この記事を見ているという事は転職に興味があるのではないでしょうか?近年は転職することも当たり前になっていますね。数ある職種の中でもタクシードライバーは学歴や職歴を問わず、長く働ける仕事として人気です。
しかし、いざタクシードライバーの求人を検索すると結果が山のように出てきます。これだけあると、どの会社が良いのか分からなくなります。そこで今回は転職に役立つ求人の味方をご紹介していきます。
良いタクシー会社の求人とは?
一般的に働きやすい環境かどうか、または納得のいく給料かどうか、は応募する会社によって決まります。タクシードライバーの求人もまた然りです。いい求人情報を見分けるポイントはどこでしょうか。
タクシーの車両をみる
まずは車両をチェックしましょう。車両はタクシードライバーの仕事の武器となりますし、車内が職場でもありますから、職場環境を入念にチェックする必要があるのです。
ほとんどのタクシー会社にカーナビが導入されていますが、全部のタクシー会社が導入しているわけではありません。地域によっては導入していないところもあります。
運転することが好きで地理に詳しければ、カーナビを起動させるよりも自分で走るほうが早いですが、カーナビがないと不安な方はカーナビがあるかどうか、聞いてみたほうがよいでしょう。
給与はボーナス、福利厚生、事故補償までみる
給与面も各会社によって基準があります。基本的な給与は、基本給+歩合という体制になるとは思いますが、ばらつきがあるのは福利厚生やボーナス支給に関する取り決めです。
確認を怠らないでほしい部分は、やはり事故への補償です。無事故への評価や、有給の取りやすさなど労働面のフォローもできるタクシー会社を選ぶようにしましょう。
タクシードライバー特有の雇用条件を確認する
以下のものはタクシードライバー特有の雇用条件です。これらは自分の給与に反映されますのでよく確認しましょう。
歩合の割合
タクシードライバーの給与は歩合制を設けているところが殆どです。しかしこの歩合の割合が会社によって異なります。会社によって50~65%もの幅があるので、歩合率は必ず確認しましょう。
ドライバー側の自己負担がないか
タクシー料金の支払いにクレジットカードや電子マネーで決済できるところが増えています。ところが中にはクレジットカード決済の手数料をドライバー負担にしている会社もあります。また遠方に行くお客様を運ぶ時に高速道路を使った場合に帰りの高速料金が自己負担になることがあります。その他に事故を起こした際の保険内容が悪くて自己負担で賠償しなければいけないというパターンもあります。
ノルマの有無
サービス業かつ歩合制の仕事なのでノルマをかしている会社もあります。このノルマが普通に営業をしていてクリアできる値なのか確認しましょう。また売り上げについてシビアなのかも重要です。
求人雑誌や求人サイトを見てみると山のような求人を目の前にするとどの会社が良いのか分からなくなりますね。そこで一つの目安として優良タクシーの会社を選択肢に入れると良いかと思います。
この優良タクシーとは利用客からの評価が高く、ドライバーの無事故である会社です。技術の高いドライバーが多いということはその会社が優良な会社である可能性が高いと思われます。
どの会社が優良タクシーなのか見分けるポイントは優良タクシーの専用乗り場があります。またインターネットの口コミも参考になります。
実際に働いてみないと自分に合う会社かどうかわかりませんが、まずはブラック企業を避けるようにしましょう。
タクシードライバーの給与・条件の落とし穴
未経験者から中高年に人気のタクシードライバーに転職して失敗した!という人も少なからずいます。特に失敗したと思う点は給与面です。
求人を見ていると【月に50万円稼げます!】なんて言う謳い文句を載せている会社があります。しかし本当に未経験者がいきなり月に50万円も稼げるのでしょうか?
多くの方は月収もしくは時給の仕事を経験されていると思います。しかしタクシードライバーの給与形態は固定給+歩合もしくは完全歩合制です。
つまりどれだけのお客さんを乗せた数だけ給料が上がります。
しかし全くの未経験者がお客さんを効率よく捕まえるのには技術が必要です。そこで求人で注目したい項目は、未経験者に対して給与保証がどれだけ厚いかというところです。この給与保証は会社によって期間と額が異なります。
多くの求人は3~4か月の間に約30万を保証してくれる会社が多いようです。中には半年から1年も保証してくれる会社もあるので、求人をよくよく探してみましょう。給与が保証されている間は生活が安定します。この間にタクシードライバーの技術をしっかりと取得することが大切です。
給与天引きはタクシードライバーの給与チェックで大事なポイント
先ほどタクシードライバーの給与についてお話しました。しかし歩合で増える部分も大切ですが、タクシードライバーには意外と天引きも多いんです。
例えば最近のタクシーはクレジットカードやICカードに対応しています。しかしクレジットカード決済の手数料や決済に使う機器の手数料を毎月数%もタクシードライバーが負担する会社もあります。
また高速道路を使ってお客さんを運んだ時に行きの高速代金は運賃に含まれています。しかし帰りの口側代金は自己負担というところもあります。もしも高速を長距離を走った時は高速代金は高額になりますし、帰路でお客さんを拾えないと給与にダメージを受けます。
1日中運転しているとどうしても交通事故や車を損傷してしまう確率が高くなってしまいます。もしも会社が何の保証もしていないと、車を破損した時に全て自己負担で修理することになります。そのため転職先の会社が事故補償してくれるかチェックしましょう。
給与が高い代わりに天引きの額も多い会社も珍しくはありません。求人にはどういった天引きがあるかまでは書かれていないので、会社見学の時によく聞いてみましょう。
ホワイトなタクシー会社に入社するために
いい求人情報に出会ったら、すぐに応募することが先決です。タクシードライバーは再就職先としてもっとも人気の高い職種ですので、誰の目からみてもいい求人先には、やはり多くの応募があるでしょう。少しでもライバルと差をつけるためには、先にドライバーとして必要なスキルを身に付けておくことをおすすめします。
タクシードライバーは地理に詳しいことや、運転技術だけもっていればいいわけではありません。荷物を運ぶわけではなく、お客様を乗せて快適に走らなければなりませんので、コミュニケーション能力も必要とされます。
また最近ではSNSでの情報拡散が定着化されていますので、企業側はお客様への対応には敏感になっているところがほとんどです。タクシー会社もまた然りですので、コミュニケーション能力を重視している傾向にあります。こうした時代背景の中で、応募する書類や面接などでコミュニケーション能力についてアピールすることが重要となっています。
タクシードライバーは就職しやすく、また給与面も魅力的な職種と言えますが、働く環境も重要視しなければなりません。ハローワーク等の求人情報誌でドライバーの求人は多く目にすることが出来ますが、働く環境まではなかなか見えては来ないので、自分で確認する必要があります。
ブラックなタクシー会社の特徴
※ここに記載された特徴はあくまでも一例です。当てはまった場合であっても、必ずしもブラック企業とは限らない点にご注意ください。
求人が常に掲載されている
求人広告が常に出ているということは辞める人が多く、常に人が足りていないということです。しかしタクシー業界は常に人手不足です。そのため常に求人を出している会社も珍しくはありません。それではブラック企業の見分けがつかない!と思うかもしれません。
ここで求人広告の給与項目も合わせてみてください。他に比べて給与が以上に良い求人はありませんでしたか?給与が良いのに求人が出しっぱなしということは給与の高さ以上に悪い問題がある可能性があります。
残業や残業手当を曖昧にしている
タクシードライバーは仕事上どうしても長時間勤務になり通常勤務と時間外勤務との境目が曖昧になることがあります。また歩合制の仕事という特性上、残業代や深夜割増で稼いだ分が歩合給の中に組み込まれて支払われている場合もあります。
給与に関する事なので求人内容や人事担当によく確認しましょう。
休日や有給休暇が少ないもしくは取れない
従業員が少ない会社は少ない人数で会社を回しています。そのため休みが少なかったり、希望の日に休みが取れなかったりします。またブラック企業にありがちですが、有給休暇を取らせません。
タクシードライバーの勤務形態上、隔日勤務なら休日は17日~18日が平均的なようです。また日勤もしくは夜勤での勤務であれば週2日の休みになります。求人で注意したいのは週休2日制と完全週休2日制は全く別の意味になるので気を付けましょう。
福利厚生が無い
ブラック企業では厚生年金や社会保険に加入していないところもあります。そのうえ給料から天引きしているにもかかわらず、実際は加入されていなかったという例もあります。
福利厚生には他にも施設の優待や寮を完備しているところなどありますが、何の福利厚生もなければブラック企業を疑いましょう。
2013年の流行語大賞にブラック企業という言葉がノミネートされたことはまだ記憶に新しい事と思います。苦労して転職した会社が実はブラック企業だった!なんて事になったら目も当てられませんよね。
就職売り手市場のタクシー業界は中高年の転職先としても人気です。これからタクシードライバーになる人も、今いる会社から別のタクシー会社に転職を考えている人もブラック企業を見抜いてホワイト企業に就職するにはどこに着目すべきかきちんと把握してから面接に臨みましょう。
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ただ、そこまで本気で転職を考えたりはしてないけど、「一応、ドライバーの年収や労働条件って世の中的にはどの位がアタリマエなのか興味はある」、というのであれば情報収集するのは得はあっても損はないでしょう。
ただ、ドライバーの仕事は忙しいのでじっくり探す時間はなかなか取れないものです。ホームページに書いてあることが本当かどうかあやしいと感じるドライバーさんもいます。
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