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ドライバーや運送会社が知っておくと便利な情報

運送業界の今後はどうなるの?運転手不足はドライバーのチャンス?

きつい、きたない、くらいといった3Kの代表的職種である運送業界。
最近ではAIによる自動運転などがさけばれているうえに、少子高齢化による慢性的な運転手不足と、業界全体を三重苦、四重区に悩ませています。
運送業界は今後どうなっていくのでしょうか?

物流・運輸業におけるトラック輸送の重要性と配達需要の増加

日本における、トラック輸送は国内貨物輸送量の過半を担っていると言われています。
深夜に高速道路を走行された方はよくご存知と思いますが、深夜も高速道路は大型トラックが整然と走行しています。
朝の通勤で駅構内をサラリーマンやOLが整然と歩くように、トラックも、荷物の下ろし地に向けて、深夜、わき目もふらず目一杯走っています。

貨物自体はインターネットによる通販の普及、小口荷物の増加、配送時間指定便の運行など、昔に比べて、物流つまり荷物の動きが細分化されています。

国内の貨物の輸送量は、国土交通省発表の資料によると、1994年(1,900億トンキロ超)から2011年(2,300憶トンキロ超)まで約20年で2割増加、つまりざっくり計算すると、年1%の割合で増加し続けていることになります。

今後もますますトラック輸送量の増加傾向は続くでしょうし、仮に、貨物の輸送量が減少したとしても、物流のカスタマイズ化によりいわゆる、ロスロジ(荷物を積まずにトラックを運行すること、空運行のこと)の増加により、『トラックを運行する量そのもの』は、かなり増加すると見込まれます。

ドライバー・運転手の数はどれくらい?本当に不足しているの?

貨物量が増える一方で、トラックドライバーの数は、その労働環境の悪さや、定年退職者の増加、若者不足により、2006年の92万人をピークに年々減少を続けており、2017年現在では80万人を切っています。

輸送量の増加を需要、ドライバーを供給と考えれば、需要>供給は明白な事実であり、ドライバー不足は今後も続くと考えられており、早急に手を打たなければ、日本の物流は止まってしまう=今の快適な生活が送れない、ということになります。

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最近の運送業界にはどんな問題があるの?原因と対策は?

様々な問題が山積みとなっていますが、最も深刻な問題は、運転手不足です。現在、日本はどの産業も人手不足ですが、特に運送業界はひどいと思います。

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対策として代表的なものは、女性ドライバーの採用推進です。国土交通省の主導により、業界を挙げて女性ドライバーの採用に力を入れています。
また、運輸業界だけでなく、国内大手トラックメーカーなども、女性が運転しやすいようなトラックを作ったり、高速道路会社は、全国のPAやSAに女性専用の仮眠室を作ったりと、運輸業界を取り巻く隣接業界も巻き込んで女性ドライバーの採用~育成に取り組んでいます。

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次に、勤務形態そのものの見直しです。より多くの人が働けるようにと、最近では夕方からや、夜からの短時間勤務シフトも目立ってきています。
主婦の方のおこづかいかぜぎや、サラリーマンの副業また、若者のダブルワークの方など、従来の枠組みを超え、働く方の希望の形態に合わせ勤務できるシフトが増えてきています。様々な働き方を企業側が提供して、人手不足を解消するということですね。
これも少子高齢化対策のひとつだと思います。

また、待遇面に関しても週休二日型の雇用が目立ってきました。ひと昔前は、日曜休み、土曜は月の半分のみ休み、祝日は出勤といった形式が一般的でしたが、最近では、土曜はすべて休みの会社も目立ってきています。
働き方改革が、運送業界だけではなく、メーカーなどの荷主側や、また倉庫業界にも波及してきているので当然の流れだと思います。
物流を取り巻く川上~川下まで、すべての事業者に働き方改革が浸透してきているのです。

物流形態の大改革は、なんといっても、ダブル連結トラック』の導入です。
深刻なドライバー不足が進行していることをうけ、  官民挙げて、特車許可基準を緩和、1台で大型トラック2台分の輸送が可能なトラック、トレーラーであり、トラック輸送の省人化を促進するとして期待されています。

運送業界の今後はどうなるの?将来性はあるの?

運送業界は、基本的には、荷物あっての商売ですのでサービス業といえます。
その点、現在、未来にかけてもおそらく荷物そのものは増加すると思われますので、『お客様が増える』という意味では安泰と言えます。

また、現在は、働き方改革がスタートするなど、国内産業の在り方や労働環境が抜本的に変化する過渡期とも言えます。
運送業界の抱える問題は、基本的には、過渡期ならでは発生する問題ばかりです。

ですので、過渡期を過ぎれば、原因は解決し、いずれは解決していくでしょうし、逆に考えると仕事の仕方によってはとても未来は明るいとも言えます。

運送業界の変化①:国の規制改革

運送業界の改革の目玉の代表は、今まで対価となるかどうか曖昧だった、荷物の積み込み作業や取卸料、待機時間などをはっきりと明文化、対価化するよう定めた『標標準貨物自動車運送約款』が当局より各荷主企業に対し発表されたことです。

これまでは、積み込み作業や、倉庫での待機は、業界の商習慣的に、その行為そのものには対価を発生させることはできませんでした。
今後は、この約款が普及することで、積み込み作業などでも対価を発生させることができますし、しいてはドライバーの処遇改善につながると思います。

同時に、運送企業側にも、待機時間の記録づけ義務が課せられており、ドライバーの処遇は十分な伸びしろがあると言えます。

運送業界の変化②:物流DX化

つぎに、期待できるのはデシタルデバイスの有効活用とDX化です。ヤマト運輸のオープン型宅配ロッカーの「PUDO」はその代表例です。
ひと昔前の『私書箱』をイメージしてもらえれば分かりやすいと思います。東京、名古屋、大阪などで、駅などにクロネコマークのロッカーがあることを知っている方もおられると思います。会員登録をすれば、荷物が到着したときにスマホにお知らせしてもらえます。

一人暮らしの方や、家に不在がちな方にとってはとても便利な機能で、会社帰りに駅で荷物を受け取るといったことが可能となっています。
デジタルデバイスを利用した現代版の私書箱といった形でしょうか。このシステムによって、ドライバーの労働量の半分を占めると言われている再配達業務を一気に短縮化することが可能となります。

また、ヤマト運輸では、類似なシステムとして、『EC自宅外受け取り』サービスを展開しています。ネットショップでの商品購入時に、ヤマト運輸の営業所やコンビニエンスストアなどの取扱店を荷物の受け取り場所として指定できるという機能です。
利用者からのニーズは非常に高く、また再配達の減少やドライバーの負担減にもつながっています。

運送業界の変化③:物流イノベーションと自治体の取り組み

さらに最近では、単に荷物を運ぶということだけではなく、『荷物の運び方』そのものを抜本的に改革する動きも目立ってきています。
地方の過疎地などでは、車を運転しない人も多く、食料品や日用品の購買さえも困難な地域も存在し、深刻な問題となっています。

そこで、その原因を解決すべく物流会社と自治体が連携して新たな物流システム構築の取り組みを始めています。
物流企業は、食料品や日用品といった生活必需品をただ運ぶだけでなく、迅速かつ円滑に運べることができるよう環境を整えたり、交通安全の知識を伝える活動を積極的に実施するなど、その取り組みは従来の、単に「荷物を運ぶだけ」という枠組みを越え、新たなサービス業に変化しています。

物流イノベーションが進んでいるといったところでしょうか。求人誌の『サービス業』のページで、求人広告がだされている時代も近いかもしれません。

ドライバー・運転手になりたい人にはこれからチャンスなの?

結論から言うとチャンスです。理由は単純で、荷物が減ることはまず考えられない、つまり仕事自体は減ることがないと同時に、業界のイノベーションが一気にこれから進んでいくからです。

ですので、求人誌には常にドライバー募集と掲載されています。現在は、過渡期ならではの原因で、ドライバー個人の処遇や生活や健康といった福利厚生を留意してもらえず、劣悪な環境の中で仕事をしていると考えられるからです。

今後、イノベーションが進んでいくと、この辺りは改善されていくと思います。AI、自動運転が盛んに叫ばれていますが、トラックの自動運転は遠い未来の話でしょうし、仮に自動運転が可能となったとしても、荷物の積み込みや荷下ろしまで自動でできるとは考えにくいので、やはりそこには人の労力が必要となってきます。

トラックドライバー・運転手のイメージは良くなってくる

運輸・物流の業界イメージも少しづつですが、良くなってきていると思います。
若者にはなかなか理解してもらえないですが、一昔前は、まさに『トラック野郎』の時代、イメージでした。汚いつなぎを着用して深夜の高速を何台も連なって爆走している、といったイメージでしょうか。

現在は被災地支援など、良いイメージを持つ方も多く、また女性ドライバーの増加により、最近では明るく華やかなイメージも強くなっています。
佐川男子といった若者向けの新語が出現するほど、運送業界のイメージは大きく変わっています。

俗に、3kともよく言われますが、毎日詰め詰めの電車で出勤して、帰りは、酔っ払いの臭いが充満した電車で終電近くに帰路につく、といったオフィスワークも3kといえるかもしれません。
(人によって感じ方はいろいろですが)少なくとも物流会社は車通勤が常識ですし、満員電車とは無縁の環境です。
結局は、その人個人の価値観の違いといったところでしょうか。

ドライバー・運転手の待遇や環境は良くなってくる

最近では、ハイブリッドトラックという単語があるほど、燃費の良いトラックが出現しています。
燃費の良さはコスト減に直結しますので、業界全体のコスト減が図られるといっても過言ではありませんし、結果、コスト減分のドライバーへの転嫁も図られていくことでしょう。

ブラック企業も少なからず見受けられますが、将来は、淘汰されていくでしょう。ブラック企業には、そもそもドライバーが集まりませんし、荷主も仕事を発注しにくくなっています

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今の仕事や所属企業に100%満足している人はそうそういないと思います。誰しも将来性に不安を感じながら働いているものです。
どんな仕事や職場にも、それぞれ良い点と悪い点があるものです。良い点ばかりの仕事はまずないですし、職場も同様です。
結局はバランスの問題で、良い点が悪い点を上回っていれば、それは『良い』ということだと思います。日々、仕事に抹殺されていると、目の前の悪い点ばかりが目につき、良い点を見過ごしてしまいがちです。

毎日、3分でもいいですので、良い点と悪い点のバランスを考えることをおすすめします。そうすることで、おのずと将来性は明るくなると考えます。

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