せっかくタクシードライバーになったのであれば、皆から羨ましく思われるくらい思いっきり稼ぎたいですよね。そのためには、その世界のことをよく知り、時間を上手く使いましょう。
現在のタクシー業界は、隔日勤務が主流になりますが、数多くの会社の中で夜勤専門の労働条件で働くことが可能な会社もあります。
では、どのような労働の仕方に働く人にとってメリットがあるのでしょうか。今回は隔日勤務・夜勤専門、それぞれの特色について理解を深めながら、互いの良いところを探っていきましょう!
タクシードライバーの隔日勤務・日勤・夜勤・定時制勤務とは
勤務体系の違いは、時間だけでなくお客様の層も変わります。自分の休みだけでなく、給料にまで関わるものです。
日勤とは
主に、朝から夕方までの「昼勤務」と夕方から翌朝までの「夜勤務」があります。昼勤務であれば、夕方で終わるため、家族との夕食、買い物などができます。夜勤務の場合、遠距離のお客様も多いので、歩合を稼ぎやすいです。
隔日勤務とは
朝から翌日の早朝まで、一日中になります。そのかわり、翌日は一日休みです。日勤二回分を一日でこなすものです。また、出勤日数が日勤の半分ほどになります。
タクシー業界は、勤務する労働形態によって得られる収入に大きな変化がある業界であるといわれています。そのタクシー業界では、「隔日勤務」という勤務体系が中心で、特に法人ではこの勤務体系が主流の働き方になっており、隔日勤務は、大雑把にいうと1日出勤して1日お休みを繰り返す勤務体系になります。
実際は隔日勤務では1日21時間が上限となっているため、仮に朝7時に出勤した場合は、間に休憩を挟み、翌日の4時までの勤務になります。そして、その後休日となり、翌日の7時に出勤となります。これを繰り返して、日曜日は1日完全休養という働き方が業界の中でよく目にする標準的な勤務の仕方になります。
定時制勤務って何?
アルバイトやパートのようなもので、日勤や隔日勤よりも勤務時間が少なくなります。しかし、給料などは正社員とほとんど変わりません。
タクシー会社は隔日勤務のほうがメリット大!?
現状ではドライバーの多くの方が隔日勤務で働いています。
というのも、タクシー会社にとっては非常に効率の良い体系で、例えば、日勤ばかりのドライバーが多いケースでは車自体が必要になって効率も悪いため、1台で21時間ほど働く事が可能な隔日勤務のほうが稼働率が高いため、営利目的であるタクシー会社が、効果的な仕組みを望むのも仕方のない事だと言えるかもしれません。
ですが、他にも違う勤務体系で働くことが可能な会社もあり、そのひとつが「夜勤専門」とよばれるもので、都心など地域によってはこの条件の方が高い収入が得られる場合もあると言われています。
夜勤専門のほうが稼ぎやすい!
まず、一番の違いは深夜・早朝は割増料金で2割増となるため、日勤と比べると同じ距離を走った場合でも夜勤専門のほうがドライバーからすると当然多く稼げることが多くなります。
深夜・早朝料金は多くの地域で22時~5時に適用されますが、この時間内で多くの時間働ける夜勤専門は収入を増やしたいタクシードライバーにとって、高収入を得るためにはより好ましい労働条件と言えるでしょう。
また先述のとおり、東京・大阪など一部の都心では、日中以上に深夜の方がはるかに需要が高まるのも事実です。田舎の車社会とは違い、電車移動が多い都心では、終電に乗り遅れた場合や最寄り駅まで電車で帰ってきたものの雨・雪などの悪天候のときなど、タクシーを利用したくなるケースは幾度もあるでしょう。
とはいえ、たとえ多くのお客様に利用してもらえるとわかっていたとしても経営側からすると、乗務員の勤務交代に伴う人員確保や上記の稼働率の観点から考えれば、単純に夜勤専門労働を増やすわけにもいかないのが実情で、この勤務体系を採用しているタクシー会社が多くないのが現状かもしれません。
タクシードライバーの収入とワークライフバランスを充実させるためには
タクシードライバーの仕事に就くとき高収入を得ようと思ったら、まず最初に夜勤専門の環境で働ける可能性のある会社を探してみてください。
夜間の仕事が続くため、身体が悲鳴を上げる事もあるでしょうが、継続する事で確実に高収入を獲得できるものと思われます。
ただし、実際に夜勤専門で働くことが可能な会社は、まだまだ少ないのが現状です。
もし条件に合う会社が見つからない場合は、まずは夜勤専門に拘らず隔日勤務でも22時以降も働くことができる自分の考えに合った労働条件のタクシー会社を見つけ少しでも稼ぎながら、タクシードライバーとして必要な運転技術、地理の知識や経験を積むことも大事かもしれません。
ですが、そもそも体力面や精神面から夜勤専門があなたにとって本当にふさわしい労働条件か実際のところはわかりません。
収入面に固執せずに自己の体調に鑑みながら心身ともに無理のない程度に働くことが仕事を継続する一番の得策で、結果的に収入を増やすことになるかもしれません。
自分が目指すタクシードライバーになろう
給与体系や勤務体系も、会社やドライバーによってさまざまです。完全歩合制で高給を狙ってみるのもあり、年金を貰っている、体力が不安なら定時制でゆったりと働くのもありです。
自分に合ったスタイルの会社を選ぶことも大事です。求人情報だけでなく、タクシー会社の説明会などに参加してみるのも良いでしょう。
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