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自動車免許(普通/準中型/中型/大型/二種)

普通自動車免許(普通免許)の取得方法・費用・運転できる車

普通自動車運転免許とは?

自動車にはオートマ車(AT車)とマニュアル車(MT車)があり、普通自動車運転免許でもオートマ限定やオートマ・マニュアル教習に別れています。それぞれの違いは、足元にあるペダルの数やクリープ現象、エンストの可能性の有無などです。

ペダルの違いでは、マニュアル車にはアクセルペダルとブレーキペダルの他にクラッチペダルがありますが、オートマ車にはアクセルペダルとブレーキペダルしかありません。

オートマ車は自動でシフトチェンジが行われますが、マニュアル車は自分でギヤチェンジをしなければならないため、オートマ車よりも操作が難しいとされています。

また免許を取得すると、色々な仕事に携わることができます。普通自動車免許では『原動機付き自転車』にも乗れるようになるため、自動車での配達や営業の仕事以外にも、原付バイクを使用する職種でも活躍することができます。

オートマ車(AT車)とマニュアル車(MT車)の違い

車のミッションの種類には、オートマ車とマニュアル車の二種類があります。また普通自動車運転免許の種類にも、オートマ車限定の免許とオートマ車とマニュアル車ともに運転できる免許があります。

オートマ車は、足元にアクセルペダルとブレーキペダルの二つがあり、アクセルを踏むだけで自動でシフトチェンジをしてくれます。そのため基本的な足元での操作は前進、後退時に使用するアクセルペダルと車を減速、停止させる際に使用するブレーキペダルのみになります。

マニュアル車は、アクセルペダルとブレーキペダルの他にクラッチペダルがあります。オートマ車と違い、自分でシフトチェンジをしなければいけないため、クラッチペダルを踏み込んだ状態でシフトレバーを使用してギヤチェンジをします。

またオートマ車では、ギヤをDレンジに入れた状態でブレーキを離すと前進する、『クリープ現象』というものがあります。ですがマニュアル車にはDレンジがなく、ギヤが入っていない状態だと前に進まず、坂道だと傾いている方向へ転がってしまいます。この状態はオートマ車の、ニュートラルレンジと同じになります。

さらに大きな違いの一つとして、オートマ車はエンストする事はありませんが、マニュアル車はクラッチの使い方によってはエンストする可能性があります。

ですので一般的にはオートマ車の操作は簡単で、マニュアル車の操作は難しいと言われています。

普通自動車免許証を取ると出来る仕事

普通自動車運転免許を取ることが出来れば、さまざまな仕事に活用できる様になります。

乗れる車にもさまざまあり、お弁当の配達や郵便配達、営業の仕事など多くの職種で必要な免許とされています。また運送業では、軽トラックや2tトラック乗務員の募集もあるため、中型免許や大型免許を持っていなくても運送会社に就職することもできます。

その他にも原動付き自転車の運転をすることもできる様になるため、新聞配達や銀行員などの仕事でも活用できます。

また小型特殊自動車の運転もできるため、農作業で使用するトラクターやコンバインの運転をすることもできます。

このように普通免許は多くの業種で必要とされているため、就職や転職の幅を広げることのできる便利な資格なのです。

普通自動車免許(普通免許)を受験するための資格・条件

受験資格のある年齢は何歳から?学生でも取れる?

普通自動車運転免許は満18歳以上ならどなたでも受験することができます。

全国のほとんどの高等学校では、卒業後の就職や進学のために在籍中に取得できるため、卒業後すぐに自動車の運転ができることもあります。

また高等学校に在籍していない場合でも満18歳以上であれば受験資格はあるため、利便性や必要性の高い資格の反面、受験資格の条件のハードルは低くなっています。

免許証をとるために年齢以外に必要な資格・経験・条件はあるのか?

入校後はまず始めに、適性検査というものが行われます。その中での視力検査で両眼で0.7以上、左右ともに一眼で0.3以上の視力がなければ免許を取ることができません。また片方の視力が著しく悪い場合は、片方の視野が150度以上かつ0.7以上の視力が必要になります。

ですがメガネやコンタクトレンズを使用しても構わないので、ほとんど気になるような事ではないです。もし視力の基準を満たしていない状態でメガネやコンタクトレンズを持っていない場合は、事前の準備が必要になります。

その他では必要な経験などはなく、年齢が満18歳以上かつ適性検査の際の視力が基準を満たしていれば誰でも受験することができます。

普通自動車免許(普通免許)を取得する方法とかかる時間・期間

免許を取得するためには、自動車教習所に通いながら試験などを受けることになります。全国にはたくさんの自動車教習所がありますので、最寄りの教習所や金額の安い教習所を利用するなど自分に合った教習所を選ぶことができるため非常に便利です。

まず入校する前にオートマ限定免許か、マニュアル免許のいずれかを選択しておく様になります。

またほとんどの場合では通いながら教習を受ける事になりますが、合宿で教習を受けられるところもあるので自分に合った方法で、どちらで受講するか取り方を選び受講することになります。

免許を取るのにかかる時間は、通いながらのケースだと1ヶ月~3ヶ月程度かかるのに対して、合宿で取るケースでは、早ければ14日前後で取ることができます。

合宿のケースだと免許を取るまでの期間は泊まり込みになるため、2週間から1ヶ月程度滞在できる時間を確保しなければなりません。

  1. 受講する方式が決まり、申し込み手続きを終えれば晴れて入校となります。
  2. 入校後はまず通学、合宿共通で適性検査を受けることになります。適性検査では視力検査や色彩判別能力、聴力検査などを行い、基準に達していない場合は免許の取得ができません。
  3. その後は第一段階の学科講習と、技能講習を同時進行で行います。第一段階での技能講習では教習所内のコースを使用します。学科、技能講習共に規定時間をクリアすると仮免前効果測定という試験前のテストがあります。
  4. 効果測定のテストで基準点を満たすと、『仮免許学科試験』と『仮免許技能試験』という試験を受ける事ができるようになります。これをクリアできれば第二段階の講習へと進むことができます。
  5. 第二段階においても学科講習と技能講習があり、規定時間をクリアすると教習所内で受ける最後の試験である、『卒業検定』を受けることになります。この試験も卒業検定前効果測定を受けた後、基準点を満たしていれば受けることができるようになっています。検定内容は路上での運転についての試験のみになるため学科のテストはありません。
  6. 卒業検定で合格することが出来れば、自動車教習所から卒業証明書を発行してもらえます。

ですがこの状態ではまだ免許を持っていない状態なので、路上での車の操作はできません。

  • 免許の発行を受けるためには、卒業証明書を取得した後に、運転免許センターで適性検査を受けたのち、学科試験のテストを合格することができれば発行されます。
  • 運転免許センターでの試験に合格することが出来れば、運転免許証が発行され自由に車の運転をすることができるようになります。

流れとしては適性検査→仮免前効果測定→仮免許学科試験→仮免許技能試験→卒業検定前効果測定→卒業検定→適性検査→免許センターでの学科試験のテストという風になります。すべて合わせると8回もの試験や検査を受ける事になるため、数が多いと思う人もいるかもしれません。ですが本試験は仮免許試験、卒業検定、学科試験だけですのであまり心配することはありません。そのためにもしっかりと学科講習や実技講習で知識や技能を身に付けることがとても大切になります。

オートマ(at)とマニュアル(mt)で免許取得の流れと時間は変わる?

オートマ限定免許とマニュアル免許を取るまでの時間には差があり、オートマ限定の方が早く取ることができます。

学科講習の時間はどちらも26時間ですが、技能講習の時間がオートマ限定だと31時間必要になりますが、マニュアル免許だと34時間になります。

そのため3時間分早く取る事ができますが、あまり大差はないのでマニュアル車を使用することがないのであれば、オートマ限定免許の取得だけで十分です。

またいつでも限定解除をする事もできるため、後からマニュアル車の運転免許を使用しなければならなくなった場合でも対応することが可能です。限定解除では技能講習を4時間受講した後、卒業検定を行い合格すれば限定解除となりマニュアル車の運転ができるようになります。

普通自動車免許(普通免許)の試験内容・難易度

普通免許の試験やテストはどんな問題が出題されるの?

試験には学科と実技の二種類があります。学科試験には仮免学科試験と、本免学科試験の2種類があり学科講習で教えられた内容が問題に出されます。

仮免学科試験では問題数が50問あり、全て◯か×で回答する形式になっています。また制限時間が設けられており、30分以内に終わらさなければなりません。1問ごとの点数は2点で、合格点は90点以上になっています。

本免学科試験ではさらに問題数が増え、難易度が高くなっています。問題数95問に対して1問1点の問題が90問あり、残りの5問はイラスト形式の問題で1問2点の配点になっています。制限時間は仮免学科試験よりも長く50分ありますが、合格点が90点となっているため仮免学科試験よりも難易度が高いと言えます。

技能試験では100点満点からの減点方式になっており、70点を下回ると不合格となってしまいます。また70点を上回っている場合でも一発で20点の減点を受けてしまうと、その時点で不合格となるので注意しなければなりません。

普通免許のテスト勉強方法・学習法のコツ

まず学科講習での内容を、しっかりと聞くことが最も大事なポイントになります。

講習の時間外では効果測定に使用するコンピューターを使用して、練習問題を何度も繰り返し解くことができます。自分の苦手な問題や引っ掛かりそうな問題に何度も解くことで、試験での間違いを減らすことができ一発での合格に期待が持てるようになります。

自宅では教科書を使って復習したり、インターネットを活用して過去問を調べて解いたりするとより効率のいい勉強ができます。

このように空いた時間を有効に活用して、万全の状態で試験に挑むことができるよう体制を整えておく事が重要になります。

普通免許の試験やテストの難易度や合格率はどれくらい?

運転免許センターで受けることになる本免試験の合格率はおよそ65%~75%です。また教習所内で受ける学科試験や技能試験の難易度も、同等ぐらいあると言われています。

本免試験は半数以上の人が合格していますが、30%ほどの人は試験で不合格となっています。原因として挙げられるのが、問題数が多いため時間内に解ききれなかったり、時間内に終わらせようと急いで問題を解いたためにケアレスミスをいくつもしてしまったという事があげられます。

もし不合格となってしまっても後日、再試験を受けることができるので落ち着いて試験に挑むことです。

普通自動車運転免許を取得すると運転できる車

大型
自動車
中型
自動車
準中型
自動車
普通
自動車
大型特殊
自動車
大型自動
二輪車
普通自動二輪車 原動機付自転車 小型特殊自動車 牽引自動車
運転

NG

運転

NG

運転

NG

運転

OK

運転

NG

運転

NG

運転

NG

運転

OK

運転

OK

運転

NG

【備考】原動付自転車は50ccまでの二輪車のみ走行可能。
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普通自動車免許(普通免許)を取得するのにかかる費用

普通自動車免許を取るためにかかる費用は地域ごとに多少の差があり、各教習所によっても少しですが差があります。平均的な値段は30万円前後が相場であり、マニュアル免許よりもオートマ限定免許の方が2万円程度値段が安くなっていることがほとんどです。

また限定解除の値段は5万円~7万円ほどかかるため、最初からマニュアル免許を取得するよりも費用が割高になってしまいます。そのためオートマ限定で免許を取る場合は、免許の取得後にマニュアル車の運転が必要になる事がないかもう一度見直してみるといいです。

また仮免許試験や卒業試験で不合格となった場合の再試験には、追加の費用が発生するので注意しなければなりません。

安く普通免許を取得するにはどうすればいいの?

免許費用を極端に抑えたいのであれば、合宿免許がおすすめです。合宿免許の金額は通学でかかる金額より5万円~10万円ほど安くなります。その上、短期間での免許取得が望めるため多くのメリットがあると言えます。

また教習所によっては学割や、インターネットでの申し込み割引などを実施しているところもあるため、入校する予定の教習所にそういった割引きがあるかなど聞いてみるといいです。

また、難易度は高いものの一発試験という方法もあります。

自動車免許を取得すれば、今まで遠くていけなかった場所へ行くこともできます。日本での普通自動車免許の取得率は70%を越えており、日常生活や仕事をする上で重要な役割を持つ資格として注目されています。

また国内、国外においても自動運転技術の発展や電気自動車の普及もしており、普通自動車免許さえあれば自分の乗ってみたい車を運転することだってできます。一生ものになる普通自動車免許を取得して、日常をがらっと変えて見ると楽しいかも知れません。

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