4トントラックのサイズ/大きさ/寸法/車幅/長さ/高さ
4トントラック(平ボディ)の一般的なサイズ/寸法
4トントラックはいわゆる中型トラックのことで、工業地帯や郊外の店舗、高速道路のサービスエリア、夜間帯の主要幹線道路などでよく目にする、なじみの深いタイプのトラックです。道路交通法では準中型自動車・中型自動車に区分されます。
4トントラック(平ボディ車)の一般的なサイズ(車両寸法)
- 全長8,440mm
- 全幅2,240mm
- 全高2,440mm
乗用車の全長をおよそ4,500mmと考えると、4tトラックの全長は一般的な乗用車2台を直列で並べた長さより5cm程度短い長さとイメージできます。
4tトラックの車幅に関しては同じく乗用車の幅より50cmから70cmほど広くした幅、乗用車の両側に小児一人ずつ程度のスペースがある感じです。
4tトラックの高さはほとんどの乗用車が入れる立体駐車場よりも高くできていますので、乗用車立体駐車場へは進入できないと考えて良いでしょう。
4トントラックの一般的な荷台寸法
一般的な4トントラックの荷台寸法(平ボディ)となるサイズは内寸で長さ6200mm、幅2120mm、あおりの高さ400mmです。
トラックの荷台寸法において、荷台の長さは全長のおよそ3分の2を占めます。また荷台の幅は、全幅よりあおりの厚さなどを差し引いた、内側の積載に有効なスペースの幅のことを表しています。
あおりは走行中に荷台から貨物が滑り落ちてしまうことが無いように、荷台の両側の端に荷台と垂直に立てる装備で、通常ドライバーが手動で上げ下げする板です。トラックの側面からあおりを開くと荷台がむき出しになり、のぞき込まなくても積載物を取ることができます。
あおりの幅は主に積載物の特徴によって決めますが、ダンプカーなどでは幅が広く、デザイン性のあるものを採用している場合が多いです。積載物の特性上、積載量を確保し、飛散防止の工夫が施されているなどの特徴があります。
4トントラックの最大積載量
4トントラックは道路交通法改訂に伴う中型車の免許区分の創設により、2007年に特定中型車と特定以外の中型車に分類されました。いずれも免許区分によって運転可能な車両を明確にさせるための区分です。
特定中型車は免許改訂前区分で大型自動車に分類されていました。大きさは同じでも、4トントラックより積載重量も車両総重量も大きいことから、『6トントラック』や『8トントラック』などと呼ばれることもあります。特定中型車の最大積載量は5,000kg以上6,500kg未満、車両総重量8トン以上11トン未満です。
特定以外の中型車は免許区分改定前では普通免許で運転可能な中型車で、運転免許証の備考欄にある『中型車は8トンまで』の限定の部分を指しています。最大積載量は3,000kg以上5,000kg未満、車両総重量は5トン以上8トン未満です。
いずれも、車両重量は車両総重量から定員分に55kgを乗じた重量と、最大積載重量を差し引いた量になりますのでおよそ4,000kgで、架装により積載量と車両重量の割合が変わります。
4トントラックのボディタイプごとの車両サイズ/大きさ/荷台寸法
4tトラックロングボディのサイズと荷台寸法
4トントラックのロングボディはよくみる荷台寸法の車両で、標準ボディのトラックより荷台が長いのが特徴です。
4トン平ボディのサイズ(ロングボディ・車両寸法)
- 全長8,350mm
- 全幅2,320mm
- 全高2,440mm
(荷台にかぶせるシートを格納する台や、ユニック、荷台の箱などの架装によりバラツキはありますが、全高は3,800mm以内での設置が可能です。)
4トンウィング車のサイズ(ロングボディ・荷台寸法)
- 長さ6,200mm
- 幅2,200mm
- あおりの高さは400mm
(通行予定の道路の高架下などの高さの都合もあり、全高は3,460mm前後のタイプが主流です。)
4tトラックスーパーロングボディのサイズと荷台寸法
4トントラックのスーパーロングボディは超ロング、超々ロング、オバケロングとも呼ばれる、全長の長いトラックです。価格を抑えるため、4トントラックのボディを使い、道路交通法で定められる最大限の荷台を付けるのです。
よって大型トラックと比べると、後ろのタイヤより後ろの部分にあたる『リアオーバーハング』という部分が特に長く突き出ている形になります。この見た目がオバケロングと呼ばれる理由なのでしょう。
- 4tトラックスーパーロングボディの車両寸法は、全長12,000mmまで、全幅2,500mmまで、全高3,800mmまで取ることが可能です。
- 4tトラックスーパーロングボディの荷台寸法は、キャビンを2,200mm、架台の厚みを50mmと考えると、長さ9,800mm、幅2,400mmとなります。あおりの高さは標準的な400mmです。
スーパーロングボディも基準上は4トン車なので、中型免許を所持していれば運転することが可能です。
特に軽くて嵩張る発泡スチロールや、スナック菓子などを運ぶトラックとして重宝されています。
4tトラックワイドボディのサイズと荷台寸法
4トントラックには幅の広いワイドと呼ばれるタイプがあり、フルワイドやセミワイドといったワイド幅により異なる呼び名があります。
4トントラックであるにもかかわらず大型トラックと変わらない全幅のものがフルワイド、それと標準幅の中間幅がセミワイドです。
4tトラックワイドボディの一般的な車両寸法
- 全長8,485mm
- 全幅2,470mm
- 全高2,550mm
4tトラックワイドボディのの一般的な荷台寸法
- 荷台の長さ6,210mm
- 荷台幅2,365mm
- あおりの高さ390mm
標準幅に比べると架装部分が大きくなる分だけ積載重量が少なくなるので要注意です。しかし、輸送や保管でよく使われているパレットを効率的に積むことができるのが大きなメリットでしょう。
一般的に使われている11型のパレットはサイズが1,100mm×1,100mm、標準幅だと5枚並べる事ができるところ、ワイド幅だと倍の10枚並べて積むことができるのです。
4tトラックショートボディのサイズと荷台寸法
4トントラックの中でも最も短いタイプがショートです。先述のワイドやロングなどと比べると、はるかに小回りが効くトラックのため、狭く入り組んだ住宅街などにも入りやすく、コンパクトに曲がれるので曲がり角もスムーズで安心です。
それに加え、小型トラックに比べて重量が確保できていることもあり、引っ越しなどに重宝されている車種です。宅配便や家具の据え付けトラックとして住宅街や繁華街で見かける機会が多いので見たことがある方は多いかもしれません。
4tトラックショートボディの一般的な車両寸法
- 全長6,140mm
- 全幅2,170mm
- 全高4,350mm
4tトラックショートボディの一般的な荷台寸法
- 荷台の長さ4,350mm
- 荷台の幅2,040mm
- あおりの高さ400mm
4tトラックのサイズ/大きさ/寸法が異なる理由とボディタイプ別の用途
4トントラックのボディタイプにはそれぞれ特徴がありますが、企業は自社の取扱貨物の特性にあわせて最適なボディタイプのトラックを導入します。
もっとも一般的な4トントラックはワイドとロングを兼ね備えたタイプで、多様な貨物を積むことが可能です。パレットを使用してのダンボール入りの製品や、住宅機器の配送、精密機械などの配送、宅急便のセンターなどで見かけるかご台車もバラのケースでも適しています。
紙製品の輸送を専門としている企業は、重量の割に嵩張るのでとにかく広いスーパーロングボディを好みますし、金属工業で作られる金型輸送を専門としている企業はコンパクトでも重量がある貨物が多いので積載重量を最大に確保したタイプのショートボディなどを好みます。
精密機械などの輸送を専門とする企業では荷台の跳ねを防ぐ性能やゲートという昇降機の装備を必要とするため、架台に重量が取られがちですので、同じワイドロングタイプでも積載可能重量が少なかったりします。
建築現場などの更地に材木などをお届けするトラックでは、ユニックというクレーン式の荷卸し機が装備されているのでボディタイプも短めの車が多いです。
4トントラックで発生しやすいオーバーハングとは何か
オーバーハングとは、前輪のホイールベースから前に突出している車体の部分(フロントオーバーハング)と、後輪のホイールベースから後ろに突出している車体の部分(リアオーバーハング)のことを表します。
前輪から前の部分はボディタイプが変わっても大した差はありませんが、後輪から後ろの部分はショートタイプとスーパーロングタイプではかなりの差が出ます。そのため、リアオーバーハング部が右左折の際にタイヤの軌道より外側に出ます。
このとき、いわゆる「ケツ振り事故」が起きてしまい、一般的にこれを「オーバーハングによる事故」と表現します。
4トントラックのロングボディの車では、停車時からのリアオーバーハングはおよそ50cm程度ですので、1m弱の幅があれば停車状態から目一杯ハンドルを切って右左折した場合のオーバーハングの接触は無いということになります。
目安としてはドアです。ドアを全開に開けることができるのならば基本的に接触しないのです。ただし、右左折前に反対にハンドルを切る(いわゆる「大回り」)と、その分オーバーハングの幅が広くなりますので注意が必要です。
ミラーでは距離感がつかみにくい部分なので、オーバーハングには意識して注意を払うと良いでしょう。
4トン(中型)トラックと2トントラック・大型トラックの寸法/積載/用途等の違い
4トン(中型)トラックと2トントラック・大型トラックのサイズ/寸法/積載量の違い
トラックは、それぞれサイズや積載量が異なり、いろいろな種類がありますが、一般的な2トントラック・中型4トントラック・大型10トントラックの寸法や最大積載量は下表のようになります。
全長 | 全幅 | 全高 | 最大積載量 | |
2トントラック | 4,690mm | 1,695mm | 1,990mm | 2トン未満 |
4トントラック | 8,440mm | 2,170mm | 2,500mm | 4トン未満 |
大型10トントラック | 12,000mm | 2,400mm | 3,100mm | 6.5トン以上 |
中型自動車のうち4トントラックは、先述のとおり2トントラックと大型トラックの中間で、スーパーロングやロング、ショートなど比較的自由なサイズで作ることができます。
また、大型トラックは車両総重量25トン未満という定めの中、4トントラックより大きい重量設定で自由な重量で作ることができます。
4トン(中型)トラックと2トントラック・大型トラックの用途の違い
トラックはサイズや積載重量により用途に特徴があります。
まず、2トントラックなどの小型サイズでは、狭い住宅街などを走り、頻繁に積卸をする宅急便や単身の引っ越しなどに特化しています。
一番普段の生活に身近な2トントラックの中でも2トン未満の準中型トラックに関しては、条件を満たした上で準中型免許で運転が可能なので若手の物流業界への取り込む良いきっかけとなっています。
4トントラックは、配送センターから工場への輸送など2トントラックよりは積卸のタイミングが割と少なく、パレットなどを使用して運ぶまとまった貨物の運送用途が多くなります。
また、4トントラックの仕事になることが多い業務としては、大型トラックでは積載空間が大きすぎる精密機械や建築材料などもあります。
そして、大量の貨物を一度に移動させたりするのが得意なのが、10トン等の大型トラックです。工場間やセンター間の輸送など、特に大きいロットの貨物を運ぶ仕事です。
4トン(中型)トラックと2トントラック・大型トラックの運転難易度の違い
運転の難易度は免許取得の条件からも想像できるかもしれませんが、大型トラックが一番難易度が高いでしょう。ドライバーの経験や技術、体力も多く必要です。
4トントラックも、2トントラックに比べ車両総重量が重い分だけ加速までに時間がかかります。
そして一度スピードに乗ってしまうと足元のブレーキだけで簡単に止まることもできません。カーブ走行時ではオーバーハングや内側の巻き込み事故にも注意が必要です。
ミラーだけでは必ず死角が生じますので目視での確認が重要になります。また、バック時はミラーやバックアイモニターの確認だけでなく、必ず目視でも確認しましょう。
必要に応じて誘導員をつけたり、運転手自身が降車確認をすることが安全運行にとても効果的です。
4トントラックの車種ごとの車両寸法と荷台寸法
いすゞの4tトラック:フォワードの寸法
いすゞ『フォワード』の車両寸法と荷台寸法と特徴を形状別に説明します。
平ボディ
木製アオリのリーフサスが標準です。使い勝手が良く、いろいろな輸送シーンに対応することを目指しているのが特徴のトラックです。
様々な用途を予想して作られているので、架装のバリエーションも幅広くあり、ボディメーカーも指定内であれば希望により選定できます。
- 車両寸法:全長8,540mm、全幅2,280mm、高さ3,540mm
- 荷台寸法:長さ6,400mm、幅2,140mm、あおりの高さは400mm
- 積載量:4,100kgなど
バンボディ
ラッシングレールが2段やバックアイカメラ・モニター、大きい燃料タンクなどが標準装備となっている、とても使い勝手の良いのが特徴のトラックで、サイズも実用的です。
ドライ品を積むのに最適ですし、冷蔵や冷凍など温度管理タイプに変更もできます。
バンタイプのトラックはリーフサスのみですが、ウィングタイプではエアサスも選択可能で、精密機械輸送にも安心です。
- 車両寸法:長さ8,485mm、全幅2,260mm、全高3,790mm
- 荷台寸法:長さ6,210mm、幅2,155mm、あおりの高さ390mm
- 積載量:3,000kg弱
キャブバッククレーン
キャブバッククレーンの特徴は何といってもキャブの後ろにユニックと呼ばれるミニクレーンがついていることです。
クレーンを装備している場合、その種類や形により積載量や荷台寸法が変わりますが、このトラックを運転するには小型移動式クレーンの技術資格が必要になります。
- 車両寸法:全長8,180mm、全幅2,300mm、全高2,950mm
- 荷台寸法:長さ5,520mm、幅2,190mm、あおりの高さ400mm
- 積載量:2,000kgから5,000kg未満
ダンプ
いすゞのトラックの標準性能として燃費基準プラス10%がダンプでもクリアしています。高い経済性が特徴的なトラックです。4トンダンプは工事現場や建設現場などの土や砂などを積載するため、乾いているほど多く積むことができます。
積載重量だけでなく、積載量を立法メートルで表すことも多く、4トンダンプの積載量は2.5立法メートル程度です。
- 車両寸法:全長5,420mm、全幅2,200mm、高さ2,490mm
- 荷台寸法:長さ3,400mm、幅2,070mm、あおりの高さ250mm
- 積載量:3,850kg
※あおりの高さが1,000mmの深いサイズの積載量は1,000kg程度少なくなる場合があります
日野の4tトラック:レンジャーの寸法
日野『レンジャー』の車両寸法と荷台寸法と特徴を形状別に説明します。
平ボディ
50年の歴史がある、古くからのなじみ深い車種です。改良を重ね現在の型になり、整備の品質はそのままに整備コストを抑えることに成功しました。
ドライバーなら誰でも低燃費が実現するように設計された節約タイプが特徴で、スムーズにエコ運転をすることができます。
- 車両寸法:全長8,500mm、全幅2,490mm、高さ2,700mm
- 荷台寸法:長さ6,200、幅2,370mm、あおりの高さ400mm
- 積載量:4,150kgなど
バンボディ
平ボディと同様に節約タイプが特徴の車種で、安全に関する性能がとても高くできています。長時間の運行でもドライバーの疲労が軽減されるような高機能シートや操作性、視認性に優れているところも見逃せないポイントです。
キャブ内にはベッドを選ぶこともできますので、長距離運転も快適です。
- 車両寸法:全長8,670mm、全幅2,490mm、高さ3,410mm
- 荷台寸法:長さ6,220mm、幅2,360mm、高さ2,230mm
- 積載量:冷凍車の装備がある車で2,300kgなど
三菱ふそうの4tトラック:ファイターの寸法
三菱ふそう『ファイター』の車両寸法と荷台寸法と特徴を形状別に説明します。
平ボディ
スピードリミッターが作動したり、衝突軽減ブレーキ、左巻き込み防止のための警告ランプがドアミラーに装備されていたり、機能的にドライバーの安全を確保しています。予防的な安全システムが備わっていることが特徴です。
- 車両寸法:全長8,440mm、全幅2,240mm、高さ2,440mm
- 荷台寸法:長さ6,220、幅2,120mm、高さ400mm
- 積載量:4,000kgなど
バンボディ
装置を軽量化することで、積載重量を確保したタイプのトラックです。メーター部分にはマルチファンクションモニターを搭載することであらゆる角度からドライバーの快適性をサポートしているのが特徴です。
- 車両寸法:全長8,090mm、全幅2,490mm、高さ3,480mm
- 荷台寸法:長さ5,870mm、幅2,360mm、高さ2,260mm
- 積載量:冷凍車の装備がある車で積載量は2,400kgなど
日産UDトラックスの4tトラック:コンドルの寸法
日産UDトラックス『コンドル』の車両寸法と荷台寸法と特徴を形状別に説明します。
平ボディ
排気量は少なく、効率性の高いターボ搭載のハイパワーエンジンが特徴です。街中の走行に向いているタイプの車両ですが、快適な運転空間と操作性も優れていて、従来クラッチペダルを踏まなければ操作ができなかったポイントをシフトレバーだけで変速可能になりました
- 車両寸法:全長8,220mm、全幅2,460mm、高さ2,510mm
- 荷台寸法:長さ6,220mm、幅2,350mm、高さ400mm
- 積載量:3,350kgなど
バンボディ
平成27年度低燃費基準プラス10%達成のエコカーです。環境性能、積載性能、燃費性能が高いのが特徴です。蓄冷装置付きで快適度がアップの上、ボタン一つでモードがエコに変わるエコモード搭載でドライバーも快適に運行することができます。
- 車両寸法:全長8,700mm、全幅2,350mm、高さ3500mm
- 荷台寸法:長さ6,230mm、幅2,240mm、高さ3,500mm
- 積載量:2,650kgなど
マツダの4tトラック:タイタンの寸法
マツダ『タイタン』の車両寸法と荷台寸法と特徴を形状別に説明します。
平ボディ
解放感がある運転席や快適仕様の収納スペース、2WDと4WDのラインナップがあるのが特徴です。あおりも木製とアルミ製の選択をすることができます。様々な安全装置や警告音などで快適かつ安全な運転をアシストしています。
- 車両寸法:全長4,690mm、全幅1,695mm、高さ1,970mm
- 荷台寸法:長さ3,120、幅1,620mm、高さ380mm
- 積載量:3,000kgなど
バンボディ
経済性に富んだトラックで、パフォーマンスが高いディーゼルエンジンを搭載しています。衝突回避支援の装置やプリクラッシュブレーキ、車間距離の警報音などが搭載され、ボトルカーなどで使われたことがあるのが特徴です。
- 車両寸法:全長5,990mm、全幅1,905mm、高さ1,970mm
- 荷台寸法:長さ4,355mm、幅1,790mm、高さ380mm
- 積載量:4,000kgなど
4トントラックのナンバープレートと運転免許
1ナンバーと8ナンバーの規定と該当するトラック
事業用トラックのナンバープレートは緑地に白文字のナンバープレートです。自家用車とは配色が逆になります。
大きさにも決まりがあり、大型トラックは大型のプレート、中型トラックと小型トラックは中型のプレートと車体の大きさに合わせた大きさのプレートを装着しています。
ナンバープレートの上に位置する小さい数字は自動車の範囲を区別しています。1ナンバーと言われる1、10~19、100~199の番号は貨物トラックの分類のため4トントラックもここに分類されます。8ナンバーと言われる8、80~89、800~899の番号は特殊用途の自動車で小型・普通特殊自動車、散水車や広告宣伝車、霊柩車などが当てはまります。
ちなみに、このナンバーで車検の時期も区別しており、車検が1年と2年に分かれますが、1ナンバーは車検が1年、8ナンバーは車検が2年となっています。
ナンバープレートの左側に記されているひらがなやローマ字では自動車の区分がわかります。事業用はあいうえお、かきくけこ、をとされています。
4tトラックの運転に必要な免許
2007年6月1日の改訂前の普通免許を取得した人は誰でも4トントラックを運転することができます。普通免許の取得時期がこの改訂前の人は、「中型車は中型車8トンに限る」という限定が免許証に記載されています。車両総重量8トン未満の4トントラックに乗ることができる免許です。
この改訂後に普通免許を取得した人は中型免許や大型免許を追加取得しなければなりません。注意点として、これらの免許は普通免許取得後に続けて取得することはできず、中型免許取得には2年の経験、大型免許取得には3年の経験が必要となります。
改訂後の中型免許では、旧普通免許で運転可能な中型トラックより大きいトラックに乗ることができます。最大積載量6,500kg、車両総重量11,000kgのトラックです。
この免許改訂に合わせて4トントラックの外観で積載重量が多い6トントラックや8トントラックが重宝されるようになりました。ただ、先述の限定が記されている普通免許では運転することができませんので、自動車教習所で限定解除の講習を受けるか、大型免許取得が必要となります。
以下の表は、改正道路交通法が施行された平成29年3月12日からの基準です。
4トントラックのサイズ・大きさ・寸法のまとめ
このように、4トントラックの種類はとても多く、汎用性がとても高い、利便性の高い人気の車種なのです。
住宅地の通行もできますし、イベントや広告に使うこともできます。コンパクトなサイズ、馬力のあるタイプからスタイリッシュな外観、ドライバーの快適性を追究したハイスペックな仕様、ダンプや平ボディ、クレーン付きなどもあります。
新車で購入すると1,000万円越えの車種も少なくなく、手軽に購入できる価格ではありません。発注から納車まで半年以上かかることも珍しくなく、中古市場でも回転率が高いので仲介業者にも好まれるサイズのトラックです。
性能は日々研究され、より快適な運転環境や更に安全を追究して改良が重ねられています。
性能が上がったとはいえ、4トントラックのドライバーは免許さえあれば気軽に乗り回せるわけではなく、荷物や運転に対する知識や経験が特に必要となるとてもやりがいのある仕事です。
昔ほどドライバーの腕に頼ることはありませんが、車の性能に頼りすぎることなく、知識を高めコツをつかんで、荷物や環境、周囲の人に優しい運転を心がけたいところです。
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