ事もある仕事です。
キツイ事や困難があっても投げ出さない自信がある事を志望動機書に書いて見るのも良いでしょう。志望動機には心身ともに我慢強い事や、自分なりの困難の乗り越え方を記載できると、採用側から良い印象を抱かれると思います。
トラックドライバーの無難な志望動機
知人や家族がドライバーとしていて興味を持った
マイナスイメージの偏見を持たれがちなドライバー業ではありますが、身近な知人や親族がトラックドライバーなら、偏見抜きでその魅力とやりがいを教わったりする機会は多いと思われます。
トラックドライバーをしている友人や家族の影響を受けてトラックドライバーの世界に足を踏み入れる人は意外と多いものです。身近な人がトラックドライバーをしているからといった内容を志望動機書に書く事は当たり障りがなく、採用側に悪い印象を与えるものではありません。
志望動機には身内にドライバー業の人物がいる事と、その時の見聞に対する自分なりの業界に対する意気込みを述べられると良いと思われます。志望動機書に書く内容がなかなか決まらない場合は家族や知人がトラックドライバーをしていて影響を受けたなどと書いてみても良いのではないでしょうか。
体を動かす仕事がしたい
トラックドライバーの仕事は体が資本の基本肉体労働になり、荷物の荷積みと荷降ろしは特に肉体への負荷が大きい仕事になります。
以前の運送業界に比べればパレット輸送が増えて体に負担のかかる仕事は減っていますが、いまだに職種によっては手積み手降ろしが普通にある業界です。
よって肉体労働への抵抗感がなく、むしろそういった仕事に勤めたい意思を示すため、志望動機にも体を動かす事が好きである事や、その根拠になるような体験談を述べられると良いと思われます。体を動かす仕事がしたいという理由も、無難ではありますが志望動機書に書ける内容になります。
一人の時間が多い仕事が好き
トラックドライバーの業務時間は1人で運転をする時間が多くを占めており、一度外に出てしまえば自分だけの世界です。集団行動よりも1人で行動していたい、或いは1人が苦ではない人にとっては好都合な環境と言えます。
長年サラリーマンをやってきて上司との関係や同僚との人間関係に嫌気がさしていた人からすれば、トラックドライバーの仕事は天国に感じるかもしれません。
そういった事から1人の時間が好きだからという事を志望動機書に記載しても採用側に悪い印象を与えることはないでしょう。
ただしコミュニケーションを取る場面は当然ありますので、余り強く個人主義である事を主張するのは避けるたほうが良いと思われます。
運転して新しい場所に行くのが好き
トラックドライバーは仕事柄、住んでる場所以外への配送業務も多々あります。デスクワークや工場勤務と比較すれば新しい土地に行き刺激を受ける機会もあり、ドライバー業の魅力の1つであると言えます。いろいろな場所に行き毎回新しい発見がある、これがトラックドライバーという仕事の醍醐味になります。
現実には悪天候での運行や事故のリスクなど大変な事も多いのですが、運転が好きで新しい場所に行くのが好きというのもトラックドライバーになる立派な動機になります。志望動機書に書ける内容として適切であるといえます。
志望動機では運転好きに加え、色々な場所を幅広く見たい、遠出する事が苦ではない、という事を伝えると好印象と思われます。
トラックドライバーに転職した人たちの本音の志望動機
ドライバーは給料が高い
単純に稼げるから、そんな理由でトラックドライバーをやっている人も多くいます。
トラックドライバーは低賃金なイメージを持たれがちですが、ドライバー業の平均年収は全産業の平均年収を超えており、年収で400〜500万を稼いでいたり、大型トラックドライバーやけん引車のそれ以上稼いでいるトラックドライバーもいます。
高度な運転技術や労力のかかる仕事とわかった上で、今の職場よりも高い収入を志望動機として転職した、というのが本音であるドライバーもいると思われます。
志望動機書に給料が高いから、といった本音をストレートに書く事はあまりお勧めしませんが、トラックドライバーに転職した多くの人たちの本音はそんなところがあるのかもしれません。
一人でマイペースに仕事ができる
1人でマイペースで仕事ができる、それもトラックドライバーに転職した人達の気持ちかもしれません。どちらかと言えば集団で協力して仕事をしたくない、一人でマイペースに仕事をしたい、という志望動機もトラックドライバーへの本音として挙げられます。
実際にトラックドライバーの仕事はとても自由で開放的な一面があります。荷主への顧客対応や会社への報告等を除けば、一人で運転をする業務が大半で、スケジュール管理も配送の到達時間を破らない範疇で自由にでき、マイペースに仕事をしやすい環境ではあります。
志望動機書には1人でコツコツやる仕事が好きだから、といった感じにニュアンスを変えて書いてみても良いのではないでしょうか。
ドライバー以外に自分の経験が活かせる仕事がない
トラックドライバーに転職された人の本音を聞くとトラックドライバー以外の経験がない、性格が内向的で一人で黙々と仕事ができるトラックドライバーが天職だった、といった方が多くおられます。
転職において最初の職種とは違う職種に就いて、新しい仕事を覚えるというのは大変な労力になります。長年トラックドライバー業に従事されていた人であればあるほど、転職先の職種を変えるリスクは高い事もあります。
新しい職種を選んだ結果、収入や生活スタイルが大きく変わるのを防ぐため、再びドライバー業を選ばざるを負えないという本音の志望動機がある場合もあります。
こうした本音でトラックドライバーの求人に応募する人もいると思います。そういった場合、トラックドライバーの仕事を極めていきたいからなどと少しアレンジして志望動機書に書くいてみてはどうでしょうか。
トラックドライバーの志望動機書で書いてはいけないこと
ネガティブな転職理由
ネガティブな発言を聞いて好印象を抱く人はいません。運送会社の採用担当もトラックドライバー面接希望者のネガティブな考え方を嫌います。
ネガティブなトラックドライバーへの志望動機として良くあるのは「人と関わりたくないから、一人で出来る仕事だから」という事が挙げられます。
他にも「運転スキルしか必要がなさそうで、一般的な業務より楽そう」といった内容も挙げられますが、業界への理解不足としか捉えられず、心象が悪くなるだけになりますので、志望動機としては不適切と言えます。
志望動機書には仕事に対してのポジティブな考え方、姿勢を示すようにしましょう。間違っても志望動機書に朝が苦手だとか、自信がないと言ったネガティブな事を書くのはやめましょう。
前職や元上司・同僚の悪口
志望動機書に前職のよくなかったところや元上司、同僚の悪口のような事を書くのもよくありません。
転職の理由には当然、前職やその関係者への不満があるという側面も少なからずあるものです。しかしながら、志望動機にその内容を記載した所で採用側からは「この人は今後自分らの事も悪く言う可能性がある」と警戒され、トラックドライバーへの転職を果たす以前に、社会人としての適正を問われかねないので、悪口等は書かない事が前提となります。
運送会社の採用担当が、この人がうちの会社にトラックドライバーとして入社たら同じような不満を持つのではないか?トラブルや問題を起こしてしまうのではないかと思われてしまわないようにしましょう。
ありきたりで嘘っぽい内容
志望動機書に自分を必要以上に大きく見せたり、あまりにもありきたりな志望理由を書くのも考えものです。
トラックドライバーの志望動機で、ありきたりな内容といえば「お客様とのコミュニケーションを取ることれる事はやりがいである」や「運転が好きで物流業界に貢献したい」といった事が挙げられます。
しかしその考えに至る整合性のとれた理由や経験がなければ、志望動機書の内容として薄く、採用側からは嘘だと疑われる可能性もあります。
また、前職では数千万のお金を動かしていたいったような嘘っぽい内容、逆に単純にトラックドライバーの求人の募集をみて応募しました、といった工夫の無い内容では採用担当者の興味を引く事はできないでしょう。
お金や給料にしか興味がないという印象をもたれること
志望動機書に給料に関する事ばかりを書いてしまうのも考えものです。転職する理由には現状の給与面の改善のため、といった事もありますが志望動機としては推奨されない内容と言えます。
給料の事のみを書いていると、トラックドライバーという仕事への関心や理解がないと思われる恐れがあります。
そして給料のみが目的であると実際の業務の過酷さから、長く働ける人物と判断されない可能性もあります。
露骨に給料はこれぐらいは貰いたいなどと書いてしまうと採用担当にこの人は大丈夫かな?と思われてしまいます。
給料に関する事は面接時に待遇面と織り交ぜて伺うようにして、トラックドライバーの志望動機書には仕事や会社に対する思いが伝わるような内容を書いた方が良いでしょう。
トラックドライバーのNGな志望動機サンプル
トラックドライバーのNG志望動機書サンプル①
私はトラックドライバーの仕事に魅力を感じたため今回の募集に志願しました。私は前職は居酒屋で接客業を勤めていましたが、私にとっては過酷な労働環境でした。
低賃金かつ重労働であり、周囲とのコミュニケーションを取る事にも苦痛を感じていました。
しかしトラックドライバーなら、重労働だとしても一人で仕事を行える環境であり、また収入も前職より多いことから私にとっては理想的な環境であると考えています。
トラックドライバーのNG志望動機書サンプル②
私は運転が好きであり、かつ社会貢献をしたくてトラックドライバーの業務を志望しました。現職は食品関係の会社で事務員や営業等を経験していましたが、これらの仕事では多くの能力が求められます。
しかし私は得意な事は運転位しかなく、今現在仕事は上手く行っている状態ではありません。トラックドライバーであれば求められるスキルが運転しかないと思われるので、私でも活躍でき社会に貢献できるのではないかと考えています。
トラックドライバーのNG志望動機書サンプル③
私は学生時代にアルバイトで宅配業務を経験した事があったため、トラックドライバーを志望しました。
私は当時宅配業務をして、お客様に品物を届け喜ばれるこの仕事にやりがいを感じています。
その上トラックドライバーという仕事の収入は他の産業と比較し高額である事も志望した理由に挙げられます。その中でも貴社は福利厚生が充実していてる優れた会社であり、私は貴社にふさわしい人材で過去の経験から必ず貢献できると思っています。
トラックドライバーのNG志望動機書サンプル④
私は人付き合いが苦手なので方で、人とあまり関わる機会の少ない配送の仕事に魅力を感じて御社に応募しました。営業や接客業などでは身だしなみや言葉遣いなどに気を使わなければならないですが、私は少しズボラでマイペースな性格なので運転が中心の配送業の方が自分に合っていると思います。
御社の仕事内容ならば荷物を運ぶ事に専念でき、1人でコツコツと仕事をする事でスキルアップにつながり会社にも貢献できると思います。
トラックドライバーのNG志望動機書サンプル⑤
求人の募集広告をみて御社の仕事内容に興味を持ちました。トラック運転手という仕事は全くの未経験で自信はありませんでしたが、一度チャレンジしてみようと思い今回応募しました。
勤務時間が8時〜17時できっちりしており、休みも週休二日でプライベートも充実しそうだったのも自分に合っていると思います。
まだまだ若輩者で一人前になるまでご迷惑もおかけするかもしれませんが一生懸命頑張りますのでよろしくお願いします。
トラックドライバーのNG志望動機書サンプル⑥
前職では上司との折り合いが合わず社内の人間関係もうまくいっておりませんでした。ストレスを抱えたまま我慢して仕事を続けておりましたが、貴社が求人の募集をしている事を聞き、意を決して貴社の求人に募集しました。貴社を志望した動機はアットホームな雰囲気が自分性格に合っていると思ったためです。
前職でもトラックドライバーをしており運転には自信があります。即戦力として貴社のお役に立てると確信しております。
面接の前には志望動機書の内容を覚えておくこと
いざ面接になると、メンタルの強い人でも緊張してしまうものです。会社の採用担当の前でしどろもどろになってしまっては相手にあなたの良さがしっかり伝わりません。
そこで緊張しても言いたい事が一貫して言えるように志望動機書の内容をしっかり覚えておきましょう。
面接の時には必ず志望動機書に書いた内容から質問等が来るので、内容等は暗記し答えられるように対策をとる事が望まれます。
その上で質問に対しての回答に一貫性を持たせる事も、採用に近づくには重要と言われています。一貫性を持たせるには、トラックドライバーを何故志したのかといった転職理由や自己分析をより明確化し回答がぶれないように対策をしておきます。回答内容に整合性が取れてない場合、採用側から不信感を抱かれる恐れがあります。
そうする事で自信を持って面接に望めますし、トラックドライバーになりたいという思いを採用担当にしっかり伝える事ができるからです。


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また、「ちょっともうドライバーは疲れたなあ」「他の仕事もやってみたいなあ」という方もいらっしゃると思います。
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