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大型(10トン)トラック

大型トラックの運転席と車内を快適な乗り心地にする方法まるわかり

大型トラックの運転席の高さ

大型トラックの運転席に登ったときの目線の高さは約2.4mになります。これは小型の道路標識が真横に感じられるほどの高さです。普通車の視点が約1.2m、SUVやミニバンなど比較的車高がある車でも1.8mほどですので、大型トラックの視点がいかに高いところにあるかが分かります。

高い視点で運転することで、より遠方まで見渡せますし左右の視野も広がるので進行方向の道路状況をすばやく的確につかめるようになるメリットがあります。これにより前方に障害物が落ちていたり、渋滞や道路工事などが発生している場合でも事前に車線変更をする余裕が生まれますので、安全走行の助けにもなります。周囲を俯瞰しながら運転できるため、長時間の走行をしても疲れにくい点も特徴です。

一方で運転席が高い位置にあることで生じるデメリットもあります。例えば、前を走っている車との距離を目視で確認しようとすると、上から見下ろすような形になるため実際よりも遠く感じることです。その結果、自分が思っている以上に前車との車間距離を詰めて走行してしまうことがあります。他にもフロントバンパー付近など運転席真下の路面状況を確認しづらいという注意点もあります。

大型トラックに乗り始めの頃は特に気を配る必要がありますが、一般車との視点の違いや独特の車両感覚に慣れるまで、意識的に車間を空けて運行するように努めると良いでしょう。

大型トラックはエアサス仕様の運転席で乗り心地は快適

重量物を積載する大型トラックの足回りには普通車よりも遥かに強力なサスペンションが搭載されています。

よってこのままでは足回りが硬すぎて乗り心地が悪くなるため、キャブの四隅にキャブサスペンションと呼ばれるバーツが設置されています。空気が入った仕組みのものはエアスプリングと呼ばれ、地面からフレームを伝わってくる衝撃を大きく和らげてくれます。 

そして運転席自体がエアサスになっているものもあります。エアサスシートと呼ばれるもので、座面下にあるエアバッグに空気を送り座面の高さを調節して衝撃を吸収してくれるものです。現行の大型トラックにはほとんど標準装備されています。

大型トラックの中には足回りにもエアサスペンションを搭載しているものがあります。

まとめると、最も振動を吸収してくれる組み合わせは、足回りがエアサスペンション、キャブサスペンションにはエアスプリングを選択し、運転席をエアサスシートにするパターンです。昔と比べてドライバーの体に配慮した仕様になっています。

大型トラックの運転席は仮眠にもぴったり

大型トラックの運転手が仮眠を取る場所として最も多いのが運転席です。サービスエリアなどでハンドルの上に足を乗せて眠っているドライバーを見たことがある人も多いでしょう。

大型トラックの運転席はそこで仮眠を取ることも考慮して、余裕のある広い座席スペースを確保しています。座面はもちろんのことヘッドレストや背当ての部分も大型化しています。肘置きやランバーサポートも装備されており、色んな体型のドライバーにフィットするように配慮されています。 

座席の材質も低反発クッションが標準で装備されており、体圧を分散してくれる効果があります。リクライニングもフルフラットにはなりませんが、可能な限り後ろに傾けられるように設計されています。

ステアリングの角度も調整できるようになっているため、運転席で仮眠を取る時はリクライニングを一番後ろまで傾けた状態でハンドルを上向きにすることで足を伸ばして眠ることができます。

もちろん眠るときに一番良い態勢は、真横になるのが一番ですが、これだと寝坊のリスクも高まってしまうため、あえて運転席での仮眠を選択する人が多いという事情もあります。

大型トラックの運転席の後ろのベッドで車中泊

大型トラックで運行中に近くの道の駅やサービスエリアなどに駐車して、30分休憩や8時間の車中泊をすることがあります。運転席の後部にはベッドスペースがありますのでそこで横になって休息を取ることができます。そのサイズは車種にもよりますが、三菱ふそうのスーパーグレートの場合は長さが2,200mm、幅が650mmほどあります。

大型トラックの車両寸法の横幅がおおよそ2,400mmであることを考えると、ベッドスペースはその横幅を最大限に活かしてある構造であることが分かります。このおかげで足を伸ばして寝られるスペースが確保されています。

ベッドクッションもマットレスのような厚みのある専用のものが用意され、長時間の運転で溜まった疲労を少しでも回復できるように工夫されています。

寝具については新車購入時に付属されているものを使う人もいれば、寝袋を愛用する人もいます。

キャブの近くに巨大なエンジンがあるのでアイドリング中に仮眠を取る場合は熱や振動が気になることもあります。しかし真夏の昼間に仮眠を取る時は冷房を入れたままにしておく必要があるため、アイドリングしながら仮眠を取ることが多くなります。

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トラックのメーカーオプションとディーラーオプションとは

トラックの製造工程で組み付けるものをメーカーオプションと呼び、納車後に販売店などで取り付けるパーツ類をディーラーオプションと呼びます。

メーカーオプションはシートやメッキグリルなど後から交換するのが難しい部材が中心で、ディーラーオプションはフロアマットやフロントバイザーなど簡単に交換や後付けできるものが多いです。 

ちなみにメーカーオプションだからといって、後で交換できないという訳ではありません。例えば前述のエアサスシートはメーカーオプション扱いになりますが、多少の手間をかけることで交換することも可能です。

大型トラックのオプション類は豊富なラインナップが用意されています。見た目を変えて個性を表現できるものから、快適性をより高めるパーツまで、多くのドライバーの意見を取り入れた魅力あるものばかりです。

大型トラックの車内を快適にする機能

蓄冷式クーラーでアイドリングストップ中も快適

夏場の車内で待機するときはアイドリングをしながらクーラーを使うしかないこともありますが、騒音や排気ガスの問題もあり、エンジンオフの状態でもクーラーが使える仕組みが望まれていました。ドイツのベバスト『Webasto』社で開発された蓄冷式クーラーがその一つです。

走行中に冷媒を冷やしておいて、その冷気を送る仕組みで日本でも2010年頃から発売が開始されましたが、現在はそれを改良したコンプレッサータイプのパーキング・クーラーが主流になりつつあります。

パーキング・クーラーはバッテリーを使用するので予備走行が不要です。冷房能力がアップし使用時間も伸びました。2018年時点で国内大型トラックメーカーのほとんどの車種に対応した製品が発売されています。

ベバストエアヒーターは後付けも可能

大型トラックは居住空間が広いため冬場の冷えも厳しいものがあります。エンジンオフの状態でも使える小型の暖房がベバストエアヒーターです。

燃料と空気を混合させたガスを直接燃焼させることで効率よく温風を作り出せます。よってアイドリングしながら暖房を入れるのに比べて10分の1の燃料消費で済むのが特徴です。スポットで足元やベッドスペースなどに風を送ることができます。

バックアイカメラはあると便利

大型トラックは後方視界が悪く、特に箱型のトラックはルームミラーでの後方確認ができないのでサイドミラーで確認することになります。

真後ろの死角などが心配であればバックアイカメラを付けておくと便利です。現在ではカメラやモニタの値段が安くなり、比較的安価で後付けできますのでお勧めのオプションの一つです。

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大型トラックの車内を快適にするグッズ

遮光カーテンは快適な睡眠に必須

大型トラックには最初からカーテンが付いていますが、標準仕様だと遮光になっていない場合があります。昼間に運転席で仮眠をする時に光が車内に入り睡眠の妨げになることがありますので、遮光性のあるものに交換しておくと良いでしょう。

その多くは断熱効果にも優れていますので夏場の日除けから冬場の保温まで一年中重宝します。

テレビ・ラジオで暇つぶし

一人の時間が多くなる大型トラックドライバーにとって、運転席やベッドで観るテレビやラジオは今でも貴重な娯楽の一つです。テレビチューナー内蔵型のカーナビで観るのも良いですし、大型のフルセグチューナー内蔵のモニタを使って迫力のある映像を楽しむのも良いでしょう。後付けタイプの電源は24Vのシガーソケットから給電できますのでお手軽です。 

湯沸し器でご飯

大型トラックのシガーソケットに接続して使用する湯沸し器があると便利です。運転席でラーメンやお茶を作るときに使えるのはもちろんですが、これの中に少量の水とレトルトご飯を入れて温めて食べる人もいます。

近年ではアウトドア人気の高まりで車中食の需要が高まっており、湯沸し器の他にも、無洗米を使って本格的な炊飯ができるものや、食べ物を蒸したり温めたりできる製品が発売されています。 

加湿器は冬に便利

乾燥が気になる冬には加湿器があると便利です。シガーソケットやUSBから電源を取れるポータブル加湿器があれば、水を入れて繋ぐだけで蒸気が出てきます。多くは12V/24V共用ですので、大型トラックだけでなくマイカーでも利用できます。運転席の近くに置くのも良いですし、仮眠中に喉を乾燥から守るために使う人もいます。

扇風機は夏に重宝

クリップでどこにでも装着できる小型の扇風機もお勧めです。大型トラックの運転席を含めた広い居住空間の空気をかき混ぜてくれるので、冷房効率が良くなり省エネにも繋がります。普通車用の12Vと大型トラック用の24Vとで仕様やサイズが異なる場合があるので購入の際は間違えないようにしましょう。 

充電式電気毛布で仮眠も快適

電気毛布は冬場に欠かせないアイテムの一つです。家庭用の電気毛布を使うにはコンセントが必要になるので、別途モバイル用電源を使う必要がありますが、手軽に使えるのは充電式の電気毛布です。一度満充電にすると数時間の連続使用ができますので、大型トラックの運転席で仮眠を取るときに丁度良いです。仮にバッテリーが切れても通常の毛布として使える点もありがたいです。

大型トラックの運転席と車内を快適な乗り心地にする方法まとめ

大型トラックに乗って気持ちよく仕事をするには車内を快適に保つための工夫が欠かせません。仕組みを良く理解し、パーツやグッズ類を有効に利用して安全第一の運行を心がけましょう。

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