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自動車免許(普通/準中型/中型/大型/二種)

大型自動車免許(大型免許)の取得方法・費用、取得すると運転できる車

いま運送業界はまれにみるドライバー不足といわれています。大型免許を持って大型車に乗ることができるドライバーは引く手あまたです。「そうは言っても、大型免許を取るのは難しそう、取るための値段も高そう」そう思っていませんか。

確かに大型免許は乗れる車の種類がかなり多くなり、取得すると仕事として車の運転に携わることが増える免許です。それだけに運転者には高い技術やさまざまな条件が求められます。でも、実は合格率は低くないのが大型免許。しかも学科試験はありません。値段も試験の方法によっては10万円以下で取得できたり、国の補助金を得られることがあります。

大型自動車免許(大型免許)とは?

大型自動車免許を取ると自動車を運転する仕事の大半ができるようになります。なぜなら、大型免許があれば、軽トラックから小型・中型・大型トラックまで、特殊な車両や牽引車両以外のほとんどすべての車が乗れる車となためです。

大型自動車免許を活かした仕事のイメージというと一般的にはガテン系、もしくはガッツリ働いてガッツリ稼ぐような業種かもしれません。でも実際にはそんなことはありません。もちろん給与重視でがっちり働くこともできますが、ワークライフバランスを重視した求人も多くあります。

大型免許免許証を取るとこんなお仕事が出来るように

大型自動車免許を取ることで仕事の幅は一気に広がります。たくさんの荷物を輸送する長距離トラックドライバーや一気に土砂や砂利を大量に運ぶことができる大型ダンプなどが筆頭です。また幼稚園や旅館などの送迎バスも大型免許が必要になることが多い仕事です。

大型免許を取ってからの仕事は、ガッツリ働いてガッツリ稼ぐ系のお仕事のイメージが強いかもしれません。ですが、運賃が発生しないスクールバスの運転手なども大型免許を持っていなければできない仕事です。土日休み、あるいは9時出勤6時退勤という勤務形態の求人も探すと見つかってきます。プライベートを重視した生活がしたい、安定した給与の仕事に就きたいという人にも大型免許はおすすめできる免許といえるでしょう。

ちなみに代金を得て貨物を運搬する、いわゆる緑ナンバーのトラックは大型二種免許がなければ運転できないと思っている人がたまにいますが、これは誤解です。

大型二種免許は代価を得て人を乗せる車を運転するときに必要な免許。つまり、路線バスなどの運転手になるためには大型二種免許が必要になります。ですが代価を得て貨物を運搬する緑ナンバーの大型トラックの運転手や、あるいは人は乗せるものの運賃が発生しない白ナンバーの大型バスを運転する運転手は大型免許だけで大丈夫です。

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大型自動車免許(大型免許)を受験するための資格・条件

大型免許の受験資格のある年齢は何歳から?学生でも取れる?

大型免許の受験資格はさまざまありますが、そのうち年齢は満21歳以上となっています。年齢条件だけなら、大学生でも取得可能な免許です。

大型免許をとるために年齢以外に必要な資格・経験・条件はある?

大型自動車免許を取得するためには年齢以外に以下の条件があります。

  • 経験:普通自動車、準中型自動車、大型特殊自動車のいずれかの免許を取得していて、その運転経歴が通算して3年以上
  • 視力:両眼で0.8以上、かつ、1眼で、それぞれ0.5以上であること
  • 色彩識別能力:赤、青及び黄色の識別ができること
  • 深視力:三桿法の奥行知覚検査器により、2.5mの距離で3回検査し、その平均誤差が2cm以下であること
  • 聴力:両耳の聴力(補聴器により補われた聴力を含む)が10mの距離で90デシベルの警音器の音が聞こえること

運動能力:

  1. 自動車等の運転に支障を及ぼす恐れのある四肢又は体幹の障害がないこと
  2. 自動車等の運転に支障を及ぼす恐れのある四肢又は体幹の障害があるが、身体の状態に応じた補助手段を講ずることにより自動車等の運転に支障を及ぼす恐れが無いと認められるものであること

大型免許をとるための条件で目に付くのは、普通免許など他の免許を取ってから3年以上の期間が必要という点と、深視力というあまり見慣れない検査項目ではないでしょうか。

深視力とは【しんしりょく】と読みます。普通の視力検査は遠くのものが見えるかを測ります。深視力とは遠近感や立体感を感知することができるかを測った視力です。

検査方法は3本並んだ棒のうち、真ん中の棒だけが前後に動く装置が入った箱をのぞき込みます。3本の棒が横一列に並んだように見えた瞬間にスイッチを押して棒の動きを止めます。3回検査をして、棒の並びの誤差の平均が2㎝以下なら合格になります。

大きな車体を安全に操作するためには遠近感や立体感は欠かすことができない感覚です。

あまり遠近感や立体感に自信がないという人はメガネ専門店で相談すると深視力を補うためのレンズが入ったメガネを入手できる場合もあります。

大型自動車免許(大型免許)を取得する流れと取るのにかかる時間

大型免許を取得するための手続き・試験や必要な期間・時間

大型自動車免許の取り方には2通りあり、自動車教習所に通うこと、一発試験に挑戦することです。一発試験は読んで字のごとく自動車教習所に通わずいきなり運転免許試験場で技能試験に挑戦する方法。

自動車学校に通う取り方の場合、すでに所持している免許の種類にもよりますが合宿プランなら10日間~14日間程度、通学プランなら最短でも15日間から20日間、通学ペースによっては数カ月かかることもあります。

自動車学校に通った場合の手続き・試験の流れ

  1. 入校手続き・適性検査
  2. 自動車学校内にて第一段階教習・修了検定
  3. 合格後仮免許交付
  4. 実際の路上にて第二段階教習・卒業検定
  5. 合格後運転免許試験場にて適性検査を受ける
  6. 大型自動車免許取得

一発試験に挑戦する取り方の場合、最短で3週間程度あれば大型免許を取得できます。ただし場内試験も本試験も平日のみしか申し込みができないうえに、運転免許試験場によっては実施日がすでに決まっていることもあります。さらに一発試験の場合自分で同乗者と大型車両を手配して路上練習を行わなければなりません。トラック業界によほどのつてがなければ難しいかもしれません。

しかもそのうえ、本試験に無事合格しても結局教習所に取得後講習を受講しに行く必要があります。この講習も自動車教習所によっては毎日行っているというわけでもありません。

そのため、一発試験で最短期間で取得するのは少し大変かもしれません。

一発試験の場合の手続き・試験の流れ

  1. 運転免許試験場で適性検査を受ける
  2. 場内試験を受験
  3. 合格後仮免許交付
  4. 3カ月以内に5日以上路上練習を行う
  5. 運転免許試験場に申し込み、路上で本試験を行う
  6. 合格後指定自動車教習所にて取得時講習を受講
  7. 大型自動車免許取得

大型自動車免許(大型免許)の試験内容・難易度

大型免許の試験やテストはどんな問題が出題されるの?

実は大型自動車免許を取る際にはペーパーテストは出題されません。それは大型免許に挑戦するときにはすでに他の免許を取る際にテストを受けて合格しているため。実技は得意だけどどうしてもペーパーテストは苦手という人にとっては朗報ですね。

実技は仮免許を取るための修了検定もしくは場内試験、そして本免許を取るための本試験を受験する必要があります。修了検定・場内試験では大型車を発車させる前の準備に関わる項目から始まり、試験場ならではともいえるS字クランクなどの道を走行することになります。

使用する車両は全長12mとかなり大きな車両です。修了検定ではそれまでにしっかり教習所で運転をして練習しているので大丈夫かと思いますが、場内試験の場合は車体の大きさや乗り心地に戸惑ってしまうかもしれません。本試験についても教習所に通っていれば慣れた道、慣れた教官との本試験になりますが、一発試験の人は初めて大型車で走行する道を初めて会う試験官との本試験になります。それだけに、戸惑う場面が出てくる可能性もあります。

大型免許のテスト勉強方法や学習法のコツ

教習所に通う人は1回1回の教習を大切にしましょう。大型車は普通車とはまったく操作感が違います。初めからスムーズに大型車を乗れる人はまずいないと思ってください。教官からアドバイスをもらいながら大型車の運転の経験を重ねていくうちに次第に大型車の運転に慣れていくはずです。

一発試験の人は、もしかしたら1度での合格は難しいかもしれません。ですが試験の度に試験官からアドバイスや注意点を教えてもらえるはずです。次の試験ではそのポイントの改善を心がけるようにしましょう。また、基本的な安全確認が重要視されるのは普通車の試験でも大型車の試験でも変わりません。安全確認の方法をおさらいしておきまましょう。

大型免許の試験やテストの難易度や合格率

大型免許の難易度は決して難しいものではありません。教習所に通った人、一発試験で受験した人両方を合わせた合格率は例年90%以上です。一発試験の人の合格率も実はそんなに低いものではなく、例年30%~50%台になっています。つまり、教習所に通えばほぼ間違いなく合格でき、一発試験でも3回~5回受験すると合格できているということ。こうして数値で見ると大型免許取得は自分にもできそうだという希望が持てそうですね。

大型自動車免許(大型免許)を取得すると運転できる車

大型免許証を取得すると、ほぼ全ての車が運転できるようになります。

大型
自動車
中型
自動車
準中型
自動車
普通
自動車
大型特殊
自動車
大型自動
二輪車
普通自動二輪車 原動機付自転車 小型特殊自動車 牽引自動車
運転OK 運転OK 運転OK 運転OK 運転NG 運転NG 運転NG 運転OK 運転OK/NG 運転NG
【備考】バスなど、対価を得て人を乗せる大型車両を運転する場合には大型二種免許が必要

大型自動車免許(大型免許)を取得するのにかかる費用

大型免許をとるために全部でどの位のお金や費用がかかるの?

  • 教習所に通う場合:合宿20万円程度~ 通学25万円程度~
  • 一発試験の場合:4万円程度~

安く大型免許を取得する方法

大型免許をできるだけ安く取得するには一発試験に挑戦するのが一番です。ただし、一発試験は試験に落ちて再チャレンジするとなるとその都度お金がかかります。さらに毎回平日に運転免許試験場へ向かうこと、路上練習では自分で大型車両を手配し、免許所持者に指導を依頼しなければならないことなどを念頭に置かなければなりません。

免許所持者の心当たりがない人は教習所に依頼することもできなくはないようですが、値段は高くついてしまうのが現実のよう。人によっては教習所に通った方が安くあがることもあり得ます。

運送会社でドライバーになると免許の費用負担はしてくれるの?

運送会社によっては大型免許取得の補助金を出してくれることがあります。転職して大型トラックドライバーを目指したいという人は求人を出している会社の制度を確認してみましょう。

現在求職中の人で条件を満たしていれば、教育訓練給付制度という国の制度を使うこともできます。教習料金の20%(上限10万円)が国から給付されるという制度です。とても助かる仕組みですよね。この教育訓練給付制度が使えるかどうかはハローワークや通う予定の教習所に問い合わせてみてください。

大型免許は仕事に直結することが多い免許。しかも時代のニーズは年々高まっているので、食いはぐれのない免許といっても過言ではありません。とはいえ、大型車は運転を誤ると大きな事故を引き起こしかねないのも事実。大型免許を取る際には教習所に通うにせよ一発試験にチャレンジするにせよ、じっくりと練習し、大型車の扱いに慣れる必要があります。

一度取れば一生あなたを助けてくれる大型免許。予算や日程と相談しながら、自分に合った方法で大型免許を取得してください。

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