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自動車免許(普通/準中型/中型/大型/二種)

中型免許の限定解除とは?解除の方法・試験・費用・メリットを教えて

あまり知られていない事実ですが、2007年6月1日以前に取得した普通自動車免許を保有していれば、一部の中型車が運転できることはご存知でしょうか。しかし、すべての中型車を運転するためには中型免許の限定解除をする必要があります。この中型限定解除をすることによるメリットや費用などを本記事では解説します。

中型限定解除(中型8t限定免許の限定解除)とは?

運転できる車両の種類を増やすために行います

中型8t限定の免許の人が道路交通法的に運転できる車両は、日本国内においては車両の総重量が8tまでと厳しく制限されているため、中型車の中でも限られた車両しか運転できないことになっいます。

しかし、これに対して中型免許を所有している人の場合だと、ドライブできるトラックの車両総重量について、その上限が11tに増えるとされています。

つまり中型自動車免許限定解除をすると、それまで免許に記載されていた中型8t限定の条件が無くなることによって中型免許へと変わるため、これによってそれまでよりも大きなトラックなどの車両を運転することができるようになります。

解除するためには視力検査が増える点について要注意

中型自動車限定免許限定解除をすると、一般の人にはあまり聞きなれない言葉かもしれませんが『深視力検査』というちょっと変わった視力検査の項目が加わります。

この検査はなぜ必要かというと、中型車の場合は普通車に比べて車体の長さや幅がぐっと増えるため、バックする時や路肩への幅寄せの際に車両が接触する危険性が高まり、今までよりも高い運転能力が求められます。

こうした接触のリスクなどを回避できる能力があるかどうかを判定するためのテストとして設けられているのがこの視力検査なのです。

試験といっても一握りの人しかクリアできないような特別な能力を試されるようなものではなく、普通車を運転できる視力があれば、まずつまずくことはありません。

ただし長時間の労働などで疲れがたまっている時や、寝不足だったり疲れ目の場合にはこのテストに引っかかることがあるので注意が必要です。少なくとも前日はしっかりと睡眠をとって万全の状態で臨むことがおすすめです。

最近ではスマートフォンのアプリや動画サイトでも『深視力』と調べると試験対策として参考になるものが出てくるので、事前に対策しておくとスムーズに検査に臨むことができます。

中型限定解除をするとどんなメリットがあるの?

ドライバー職の選択肢が広がる

中型8t限定の免許では法律によって8tを超える車両を運転することができませんが、この限定を解除することで中型免許になるため、すべての中型車が運転できます。

ただし留意しておくべきポイントとしては、限定の条件を解除していなくても中型ドライバーとして応募を受け付けている企業は多数あるという事実です。なので、求人に応募する際に焦って取得する必要があるのかどうか、就職した後でも問題ないのかどうか、などは事前にしっかりと調べておくとよいでしょう。

例えば、事業者が保有している車両の構造であったり、その企業独自の採用基準により、限定のない中型免許を持っている人のみを求めているケースも見受けられます。

心配な場合は、あらかじめ応募する前に積極的に中型免許限定解除をしておくことで、自分にとっても企業にとっても安心材料になります。少なくとも、選考においてメリットになることはあってもデメリットになることはないでしょう、

マイクロバスが運転できる

中型免許限定解除をすることによる大きな長所としては、中型8t限定免許の時に比べえると定員数が最大29人に増えるために、マイクロバスが運転できるようになる点です。この差はバスの運転においてはかなり大きいといえるでしょう。

介護施設や各種冠婚葬祭の式場などで送迎に使用されているマイクロバスも、免許証の条件によって運転できる人が限られているため、中型免許限定解除をすることは通常の業務にプラスαの価値を与えてくれる強い味方といえます。様々なケースに対応できる免許を保有しておくことは、採用面接や書類選考において大きなアピール材料になることは間違いありません。

また余談ではありますが、マイクロバスのレンタル価格も下がってきているため、クラブ活動における遠征においても大人数で一度に移動できるなどのメリットが生まれ、頼りの存在として一目置かれることもあります。

どうすれば中型限定解除が出来るの?

教習所や運転免許試験場へ行く

中型免許限定解除をするには教習所で技能の教習を受けるか、運転免許試験場で一発試験を受ける2つの方法があります。

稀に、そんなのは警察署や免許センターに行って申請すればすぐに何とかなるんでしょ?という気楽な考え方をしている人に出会いますが、そんなに単純ではありません。中型限定解除をするためには中型トラックを実際に運転して先に述べたような技能教習や試験による審査を受ける必要があります。

また、教習所に行くのか運転免許試験場で一発試験を受けるのかは人によって向き不向きがありますので、費用・料金の欄で解説していることも参考にして、自分に合った限定解除の方法を検討してみてください。コストを優先するのか、時間を優先するのかなどについても慎重に考えるべきでしょう。

限定解除ができる教習所は限られている

教習所で中型自動車免許限定解除をするには、中型トラックを完備している教習所に行く必要があります。

中型トラックを完備している教習所を調べるには『東京都 8t限定 解除』や『埼玉県 中型免許 審査』などで検索すると、各都道府県で中型免許限定解除を取り扱っている教習所を調べることができます。

もし教習所のホームページに限定解除や審査の記載が見当たらない場合でも、中型免許を取り扱っている教習所であれば中型8t限定解除を取り扱っている場合が多いので、直接問い合わせてみてください。

教習所一つとっても掲載されている値段に違いがあるので、先述した検索ワードに加え『価格』や『値段』のワードをプラスしてみると、より絞り込んだ結果が見つかります。

中型限定解除にかかる費用・料金は?

普通免許を取得している場合

特に条件の設定されてない普通免許を取得している場合にはグッドニュースです。なぜなら、AT限定の免許を取得している人に比べて相対的に料金が低く、費用面で安く済むからです。

もちろん通学か合宿にするかによっても料金の相場は変わってきますが、通学の場合は10万円前後が相場となることを覚えておいてください。

目安としては最短5時間の技能教習を受けることで審査に進むことができるため、普通免許の場合は費用的にも時間的にもお得に済ませることができることが特徴的です。

AT限定の条件で免許を取得している方に比べてマニュアル操作に慣れるための時間を短縮できるため、限定条件のない免許を保有している方のメリットとも言えます。

AT限定の条件がある場合

AT限定の普通免許を取得している場合、限定条件のない普通免許に比べると教習料金は高くなります。

また、技能教習の時間も9時間に増えてしまう、それに伴って教習料金は12~13万前後と、費用についても2~3割増えます。

この背景としては、AT限定の条件が付いている普通免許で中型8t限定の解除を行う場合には、マニュアルトランスミッションの操作に関する教習時間が増えることが一因となっています。

とはいえ、癖のない状態でイチから中型車の運転を覚えることになるため、免許取得後すぐに中型車に乗る機会があるという人にとってはAT限定の条件を負い目に感じる必要はありません。むしろ案外スムーズに身についたりするかもしれない、とポジティブな気持ちでいきましょう。

運転免許試験場で試験を受ける

各都道府県によって違いがあるので、詳しくは最寄りの施設に確認しておくことが必要ですが、一般的には運転免許試験場や免許センターといわれる場所で試験を受けることで中型自動車免許限定を解除することが可能です。

みなさんもご存知の教習所と同じようなコース上を各試験項目に沿って走行し、問題がなければ1日で中型8t限定解除をすることができます。

一例として、東京都にある府中運転免許試験場の場合、審査手数料が2,850円という価格で試験を受けることができ、できるだけ時間も費用も抑えたい場合には挑戦してみてはいかがでしょうか。

ただし、中型トラックはブレーキが普通車とは違い、普段通りにブレーキ操作を行ってしまうと急ブレーキと判定されてしまい、場合によってはそこで試験中止になってしまう可能性がありますので、一発試験を受ける方は多少なりともトラックの特性を理解していたほうがいいと言えます。これを知らないで安易な気持ちで受験すると残念な結果になってしまい、時間だけが無駄に浪費してしまうケースもあります。

 

中型自動車免許限定解除をすることにより、運転できる車両や仕事の範囲が広がるというメリットにつながることは理解いただけたでしょうか。運送業界に関わらず運転が必要となる企業にとってドライバー職は常に人材不足なのが現状です。

経験を問わず保有している免許証の区分を重視して採用活動を行っている企業も増えているため、今後の職の幅を広げたいと考えている方や、ドライバー職への転職をお考えの場合には、費用や時間から自分に合った解除の方法を検討し、ぜひスキルアップに繋げていってください。

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