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軽トラック・軽貨物

軽貨物(軽トラック/軽バン)の最大積載量がまるわかり

この記事の目次
  1. 軽貨物とは
  2. 軽トラックとは
  3. 軽トラックの最大積載量
  4. 軽トラックはどれくらいの大きさの荷物まで運べるのか
  5. 主要な軽トラックの最大積載量と最大積載寸法
  6. 軽バンとは
  7. 軽バンの最大積載量
  8. 軽バンはどれくらいの大きさの荷物まで運べるのか
  9. 主要な軽バンの最大積載量と最大積載寸法
  10. 軽貨物で最大積載寸法を超えた荷物を運ぶ場合の手続き
  11. 軽貨物で最大積載量を超える荷物を積むとどうなるか

軽貨物とは

軽貨物の規格と種類

軽貨物とは軽自動車の種類の一つで、いわゆる軽トラックや軽バンといった軽商用車のことです。
軽貨物車の車両規格『全長3,400mm以下、全幅1,480mm以下、全高2,000mm以下、排気量660cc以下』の軽自動車水準を満たします。

そして軽貨物のナンバー表記は小型貨物の4ナンバー。その色は自家用が黄色地、事業用が黒地です。

軽トラックと軽バンの違い

軽トラック軽バンはどちらも軽貨物の位置づけですが、その構造は全く異なります。
外観からも分かる特徴は前輪と後輪との距離、すなわちホイールベースの違いです。軽バンのホイールベースは2,450mm、かたや軽トラックは1,900mmと極めて短い作りです。

どちらも全長が同じにも関わらず、これだけホイールベースに差が生じる理由には利用目的の違いが挙げられます。

まず、軽トラックは農道やあぜ道といった未舗装で凹凸の激しい路面を走ることを想定しているため、小回りが効き、かつ段差を乗り越えやすいようにホイールベースをあえて短く取っています。

一方、軽バンは主に配送向けの需要が高いことから、直進安定性が高くて荷室スペースを最大限確保できるロングホイールベースを採用しています。

軽トラックとは

軽自動車に属する軽トラックは、現行の自動車制度の中では最も小さなトラックで、普通免許があれば運転できます。
小さくても作りは本格的で、大型トラックと同様に運転席の下部にエンジンがあり、キャビンと荷台が別構造のレイアウトです。
そして軽トラックは重い荷物を乗せても駆動力を発揮しやすいよう、後輪駆動で設計されている点も特徴です。

軽トラックの最大積載量

軽トラックの最大積載量とは

トラックが持つ最大の魅力は、一度に沢山の荷物を運べる恵まれた積載性能です。とはいえいくら積んでも大丈夫というわけではありません。すべての貨物自動車には車両ごとに荷台や荷室に積載可能な最大重量が決められており、これを最大積載量といいます。

そしてもちろん軽トラックにも最大積載量が定められています。その数値は車検証に記されており、車体の後ろにkg単位で表示する義務があります。

軽トラックは丈夫なフレーム構造の上に強固な荷台を組み合わせた専用設計がされており、最大積載量の3倍程度ある約1tの荷重にも十分耐えられるとも言われますが、最大積載量を超える荷物を運ぶ行為は法律で禁止されています。

軽トラックの最大積載量は何kgか

現行の道路交通法における軽トラックの最大積載量はメーカーによらず350kgで横並びです。トラックの中で唯一軽自動車のカテゴリに属する軽トラックは、その小さな車体に合わせるがごとく、トン単位の最大積載量を持つ他のトラックと比べて積載量の上限が抑えられているのです。

軽トラックメーカーのホームページでは荷台の広さをPRするため、容積換算された搭載事例を紹介していますが、最大積載量を考慮すると実際に積める荷物は大きく目減りします。

例えば軽トラックの荷台には20Lのポリタンクを40個も平積みできますが、満水状態では20kg×40個=800kgとなり、最大積載量の倍以上となってしまいます。
ゆえに軽トラックで実際に運搬可能な水の量の目安は20Lポリタンク17個が限界です。

軽トラックの最大積載量(積載可能な重さ)と車両重量がまるわかり
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軽トラックの積載量に含まれるもの

トラックの積載量とみなされるのは、あくまで荷台に積んだ荷物重量のことであり、キャビンに積んだ小荷物の重さは含まれません。

荷台に取り付けたクレーンや昇降装置のような架装類の重さは車両重量の一部となりますし、乗組員の重量は1人あたり55kg×定員(2名)として乗車定員重量に割り当てられているため、これも積載量には含みません

ただし、荷台に人が乗る場合など積載量に人間が含まれる例外もあります。事前に警察への申請が必要ですが、荷物の見張り目的で荷台に人を乗せる場合です。
見張り役の体重が積載量とみなされ、その分だけ最大積載量が減ることになります。

積載量について理解するには、以下の式を覚えておくと便利です。

軽トラックの車両総重量=車両重量+乗車定員の重さ(110kg)+最大積載量(350kg)

トラックの車両総重量と最大積載量とトン数の関係がまるわかり
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軽トラックはどれくらいの大きさの荷物まで運べるのか

軽トラックの最大積載寸法とは

道路交通法では、定員数や積載重量に関する制限だけでなく、荷物の大きさや積載方法についても制限があり、その最大値を最大積載寸法といいます。

貨物自動車の車両寸法に応じて最大積載寸法が決まりますが、軽自動車の規格いっぱいに作られている軽トラックの場合は車種ごとの寸法差がほとんど無いので、最大積載寸法もほぼ同じです。

軽トラックの荷台に積載できる荷物の長さ、幅、高さの上限

軽トラックの荷台に積載可能な荷物の大きさの最大値

最大積載の項目 基準 具体例
最大積載時の長さ 全長にその10分の1を加えたもの 全長3,400mmの軽トラックなら3,740mmまで
最大積載時の幅 車幅と同じ長さまで 全幅1,480mmの軽トラックなら1,480mmまで
最大積載時の高さ 地上からの高さで2,500mmまで 基準値は『荷台高+荷物の高さ』を表すことに注意。荷台床面高さ650mmの軽トラックなら高さ1,850mmまでの荷物を積載可能
積載の方法(前後方向) 前後にそれぞれ10分の1のはみ出しまで 全長3,400mmの軽トラックなら前後に340mmずつ、合計4,080mmまで
積載の方法(前後方向) 車体の左右からはみ出ないこと たとえ最大積載時の幅以下でも左右にはみ出た状態での積載は不可

なお、上記例で挙げた全長3,400mmの軽トラックの場合、最大積載時の長さで計算した制限値は3,740mmですが、積載の方法で計算した制限値は4,080mmです。
道路交通法では後述する特別な場合を除けば、最大積載に関するすべての数値が制限内に収まっている必要があるため、積載可能な長さの制限値は3,740mmとなります。

ところで軽トラックの荷台の長さは1,940mm程度です。3mを超える長物を最大積載の範囲内に収めて積み込むには荷台の鳥居部分に立てかけて固定するといった工夫が必要です。
仮に荷台へそのまま寝かせると車両後方に1m以上はみ出る計算となり、最大積載の長さはクリアしていても、積載方法の前後方向に対する制限オーバーとなります。

つまり、軽トラックの貨物輸送には荷物の大きさを適切に把握しておくだけでは不十分で、その積み方にもノウハウが求められます。

主要な軽トラックの最大積載量と最大積載寸法

スズキ『キャリイトラック』

スズキのキャリイトラックは軽量ボディと作業性に優れた荷台が魅力の人気軽トラックです。日産、マツダ、三菱自動車にOEM提供中です。

車両寸法
全長 3,395mm
全幅 1,475mm
全高 1,765mm
荷台寸法
荷台長 1,940mm
荷台幅 1,410mm
荷台高 290mm
荷台床面地上高 650mm
最大積載寸法
長さ 3,734mm
1,475mm
高さ 1,850mm
最大積載量 350kg
車両総重量 1,150kg

諸元参考:スズキ『キャリイトラック主要諸元

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日産『NT100クリッパートラック』

NT100クリッパートラックはスズキのOEM供給を受けて生産されています。従って基本仕様はキャリイトラックと同等です。

車両寸法
全長 3,395mm
全幅 1,475mm
全高 1,790mm
荷台寸法
荷台長 1,940mm
荷台幅 1,410mm
荷台高 290mm
荷台床面地上高 650mm
最大積載寸法
長さ 3,734mm
1,475mm
高さ 1,850mm
最大積載量 350kg
車両総重量 1,170kg

諸元参考:日産『NT100クリッパートラック主要諸元

マツダ『スクラムトラック』

マツダのスクラムシリーズは1989年のデビュー当初からスズキのOEMとして発売されています。スクラムトラックのベース車両はスズキキャリイです。

車両寸法
全長 3,395mm
全幅 1,475mm
全高 1,765mm
荷台寸法
荷台長 1,940mm
荷台幅 1,410mm
荷台高 290mm
荷台床面地上高 650mm
最大積載寸法
長さ 3,734mm
1,475mm
高さ 1,850mm
最大積載量 350kg
車両総重量 1,150kg

諸元参考:マツダ『スクラムトラック主要諸元

三菱『ミニキャブトラック』

かつては軽トラックと軽バンを自社生産していたこともある三菱自動車ですが、2014年のフルモデルチェンジ以降はスズキのOEMとなりました。

車両寸法
全長 3,395mm
全幅 1,475mm
全高 1,765mm
荷台寸法
荷台長 1,940mm
荷台幅 1,410mm
荷台高 290mm
荷台床面地上高 650mm
最大積載寸法
長さ 3,734mm
1,475mm
高さ 1,850mm
最大積載量 350kg
車両総重量 1,150kg

諸元参考:三菱『ミニキャブトラック主要諸元

ダイハツ『ハイゼットトラック』

ハイゼットトラックは新車販売台数首位でカラフルなラインナップが特徴です。トヨタのピクシストラックとスバルのサンバートラックがOEM車です。

車両寸法
全長 3,395mm
全幅 1,475mm
全高 1,780mm
荷台寸法
荷台長 1,940mm
荷台幅 1,410mm
荷台高 285mm
荷台床面地上高 660mm
最大積載寸法
長さ 3,734mm
1,475mm
高さ 1,840mm
最大積載量 350kg
車両総重量 1,220kg

諸元参考:ダイハツ『ハイゼットトラック主要諸元表

軽バンとは

軽バンとは荷室を持つ軽貨物車のことです。荷台と運転席が分けられた構造の軽トラックとは異なり、ボディ全体が乗用車のようなモノコック構造なのが特徴です。

軽バンには乗用車タイプの軽ワゴン車と車両構造の一部が共通化されている車種もあり、軽トラックよりも乗り心地が良く、日常生活に順応した使い方が楽しめます。

軽バンは普通免許で運転が可能です。

軽バンの最大積載量

軽バンの最大積載量とは

見た目が似ている同士でも、軽ワゴン車にはなくて軽バンにあるものといえば最大積載量です。最大積載量の表記があるのは貨物自動車の証であり、乗用車と貨物車との利用目的の違いを明確に反映しています。

例えばホンダの軽自動車N-BOXの主要諸元表には最大積載量の表記がありませんが、同社の軽バンタイプであるN-VANの主要諸元には最大積載量が明記されています。

軽バンには軽トラックのような積載に特化したオープンデッキの荷台はありませんが、その代わり機能性の高い荷室が確保され、最大積載量に相当する荷物を積んでも安全走行に支障が出ない設計がなされています。

なお、軽バンの座席に積んだ荷物の重量は1人あたり10kg程度が乗員の携行品重量としてみなされ、最大積載量には含まれません。

軽バンの最大積載量は何kgか

軽バンの最大積載量の上限は乗車条件や車種によります。理由は、軽バンや軽ライトバンは軽トラと違い定員4名まで乗車できる車種があることと、乗用車に近い車種と貨物車に近い車種が混在することです。

一般的な軽バンの最大積載量の目安は2名乗車時で350kg、4名乗車時で250kgもしくは200kgとなっています。人員1人あたり55kgとして計算する車両総重量の式に当てはめてみると、乗員が増加した分だけ最大積載量が減ったと理解できます。

ただし軽バンの正確な最大積載量は単純計算だけで求めることはできません。荷物収納やフルフラットシートといった軽自動車並みの快適装備を持つ車種が多く、モデルが違えば車両重量も異なるからです。

よって軽バンの正式な最大積載量は諸元表での確認が確実です。

軽バンの最大積載量に人員の重量は含まれるのか

軽バンの最大積載量に人員の重さは含まれません同じ重さの単位でも、人の重さは乗車定員重量として、荷物の重さは最大積載量として別々に扱われます。

ただし乗車定員が増えるとその重量にほぼ相当する積載量が減るという関係性があるので注意です。例えば、定員2名時の最大積載量が350kgの軽バンに大人4人が乗車したにも関わらず350kgの荷物を積むと最大積載量を超過します。
軽バンを運転する際には事前に車検証を確認して定員数に合わせた積載を行いましょう。

軽バンはどれくらいの大きさの荷物まで運べるのか

軽トラックの最大積載寸法とは

荷台が開放された軽トラックと対照的に、屋根のある閉じた空間を持つ軽バンの実質的な最大積載寸法は、その荷室の体積に依存すると言って良いでしょう。
なぜなら車両寸法から計算される最大積載寸法は、荷室寸法を超える大きさとなってしまうからです。

なお荷台後部へのはみ出しは全長の10%分までなら物理的に可能です。ただし落下防止対策は必須です。

主要な軽バンの最大積載量と最大積載寸法

ダイハツ『ハイゼットキャディー』(生産中止)

軽バン ハイゼットキャディーの車両寸法
全長 3,395mm
全幅 1,475mm
全高 1,850mm
荷室寸法
荷室長 1,400mm
荷室幅 1,210mm
荷室高 1,235mm
荷室フロア高 595mm
理論上の最大積載寸法
長さ 3,734mm
1,475mm
高さ 1,905mm
荷室を考慮した最大積載寸法
長さ 1,739mm(荷室長+全長×0.1)
1,210mm
高さ 1,235mm
最大積載量 150kg
車両総重量 1,240kg

ホンダ『NーVAN』『N-VAN+スタイル』

軽バン N-VAN +STYLEの車両寸法
全長 3,395mm
全幅 1,475mm
全高 1,945mm
荷室寸法
荷室長 1,510mm
荷室幅 1,235mm
荷室高 1,365mm
荷室フロア高 525mm
理論上の最大積載寸法
長さ 3,734mm
1,475mm
高さ 1,975mm
荷室を考慮した最大積載寸法
長さ 1,849mm(荷室長+全長×0.1)
1,235mm
高さ 1,365mm
最大積載量 350kg
車両総重量 1,400kg

マツダ『スクラム』

軽バン スクラムバンの車両寸法
全長 3,395mm
全幅 1,475mm
全高 1,895mm
荷室寸法
荷室長 1,910mm
荷室幅 1,320mm
荷室高 1,240mm
荷室フロア高 650mm
理論上の最大積載寸法
長さ 3,734mm
1,475mm
高さ 1,850mm
荷室を考慮した最大積載寸法
長さ 2,249mm(荷室長+全長×0.1)
1,320mm
高さ 1,240mm
最大積載量 350kg
車両総重量 1,300kg

三菱『ミニキャプバン』

軽バン ミニキャブバンの車両寸法
全長 3,395mm
全幅 1,475mm
全高 1,895mm
荷室寸法
荷室長 1,820mm
荷室幅 1,280mm
荷室高 1,240mm
荷室フロア高 650mm
理論上の最大積載寸法
長さ 3,734mm
1,475mm
高さ 1,850mm
荷室を考慮した最大積載寸法
長さ 2,159mm(荷室長+全長×0.1)
1,280mm
高さ 1,240mm
最大積載量 350kg
車両総重量 1,330kg

日産『NV100クリッパーバン』

軽バン NV100クリッパーの車両寸法
全長 3,395mm
全幅 1,475mm
全高 1,890mm
荷室寸法
荷室長 1,825mm
荷室幅 1,370mm
荷室高 1,230mm
荷室フロア高 650mm
理論上の最大積載寸法
長さ 3,734mm
1,475mm
高さ 1,850mm
荷室を考慮した最大積載寸法
長さ 2,164mm(荷室長+全長×0.1)
1,370mm
高さ 1,230mm
最大積載量 350kg
車両総重量 1,340kg

軽貨物で最大積載寸法を超えた荷物を運ぶ場合の手続き

警察署や交番に申請する

最大積載寸法を超える荷物を運ぶことを制限外積載と言いますが、特別に認められた場合に限り制限外積載での走行が可能となります。

制限外積載許可申請の方法
申請者 運転者本人。複数の運転手が居る場合は全員が申請者
申請先 出発地を管轄する警察署や交番、駐在所
申請に必要な書類等
  • 制限外積載許可申請書(2通)
  • 出発地から目的地までの運転経路図
  • 積載物の種類や仕様のデータ
  • 積載方法の概略図、積載物の固縛状況が分かる写真
  • その他の書類(車検証など)
制限外積載許可の期間 原則1回の運行のみ。ただし申請内容に変更なき場合は1年を限度とする期間
最大許可寸法 長さ 全長の1.5倍まで
全幅+1,000mmまで(左右500mmまで)
高さ 3,000mmまで(軽貨物車の場合)
積載方法 はみ出しが前後とも全長の0.3倍まで

なお、制限外積載許可申請の方法や許可条件については地域によって多少の違いがあるうえ、運転経路の交通状況次第で可否基準も異なります軽トラックの積載能力を過信せず無理のない積載を心がけましょう。

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制限外積載許可申請の注意点

制限外積載の許可申請は交番よりも警察のほうが許可制限の範囲が広いですが、軽貨物の車両規模であればどちらでも構いません。

警察の許可が下りて制限外積載を行う場合でも、積載の方法に関する以下の禁止事項に触れると違反となります。

  1. ハンドル操作の妨げになること
  2. バックミラーが見えない、使えない状態となること
  3. ナンバープレートやライト類が隠れてしまうこと

その他、荷崩れ防止の徹底や、荷台後部に30cm四方の赤布を付ける決まりもあるので注意しましょう。

軽貨物で最大積載量を超える荷物を積むとどうなるか

法律による罰則を受ける

貨物自動車で最大積載量を超過した荷物を運ぶ行為は過積載と呼ばれる道路交通法違反です。過積載の違反点数と反則金は普通車と大型車とで区分が異なります。軽貨物車は道路交通法上では普通車とみなされるため、軽トラックで過積載をして捕まった場合でも、小型トラックと同等の罰則が適用されるので注意しましょう。

軽貨物を含む普通車の過積載による罰則

最大積載の超過比 違反点数 反則金
1.5倍未満 1点 2万5千円
1.5倍から2倍未満 2点 3万円
2倍以上 3点 3万5千円

なお、過積載の責任は運転者だけでなく、過積載と知って荷物を任せた軽貨物事業者や荷主側にもあります。常習的な過積載と認められると事業停止や罰金といった重い処分の対象となります。

車に悪影響が出る

車体は丈夫だから、見た目ではバレないからと過積載を繰り返していると、知らず知らずのうちに車体に余計な負担をかけ続けることになります。
酷い場合にはタイヤがパンクしたり、足回りがヘタりやすくなったりして部品寿命を縮めますし、車両故障や不調の原因にもなります。

また過積載は車の走行性能にも悪影響を及ぼします。軽貨物トラックに最大積載量を超える荷物を積んで走行するとブレーキの効きが悪くなり、とっさの危険回避ができず事故に繋がることもあります。

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