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トレーラーの車検の時期/費用/車検証の見方がまるわかり

トレーラーの車検とは?

トレーラーは道路運送車両法によって貨物自動車に区分されています。そのため、トレーラーも車検を受けて検査基準を満たさないと公道で走らせることができません。これは、自動車検査登録制度によって決められています。

車検は、認証工場や指定工場に依頼する方法と、民間車検場で検査を受ける方法の2通りがあります。

トレーラーを車検に出す時間が取れない時は、車検を代行してもらえる認証工場や指定工場に依頼するのがオススメです。車検を受ける時に必要な申請や届出などを代行してもらえますが、その分費用は高くなります。

車検の費用を安く抑えたい場合は、トレーラーを自ら陸運支局まで牽引して車検を受ける方法もあります。こちらは、車検の予約や書類手続きなどを自分たちで行うため手間がかかります。

トレーラーの車検が不要ってウワサは本当?

全てのトレーラーで車検が不要というわけではありませんが、車検が不要なトレーラーもあります。

125cc以下のオートバイで牽引し、トレーラーのサイズが長さ2,500mm、幅1,300mm、高さ2,000mm以下の場合では、トレーラーは付随車の扱いになるので、車検やナンバープレートの設置が不要となります。

トラックで牽引する場合、トレーラーは付随車という扱いにはならないので、車検やナンバープレートの設置は必ず行わなくてはいけません。

トレーラーのナンバープレートと車検

トレーラーのナンバープレート区分

国土交通省の定めるトレーラーのナンバープレート区分は以下の通りです。

車種 分類番号
貨物輸送に使用される普通自動車(大型トラックなど) 1.10、100~199
貨物輸送に使用される小型自動車 4.6.40~49.60~69.400~499、600~699
特殊な使用方法が必要となる小型自動車・普通自動車 8.80~89、800~899
大型の特殊自動車 9.90、900~999

また、ナンバープレートの色は登録自動車か軽自動車、自家用か事業用か、によって異なります。

登録自動車 自家用 白地に緑文字
事業車 緑地に白文字
軽自動車 自家用 白地に緑文字
事業車 緑地に白文字

ナンバープレート区分による車検の違い

車検の有効期限が異なる

車検の有効期限はトレーラーのナンバープレート区分によって異なります。

車種 検査の有効期限
初回 二回目以降
車両総重量8トン以上の貨物自動車 1年 1年
車両総重量8トン未満の貨物自動車 2年 1年
軽乗用自動車 2年 2年
小型自動車二輪 3年 2年

車検費用が異なる

トレーラーの車検費用のうちナンバープレート区分によって費用が違うのは、重量税、自動車賠償責任保険料、検査印紙代です。

重量税はナンバープレート区分だけでなく、車両総重量によっても違いが出るので注意が必要です。

また、これらの他に車検整備料金や代行料金もありますが、こちらは店舗や車の状態によって費用が変わります。

車検を受ける場所が異なる

トレーラーの場合も、ユーザー車検を行う場合は軽トレーラーと普通のトレーラーで車検を受ける場所が異なる点に気を付けましょう。

軽トレーラーの車検を受ける場合は軽自動車検査協会ですが、普通トレーラーの場合は普通乗用車の場合と同様に陸運支局にて車検を行うことになります。

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セミトレーラーの車検はいつ行うのか(有効期間)

セミトレーラーの車検有効期間は車検証に記載されています。

車検には新車登録車検継続車検がありますが、新車登録車検は販売店が代行することが多いので、実際に運転手が行うのは継続車検のみの場合が大半です。

なお、セミトレーラーは、車両総重量が8トン未満の場合に限り、1回目と2回目で車検の有効期限が違います。

セミトレーラーの車検の有効期間

  • 1回目の車検有効期限は、車両総重量が8トン以上の場合は1年間、8トン未満の場合は2年間です。
  • 2回目以降の車検有効期限は、車両総重量に関わらず1年間です。

いずれの場合も、継続車検は車検有効期限が切れる1ヶ月前から受けることができます

セミトレーラーの車検項目

自動車点検基準によると、トレーラーの車検の際の検査項目は以下のようになります。なお、3か月毎に点検する項目は12ヶ月毎の点検時にも実施が必要です。

点検箇所 3か月毎に点検する項目 12ヶ月毎に点検する項目
制動装置 ブレーキ・ペダル ブレーキの効き具合
駐車ブレーキ機構 引きしろ、ブレーキの効き具合
ホース及びパイプ 漏れ、損傷及び取付状態
ブレーキ・チャンバ ロッドのストローク 機能
リレー・エマージェンシ・バルブ 機能
ブレーキ・カム 摩耗
ブレーキ・ドラム及びブレーキ・シュー ドラムとライニングとのすき間、シューの摺しゆう動部分及びライニングの摩耗(※1) ドラムの摩耗及び損傷
バック・プレート バック・プレートの状態
ブレーキ・ディスク及びパッド (※1)ディスクとパッドとのすき間、(※1)パッドの摩耗 ディスクの摩耗及び損傷
走行装置 ホイール (※1)タイヤの状態、ホイール・ナット及びホイール・ボルトの緩み (※2)ホイール・ナット及びホイール・ボルトの損傷、リム、サイド・リング及びディスク・ホイールの損傷、ホイール・ベアリングのがた
緩衝装置 リーフ・サスペンション スプリングの損傷 取付部及び連結部の緩み、がた及び損傷
エア・サスペンション エア漏れ、(※1)ベローズの損傷、(※1)取付部及び連結部の緩み並びに損傷 レベリング・バルブの機能
ショック・アブソーバ 油漏れ及び損傷
電気装置 電気配線 接続部の緩み及び損傷
エア・コンプレッサ エア・タンクの凝水
車枠及び車体 緩み及び損傷、(※2)スペアタイヤ取付装置の緩み、がた及び損傷、(※2)スペアタイヤの取付状態、(※2)ツールボックスの取付部の緩み及び損傷
連結装置 カプラの機能及び損傷、キング・ピン及びルネット・アイの摩耗、亀き裂及び損傷
その他 シャシ各部の給油脂状態
  • (※1)の点検は、車検交付日もしくは点検日以降の走行距離が一定以下の場合、前回の点検予定時期に点検をしておけば、実施を省略できます。
  • (※2)の点検は、車両総重量8トン以上の自動車に限ります。

車検を受けないとどうなるのか

セミトレーラーが車検切れの状態になっても、所持しているだけであれば罰則はありません。罰則になるケースは車検切れの状態で公道を走った場合です。

この場合、道路運送車両法違反となり、違反点数6点に加え、前歴が無い場合は一ヶ月の免許停止処分となります。

さらに刑事処分として、道路運送車両法108条により6ヶ月以下の懲役または30万円以下の罰金が課されてしまいます。

また、車検が切れている時には自賠責保険も切れていることが多いため、違反点数6点の追加、前歴がない場合は90日の免許停止、1年以下の懲役または50万円以下の罰金が追加で課されます

セミトレーラーの車検費用の内訳と金額

法定費用

セミトレーラーに限らず、車検の際に必ずかかる費用として、法定費用があります。

法定費用には自賠責保険、自動車重量税、印紙代の3つがあります。

トレーラーの自賠責保険

自賠責保険は自動車を所有していると必ず入らないといけない保険で、料金は車種と保険期間によって一律で決まります。(損害保険料率算出機構の定める料率)

トレーラーの自賠責保険の保険料

保険期間 保険料
37ヶ月 36,780円
24ヶ月 25,830円
1ヶ月 5,870円

自賠責保険は、新車を購入した時に37ヶ月分を払い、2回目以降は24ヶ月分を払うケースが多いです。

トレーラーの自動車重量税

自動車重量税は、所有している自動車の重量に対して支払わないといけない税金です。

国土交通省の定めるトレーラーの車両重量税の金額は用途によっても異なります。

車両重量 エコカー(本則税率) 非エコカー 非エコカー(13年経過) 非エコカー(18年経過)
自家用 2,500円 4,100円 5,700円 6,300円
事業用 2,500円 2,600円 2,700円 2,800円

トレーラーの印紙代

印紙代は車検を受けるときに陸運支局に支払う手数料です。これは、自動車検査登録印紙と自動車審査証紙の2つを合わせた金額です。これらの金額は新規検査か継続検査か、車種の違いによって変わってきます。

印紙代については、自動車検査登録情報協会が継続車検の費用を掲載しています。

摘要 1両あたりの手数料
自動車検査登録印紙 自動車検査証紙
保安基準適合証の提出がある自動車並びに限定自動車検査証及び限定保安基準適合証の提出がある自動車
※経過措置有
非OSS 1,200円
OSS 1,000円
限定自動車検査証の提出がある自動車(限定保安基準適合証の提出がない自動車に限る) 240円 900円
その他の自動車 小型自動車 400円 1,300円
小型自動車以外の自動車 400円 1,400円

車検の点検・整備費用

車検にかかる費用のうち、法定費用は変わることはありませんが、点検・整備費用はディーラーや指定工場や認定工場などの依頼先によって変わってきます。

トレーラーの車検の点検・整備費用の内訳

  • 点検整備料
  • 車検代行料
  • 基本整備料
  • 完成検査料
  • 車検更新料

車検費用を抑える方法

車検の点検・整備費用を抑える方法はユーザー車検を行う方法の他に、刑務所の車検を利用する方法があります。

また、特定の整備工場にいつも整備を依頼している場合は、事情を説明して必要最低限の点検整備を行ってもらい、車検整備費用を安くしてもらう方法もあります。

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車検の種類

セミトレーラーの車検の種類には、自分で陸運支局まで牽引していき、そこで整備車検してもらうユーザー車検と、業者の方に車検を代行してもらう車検代行などがあります。

ユーザー車検は陸運支局での車検の予約や、必要な書類の用意、車検当日の立ち会いなども行わなければいけません。自ら行う手続きは多いですが、その分業者に代行依頼するよりも費用が安く抑えられます。

一方、車検代行ですが、ユーザー車検では各種手続きの代行を依頼することができます。ユーザー車検よりは割高ですが、自分で陸運支局に車検に行く暇が取れない方などは、車検を代行してもらうのがオススメです。

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