タクシー業界は景気が反映されやすい業種の一つです。普段は一駅分くらい歩く方も、お金があるときはタクシーをついつい使っちゃうという方も多いと思います。タクシーは電車やバスに次いで、日常の足としてなくてはならない存在です。特にタクシー特有のフットワークが軽く柔軟に使える点は電車やバスには無い大きな魅力でしょう。そんなタクシー業界の現状と今後の発展について見てみましょう。
景気に左右されるタクシー業界、事業者と乗務員は減るが業績は回復傾向にあり
タクシー業界全体の事業者数は平成28年度の国土交通省のデータを参照すると総事業者が5万組強あり、内訳は法人事業者が1.5万組程度、個人事業者が3.5万人程度となっております。
10年前と比べると総事業者数は減少傾向にあり、輸送人員も約4万人減少しています。しかし、一日当たりの輸送収入は上昇傾向にあり、現在では乗務員不足が業界全体で叫ばれています。これから先も需要が増える見込みですので、業界全体としては上昇傾向にあるといえるでしょう。


数字で見るタクシー業界のアレコレ
タクシーの業務中の事故について
国土交通省が発表している「走行1億キロ当たりの交通事故件数の推移」という資料によると、タクシーなどの事業用乗用車は自家用車に比べ、約1.5倍多くなっています。
数字だけ見ると多く感じますが、自家用車と違い、ピークタイムに街中を走る事が多いため事故の危険性が高いのも頷けます。さらに「タクシーの実車・空車時における走行キロ当たり事故発生の割合(平成25年) 」によると、空車時のほうが事故をする確率が高くなっています。
運転とは絶対という事が無いものです。自分は絶対事故をしないという事はありえないのです。もしタクシーを運転中に事故を起こしてしまった場合、法人も個人も任意保険の加入が義務図けられていますので、大きな金額は保険金で支払われることになります。
個人タクシーの場合、車両修理やケガなどで一時的に仕事ができなくなります。場合によってはそのまま廃業する可能性もあるでしょう。
法人の場合は事故を起こした後の対応はまちまちで、始末書や減給、出勤停止など会社によって対応は様々ですが、何らかのペナルティは確実にあると思っていていいでしょう。事故を起こしてもお咎めなしでは事故に対する危機意識が上がらないからです。
タクシードライバーの給与が最近どれくらい?
タクシードライバーの年収は300万円~400万円ほどで推移しています。中には1000万円以上稼ぐ個人タクシーの方もいます。
タクシー会社は大体の事業所が歩合制を採用しており、お客を乗せれば乗せるほど給料に反映されていきます。そのため、頑張りしだいでは、年収400万円を超えることも珍しくないです。

給与面だけで考えると個人タクシーのほうが圧倒的に儲かるのですが、上でも紹介した通り、事故や車両トラブルが発生した際、働けなくなるリスクがあります。
最近の若手タクシードライバーはタクシー会社に入って経験とコネを作り、個人タクシーとして起業することを目標にするという人が増えているようです。



タクシー業界は今こそ真価が求められる時
サブプライムやリーマンショックの影響から回復しつつあるタクシー業界は今、大きな転機の時を迎えています。例えば、同じ距離を走るのでも割り増し料金で走れる観光タクシーに力を入れる会社や、福祉事業と提携することで待機時間を減らしたりなど、サービス面で見ても様々な試みがあります。
車両面では、電気自動車の台頭や、乗り降りのしやすい新しいタクシーの配備、中距離やまとまった人数に対応したミニバンタイプのタクシーなど、車両の入れ替えが活発になっています。
さらに、ネットを使った配車サービスも始まり、待機時間がかなり少なくなり、賃金が大幅に上がったという声も増えつつあります。
これからの展望に期待できるタクシー業界ですが、肝心のドライバーが不足しており、タクシー業界全体の悩みどころです。さらに他の業種と比べ、高年齢化が進んでおり、若手のドライバーが熱望されています。逆に考えるば、タクシー業界で人にとっては今が絶好のチャンスです。求人をチェックしてみましょう。
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