タクシードライバーは副業OKなのか?
現在、全国各地で副業を認めている会社が多くなっています。ネット関連の会社など先進的な会社はもちろんですが、大手企業や、工場など、自由に働ける会社は以前より増えています。
就業規則などで、同一業務の副業を制限される場合もありますが、規則を守っていれば自分の収入を増やすチャンスがあるということです。タクシー乗務員になろうと考えている人で副業を検討している人もいるのではないでしょうか。ここではタクシー乗務員の副業について考えていきたいと思います。
タクシードライバーが副業する時間なんてあるの?
タクシー乗務員はひと月の半分くらい休めると耳にしたことがあるかもしれません。本当なのでしょうか?
タクシー乗務員の1日の拘束時間はおよそ18~21時間ですが、休憩が2、3回設けられ、約3時間の休憩時間があります。帰庫する時間は深夜1時から2時を回ることもありますが、残業等を設定していない会社がほとんどなので、決まった時間内で働くことができます。
乗務員は一般的に1日働くと、翌日は休みになりますので、1週間で、3勤4休になることが多いです。シフトの関係で4勤務3休になることもありますが、決まった休日を設定されるので、連休も多いです。また、シフトの調整で3連休を取ることもできますし、事前に休暇を申請して休みを取ることもできます。
月によって違いはありますが、月間で約13日~18日が休暇になるので、良く働き、良く休むといった勤務スタイルです。
サラリーマンは朝8時から夜8時まで12時間働いているとすると、毎日働いているので、2日間で24時間の拘束時間となりますし、もちろん通勤時間も2日分です。
そうなると、一回の勤務で2日分働いているタクシー乗務員のほうが、自分の自由になる時間が多いという見方もできます。副業を考えている場合、タクシー乗務員は、自分の時間を有効に使える職業のひとつと言えますね。
一日単位で出来るタクシードライバーの副業
就業規則などで副業が可能だとわかったら、自分に合う副業を探してみましょう。本業が運転する仕事なので、自分の得意分野だとやりやすいのではないでしょうか。車を使った仕事だと宅配や送迎などの仕事があります。
繁忙期になると、どの業種でも人手不足になるので、インターネットや地元の新聞広告などで募集が出ているかもしれません。宅配の方が一般的で募集件数も多いですが、免許を持っていればホテルなどのマイクロバスの送迎といったチャンスもあるかもしれません。
いずれの場合も、車に詳しく、運転のプロということであれば、一般のアルバイトよりも印象が良いでしょう。アンテナを張って自分に合った仕事にたどりつき、そこで良い仕事をすれば、次の繁忙期などに仕事を回してもらえるかもしれません。そうなれば、定期的な副業収入を得ることも可能ですね。
隙間時間を使ったタクシーの運転手の副業
副業として、本業の合間の1日をフルに使うものもあれば、隙間時間にできるものもあります。
現在はインターネット取引も流行っているので、趣味の延長で商品売買をしている人もいます。人脈のある人でしたら、いろいろな人から品物を集めて売買し、その手数料を収入とすることも可能です。商品の仕入れや配送の実務もありますが、タクシードライバーは隔日で休みが取れるので、顧客に対して柔軟な対応を取れるのではないでしょうか。
また、自動販売機の設置場所を見つけて、その紹介料をもらえるというアルバイトもあります。隙間時間を使って収入を得る仕事はさまざまです。募集してもすぐに埋まってしまうこともあるので、注意深く情報収集しましょう。
副業と本業のバランスは?
タクシードライバーの平均的な収入は300~400万円と言われています。しかし、これは平均値なので、500万円、600万円と稼いでいる人もいるでしょう。
本業でしっかり稼ぐことが大事ですが、営業運転できる時間は限られていますし、天候に左右されてしまう日もあるでしょう。そんなことが続くと、休みの日も漫然と過ごしてしまい、かえって疲れが抜けないことがあるかもしれません。
そういったとき、自分に合った副業に携わることで自己研鑽できる場合があります。しかも、それで収入が増えれば言うことはありません。自分にさらに磨きがかかり、本業も充実したものになるのではないでしょうか。
そういった視点から仕事探しをすると、自分に合った副業が見つかって、さらなる年収アップに繋がるかもしれません。就業規則をよく調べ、副業のチャンスを掴みましょう。
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