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トレーラー

フルトレーラーの積載量がまるわかり

フルトレーラーとは?

フルトレーラーとセミトレーラー

トラクターとトレーラーの連結車両全体を指して『トレーラー』と呼ぶこともありますが、正確にはフルトレーラーもセミトレーラーも、けん引される側となるトレーラー部分のことを指します。これらは荷台の役割を果たし、エンジンを持たないので先端のけん引具でトラクター(トレーラーヘッド)と繋げて荷物を運びます

うち、車軸が前軸・後軸と2軸以上あるのがフルトレーラーで、トレーラーのみで総荷重を支える仕組みのトレーラーです。フルトレーラーセミトレーラーよりも荷台長を長く設計出来るといった寸法規制などの違いも存在します。

それに対し、セミトレーラーは前軸を持たずセミトラクターとの接続が総荷重を支える為に必須となるトレーラーです。

セミトレーラーとフルトレーラーとの違いがまるわかり
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ドリー式(ドーリ式)とセンターアクスル式

フルトレーラーは2種類あり、ドリー式とセンターアクスル式と呼ばれます。

ドリー式(ドーリ式)は、ドリーと呼ばれる連結装置のついた前軸部分を使用したフルトレーラーです。車軸の位置は前と後ろに均等に取り付けられています。このうち、ドリー分離式はドリーを取り外すとセミトレーラーと同じ形になります。ドリー非分離式はドリーが分離出来ないタイプです。

センターアクスル式は、トレーラー中央付近に位置する車軸で積載している荷物を支える方式のフルトレーラーです。

フルトレーラーの最大積載量とは?

最大積載量と車両総重量

最大積載量とは自動車検査証の最大積載欄に記載された重量のことで、通常、以下のように計算します。

最大積載量=車両総重量ー車重ー乗車定員重量

  • 車両総重量は荷物を含めた車両全ての重さのことで、トラックの規格ごとに法律で決まっています。
  • 車重とは車両重量のことで、キャブと呼ばれる運転部分などとシャシ(自動車の基本部分)と架装を合計した重さです。
    • 架装とは、キャブの後方に設置される、目的ごとに異なる機能を持つ装備を指します。
  • 乗車定員はトラクターの場合、通常2名で計算され、1名あたり55kgとして計算します。
トラックの車両総重量と最大積載量とトン数の関係がまるわかり
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最大積載量の計算方法

フルトレーラーの最大積載量は車両総重量から車両重量を引くだけで算出できます。なぜならば、フルトレーラー部分は貨物のみがのるため、先ほどの式でいうと乗車定員分の重さを引く必要がないためです。
車重に含まれる架装の種類はフルトレーラーの場合、バンタイプ、ウイングタイプ、粉粒体運搬、コンテナ積載用などがあります。

そして、フルトラクターとフルトレーラーの積載量を合計すると、フルトレーラー全体(連結した状態)の最大積載量となります。

過積載とは

過積載とは事業用自動車の最大積載量を超える積載をすることを指します。過積載による運送は、運転者、事業者、荷主のすべてに罰則が科せられます
道路交通法の運転者に対する措置に記載されているように、運転者が走行中に、警察官から過積載を指摘された場合には、自動車検査証を提示し、その後の重量測定などの指示に従わなくてはなりません。

重量測定の結果、過積載と判定されると違反点数や反則金が発生します。

トラックの積載量(荷物制限)と過積載についての日本一わかりやすい説明_アイキャッチ
トラックの積載量・過積載とは?違反するとどんな罰則があるの?トラックはテールランプの上の部分に、最大積載量何kgと表示します。山盛りに荷を積み、ロープで縛るリスキーな風景は日本ではあまり見かけない...

メーカー別フルトレーラーの積載量

日本トレクスのフルトレーラーの積載量

ここでは一般的な日本トレクスのフルトレーラーとして、センターアクスル式フルトレーラーの積載量を紹介します。

フルトラクター部分の車両総重量が24,980kg、ここから車量重量が12,370kg、乗車定員は2名×55kgとなる110㎏を引くと、最大積載量は12,500kgとなります。
トレーラー部分は車両総重量17,130kg、車量重量が4,930kgなので、最大積載量は、17,130kgから4,930kgを引いた、12,200kgとなります。

すると、フルトレーラー全体の最大積載量は、12,500kgと12,200kgを足して、4,700kgと算出されます。

東邦車両(新明和工業)のフルトレーラーの積載量

東邦車両(新明和工業)のフルトレーラーの中では、東京モーターショーにも出品された一押しモデルのドリー式のスマートウイングフルトレーラーをご紹介します。

フルトレーラー部分が車両総重量が19,610kgで、車両重量が6,810kgなので、最大積載量は、19,610kgから6,810kgを引いた12,800kgと算出されます。

フルトレーラーとセミトレーラーの積載量

フルトレーラーの積載量はフルトラクター部分とフルトレーラー部分の両方を足した重量でもって総積載量と考えます。

それに対して、セミトレーラーは主にセミトレーラー部分のみで積載量を確認します。(セミトレーラーはその構造上、トラクター部分に荷物を載せないことが一般的なため)
日本トレクスの平床セミトレーラーを例にすると、セミトレーラーの最大積載量は21,800㎏となっています。

また、車には全長規制という長さに関する規制があり、貨物トレーラーにも適用されます。セミトレーラーは連結全長が16.5mまでフルトレーラーは連結全長が18mまでの車両が特車許可を取らなくても高速道路を走行できます。

これらのことから、一般的により多くの貨物を積載するのはフルトレーラーです。

ダブル連結車の最大積載量

運輸業界全般において、環境面(二酸化炭素排出量の削減)や人材面(ドライバーの労働環境改善、人材不足の解消)での課題を解消するために、国土交通省の規制緩和を受け、車両の長大化で物流の効率化を図る取り組みが進められてきました。

その結果、全長21mや25mのダブル連結車が開発され、認可されました。このダブル連結トラックの積載量は下記のようになっています。

フルトレーラーの寸法/サイズ/長さ/構造/全長規制がまるわかり
フルトレーラーの寸法/サイズ/長さ/構造/全長規制がまるわかりフルトレーラーの構造 フルトレーラーとは   フルトレーラーとは総重量をトレーラだけで支えるように設計され、先端にけん引具を備えたト...
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