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4トントラック

4トントラック(中型トラック)の運転に必要な免許がまるわかり

4tトラックとは

4トントラックとは、一般的に中型トラックに分類される貨物車両で、最大積載量が5t未満、車両総重量が8t未満のものを指します。

4トントラックは小型トラックとは異なり、形状やバリュエーションも豊富で、よく街中で見かけるアルミバンタイプのトラックや平ボディ、ウィング車といったものが代表的な例として挙げられます。

  • アルミバンタイプは荷台部分が箱のような形をしており、多くの業界で幅広く活躍しています。
  • 平ボディ車は荷台部分が開けているので、形がバラバラな荷物を積むのに適しており、建築の仕事でよく使われている車両になります。
  • ウィング車は後方の扉のほかに、荷台側方部分がふたを開けるように開閉する仕組みなので、フォークリフトを使って荷積み荷下ろしするときに便利な車両です。

4トントラックを使った主な業務内容としては地場~中距離での仕事がメインですが、長距離輸送の仕事にも使われます。特にコンビニなどのルート配送や引っ越し荷物の運搬などに重宝されます。

2トン車よりも運転技術が必要とされてくるため、扱いには一定期間操作して慣れていく必要があります。

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4トントラックのサイズ/大きさ/寸法/車幅/長さ/高さがロング・ワイドも全部まるわかり!4トントラックのサイズ/大きさ/寸法/車幅/長さ/高さ 4トントラック(平ボディ)の一般的なサイズ/寸法 4トントラックはいわゆる中...

普通免許で4tトラックは運転できるのか?

平成19年6月1日までに普通自動車免許を取得した場合

平成19年6月1日までに普通自動車免許を取得した場合、4トントラックが運転可能です。

運転免許の種類が大型と普通の2種類しかなかったため、ほとんどの中型車両は乗ることができます。しかし、操作に慣れていない中でいきなりのトラック操作は危険なので、不安であれば事前の練習をしておくと安心です。

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普通自動車免許(普通免許)の取得方法・費用・運転できる車普通自動車運転免許とは? 自動車にはオートマ車(AT車)とマニュアル車(MT車)があり、普通自動車運転免許でもオートマ限定やオートマ・...

平成19年6月2日~平成29年3月11日に普通自動車免許を取得した場合

平成19年6月2日~平成29年3月11日に普通自動車免許を取得した場合、運転可能なトラックは5t未満のみで、4トントラックの枠の中でも運転できない車両のほうが多いです。

『中型免許』が新たに新設されると免許保有者は車両総重量5t以上11t未満の車両を操作できるようになりましたが、この免許は取得要件が厳しかったため、物流・運送業界から準中型免許を新設する要望が強まりました。
その理由は物流業界の人手不足です。若い人材を確保するためにも運転経歴や年齢の制限といった敷居を低くした新たな免許制度が必要とされていたのです。

平成29年3月12日以降に普通自動車免許を取得した場合

平成29年3月12日以降に普通自動車免許を取得した場合、4トントラックを運転することはできません。

普通免許で運転可能なトラックは総重量3.5t未満の車両になります。よって、2トントラックでも普通免許で運転できる車両と、できない車両があります。
初めて運転するトラックについては必ず免許証を取り出して、保有している普通免許に記載されている内容と運転するトラックを確認しましょう。

普通免許で運転できるトラック(小型/中型/大型)がまるわかり
普通免許で運転できるトラック(小型/中型/大型)がまるわかり普通免許とは 運転免許には重量区分に応じて複数の種類がありますが、その中でも普通免許(正確には普通自動車第一種運転免許)は主に乗用車や...

準中型免許で4tトラックは運転できるのか?

準中型免許とは

準中型免許の正式名称は『準中型自動車第一種運転免許』となっています。そして、この準中型免許で操作可能な車両の規定は、車両総重量3.5t以上7.5t未満と決まっています。

この免許を保有していることで運転可能となるのが主に2トントラックであり、準中型免許ではロングタイプの2トントラックも運転可能となります。

準中型自動車免許_免許_アイキャッチ
準中型自動車免許(準中型免許)の取得方法・費用・合格率と運転できる車日本の流通を支えているトラック物流には、大型のものから、普段街中を走り回っている小型、中型まで、さまざまな種類のものが走っています。 ...

準中型免許ができた背景

準中型免許ができた大きな要因は運送業界の人手不足が挙げられます。
今までは中型免許を取得するのに、2年間の普通免許の保持と20歳以上といった年齢制限がありましたが、それが取り払われ、18歳以上且つ一定の健康チェックをクリアすれば誰でも取れるようになりました

それによって、法改正後は普通免許では操作することができなかった幅広い車両を扱うことができます。
例えば、2トンロングとなると、準中型免許で操作が可能となります。ユニック車や架装された保冷車などもそれに当てはまるので、同じ2トンでも車両総重量がオーバーしてしまうトラックに関してはカバーすることができるようになりました。

また、交通事故の削減という観点でも新たに設置されたようです。若年層の雇用の促進とともに、トラック特有のハンドル操作を早い段階で知ってもらうという狙いもあるのです。

準中型免許取得の条件

準中型免許の取得には普通免許の保持や年齢は関係ありません。そのため、いきなり準中型の免許を取るための申し込みをしても問題ないのです。

取得条件は下記のようになります。もし、極端に視力が悪かったり、持病などを抱えている場合は教習所や運転免許センターに早めに問い合わせてみてください。

  • 18歳以上であること
  • 視力が両眼0.8以上であり、同時に片方の目の視力がそれぞれ0.5以上
  • 深視力チェックに合格すること
  • 色識能力や健康状態に問題がないこと

準中型免許では4トントラックは運転できない場合が多い

4トントラックは中型トラックなので運転できるのではないかという疑問を持つドライバーさんもいるようですが、実は『4トントラック』という名称はあくまでも通称であり、実際は多くが車両総重量8トン、最大積載量が5トン程度となるため、準中型免許では運転出来ないトラックが多いのです。

そのため、重量の面からみて、操作できる車両の規定を超えている場合が多いということを認識しておきましょう。

中型免許で4トントラックは運転できるのか?

中型免許とは

中型免許で運転できる車両は車両総重量が7.5t以上11t未満のトラックになります。

中型免許が新たにできた理由としては、普通免許で運転できる範囲の広さにありました。平成19年の法改正以前は普通免許でも中型トラックを運転することができましたが、トラック種類の多様化によって、交通事故が多発していた過去がありました。
そのため、中型免許制度を設けることによって、ドライバーが適切な技量をもってトラックを運転することが重視されるようになったのです。

これにより、4トントラックは中型免許以上の取得で操作することができるようになり、準中型免許や普通免許のみでは運転することがほぼ不可能となっています。

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中型免許取得の条件

中型免許の取得のためにはいくつかの条件を満たしている必要があり、まとめると下記のようになります。

  • 年齢が20歳以上、かつ普通免許または準中型免許を取得してから2年以上が経過していること
  • 視力及び深視力の検査に合格すること
    • 視力は両眼で0.8以上、片眼で0.5以上
    • 深視力は2.5メートルの距離で平均誤差2cm以内(三桿法の奥行知覚検査器で三回の検査が行われます)
    • 規定に達していない場合は、メガネやコンタクトを装着した状態で運転することが可能です
  • 健康状態の確認も自動車教習所の入校の際に行われます

また、普通免許を持っている場合でもAT車限定の免許を持っている人は中型免許の取得ができません必ずMT車運転可能な状態でなければなりません

トラックの運転はMT車タイプのものがほとんどです。特に中型車や大型車は全てクラッチ操作が必要と思っておいた方が良いでしょう。

中型免許の取得にかかる費用

中型免許取得にかかる費用は教習所によって様々で、通学型か合宿型かによっても値段は変わってきます。

まずは通学型の一例からです。(『レインボーモータースクール和光』、価格は税抜き)

中型8トン限定MT 93,000円
普通自動車(MT)保持 176,600円
準中型免許保持 136,800円

免許取得の価格は保持している免許によっても異なってきます。普通免許を持っている人であれば税込約20万円ほどで中型免許を取得することが可能であり、準中型免許を保持している人であれば税込約15万円で取得可能となっています。

一方で合宿型で免許を取る方法もあり、料金的には一般的に通学型よりもお得な場合が多いようです。宿泊施設や朝食などがついても、通学型と同程度の料金か、少し安価な料金体系を敷いている教習所が多くなっているようです。

最後に一発試験(直接試験場で審査)での免許取得の方法もありますが、こちらは一番安く中型免許を取得できる方法である一方、非効率になってしまうケースもあります。

普通免許や準中型免許を保持している人であれば合計で4万円ほどに収めることができますが、合格率が低く、何回も受験したのち、ようやく免許の交付に至るようです。

いずれにせよ、免許センターなどで行う一発試験は最低限の知識しか習得することができないので、あまりおすすめできる方法とは言えません。

中型免許の取得にかかる期間

中型免許の取得期間は通学型と合宿型によって異なります。

通学型(学科+技能) 合宿型
中型8トン限定MT 0+5H 3泊4日
普通自動車(MT)保持 1+15H 8泊9日
準中型免許保持 0+9H 5泊6日

上記の日程はあくまでも一例であり、教習所によって定めている日程は変わると思いますので、お近くの教習所で検索してみてください。また、記載している期間は最短での日程です。

次に一発試験での免許取得期間ですが、こちらは最短で1日になります。字のごとく一発での試験になりますので、不合格の場合は日を改めて受験する必要もあります。

中型免許では4トントラックは運転できる

教習所で所定の教習を修了し、中型免許を交付されれば、4トントラックを公道にて運転することが可能となります。
4トントラックの多くは8トンの総重量のため、荷台部分に多くの架装がない限りは問題なく運転することができるでしょう。

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中型免許で運転できる代表的な4トントラック

中型免許で運転できる4トントラックをいくつかご紹介していきます。

いすゞ自動車:Fカーゴ・ウィング仕様車

ウィング車はサイド部分が開閉式になっているため、フォークリフトでの積み込みや積み下ろしに適した仕様になっています。もちろん後ろの扉も開閉できるため、万能型のトラックと言えるでしょう。

三菱ふそう:CANTER EX

こちらは平ボディタイプの仕様で、建築業界でよく見かけるタイプの車両になります。荷台がオープンなので、積み下ろしが比較的しやすくなっています。
この車両にクレーンがついたユニック車というものもありますが、クレーンを操作する際には別な資格が必要となることがあります。

日野自動車:レンジャー(ミキサー車)

こちらのミキサータイプの車両はセメントなどの運搬に使われます。見た目は小さな車両ですが、架装がされているため、中型車扱いとなっています。架装されている車両では保冷設備のついた車両も代表的なものの一つです。

マツダ:ユニックキャリア

ユニックキャリアとは、つまり車載車のことで、故障者や新車などを運搬する際に使われる車両です。
こちらも4トントラック扱いになることがあり、中型免許での運転が可能です。こちらは荷台部分に車を1台しか乗せることができません。
何台も乗せるとなると、大型免許でトレーラーを操作しなければなりません。

ユニックキャリア

中型免許でも4トントラックが運転できない場合とは

4トントラックという名前は通称であり、実際は全ての4トントラックが中型免許で運転できるというわけではありません
平成19年の法改正以前に普通免許を取得した人は『中型免許8トン限定』となっています。これは車両総重量8トン未満、乗車定員10人以下の車両に限定されてきます。

この場合、マイクロバスを運転する際には注意する必要があります。マイクロバスは車両総重量の点では旧普通免許でも運転することができますが、乗車定員が10人を超える場合は運転することができません。教習所にて限定を解除する必要があります。

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4トントラックの運転免許を取るメリット

4トントラックの操作が可能になると仕事の幅を一気に増やすことができます。中型免許の保持だけで、小型トラックの運転から中型車まで幅広く操作が可能になるので、運送業界では重宝されるでしょう。

また、人手不足が深刻化している運送業界では他業界からの再就職という面でもチャンスが多くありますし、労働条件や給料アップの一つの手段といえるでしょう。

さらに中型免許はプライベートでも有利に働くこともあります。例えば、送迎バスに使われるマイクロバスを運転することができるため、旅行の際やスポーツチームの送迎なんかにも幅広く使われます。

そして、第二種免許を取得すれば、お客さんから運賃を徴収して目的地まで送迎することも可能となります。

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