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稼げる・儲かるトラックドライバーになるコツがまるわかり

トラックドライバーは昔よりも稼げる仕事になっているのか

今のトラックドライバーはこれだけ稼げる

トラックドライバーの給料は29万円~39万円です(男性の月給、2018年度のトラック協会調べ)。

職種 月給 月給+賞与の1か月あたり金額
小型トラックドライバー 29.1万円 31.7万円
準中型トラックドライバー 29.4万円 31.8万円
中型トラックドライバー 30.3万円 33.9万円
大型トラックドライバー 36.6万円 40.2万円
けん引ドライバー 39.0万円 43.0万円

※賞与の1か月あたり金額=年間賞与額÷12ヶ月

免許取得のハードルが高い大型トラックとトレーラー(けん引)がもっとも高給で、基本的には荷物をたくさん運べる大きなトラックになるほど給料も高くなります。

昔のトラックドライバーはこれだけ稼げていた

2009年度のトラックドライバーの給料は29万円~36万円でした(男性の月給)。

職種 月給 月給+賞与の1か月あたり金額
小型トラックドライバー 29.1万円 31.6万円
大型トラックドライバー 33.7万円 36.7万円
けん引ドライバー 35.9万円 39.7万円

年収にすると、小型トラックドライバーは約378万円、大型トラックドライバーは約440万円、けん引ドライバーは約476万円です。

今と昔のトラックドライバーはどっちが稼げる?

ネットショッピングなどで輸送量が増える中、昨今の運送業はドライバー不足と高齢化に悩まされており、今のトラックドライバーの給料は昔よりも高く、稼げる仕事になってきています。

特に大型やけん引は昔と比べて月給平均が約3万円も増えています。また、けん引ドライバーは賃金だけでなく賞与1か月平均も約2千円増えています。

年収1,000万円稼ぐドライバーが少なくなかったというバブルの頃ほどではないにしろ、現在でもトラックドライバーは十分に稼げる仕事です。免許さえあれば学歴や職歴にかかわらず就職できる点でも魅力的です。

トラック運転手として稼ぐために必要な免許と資格

大型トラックの長距離配送ドライバーには大型免許が必要

月給の高い仕事として目立つのが、大型トラックとトレーラーのドライバーですが、これらの仕事をするには大型免許を取得する必要があります。また、なかでも大型トラックの長距離配送は歩合金額が大きいため、大変ですが稼げる仕事としても有名です。

大型免許の取得方法

大型免許を取得するには技能試験と適性試験の2つに合格する必要があります

運転免許試験場で両方を受験する一発試験がもっとも安く済みますが、難易度が高く、また路上練習のための車両や場所を準備するのが難しいことから、合格は難しいと言われています。

多くの人は、通学や合宿によって指定教習所を卒業します。それにより試験場での技能試験は免除され、適性検査のみで免許取得が可能となります。教習所でしっかり練習できるため、取得後も安心して運転できます。

大型免許取得にかかる期間と費用

大型免許を取得するためには、あらかじめ普通、中型、準中型、大型特殊免許のいずれかを取得している必要があります。このうちどの免許を持っているかによって、大型免許取得にかかる期間と費用は異なります。また、通学か合宿かによっても変わってきます。

普通免許のみの場合

  • 期間は通学の場合約3ヶ月、合宿なら最短14日
  • 費用はいずれも35~45万円程度

中型免許をもっている場合

  • 期間は通学で1~1.5ヶ月、合宿であれば最短8日で卒業
  • 費用は20万円程度

中距離・エリア配送には中型免許が必要

車両総重量11,000kg未満かつ最大積載量6,500kg未満の中型トラックを運転するためには中型免許が必要で、4トントラックの一部や増トントラックのドライバーには必須の免許です。

中型免許の取得方法

中型免許も大型免許と同様に、一発試験を受けるか、教習所への通学または合宿を利用して取得します。

なお、一発試験を受ける人は少なく、多くの人は教習所や合宿免許を利用します。

教習所の中には中型免許のコースを設けていないところもあるため、教習所を検討する際は注意しなければなりません。

注意点として、中型免許を取得するためには、普通免許または大型特殊免許を取得してから2年以上経過している必要があります。

中型免許取得にかかる期間と費用

中型免許の場合、取得にかかる費用は通学・合宿ともおおむね同じです。

普通免許があれば中型免許取得費用は約16万円、準中型免許(5t限定)があれば約13万円、中型免許(8t限定)を持っていると11万円程度が相場です。ただし、AT限定の場合は限定を解除する必要があるため、追加で2~3万円かかります。

中型免許の取得期間は合宿であれば約1週間、通学であれば1ヶ月程度が目安です。最短で免許を取得するなら合宿免許が適していると言えます。

近距離配送には準中型免許を取っておこう

近距離配送で頻繁に使われる小型2トントラックの運転には準中型免許が必要となります。

準中型免許の取得方法

準中型免許を取得するには教習所に通うかもしくは合宿免許を利用するのが一般的です。

教習所へ行かずに一発試験で合格すれば費用を大幅に抑えることができますが、難易度が高く合格は困難です。

教習所でしっかりと練習すれば運転のスキルを身につけられるだけでなく、指定校を卒業することで技能試験合格と同等の能力があると見なされます。この場合、運転試験場では適性検査のみ合格すれば準中型免許を取得できます。中型や大型はある程度の運転経験がなければ取得できませんが、準中型免許は無免許からでも取得できる点も魅力です。

準中型免許取得にかかる期間と費用

無免許の場合、準中型免許取得にかかる期間は合宿なら18日程度、通学なら20日程度です。普通免許を持っていれば1週間程度が目安です。

準中型免許取得にかかる費用は、無免許からの場合、合宿なら30万円程度、通学だと40万円程度が相場です。普通免許を持っていれば15~17万円程度で取得可能です。

長距離配送ドライバーはなぜ稼げる・儲かるのか

歩合で儲かる長距離ドライバー

長距離ドライバーの大きな魅力は、荷物を運ぶ距離や運賃に応じて歩合給がつくことでしょう。多くの荷物を積み、長距離を運転するほどたくさん稼げるので、ドライバーのやる気に直結しやすいのです。

長距離ドライバーは泊りがけの仕事になることも珍しくありません。長時間労働が必須の職業であり、また高速道路の走行がメインであることから高い集中力も必要とされます。厳しい分儲かる仕事だと言えます。

大型免許は稼げるドライバーになるには必須

たくさんの荷物を一度に運ぶことで効率的な配送をするため、長距離配送を行うのは大型トラックが中心です。そこで、長距離ドライバーを目指すには大型免許が必須になります。

大型トラックは車体が大きく運転が難しいこともあり、大型免許を持っている人は多くありません。取得しておけば仕事の幅が広がり、より良い条件のもとで稼げる可能性が高まります。

意外と儲かるトレーラードライバー

トレーラードライバーの仕事は儲かる

トレーラードライバーの仕事は給料が高く稼げると言われています。

なお、トレーラーとは運転席と荷台車とが分離できる車のことです。荷台車の部分を引っ張って走行する必要があることから、運転するためには大型免許に加えてけん引免許が必要です。

けん引免許は取得の難易度が高いことで知られています。車体が大きく、また荷台車と接続することから、普通の車とは異なる高い運転技術が必要とされます。

また仕事の際は長距離を走行することが多いため、長時間運転できる集中力も重要です。

海上コンテナドライバーの仕事は稼げるし楽なので人気

トレーラードライバーの中でも海上コンテナドライバーは働きやすい仕事だと人気です。なぜなら、ドライバーにつきものの手積み手降ろしの仕事が不要だからです。(コンテナを乗せるだけで荷積みが出来ます。)

コンテナは長さ6m以上、重さは最大約30tと大きく重いことから、クレーンで積み降ろしをすることが一般的です。そのため力仕事が困難な人でも業務を遂行できます。

また、楽とは言ってもトレーラードライバーであることには変わりないため、小型や中型トラックよりも給料が高く稼げるというメリットもあります。

大変だが儲かる手積み手降ろしの運転手

トラックへ荷物を積み下ろしするには、フォークリフトなどの機械を利用する方法とドライバーが手作業で行う方法があります。

このうち、より稼げるのはドライバー自身が手積み手降ろしをする仕事になりがちです。体力が必要とされる大変な仕事ではあるものの、その分給料も良く稼げることが期待できます。

フォークリフトで積み降ろしするためには、荷物をパレットと呼ばれる台に乗せなければなりません。パレットの分だけ積める荷物の量も少なくなります。効率よく荷物を運ぶには手積み手降ろしの方が望ましいため、未だに手積み手降ろしがなくならないという事実もあります。

トラックドライバーは大手と中小どちらが稼げるのか

同じトラックドライバーでも、中小より大手のほうが基本給が高いため同じ仕事量でもより多く稼げることが期待できます。大手の場合、他の職種と同様のボーナスがもらえる会社もあります。一方、中小ではボーナスはそれほど期待できないのが実情です。

一方、中小は歩合の割合が大きいという特徴があります。多くの仕事をこなして稼ぐというスタイルであれば中小企業のほうが稼げる可能性もあります。

大手の求人は多くありません。世の中の求人の大半は中小企業によるものです。良い条件の求人が見つからない場合は、ひとまず中業企業に就職して経験を積みながら大手の求人が出るのを待つのが良いでしょう。

トラックドライバーとして稼げる資格

トラックドライバーの仕事に資格を掛け合わせることで、さらに稼ぐことが可能になります。トラックドライバーにおすすめの資格を紹介します。

玉掛け作業者

クレーンを利用して荷物を積み降ろしする場合に必要なのが玉掛け作業者の資格です。

この資格があれば自分が輸送する荷物をトラックドライバー自身で積み降ろしすることができ、さらに稼げることが期待できます。

ユニック車という、トラックとクレーンが合わさった車を運転できるようになるメリットもあります。建設業界などでも需要が大きな資格です。

フォークリフト運転技能者

フォークリフトも荷物の積み降ろしに多く活用されています。近年は手積み手降ろしの仕事を避ける人が多いこともあり、今後さらに利用範囲が広まっていくと考えられます。

このフォークリフトを運転するために必要な資格がフォークリフト運転技能者です。トラックドライバー自身が荷物の積み降ろしまでこなせれば、さらに稼げることが期待できます。

危険物取扱者

タンクローリーを運転するなら危険物取扱者乙類第4種、通称乙4の資格が必要です。

トラックドライバーが乙4を取得することで、ガソリンや灯油、軽油といった引火性液体の運搬が可能になります。

国家資格である分やや難易度は高めですが、その分資格保持者には希少価値があり稼げるものと考えられます。

女性のトラックドライバーは稼げるのか

現在のところ、女性トラックドライバーの数は男性と比べるとごくわずかですが、ドライバー確保のために運送会社も女性でも働きやすい職場づくりを急いでいます。

なお、トラックドライバーの給料は歩合による部分が大きいことから、男性よりも体力が劣る女性は仕事量の差で歩合給はやや劣りますが、基本給(固定給)の部分では男女の差はあまりありません

トラックドライバーの仕事自体は男女問わず可能です。人手不足の影響もあり、女性のトラックドライバーを積極的に募集している企業は多いです。

そのため、頑張れば女性トラックドライバーも男性と同等の給料がもらえる職業であり、十分に稼げると考えて良いでしょう。

稼げるトラックドライバーの仕事の見つけ方

ただ待っているだけでは、稼げるトラックドライバーの仕事を見つけることはできません。人材紹介会社や求人サイト、転職サービスを利用して、好条件の求人情報を探すのが効率的です。

また、稼げる仕事を見分けるためには、その会社が何次請けなのかを確認することが有効です。元請けに近いほど稼ぎやすいと考えられます、反対に下請け、孫請けの立場では、会社の利益が少なくドライバーに還元されづらいと判断できます。

その他、給料のみならず福利厚生や労働環境など、数字に出てこない部分もしっかり確認・相談した上で転職活動を進めましょう。

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