今回の転職経験談のドライバーさんのプロフィール
- お名前:G.Uさん
- 年齢:42歳
- ドライバーの仕事をスタートした時期:1995年
- 免許取得時期
- 平成5年に原付免許を取得
- 平成7年に普通免許を18歳の時に取得
- 2年後の平成9年に大型・大特・けん引をまとめて取得
- クレーン免許は、7年前(平成24年3月)に取得
- 実習があり、筆記試験の前に1週間ほどクレーン学校に通い実卒業試験をクリアして学科試験を受けました。
- 現在の職業:事務
- ドライバーのタイプ:箱型トラック、ミニラフター、ミキサー車
- 新卒/中途:新卒でドライバー
- インタビュー時期:2019年
ドライバーさんの転職経験談
ドライバーになる前の経歴・職歴
学校に行きながら、ガソリンスタンドでアルバイトをしてて、そこで色々なトラックが出入りするのでだんだんと興味が沸いてきました。
そして、学校を出てすぐに自動車免許を取得して、最初の運送会社に知人を通して就職しました。
ドライバーになってからの経歴・職歴
最初は初心者マークをつけながら宅急便部門で2tトラックで配送業務をしておりました。
そこで1年ほど配送業務をしたのち、引っ越し部門に部署が変わり、県内及び近県に配送担当をしておりました。梱包して、積み込み、新居まで走り、降ろして開梱という流れでした。
そこでも1年ほど配送業務をしたのち、定期便(神戸)4tでの定期便担当になりました。こちらから積んで行き、神戸のターミナルで降ろして待機し、積み込み準備が出来次第積み込んでこちらに帰ってくる流れが週に2回でした。
1年ほど神戸の往復便担当して結婚、出産を機に退職しました。
10年ほどあけてクレーン免許を取得しミニラフター(クレーン車)に乗りその後、生コン会社に就職して、最初は4tミキサー車に乗り、3年ほどして大型クレーン車にのりました。
ドライバーとしてもらっている給料・年収・手当・ボーナスなど
- 宅急便・・・給料が総額12万円 賞与年1回
- 引っ越し部門・・・総額15万円 賞与年1回
- 県外定期便・・・基本給15万円+1回神戸往復5千円 週2回だったのでプラス2万円~2万5千円 賞与年1回
これらが手取り金額です。全部に社会保険に入ってました。
- 生コン会社では・・・基本16万5千円プラス残業代(時給の1.25)月に20~30時間の残業だったので総額20万前後でした。残業がないと少ない給料でした。
全てが日給月給だったので、雨や台風、などで橋が通行止めや現場が中止になると仕事が休みになるので、お正月、お盆と台風などが重なると給料自体すくなくなってました。
クレーン車は主人が自営業(クレーン屋)ですのでオペレーターとして入り、1現場1万円でした。
ドライバーのノルマ
厳しいノルマではなかったですが、宅急便時代に荷物の集荷率を上げるために、1月新規客を3件から5件目標とされていました。
それに対してペナルティーもなかったですが、逆に顧客を増やしても何もなかったので進んで顧客を増やしていく方向にはならなかったです。
ドライバーになった理由
車の免許を取る前からガソリンスタンドでアルバイトをしていた時に、よく給油しに来ていた大型重機の運搬のトレーラーを見て、すごくかっこよく、運転技術もかなりうまくて、見ていてあこがれるようになってきました。
だんだん自分も乗りたくなり、学校を出たらトラック会社に就職しようと思うようになってきました。
大型のユンボ等を乗せたトレーラーは一番大きく感じて迫力も群を抜いてましたし、そんなトレーラーを軽々と運転しているドライバーがすごくかっこよく見えて、ゆくゆくはあんなトレーラーに乗りたいと思いました。
ですが、免許取り立てでトレーラーを乗せてくれる運送会社もなく、初心者でも入れる会社に、知人を通して最初の運送会社に就職して、トラックの運転技術を学びました。
大手運送会社と中小企業のドライバーのお仕事を比較
大手の会社ではルートもきっちり決まっていますし、何かあった時の対応は早いです。(体調不良などで乗車できない場合でも)すぐ代わりの運転手を探してくれます。
無理のない運行管理がされているので、ドライバー自体も無理なく業務をこなすことが出来る所は大手の運送会社ならではのものだと思います。
中小の会社では従業員同士の結束が強いので、困った時に会社に言うよりドライバー同士で道や停車場所、ご飯屋さんなど情報共有してくれて助けてくれたり、急な代わりはいないものの助っ人はかなりしてくれるので安心感はありますね。
ドライバー仲間や知り合いのツテ
そうですね。宅急便時代、引っ越し時代、ミキサー時代で仲間はふえました。
最初の運送会社は免許取り立てで運送会社にあてもなく、知人に相談して運送会社を紹介してもらって入社したんですが、その会社には若い運転手は少なく年配の方に大事にしてもらいました。
引っ越し部門に代わってからは若い年代も増えてきて同年代の仲間が増えました。
県外に行くことが増えてきてからは全国から来ている運転手と交流がありそこでも仲間がふえました。
生コン会社では現場の人間や他の生コン会社の運転手と交流があり、知り合いも自然と増えてきました。
退職をした理由と転職をした理由
最初の会社は結婚した後も働いていたんですが、子供がお腹に宿り運転手は出来なくなり退社しました。
その後ブランクがあり、次の生コン会社は、運転手や直属の上司とはうまくいってました。その後、会社の体制が変わってから、運転手兼運行管理業務(配車)をすることになり、勤務時間が日に12時間を超えてきて、会社に相談しても体制が変わることも無かったので転職しようと思いました。
相談しても責任逃れする上司と、サポート役のはずの事務方がお局様であったため、協力どころか聞こえていないふりや大事な翌日の現場状況を教えてもらえなかったりと、私一人では抱えきれなくなってやめました。
転職についての考え
結構、転職率は高いと思います。入れ替わりは激しい方だと思います。
給料面、待遇面、等々で同じ職種の運送会社に変わっていく方が多いです。
男性の職場なので気の荒い方は喧嘩になってその場で辞めていく事もたまにありました。
年配の運転手は忙しくなるほど辞めていった印象があります。
働き方の意識の違いかと思うんですが、年配の方はお小遣い稼ぎに仕事をしてるような感覚でしたし、若い方はもっと忙しくても良いから給料を増やそうと考えている人が多かったです。
ミキサー車なども他の生コン会社で働いていた方が来る率が高く、会社としても育てる期間がいらず進んで採用していたように思います。
若い運転手は、給料に不満が出てきて辞めていく事が多いかなと思います。
女性の場合、少なからずセクハラや強引なお誘いがありましたのでそれが嫌で転職する人もおりました。
ドライバーのお仕事の探し方と転職方法
最初の会社は求人情報誌などを見て探していたんですが、問い合わせをしても免許取り立てというのもあり、なかなか面接までも話が進まず、求人情報誌とハローワークでさがしていたんです。
ですが見つからず、知人や友人の務める会社に問い合わせしてもらいようやく面接して頂ける会社が見つかりそこに就職しました。
生コン会社の運転手は、最初ドライバーでしたら何でもよく、家庭の事情との兼ね合いで時間的に行けるドライバーの募集を探しました。
求人サイトで探すと出てても常に募集が出てる会社だったり、他の運転手からの情報を聞くとあまり良い評判ではない会社でしたので、そこにはいかず、ハローワークに行って最新の情報を聞いて新しく募集してきた最新の会社に問い合わせをしました。
求人情報誌は見るにはみたんですが、同じ県内の職種は違っても同じ運送会社であれは噂等は当然耳に入ってきますし、待遇や内部事情などを聞いてから問い合わせをしようと思って情報収集として使ってました。
長い間求人広告に残っている会社には少し良くない噂などがあったので見るには見たんですがそこに問い合わせをすることはなかったです。
周りのドライバーの転職方法
同じ職種同士ではその会社の知人に口利きをしてもらうのが一般でした。ほとんど知り合いのツテ、紹介が多かったです。全く違う業務の運送会社に就職した方はハローワークが多かったです。
ミキサー車運転手はハローワークに出すとすぐ問い合わせがきててそこから転職してくる方が多かったです。
比較的知人や友人の紹介などは口利きや経験などの考慮があり、入社しやすいように思います。
ドライバーの仕事を選んだときの決め手
最初の会社は雇っていただけるならどこでもよく、たまたま、知人がそこで働いており口利きをしてもらい入社できました。
生コン会社の決め手は、就業時間と基本給がこの業界では高い方だったのと、現場ありきのミキサー車なのでそこまで残業がないと思い希望しました。
基本現場での仕事で一人の時間が多く、そこまでハードワークでもなさそうだったし、その会社に女性ドライバーがいたことも決め手となりました。女性が男の世界に入っていくのは少し抵抗もあるんですが先に女性がいてくれたことで安心していけました。
比較的自由で体力的にも大丈夫そうだったので決めました。
周りのドライバーが仕事を選んだときの決め手
女性と男性の違いはありますが。
女性の場合、まず、体力面(力仕事の有無)人間関係をまず重要視してます。他に女性ドライバーがいるかいないかも、大きく関係していると思います。その次に賃金や残業時間ですね。
男性の場合、給料面(家庭がある方がほとんどなので収入面での折り合い)、あてがわれる車の大きさ(小型が良いとか大型しか乗りません)等の要望が多いかと思います。
女性のように人間関係は考えている方はほとんどなかったように思います。気に入らなければ辞めるし良ければ続けるといった感じでした。
ドライバーとして今後どうしようと思っているか
今現在は、家庭の事情もありデスクワークですが、やはり大型トラックに乗りたくなります。もう一度乗ってもいいかなと思い、実は静かに探してはいるところです。
昔の運送会社の関連会社の部長に誘われているのもあり、運転手に戻ろうかと思ってもいるところです。
簡単に運転手といっても、運転技術や要領、車の整備等奥深いものがありますので、魅力的な仕事だと思います。
異業種や初心者からのドライバー転職
知り合いには、他の職種からの転職や退職は多くはありませんが、前の職場では仲間として一緒に市役所に勤めていた方が退職し、ミキサー車に乗ってました。
やはりデスクワークからの転職は未知の世界でもあり、真逆の世界で、定年退職後の再就職はかなり苦戦していたように思います。
また、警察官の方が退職し運送会社に面接に来たりしていました。警察官1本で定年までやってこられたようで、他の世界が見てみたくなり、全く未知の運転手という業種に希望してきたようでした。
将来の理想
色々トラックに乗ってきましたが、やはり最初のトレーラーの重機オペレーターを最終的にはしたいと思っています。
重機(ユンボ等)だと力仕事で動かす作業ではないので女性でも出来ると思っています。今の仕事をしながら探しているところです。
やめたいとは思わず逆に離れてみると、あの経験やトラックの上から見下ろせる景色などはまた、経験したいと思ってしまいます。
普通車などばかりなのでまた乗りたいと言う思いが出てきますね。ぎりぎりの道を苦戦して入っていった達成感は特別です。
今回のドライバーさんの転職経験談まとめと他のドライバーさんの体験談
今回はさまざまな会社やトラックを経験した女性のドライバーさんでした。運転だけでなく事務や運行管理など色々と活躍されています。
また、女性のドライバーさんの場合、男性のドライバーさんとは、仕事を選ぶときの決め手が違ってくることがわかりますね。そして結婚をきっかけに一度リタイアし、更にそこからやっぱりトラックドライバーに戻りたいと思うのは、多くの女性ドライバーに当てはまりそうです。
是非、再びハンドルを握って欲しいですね!
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ただ、そこまで本気で転職を考えたりはしてないけど、「一応、ドライバーの年収や労働条件って世の中的にはどの位がアタリマエなのか興味はある」、というのであれば情報収集するのは得はあっても損はないでしょう。
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