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タクシードライバー(運転手)

タクシードライバーの仕事と乗務員の1日の業務内容がまるわかり!

タクシードライバーの仕事ってどんな仕事ですか?駅前や公道で、街へ出ればみかけないことはないタクシーですが、いざ「どんな仕事?」ときかれると詳しい説明ができない人が多いことでしょう。

仕事を探すうえで実際の就労者の声や経験者の話を重要な参考情報として、今回はタクシードライバー経験者に回答していただいたアンケートやヒアリング結果に基づいてドライバーの仕事を学びましょう。

この記事の目次
  1. タクシーのドライバー(運転手)の仕事内容
  2. タクシードライバー(運転手)の具体的な業務内容
  3. タクシードライバーの働き方(昼日勤務/夜日勤務/隔日勤務)
  4. タクシードライバーの仕事の1日の勤務形態は?
  5. タクシー運転手の1日
  6. タクシードライバーの仕事のメリットとデメリット
  7. タクシードライバー(運転手)の平均月収・年収と給料体系
  8. タクシーのドライバー(運転手)の手当・賞与
  9. タクシーのドライバー(運転手)の仕事でたくさんお金を稼ぐには?
  10. タクシーのドライバーに必要な免許と資格
  11. タクシードライバーが向いているタイプ
  12. タクシードライバーの仕事のやりがい
  13. 歩合制と実力主義のタクシードライバー
  14. タクシーも時代はワークライフバランス
  15. タクシードライバーは接客スキルが身に付くので転職も有利になる可能性あり
  16. タクシードライバーとして成功する人とは?
  17. タクシー会社と求人の探し方
  18. タクシーのドライバー(運転手)の仕事まとめ

タクシーのドライバー(運転手)の仕事内容

クシー運転手の仕事は、駅や街なかで一般の利用客を見つけて、利用客を目的地まで運ぶことです。

タクシーにも様々な種類がありますが、最もポピュラーなタクシーは、ドライバーと車両を貸し切る形で少人数(多くの場合は1~3人程度)の利用客を目的地まで運んで移動する輸送サービスのことを指します。ここに、利用者の荷物の積み下ろしや一般的な接客業務が加わります。

始業の時間には会社の営業所へ出勤し、担当のタクシー車両に乗り込んで街へ利用客を探しに出ます。

基本的には始業と終業の時間以外には社外に出ており、食事や休憩もドライバーのタイミングで取ります。就業時間が近づくと営業所へ戻り、売上報告や清掃作業などを済ませて退社する流れとなります。

タクシードライバー(運転手)の具体的な業務内容

タクシードライバーの1日はおおむね4つの業務で占められます。

タクシーの出社・運行前点検

出社時間は勤務形態や会社規則によっても変わりますが、隔日勤務や昼日勤務では6~7時始業、夜日勤務では18~19時始業が多いです。

まずは勤務時間が始まると、自分の車両のランプやバッテリーチェックなどの自動車点検を必ず行ないます。会社によってはドライバーのアルコールチェックを実施することもあります。

タクシーの営業(接客)

通常は、駅前やホテルなどのタクシー乗り場で利用者を待つ「付け待ち」をしたり、街なかを走りながら利用者を探す「流し」、利用者からの配車依頼を受けた会社からの連絡で直接利用者のもとへ向かう「無線配車」で利用者をタクシーに乗せて、目的地まで安全に送り届けていきます。

休憩や食事などは、ドライバーのタイミングで取ることができますので、タクシー利用者が少なくなる時間帯などに休憩することが多いです。営業時間は、昼日勤務や夜日勤務では約8時間ですが、隔日勤務では最長で21時間くらいになります。

タクシーの納金

タクシー業務の終了時間になると、会社に戻ってその日の業務報告と売上の納金を行ないます。

タクシーの洗車

一日中外を走り回った車両は、その日のうちにきれいに洗車して1日の業務を終えます。

タクシードライバーの働き方(昼日勤務/夜日勤務/隔日勤務)

タクシードライバーは、勤務するタクシー会社のよっても変わってきますが、一般的には次の3つの勤務体系があります。

  • 昼日勤務
  • 夜日勤務
  • 隔日勤務

3つの勤務体系によって、勤務時間はそれぞれ異なりますが、1日の仕事内容は基本的に同じです。それでは、ひとつずつ勤務体系を紹介していきましょう。

タクシーの昼日勤務とは

昼日勤務は、通常の企業と近い勤務形態です。1日の勤務時間8時間+休憩1時間で、7時始業や8時始業がありますが、会社や雇用契約によって異なります。出勤日数も20日程度なので、一般的なサラリーマンと同様の働き方をしたい方に人気の働き方です。休日は週2日程度をシフト制で取ることができます。

タクシーの夜日勤務とは

夜日勤務は、昼日勤務と同様に勤務時間8時間+休憩1時間ですが、夜間のみ勤務する働き方です。始業時間は18時や19時頃からとしている会社が多く、勤務日数も20日程度になります。客層も昼日勤務とは違い、帰宅する人や繁華街に向かう人、お酒を飲んで帰る人や終電を逃してしまった人などが多くなります。また、深夜の時間帯では割増料金が加算されるので、昼日勤務と比べて稼ぎやすい雇用形態と言えます。

タクシーの隔日勤務とは

隔日勤務は、タクシードライバーに最も一般的な雇用形態です。勤務日は、休憩3時間を含めて営業時間が19時間~21時間にもなりますが、翌日は必ず1日休日となります。そのため、月の勤務日数は11~12日程度になりそれ以外はすべて休日となります。1日あたりの勤務時間が長時間になるので、慣れないうちは体力的にきつく感じる方もいます。けれども慣れてしまえば、まとまった余暇時間が多いので家族と過ごしたり趣味に没頭したりと余裕のある生活を過ごす人も多いです。

タクシードライバーの仕事の1日の勤務形態は?

タクシーは24時間いつでも走っているので「いつ休んでいるんだろう?」「もしかして休みなしで走っているんじゃないか」と思われている方もいるかもしれませんが、もちろんそんなことはありません。

タクシードライバーの働き方は大きく分けて昼日勤務・夜日勤務・隔日勤務の3種類があります。もっとも一般的な勤務形態は隔日勤務です。隔日勤務は一言で言うと、1日に長時間ドライバー勤務して次の1日は休む、という働き方です。隔日勤務の場合は月の勤務日が半月以下となるので、人によってはとても気楽な働き方に感じるでしょう。

ここではタクシードライバーの1日を紹介したいと思います。

日中メインの勤務の場合

この形態は日中働くので、一般のビジネスマンと変わりません。朝の7時(もしくは8時)から、夕方16時(もしくは17時)までの勤務です。休憩は1時間程で、勤務日数は月平均23日です。日中の勤務ですので、女性ドライバーや高齢のドライバーに人気のある時間帯です。

夜間がメインの勤務の場合

この形態は大体夕方6時(もしくは7時)から早朝2時(もしくは3時)ぐらいまでの勤務です。深夜の時間帯をはさみますので、割増料金となり、昼勤務よりは稼ぐことが出来ます。

隔日勤務の場合

タクシードライバーの働き方は、この隔日勤務が多いです。隔日勤務の働き方は、「24時間働き」「24時間休む」というかたちです。この勤務形態をみると、休んでないように見えるかもしれません。もちろん24時間働いているわけではありません。

勤務時間は大体20時間ぐらいで、合間をみて3時間ほど休憩が入ります。勤務日数は1ヶ月間に11日から13日で、休みは4日ほど取ります。この勤務形態は会社によってばらつきがありますので、面接時にしっかり担当者に確認しておくようにしましょう。

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タクシー運転手の1日

隔日勤務でタクシー業務に従事しているドライバーの1日の業務の流れを紹介しますので、参考にしてみてください。

午前6時45分出社、アルコール検査を行う

出社した後、どこのタクシー会社も同じだと思いますが、まずやらなくてはならないことは、アルコール検査です。アルコール反応が少しでも出たら、その日は仕事をすることができません。タクシードライバーの給料は歩合制なので、一日仕事が出来ないだけでもかなり給料に差が出てしまいます。

午前7時15分、車両点検して点呼

車両点検は丁寧に時間をかけて、出社する度に行います。お客様に安心してもらい、事故を未然に防ぐためです。タクシーに乗るお客様は時間短縮のために乗られる方も多くいらっしゃいます。もし乗車中に車両トラブルが起きて車が動かなくなってしまったら、お客様に多大なご迷惑をおかけしてしまいます。そのためにも車両点検が重要なのです。タクシー業務は「安全」と「サービスの向上」に対して「努力」をすれば、「お客様の満足」につながります。お客様が満足していただければ、結果は必ずついてきますので、収入も自然とアップします。車両点検が終われば、次は点呼を行います。「ありがとうございました!」など声出しすることで、気合いが入り気持ちも切り替わります。

午前7時30分、1日がスタート!まずは午前の部!

営業に出かけるビジネスマンや、買い物に出かける女性などを中心に仕事をこなします。また、無線配車などの営業も仕事です。

正午・お昼休憩(昼食と仮眠をとる)

ここでまずは一回目の休憩です。ご飯はファストフード店などで素早く済ませます。そしてその後は少し仮眠をとり休憩します。

午後からは、その日何かイベントがないか、を調べたりしてその地域へ向かいます。またはイベントがなくても、この時間帯はどんなエリアに人が集まるのかを考え、車を移動させます。タクシードライバーは歩合制です。こういうふうに考えながら走ることで差が出て、営業収入は変わってきます。

午後1時から午後6時は帰宅のピーク

夕方にかけて帰宅時間となりますので、忙しい時間帯となります。会社に戻るビジネスマン帰宅する人や、夜にかけて出勤する方を中心に回っていきます。無線配車の頻度も高いので、空車時間は少ないです。

午後6時から午後7時の間に夕食と休憩

7時以降は忙しく夕食をとる時間がありませんので、忙しくなる前に夕食をとります。

体力を備えるために仮眠をとったりします。そしてなにより怖いのはガソリンがなくなることですので、ガソリンスタンドへ行きガソリンを満タンにして備えておきます。

午後7時から午後11時は無線配車出動

帰宅する方が多くなるので無線配車が多くなります。ただ、平日ですと場所によっては利用客がいなくなる時があるので、日頃の営業力で培った勘を働かせながら移動します。

午後11時から翌午前3時(料金が3割増しの時間帯)

ほとんどの交通機関が営業終了になりますので、一日で最も利用者が増える勝負の時間帯です。つまりは稼げる時間帯です。遠方にお住まいの方で、終電に乗れなかった方を乗せることが一番効率が良いです。一人の利用客で距離を稼ぐことが出来るからです。午前3時前になると会社へもどる時間を見ながら営業します。

午前3時、帰社、午前3時30分から洗車作業

会社に戻ったら、洗車を必ず行います。長時間の運転には慣れていますが、さすがにこの時間になると疲れはやはりやってきます。疲れのピークですが、1日を共に過ごした大切なパートナーですので、愛情をこめてしっかりと洗車します。細かいところまで車内清掃も必ず行います。

午前4時、運転記録作成、アルコール検査、未収書などの書類処理で1日の業務終了!

清掃を終えたら、運転記録をICカード記録、そして走行距離を日報に記録します。そして、一日の終わりですが、再度アルコール検査を行います。

まだまだ業務は終わりません。クレジットカードやタクシーチケットなどの未収書の処理があります。数字が合わないと大変で何度もやり直さなくてはいけませんので、慎重に行います。処理が終わって計算が合えば、やっと終了です!

乗務員証を返却してタクシードライバーとしての1日が終わります。

タクシードライバーの仕事のメリットとデメリット

タクシードライバーのメリットは、収入が自分次第という点です。営業努力をしっかり行えば、年収600万円ぐらいかは必ず稼ぐことが出来ます。

もちろん努力次第では、もっと稼ぐことが出来るということです。そして経験や年齢を問われませんので、新しい職種にチャレンジしたい方には良いチャレンジの場となります。

中には、他の職種で定年してからまだまだ働きたいと考えて60代からチャレンジする方もいます。その他のメリットは、仕事の自由度にもあります。職場はエリア全体なので自由に走ることが出来て気持ちがいいです。

本当にすべて自分次第なのです。自由につながるメリットになりますが、ほとんどが個人で行動しますので、職場の人間関係に悩む必要がありません。職場の人づきあいが苦手な人にとっては、これもメリットといえるでしょう。

タクシー運転手のデメリットはなんでしょう。それは長時間同じ姿勢で走行していますので、どうしても腰を痛める人が多いということです。高齢の場合はさらに輪にかけて痛みがひどくなってしまいます。しかし、そんなケースに備えて、タクシー会社も腰に優しいシートを導入して対策をとってくれたりしています。

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タクシードライバー(運転手)の平均月収・年収と給料体系

ただし、タクシードライバーの給与体系は大まかに分けてA型賃金、B型賃金、AB型賃金の3つの給与形態があり、このうちどれに該当するかによって歩合といって営業の成果がそれだけ給料に反映されるかが異なり、また固定給の金額も異なります。

さらにタクシーには隔日勤務などの特殊な働き方もありますので、人によってかなりばらつきがあるといえるでしょう。

タクシードライバーの平均的な年収は、全国平均としては333万円程度となっており、これには賞与は含まれず基本給のみの金額となっております。月収にすると26万円程度となります。

年収(※賞与は別)
  • タクシー 全国平均:333万円
月収・月給
  • タクシー 全国平均:26万円
日給(※一か月あたり20日働いた場合で計算)
  • タクシー 1.3万円
時給(※一日あたり8時間働いた場合で計算)
  • タクシー 約1625円程度

参考:タクシー運転者の賃金・労働時間の現況(一般社団法人全国ハイヤー・タクシー連合会)

タクシーのA型賃金

A型賃金は「固定給+歩合給」となります。固定給があり安心できるように思えますが、他の給与形態に比べて歩合の割合は低いので頑張りが反映されにくいとも言えるでしょう。

タクシーのB型賃金

B型賃金は「完全歩合制」となります。完全歩合制なので月収は安定はしないですが、頑張れば頑張るほど収入が増えるので、ガツガツ稼ぎたいガッツのある人にとっては魅力的な制度です。

タクシーのAB型賃金

AB型賃金は「固定給+歩合給」でA型とB型の中間をとったような給与体系です。

タクシーのその他の賃金制度

さらに、毎月の歩合給の一部を積立して年3回程度に賞与として支払われる制度をとっている会社もあります。給与体系は会社によって異なるので、求人をよく確認してあなたに適した働き方を見つけましょう。

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タクシーのドライバー(運転手)の手当・賞与

タクシードライバーでは、一般的には残業代、深夜手当、休日手当などが付く会社が多いです。会社によっては無事故手当や家族手当などがつく場合もあります。

介護タクシー専任のドライバーであれば、各種手当てや賞与を支給する会社は比較的少ないです。ただし、必要な資格を取得するための費用全額負担をしてくれる会社は多いです。また、通常のタクシー+介護タクシーの兼任ドライバーとしての求人であれば、通常のタクシーと同等の待遇となります。

運転代行のドライバーの場合は、会社にもよりますが、常勤雇用であれば賞与や深夜・残業手当の支給がある事業者もあります。ただし、アルバイトの場合は、深夜・残業手当がつかないか、深夜・残業手当を含んだ時給としていることもあるので、求人情報をよく確認しましょう。

タクシーのドライバー(運転手)の仕事でたくさんお金を稼ぐには?

タクシードライバーの場合は、基本給が低く、売上の50~60パーセント(会社の給与規則によって異なる)が給与となる歩合制を採用する会社が多いです。

歩合制と聞くと「稼げないんじゃないか?」と不安になりますが、まじめに営業していればサラリーマンの平均年収くらいは稼げます。そしてタクシーのドライバーは歩合制ということもあって、工夫次第では年収を大幅にアップすることもできます。

ただ、がむしゃらに頑張ればいいというわけではなく、それなりの戦略と効率化が必要となります。タクシードライバーは勤務時間の上限が厳しく定められているので、いかに効率的に営業して長距離乗車が見込める利用者を見つけるのか?同じ勤務時間でもたくさんの利用者を乗せられるか?これが収入アップの秘訣になります。

タクシードライバーで収入を増やすためには、大きく次の2つのパターンがあります。

  • 長距離乗車してくれる利用者を乗せる
  • たくさんの利用者を乗せる

客待ちや空車で走る時間ロスを減らし、効果的に営業をする分析力が必要になります。また、単純に利用客の多い都会部に勤務することも重要な要素のひとつです。

介護タクシーや運転代行の場合、歩合制であれば頑張り次第で年収を上げることもできます。とはいえ、介護タクシーや運転代行の仕事は基本的に予約制なので、自分だけの都合で仕事量を増やせないという制限はあります。介護タクシーや運転代行で年収を大きく上げるためには、通常のタクシードライバーを兼業で務めるなどの一工夫が必要でしょう。

タクシーのドライバーに必要な免許と資格

普通自動車第二種免許

タクシー普通自動車免許さえあれば仕事ができると考えている方も多いと思いますが、代金をもらって自動車に他人を乗せるためには、普通自動車第二種免許という免許の取得が義務付けられており、さらに下記のような資格・スキルなどが必要になります。

  • 普通自動車の第二種免許が必要
  • 年齢は21歳以上
  • 一部地域では「地理試験」に合格する必要あり(タクシーと運転代行ドライバーの場合)
  • 介護職員初任者研修(介護タクシードライバーの場合)
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タクシーのドライバー(運転手)の年齢

これは、タクシー・介護タクシー・運転代行のドライバー・運転手の仕事につく条件として、明確に年齢が制限されているわけではありませんが、普通自動車第二種免許を取得するには普通自動車免許を取得してから3年以上は経過している必要があります。

つまり、普通免許が取れるようになるのが18歳なので、タクシー・介護タクシー・運転代行のドライバー・運転手に実際になれるのは21歳以上ということになります。

タクシーの地理試験とは

東京(23区、三鷹市、武蔵野市)、神奈川県と大阪府の一部地域では、タクシードライバーになるために地理試験の合格が必須条件となっています。タクシードライバーに必要とされる地理の知識と、安全や法令に関する知識などが問われます。

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必要な免許や資格をもっていない場合はどうする?

普通自動車二種免許や介護資格を自分で取得するのは、費用がかかったり勉強が必要なので、なかなか難しいことです。

最近では、資格を持っていない場合には会社負担で資格取得をさせてくれる会社が増えています。ドライバー・運転手の求人に応募する際には、資格の取得費用を会社が負担してくれる制度があるのかよく確認しましょう。

タクシードライバーが向いているタイプ

気配りが出来る人

まずは気配りができる人がタクシードライバーに向いています。タクシー利用者と直接やりとりをする機会が多い仕事なので、こまかい気配りが出来ると利用者にも喜ばれるでしょう。

また、利用者を乗せてタクシーを運転するので、安全と乗り心地に気を使った運転スキルが必要となります。

忍耐強い人

次に我慢強い人です。我慢強い方はタクシードライバーに適性があるともいえます。接客業タクシーや介護タクシー、運転代行は様々な人に利用されるので、気の良い人ばかりを相手するとは限りません。

接客業ですので、時には文句を言ってくる人や期限の悪い人、泥酔している人でもきちんと対応する必要があります。どんなお客様にも冷静に接客できる忍耐力があると良いです。

一人の仕事が苦にならない人

そして、長時間一人になっても苦にならない人です。ドライバーの仕事は個人で取り組みますから、同僚や仕事仲間と関わり合う機会は1日のうちのごく僅かです。また、利用客を待っている間や移動中など1人きりになる機会も多くなります。

孤独になる時間が長くても平気な方、一人で運転や活動をすることが好きな方には向いている仕事だと言えます。

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タクシードライバーの仕事のやりがい

タクシードライバーは、長距離移動のお客様が一番うれしいお客様となります。

これはとある体験談です。ある日、窓をコンコン!とされ、見ると見た目は50代くらいの夫婦のお客様で、名古屋までいいか、と聞かれたとのこと。東京から名古屋、と聞いて、疲れも吹き飛んで、名古屋までお運びしたら運賃は、約14万円。

最後に「長距離運転をありがとう」と一万円までチップが。売り上げは、チップを含めると10万円を超えていて大興奮。美味しい話だと思いませんか?タクシードライバーには、時々こういう美味しい話しがあるのでやめられません、と話す方もいるようです。

歩合制と実力主義のタクシードライバー

こんな声はよく業界でも出ますね。「長距離客を捕まえられるかが勝負。」「長距離移動のお客様で14~5万ほどの料金になった。」

「タクシー乗り場で待った方が、流しお客さんを探すよりも確実に仕事が得られる。」「お客さんが捕まりやすい場所を教えてくれるソフトがある」

歩合による収入の変動が大きいタクシードライバーですので、長距離のお客様がどれほど大きいかは欠かせない視点と言えそうですね。また、お客様の捕まえ方や確実に捕まる場所については、個々で考え方の違いもありそうです。

最近ではタクシーを呼ぶためにアプリをご利用になっているお客様もいるようです。ドライバーも、ITツールに関する情報や知識について知っておく必要がある時代なのでしょう。

タクシーも時代はワークライフバランス

深刻な人手不足の確保対策の一つとして、時間帯指定で働けるタクシー事業者も少なくない時代となっています。そのような事情から、働き手側からは「趣味に充てる時間もしっかり確保できる」等の声も上がっています。人によっては「月の半分ぐらいの就業日ですむ」という声もあるようです。会社の規定で許されているなら、趣味にとどまらず副業で別なこともできそうです。

また、女性のドライバーも当たり前になってきていることから、旧来主婦のパートというと事務やスーパーなどの仕事がイメージされてきましたが、二種免許さえ取得すればいいことを考えると、主婦の皆さんにもちょっとした収入源としては魅力的な仕事になるかもしれません。タクシー業界の働き方改革は、意外と進んでいるのかもしれませんね。

タクシードライバーは接客スキルが身に付くので転職も有利になる可能性あり

お客様のご要望の場所へお運びするタクシーのお仕事ですので、当然道に詳しくなるでしょうし、同じ道でも時間帯による交通の状況など道路事情にも精通することは間違いなさそうです。
そして元々一定以上の運転スキルが必要な職業ではありますが、日々お客様に快適にお乗りいただく運行を心掛けますので、運転のスキルも一層向上すると思います。この辺はイメージしやすいのではないでしょうか。

更に「あるスキルが身につく」という意見も上がりました。ズバリ「接客スキル」です。確かにお客様と車内で過ごすというのも、タクシードライバーの特徴であり、また普通の店舗接客に比べるとお客様の属性(性別、年齢、職種など)も多種多様であることが想像されます。ご希望のルートの確認などももちろんですが、話題のチョイスや、声掛けのタイミング、場合によってはニーズ(単純に「目的地へ」ではなく「追跡して!」なんてこともあるかもしれませんよ!)に応じた対応など、マニュアルや座学では得られない人間力のような力が育成される仕事とも言えそうです。これはタクシードライバーを続けていくうえでも重要なスキルですが、日常生活や、ひょっとして転職を考えるような際にも活かせるに違いありません。

また、「有名人や芸能人を乗せた」という声もあります。有名な方と社内で暫く一緒に過ごすという体験はタクシードライバーならではと言えるでしょう。

タクシードライバーとして成功する人とは?

ドライバーはバリバリ営業をする人、のんびりする人、様々な人がいます。タクシードライバーはやる気次第の職種です。バリバリ営業すれば一般的な年収よりは稼げますし、努力をしなければ収入はそのままです。あとは勤務時間がやや不規則ですので、そこに慣れるかどうかも重要な課題となると思います。

自由な面も感じつつ、努力しただけの結果が出るタクシードライバーは魅力あふれる業務だと思います。これを読んで一人でも多くの方がタクシードライバーになってくれたらこの上なくうれしく思います。

いかがでしょう?実際の経験談を拾い上げてみると、ただお客様を乗せて車を走らせるだけではないタクシードライバーの努力や魅力も見えてきました。もちろんここに挙げたものとは違うお話もたくさんあるに違いありません。次にあなたがタクシーを利用する機会があれば、ドライバーさんに直接聞いてみられてはいかがでしょうか。

タクシー会社と求人の探し方

最もポピュラーな求人の見つけ方は、ハローワーク・誌面求人・ネット求人の3つで求人を探す方法です。

近ごろは外国人観光客の増加やタクシードライバー高齢化の影響もあって、求人の数は増えているので比較的簡単に求人を見つけることが可能です。

主な求人の探し方としては、「ハローワーク」「誌面」「ネット求人」の3つがあります。

各市町村に設けられたハローワークでは、相談窓口から転職の相談もでき、タクシー・介護タクシー・運転代行のドライバーの求人も紹介してもらえますので、一度相談に行ってみましょう。

求人広告やフリーペーパーなどでは、あなたの地元の求人を探すことができます。タクシードライバーの求人も掲載されていることがあるのでこまめにチェックしてみましょう。

もっともお手軽なネット求人では、パソコンやスマホから全国のタクシー・介護タクシー・運転代行のドライバー・運転手の求人を検索することができます。

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タクシーのドライバー(運転手)の仕事まとめ

最近では、タクシードライバーの高齢化や外国人観光客の急増などの影響で、タクシードライバーは慢性的に不足しています。

完全に売り手市場となっているためどこのタクシー会社も新規ドライバーの獲得に力を入れており、未経験や女性でもドライバーに転職しやすい時代になったと言えます。しばらくこのドライバー需要も続くと考えられますので、好条件のドライバー求人を探す絶好のチャンスでしょう。

この機会にあなたがタクシードライバーとして新たな道を見つけ活躍できる日が来ることを願っています。

高年収&好条件のドライバー・運送業界の仕事探し

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ご存じかもしれませんが、ドライバー不足でどこの企業も人を欲しがっているため、これまで考えられなかったような高年収・好待遇の案件が増えてきています!

なので、もしあなたが最近になっても「あまり年収や待遇がよくならないなあ」と感じるなら転職すれば年収・条件アップの可能性はかなり高いです!

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