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タクシードライバー(運転手)

タクシードライバーの1日と経験者体験談

タクシードライバーの仕事ってどんな仕事ですか?駅前や公道で、街へ出ればみかけないことはないタクシーですが、いざ「どんな仕事?」ときかれると詳しい説明ができない人が多いことでしょう。ネットの普及により、仕事を探すうえで実際の就労者の声や経験者の話が重要な参考情報の一つになりました。今回はタクシードライバー経験者に回答していただいたアンケートやヒアリング結果に基づいてドライバーの仕事を学びましょう。

タクシードライバーの仕事の1日の勤務形態は?

タクシーは24時間いつでも走っているので「いつ休んでいるんだろう?」「もしかして休みなしで走っているんじゃないか」と思われている方もいる、と聞いたことがありますが、もちろんそんなことはありません。人間ですので、休みが必要です。タクシードライバーの1日を紹介したいと思います。

日中メインの勤務の場合

この形態は日中働くので、一般のビジネスマンと変わりません。朝の7時(もしくは8時)から、夕方16時(もしくは17時)までの勤務です。休憩は1時間程で、勤務日数は月平均23日です。日中の勤務ですので、女性ドライバーや高齢のドライバーに人気のある時間帯です。

夜間がメインの勤務の場合

この形態は大体夕方6時(もしくは7時)から早朝2時(もしくは3時)ぐらいまでの勤務です。深夜の時間帯をはさみますので、割増料金となり、昼勤務よりは稼ぐことが出来ます。

隔日勤務の場合

タクシードライバーの働き方は、この隔日勤務が多いです。隔日勤務の働き方は、「24時間働き」「24時間休む」というかたちです。この勤務形態をみると、休んでないように見えるかもしれません。もちろん24時間働いているわけではありません。

勤務時間は大体20時間ぐらいで、合間をみて3時間ほど休憩が入ります。勤務日数は1ヶ月間に11日から13日で、休みは4日ほど取ります。この勤務形態は会社によってばらつきがありますので、面接時にしっかり担当者に確認しておくようにしましょう。

とあるタクシー運転手の1日

隔日勤務でタクシー業務に従事しているドライバーの1日の業務の流れを紹介しますので、参考にしてみてください。

午前6時45分出社、アルコール検査を行う

出社した後、どこのタクシー会社も同じだと思いますが、まずやらなくてはならないことは、アルコール検査です。アルコール反応が少しでも出たら、その日は仕事をすることができません。タクシードライバーの給料は歩合制なので、一日仕事が出来ないだけでもかなり給料に差が出てしまいます。

午前7時15分、車両点検して点呼

車両点検は丁寧に時間をかけて、出社する度に行います。お客様に安心してもらい、事故を未然に防ぐためです。タクシーに乗るお客様は時間短縮のために乗られる方も多くいらっしゃいます。もし乗車中に車両トラブルが起きて車が動かなくなってしまったら、お客様に多大なご迷惑をおかけしてしまいます。そのためにも車両点検が重要なのです。タクシー業務は「安全」と「サービスの向上」に対して「努力」をすれば、「お客様の満足」につながります。お客様が満足していただければ、結果は必ずついてきますので、収入も自然とアップします。車両点検が終われば、次は点呼を行います。「ありがとうございました!」など声出しすることで、気合いが入り気持ちも切り替わります。

午前7時30分、1日がスタート!まずは午前の部!

営業に出かけるビジネスマンや、買い物に出かける女性などを中心に仕事をこなします。また、無線配車などの営業も仕事です。

正午・お昼休憩(昼食と仮眠をとる)

ここでまずは一回目の休憩です。ご飯はファストフード店などで素早く済ませます。そしてその後は少し仮眠をとり休憩します。

午後からは、その日何かイベントがないか、を調べたりしてその地域へ向かいます。またはイベントがなくても、この時間帯はどんなエリアに人が集まるのかを考え、車を移動させます。タクシードライバーは歩合制です。こういうふうに考えながら走ることで差が出て、営業収入は変わってきます。

午後1時から午後6時

夕方にかけて帰宅時間となりますので、忙しい時間帯となります。会社に戻るビジネスマン帰宅する人や、夜にかけて出勤する方を中心に回っていきます。無線配車の頻度も高いので、空車時間は少ないです。

午後6時から午後7時の間に夕食と休憩

7時以降は忙しく夕食をとる時間がありませんので、忙しくなる前に夕食をとります。

体力を備えるために仮眠をとったりします。そしてなにより怖いのはガソリンがなくなることですので、ガソリンスタンドへ行きガソリンを満タンにして備えておきます。

午後7時から午後11時は無線配車出動

帰宅する方が多くなるので無線配車が多くなります。ただ、平日ですと場所によっては利用客がいなくなる時があるので、日頃の営業力で培った勘を働かせながら移動します。

午後11時から翌午前3時(料金が3割増しの時間帯)

ほとんどの交通機関が営業終了になりますので、一日で最も利用者が増える勝負の時間帯です。つまりは稼げる時間帯です。遠方にお住まいの方で、終電に乗れなかった方を乗せることが一番効率が良いです。一人の利用客で距離を稼ぐことが出来るからです。午前3時前になると会社へもどる時間を見ながら営業します。

午前3時、帰社、午前3時30分から洗車作業

会社に戻ったら、洗車を必ず行います。長時間の運転には慣れていますが、さすがにこの時間になると疲れはやはりやってきます。疲れのピークですが、1日を共に過ごした大切なパートナーですので、愛情をこめてしっかりと洗車します。細かいところまで車内清掃も必ず行います。

午前4時、運転記録作成、アルコール検査、未収書などの書類処理で1日の業務終了!

清掃を終えたら、運転記録をICカード記録、そして走行距離を日報に記録します。そして、一日の終わりですが、再度アルコール検査を行います。

まだまだ業務は終わりません。クレジットカードやタクシーチケットなどの未収書の処理があります。数字が合わないと大変で何度もやり直さなくてはいけませんので、慎重に行います。処理が終わって計算が合えば、やっと終了です!

乗務員証を返却してタクシードライバーとしての1日が終わります。

タクシードライバーを総合的にみると?

タクシードライバーのメリットは、収入が自分次第という点です。営業努力をしっかり行えば、年収600万円ぐらいかは必ず稼ぐことが出来ます。もちろん努力次第では、もっと稼ぐことが出来るということです。そして経験や年齢を問われませんので、新しい職種にチャレンジしたい方には良いチャレンジの場となります。中には、他の職種で定年してからまだまだ働きたいと考えて60代からチャレンジする方もいます。その他のメリットは、仕事の自由度にもあります。職場はエリア全体なので自由に走ることが出来て気持ちがいいです。本当にすべて自分次第なのです。自由につながるメリットになりますが、ほとんどが個人で行動しますので、職場の人間関係に悩む必要がありません。職場の人づきあいが苦手な人にとっては、これもメリットといえるでしょう。

では、デメリットはなんでしょう。それは長時間同じ姿勢で走行していますので、どうしても腰を痛める人が多いということです。高齢の場合はさらに輪にかけて痛みがひどくなってしまいます。しかし、そんなケースに備えて、タクシー会社も腰に優しいシートを導入して対策をとってくれたりしています。

タクシードライバーの仕事のやりがい・おいしい話

タクシードライバーは、長距離移動のお客様が一番うれしいお客様となります。

これはとある体験談です。ある日、窓をコンコン!とされ、見ると見た目は50代くらいの夫婦のお客様で、名古屋までいいか、と聞かれたとのこと。東京から名古屋、と聞いて、疲れも吹き飛んで、名古屋までお運びしたら運賃は、約14万円。

最後に「長距離運転をありがとう」と一万円までチップが。売り上げは、チップを含めると10万円を超えていて大興奮。美味しい話だと思いませんか?タクシードライバーには、時々こういう美味しい話しがあるのでやめられません、と話す方もいるようです。

実力主義のタクシードライバー。稼いでなんぼ派、堅実派

こんな声はよく業界でも出ますね。「長距離客を捕まえられるかが勝負。」「長距離移動のお客様で14~5万ほどの料金になった。」

「タクシー乗り場で待った方が、流しお客さんを探すよりも確実に仕事が得られる。」「お客さんが捕まりやすい場所を教えてくれるソフトがある」

歩合による収入の変動が大きいタクシードライバーですので、長距離のお客様がどれほど大きいかは欠かせない視点と言えそうですね。また、お客様の捕まえ方や確実に捕まる場所については、個々で考え方の違いもありそうです。最近ではタクシーを呼ぶためにアプリをご利用になっているお客様もいるようです。ドライバーも、ITツールに関する情報や知識について知っておく必要がある時代なのでしょう。

タクシーも時代はワークライフバランス

深刻な人手不足の確保対策の一つとして、時間帯指定で働けるタクシー事業者も少なくない時代となっています。そのような事情から、働き手側からは「趣味に充てる時間もしっかり確保できる」等の声も上がっています。人によっては「月の半分ぐらいの就業日ですむ」という声もあるようです。会社の規定で許されているなら、趣味にとどまらず副業で別なこともできそうです。

また、女性のドライバーも当たり前になってきていることから、旧来主婦のパートというと事務やスーパーなどの仕事がイメージされてきましたが、二種免許さえ取得すればいいことを考えると、主婦の皆さんにもちょっとした収入源としては魅力的な仕事になるかもしれません。タクシー業界の働き方改革は、意外と進んでいるのかもしれませんね。

タクシードライバーの仕事は思いもよらない仕事上のメリットも

お客様のご要望の場所へお運びするタクシーのお仕事ですので、当然道に詳しくなるでしょうし、同じ道でも時間帯による交通の状況など道路事情にも精通することは間違いなさそうです。そして元々一定以上の運転スキルが必要な職業ではありますが、日々お客様に快適にお乗りいただく運行を心掛けますので、運転のスキルも一層向上すると思います。この辺はイメージしやすいのではないでしょうか。

更に「あるスキルが身につく」という意見も上がりました。ズバリ「接客スキル」です。確かにお客様と車内で過ごすというのも、タクシードライバーの特徴であり、また普通の店舗接客に比べるとお客様の属性(性別、年齢、職種など)も多種多様であることが想像されます。ご希望のルートの確認などももちろんですが、話題のチョイスや、声掛けのタイミング、場合によってはニーズ(単純に「目的地へ」ではなく「追跡して!」なんてこともあるかもしれませんよ!)に応じた対応など、マニュアルや座学では得られない人間力のような力が育成される仕事とも言えそうです。これはタクシードライバーを続けていくうえでも重要なスキルですが、日常生活や、ひょっとして転職を考えるような際にも活かせるに違いありません。

また、「有名人や芸能人を乗せた」という声もあります。有名な方と社内で暫く一緒に過ごすという体験はタクシードライバーならではと言えるでしょう。

タクシードライバーとして成功するかどうかはすべてあなた次第!

ドライバーはバリバリ営業をする人、のんびりする人、様々な人がいます。タクシードライバーはやる気次第の職種です。バリバリ営業すれば一般的な年収よりは稼げますし、努力をしなければ収入はそのままです。あとは勤務時間がやや不規則ですので、そこに慣れるかどうかも重要な課題となると思います。

 

自由な面も感じつつ、努力しただけの結果が出るタクシードライバーは魅力あふれる業務だと思います。これを読んで一人でも多くの方がタクシードライバーになってくれたらこの上なくうれしく思います。

 

いかがでしょう?実際の経験談を拾い上げてみると、ただお客様を乗せて車を走らせるだけではないタクシードライバーの努力や魅力も見えてきました。もちろんここに挙げたものとは違うお話もたくさんあるに違いありません。次にあなたがタクシーを利用する機会があれば、ドライバーさんに直接聞いてみられてはいかがでしょうか。

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