トレーラーの維持費/税金/燃費がまるわかり｜【ドライバー・運転手の求人/転職情報ドライバーズジョブ】

この記事の目次

セミトレーラーの維持費の種類とは？

セミトレーラーの保険には、自賠責保険と任意保険の二種類があります。
自賠責保険については一般乗用車と同じく加入が義務づけられており、自賠責保険にかかる費用はセミトレーラーの車両区分によって異なります。

セミトレーラーは全長によって、大型トレーラー、普通トレーラー、軽トレーラーの３つに分けられ、それぞれにかかる自賠責保険の費用は下表のとおりです。

事業用トレーラーの自賠責保険の費用

自家用トレーラーの自賠責保険の費用

任意保険に関しては、けん引車側で保険に加入している場合、トレーラー側も一緒に適用されることが多いです。しかし保険の種類によっては、トレーラー側は適用外となってしまうことがあります。詳細は、保険会社へお問い合わせください。

セミトレーラーの車検の費用は約5万円～9万円ですが、車両区分によって法定料金が異なります。

また、車検整備にかかる消耗パーツの交換費用や、点検整備費用なども車両区分で分けられます。トレーラーの車両区分ごとの車検にかかる費用を参考までに記載すると下表の通りです。この他に、重量税、自賠責保険、印紙代（1,100円）が必要です。

トレーラー１軸	トレーラー2軸	トレーラー3軸
45,500円+オイルシール代	68,000円+オイルシール代	87,500円+オイルシール代

セミトレーラーの多くは全長が長く、スペースが足りないため、一般乗用車用の駐車場に停められません。大型車用の駐車場を利用するか、普通乗用車2台分のスペースを確保して、車庫証明を取る必要があります。車庫証明にかかる費用は各都道府県によって異なります。

セミトレーラーの燃料は軽油です。仮に、軽油の価格をリッターあたり120円とします。400l給油した場合、燃料にかかる費用は48,000円です。セミトレーラーの燃費を1.0km/lとすると、一カ月に3000km走ったときの燃料にかかる費用は360,000円となります。

セミトレーラーにかかる税金は、自動車税・自動車重量税です。こちらは後述します。

セミトレーラーの燃費は車種によって異なりますが、トラックメーカー各社ともセミトレーラーの燃費はリッターあたり3キロ程度であることがわかります。大型のトラックは平均燃費の目安がリッター3キロ～3.5キロなので、同程度といえるでしょう。

セミトレーラーにかかる重量税は車両総重量によって異なります。以下は、エコカー減税適用なしの場合にかかる重量税の例です。注意点として、新車登録から13年経過した車は、重課の対象になります。

セミトレーラーにかかる自動車税は、最大積載量・用途・総排気量・乗車人数によって異なりますが、事業用のトレーラーであれば約5万円～15万円程度がかかるでしょう。

	小型自動車	最大積載量8トン以下	8トン超～15トン以下	15トン超～23トン以下	23トン超～30トン以下	30トン超～40トン以下
事業用	3,900円	7,500円	11,300円～34,100円	37,900円～64,500円	68,300円～91,100円	94,900円～129,100円
自家用	5,300円	10,200円	15,300円～45,900円	51,000円～86,700円	91,800円～122,400円	127,500円～173,400円