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軽トラック・軽貨物

軽貨物車の維持費は軽乗用車よりも少ない?軽貨物の維持費がまるわかり

軽貨物とは

軽自動車は全長3.4m以下・車幅1.48m以下・高さ2.00m以下の自動車を指し、貨物自動車、乗用自動車、特種用途自動車の3つに分類できます軽貨物とは軽自動車のうち貨物自動車を指し、軽バンや軽トラックが軽貨物に該当します

軽貨物メリット維持費安いことです。普通車よりも軽乗用車のほうが燃費が良く税金や保険料も抑えられることは知られていますが、軽貨物は軽乗用車よりもさらに低コストで維持することができます。

特に地方では個人の足として自家用軽貨物が広く利用されており、商用としても貨物を運ぶための手段として軽貨物運送業をはじめ幅広い業種で利用されています。

軽貨物の主な維持費と金額

軽貨物のガソリン代

軽貨物の維持費として大きな割合を占めるのがガソリン代です。ガソリンの販売価格は2000年以降1Lあたり100~180円台を推移しており、おおむね120~150円台が相場となっています。

地域によっても販売価格は異なりますが、これは製油所からの距離により物流にかかる費用が異なるからであると言われています。また、都市部では競合店との価格競争による値下げも行われています。ガソリンの価格は販売店の経営戦略などにも左右され、同じ地域でも販売店により数円から十数円程度の差が生じます。

軽貨物配送ドライバーの1日あたりの走行距離は100~200km程度です。走行距離を150kmと仮定し、ガソリンの販売価格が140円、燃費が10km/Lとすると、ガソリン代は1kmあたり14円、これを1日あたりに換算すると2,100円かかります。月に24日稼働すれば、月あたり50,400円かかることになります。

ただしガソリンの販売価格は変動が大きく、景気の変化に伴い一気に値上がりする可能性もあります。価格の高騰が業務に支障をきたすことがないよう、ガソリン代は余裕をもって準備しておく必要があります。

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軽貨物の維持メンテナンス代・整備費用

軽貨物を維持するためにはメンテナンスが欠かせません。維持費はかかりますが、適切にメンテナンスすれば急な故障やトラブルを予防でき、結果的に安上がりになります。

  • 車検は2年に1回必要となります。
    • 費用の相場は8~10万円程度です。法定費用として最大29,140かかるほか、車両の状態によって点検・整備費用がかかります。
  • オイル交換は走行距離が多い場合や悪路を走行する場合7,500kmごと、または6か月ごとに必要であると言われています。
    • 1回あたりの費用が工賃込みで4,000~7,000なので、3か月に1回オイル交換をするとすれば年間16,000~28,000円かかることになります。
  • タイヤは走行距離30,000~35,000km程度で溝がすり減って交換が必要となるため約1年に1回買い替えるものと考えておくと良いでしょう。
    • 通常のものが4本セットで12,000~15,000円スタッドレスの場合18,000~42,000です。
  • このほか、状況に応じてエアコンフィルター交換やバッテリー交換も必要です。
    • 費用は工賃込みで3,000~4,000程度です。

軽貨物の駐車場代

軽貨物を所有するためには駐車場が必須です。車両の保管場所が必要であるのはもちろん、車庫証明がなければ車を購入することすらできません。軽貨物維持費として最初から見積もっておく必要があります。

駐車場代の相場は地域により大きく異なります。地方では5,000円以下で借りられるところもある一方、東京都では30,000円を上回ります。特に都心部は地価が高いことから駐車場代も高く、港区や中央区では50,000円以上かかることも珍しくありません。

軽貨物の税金

軽自動車税

軽貨物維持費として税金は外せません。軽自動車税の金額は最初の新規検査を受けた年度により異なり自家用車両か営業用車両かによっても異なります。それぞれの税額は以下の通りです。

軽貨物の軽自動車税

旧税率(最初の新規検査が平成27年3月31日以前) 新税率(最初の新規検査が平成27年4月1日以降) 最初の新規検査から13年が経過したもの
自家用 4,000円 5,000円 6,000円
営業用 3,000円 3,800円 4,500円
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自動車重量税

軽自動車税のほか自動車重量税も軽貨物の維持費として必ずかかる税金です。自動車重量税は新車を登録する際の新規検査時と車検時に発生します。

軽貨物の自動車重量税は、自家用か事業用かによって、またエコカー減税適用の有無によって異なります

新車登録時の税額

エコカー減税適用 エコカー減税適用なし
免税 75%減 50%減 25%減 本則税率(※) エコカー減免適用なし
2年自家用 0円 1,200円 2,500円 3,700円 5,000円 6,600円
2年事業用 0円 1,200円 2,500円 3,700円 5,000円 5,200円

※平成27年度燃費基準達成平成27年度燃費基準達成かつ平成17年排ガス規制75%低減のものについては、平成27年5月1日から平成29年4月30日までの間に新車新規登録等を行った場合の税額が当該金額となります。

車検時の税額

エコカー減税適用 エコカー減税適用なし
免税 50%減 エコカー 右以外 13年経過 18年経過
2年自家用 0円 2,500円 5,000円 6,600円 8,200円 8,800円
2年事業用 0円 2,500円 5,000円 5,200円 5,400円 5,600円
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保険代

自賠責保険

軽貨物の維持費として必ずかかるのが自賠責保険です。自賠責保険は車を所有するすべての人に加入が義務付けられています。自賠責保険に入っていなければ車検が通らず、一般道を走行することが出来ません。

自賠責保険は交通事故の被害者を救済することを目的とした保険です。運転中の事故により他人を死傷させてしまい、損害賠償が必要になったときに保険金が支払われます。

自賠責保険は新車購入時に加入して車検時に更新するのが一般的で、保険料は保険会社にかかわらず一律です。軽貨物の場合24か月契約で加入すると21,140円かかります(2020年現在、離島以外の地域(沖縄県を除く)に適用される基準料率)。加入期間は最大60か月まで1か月単位で選択できますが、軽自動車の車検有効期間が2年であることから24か月契約とする人が多いです。

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任意保険

任意保険は自賠責保険と異なり加入の義務はありませんが、万が一の時に備えて大部分の人が加入しています。特に仕事で軽貨物を運転する場合、一日の大部分を運転して過ごすことから一般ドライバーよりも事故の危険性は高いです。安心して運転するためには任意保険への加入が欠かせません。

任意保険料は保険会社や加入時の年齢、等級などによって異なります商用軽貨物のうち、特に貨物軽自動車運送事業の登録を受けた黒ナンバーの車両に対しては、事故のリスクが高いことから保険料が高く、普通車の2~3倍が相場とされています。

自家用軽貨物の場合、軽乗用車の任意保険料と比較して安くなることも高くなることもあります。

維持費を抑えるためには複数の保険会社で見積もりを取ることが大切です。

軽貨物の維持費をなるべく抑える方法

ガソリン代を抑える

燃費のいい車両を選ぶ

軽貨物の維持費としてガソリン代が占める割合は大きいため、車両を購入する時点で燃費のいいものを選べば、ガソリン代を大幅に節約することができます。

軽貨物の中には20km/Lを超える走行性能を持つ車両もあります。高性能な車両は購入価格が高額になりやすいという欠点はあるものの、長い目で見れば十分に元を取ることが出来るでしょう。

車のアクセルを一定にして運転する

運転の仕方によっても燃費は変わります急発進や急加速はガソリンを消費し、燃費の悪化につながります。

軽貨物の維持費を抑えるためには、車間距離を十分に取り、一定のスピードで走行することが必要です。一般道であれば時速40~60km高速道路であれば時速80~100kmを維持することで余計なガソリンを消費せずに済み、ガソリン代の節約につながります。また走行中の安全を確保するためにも効果的です。

アイドリングの時間を減らす

エンジンをかけたまま停車するアイドリングもガソリンを消費する行為です。軽貨物の中にはアイドリングストップ機能を備えたものもありますが、そうでないものも少なくありません。軽貨物維持費を抑えるためには、ドライバーが意識してアイドリングの時間を減らすようにする必要があります。

軽貨物は1時間のアイドリングでおよそ400ccのガソリンを消費します。ガソリン代を140円/Lとすれば1時間で56円の出費となります。一見少なく思えますが、毎日の積み重ねにより金額が膨れ上がることも十分に考えられます。

停車時には一旦エンジンを切り、発進時に改めてエンジンを入れることでガソリン代を抑えることができます。

エアコンは使いすぎない

エアコンは室内温度を調節出来て便利な分、ガソリンを食い軽貨物の維持費を高騰させる原因にもなります。維持費を抑えるためには、外が暑いからといって設定温度を下げ過ぎず、無駄なガソリンを消費しないよう注意することが必要です。適切な使い方を守ることでガソリン代を軽減させることができるでしょう。

クレジットカード等のポイントを利用する

軽貨物のガソリン代やメンテナンス費用を支払う際に、現金ではなくクレジットカードを利用すれば維持費を抑えられる可能性があります。多くのクレジットカードは利用金額に応じたポイントが貯まるしくみとなっており、ポイントを利用して支払いに充てることができます。

また、店舗独自のポイントカードを用意している企業も多いです。ポイントカードの場合は、現金での支払いであってもポイントが加算されます。たまったポイントが利用できる店舗は限定されますが、上手に利用すれば軽貨物の維持費を抑えるために役立てることが出来るでしょう。

軽貨物ドライバーは車両維持費負担のある企業で働く

自分で所有する軽貨物車を利用して軽貨物ドライバーとして働く場合、勤務先によっては維持費を抑えることができます。軽貨物ドライバーを雇用したり業務委託契約する企業の中には、福利厚生の一環としてガソリン代など車両維持費を一部負担してくれるところもあります。

運送業は人手不足が問題となっていることから、待遇面で他社と差別化し人手を確保したいと考える企業が少なからずあるのです。このような企業で働くことができれば個人の負担を軽減することができます。

自家用車としては、軽貨物車の方が軽乗用車よりも維持費が少ない?

軽貨物車と軽乗用車の違い

軽自動車軽貨物車軽乗用車とに大きく分けられます。軽乗用車は人を運ぶことを目的としているのに対し、軽貨物車の目的は貨物を運ぶことが目的です。

軽自動車が軽貨物車として認められるための条件

  • 荷室の床面積が0.6㎡以上
  • 後部座席よりも荷室スペースの方が広い
  • 後部座席の最大定員の総重量よりも貨物の総重量の方が大きい
  • 後部または側面開口部の大きさが縦600mm以上、横800mm以上
  • 後部または側面開口部垂直面の投影面積が0.48㎡以上

軽貨物車は貨物を載せることを前提としているため、荷室スペースが広く積み降ろしがしやすいことが重視されます。多くの貨物を載せて安全に走行できるよう、鋼板が少し厚めであるなど頑丈に作られていることも特徴です。

軽貨物車の方が車両本体が安い

プライベートでの利用が中心の軽乗用車に対して、軽貨物車は商用で多く利用されています。商用の場合、外装・内装の質感や静音性はそれほど重視されない傾向にあります。そのため軽貨物車の設備はシンプルであることが多く、車両本体価格も比較的安価です。

ホンダの軽貨物車N-VANは車両本体価格が129万円からとされています。ベースとなっている軽乗用車のN-BOXが141万円からであるのと比較して13万円安価です。その他のメーカー、車種においても、軽乗用車の相場は150万円前後であるのに対し、軽貨物車は100万円以下で購入できるものが少なくありません。安く車両を入手したい人にとって、軽貨物車は魅力的な選択肢であると言えるでしょう。

軽貨物車の方が軽自動車税が安い

同じ軽自動車であっても、軽乗用車と軽貨物車とでは軽自動車税が異なります

平成27年4月1日以降に最初の新規検査を受けた自家用車両の場合、軽乗用車は10,800円かかるのに対し、軽貨物車は半額以下の5,000円です。

また最初の新規検査から13年経過した車両に対しても、軽乗用車の軽自動車税は12,900円であるのに対し軽貨物車は6,000円となっています。営業用軽貨物の場合は自家用よりもさらに安価となります。

軽自動車税は毎年発生するため、何年も乗り続けることで維持費にも大きな差が生まれます。

軽貨物車は4ナンバーだが、車検は一年おきではない

車のナンバープレート上部には「品川400」「練馬530」というように地名と1~3桁の数字が記載されています。このうち一番左側の数字が4のものを4ナンバーと言います

ナンバーは車両の種類によって異なり、4ナンバーは小型貨物自動車に該当します。軽貨物車は小型貨物自動車の一種であるためすべて4ナンバーとなります。

小型貨物自動車という名称から、4ナンバーはすべて軽自動車であると勘違いされがちです。しかし、実際には普通自動車であっても基準を満たしていれば4ナンバーが付与されます。

4ナンバー車検期間は、車両の種類によって下記の通り定められています。軽貨物車は軽自動車にあたるため、自家用・営業用とも2年に1回車検が必要です。

4ナンバー車車検期間

初回 2回目以降
普通自動車(自家用乗用車を除く) 2年 1年
普通自動車(自家用乗用車) 3年 2年
軽自動車 2年 2年
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