大型トラック

大型トラックのベッドルーム・仮眠室のことがまるわかり

大型トラックのベッドルーム・仮眠室はどこ?

長距離運転をすることが多い大型トラックには、道中を快適に過ごすための装備がいくつもありますが、その内の一つがベッドルームです。トラックを外から見た時には見えませんが、運転席のあるキャビンもしくはキャブと呼ばれる箱型の空間の後部にフリースペースが設けられており、その部分で仮眠を取ることができます普通車と違い大型トラックの場合は運転席のリクライニング角度を大きく傾けることができないので、運転席は基本的にしっかり眠る用途には向いていないのです。

サービスエリアや道の駅などの宿泊施設を使って休むこともありますが、休息を取る時間や頻度は法律で定められていますし、そのような施設が無い場所で仮眠を取らざるを得ないことも多いので、停めた場所ですぐに眠れるキャビン内のベッドルームは大型トラックドライバーにとって大切なスペースでもあります。

このベッドルームは横になって寝るために使うだけでなく、あぐらをかいてくつろぐこともできますし、このスペースを活用して軽食を作る人もいます

快適に眠るためには空間の確保だけでなく温度管理も重要ですが、アイドリングストップをした状態でも使えるコンプレッサー型のスポット型クーラーなどを使えば夏場の暑さをある程度しのいでくれます。

大型トラックの中にはベッドルームが運転席の後部になく、天井部分に設置されているものもあります。これについては次項で詳しくご紹介します。

大型トラックにベッドがないならオプションでルーフ設置

大型トラックのキャビンには後部空間のあるフルキャブと空間のないショートキャブの2種類があります。また、フルキャブであっても寝るための場所を別に確保しておきたいという要望もあります。そのような場合にはキャビンの天井部分にオプションでルーフを設置して、寝るための空間を確保することが可能です。

もともとルーフとは車体が走行風を受ける際の抵抗を少しでも減らすために開発された部品ですが、その後ろにあるデッドスペースをベッドルームとして上手く活用した作りになっています。ルーフ内に作られたベッドルームへはキャビン内部から梯子などを使って出入りできます。簡易小窓や照明、冷暖房もあり、大人一人が横になるのに十分な広さが確保されています。白を基調とした空間で、カプセルホテルと似た雰囲気があります。

また、このルーフを設置することでキャビン自体の天井高を高くして、車内で立てるほどの高さを作り出すことも可能です。このように、限られたキャビンの容積を増やせるルーフオプションは日本の大手トラックメーカーである日野自動車、いすゞ自動車、三菱ふそうトラック・バスの3社ともに採用されています。

大型トラックのベッドルームの大きさ

キャビン後部のベッドルームやルーフに設置されたベッドルームの大きさは標準的な身長の男性が足を伸ばして十分寝られるサイズになっています。大型トラックの横幅は2メートル以上ありますので、普通車では味わえないその大きさならではの居住空間となっています。

中にはベッドルームの広さを拡張できるように工夫されているものもあります。例えばいすゞ自動車が発売している大型トラック『GIGA』シリーズでは、助手席のシートを後ろに倒してフルフラットにすることで、ベッドルームとツライチにでき、より広々と使えるようになっています。

日野自動車が発売している大型トラック『日野プロフィア』ではフロアトンネル部にあるギアセレクターやレバー類をインパネ側に移動させてフラットにし、フロアトンネルを経由して運転席からベッドルームへの行き来をしやすくするなど快適性を高めるための工夫がされています

大型トラックのベッドルームはどうなっているか

これまで説明してきた通り、大型トラックのベッドルームはフルキャブの場合は運転席の後部にあり、ショートキャブの場合はルーフを改造して作られた2階部分にあります。そしてフルキャブであってもルーフにベッドルームを加える事ができるので、フルキャブのハイルーフ仕様が現状では最もキャビン空間を広く取れる選択肢となります。

ベッドに使われるクッションはドライバーが限られた空間内で少しでも疲れを取り、体を休められるように素材や厚みまでも考慮して設計されています。 

カーテンで周囲を覆ってしまえばプライバシーが確保された個室のような空間に様変わりします。ベッドルームには横になったまま手が届く範囲に気の利いた収納がいくつもあり、着替えやタオルなどを常備しておけます。最近のモデルでは室内灯にLEDが採用されており、キャビンの明るさにムラが出ないように考えられた配置になっています。

ベッドルームはエンジンの真上にあるため、大型トラックに乗り始めの頃はエンジンを点けたまま仮眠を取ると音や振動が気になる人もいますが、自分に合った室内空間を工夫して愛着が出てくると寝心地のよい仮眠室として利用できるようになります。

大型トラックにのベッドや寝る場所を快適にするグッズ

ルームランプがあれば便利

ルームランプ自体は大型トラックのキャビンにも備わっていますが、運転席を中心に照らすようになっているタイプもあるので、フルキャブなど後部にベッドルームがある場合は、補助照明代わりに使えるルームランプがあると横になって本を読んだりするときにも役立ちます。LEDタイプで電池式のものだとバッテリーに頼ることもありませんし長持ちします。安価に手に入るので手に入れておくと良いでしょう。

電気毛布で冬も快適

寒さをしのいでくれる毛布は特に冬場は必需品です。なかでも電気毛布があれば大型トラックのベッドルームで仮眠を取る際にも助かるでしょう。シガーソケットから電源を取れる12V、24V用のものが発売されています。補助バッテリーに繋いでも良いですし、消耗が気になる人はポータブル電源を使うのも良いでしょう。他にも最近は充電式や乾電池で使える電気毛布も比較的安価で売られているので、一枚あると安心です。コンパクトなひざ掛けタイプがあると、運転中や食事中の冷えなどを和らげてくれます。

寝袋は低コストで仮眠にも便利

大型トラックにマットレスや布団を持ち込むとかさばるだけでなく、車内環境によってはダニなどが発生する要因ともなりかねないので、寝袋を使ったほうが良いでしょう。汚れたら気兼ねなく買い換えられる安価なものでも良いですし、アウトドアブランドから発売されている通気性や保温性に優れた機能性寝袋を選ぶのも良いでしょう。季節に応じて使い分けるというのもポイントです。

冬場は加湿器があると便利

冬場に大型トラック内で仮眠を取るときに大切なのは室温管理だけではありません。空気が乾燥しますので喉を痛めてしまうことがあります。充電式のポータブル加湿器があると安心です。シガーソケットやUSB経由で電源を取れるので走行中に充電しておけば仮眠する時にどこでも置いて使えるので便利です。フェリー客室のベッドルームや自宅に持ち込んでも使えるなど用途も広がります。

カーテンは遮光にしよう

大型トラックには標準でカーテンが付いていますが、特別なものを選ばなければ遮光タイプになっていないので、昼間に運転席やベッドルームで仮眠を取るときは外からの光が気になることもあります。特に大型トラックの場合はフロントウィンドウの面積が普通自動車のそれより遥かに大きいため、遮光カーテンに付け替えるか、最初からメーカーオプションで遮光仕様を選んでおくことをお勧めします。サードパーティ製の遮光カーテンは車種別に用意されており、純正のカーテンランナーをそのまま使えるので、自分で好きな柄を選んで簡単に取り替えることができます。

2階建て仕様の大型トラックのメリットとデメリット

2階建て仕様の大型トラックと聞いてもピンと来ない人も多いと思いますが、運転席の後部にベッドルームがない、いわゆるショートキャブトラックの天井に増設されたベッドルームとして使えるルーフが2階部分となります。

そもそもなぜキャビンの空間を前後に狭めたショートキャブになっているかというと、積載量を少しでも多く確保するためです。大型トラックの最大寸法は法律で定められており、例えば全長は12,000mm以下となっていますので、限られたサイズに物を多く積むにはキャビンの空間を削るしかないのです。

よって2階建て仕様のメリットといえば、ショートキャブにすることでより多くの荷物を搭載できるという点が挙げられます。

一方でデメリットは座席の後部スペースが無いため、運転席のリクライニングにかなり制限があることです。2階のルーフで仮眠を取ることができますが、運転席を少し倒して仮眠を取りたいときはフルキャブよりも窮屈に感じられることでしょう。

この2階建て構造になっている仕様は大手3社ともに展開しており、それぞれ呼び方は異なります。各社の仕様名と代表シリーズをまとめると以下のとおりです。

大手各社の2階建て仕様名とその代表シリーズ
メーカー 日野自動車 いすゞ自動車 三菱ふそう
仕様名 スーパーハイルーフ マキシルーフ スーパーマルチルーフ
代表シリーズ 日野プロフィア GIGA SUPER GREAT V

シートキャブのオプション

前述のとおり、ショートキャブは大型トラックの積載量を最大化するために採用されているので、居住性に関してはどうしてもフルキャブより劣る点が出てきます。ショートキャブを少しでも快適に利用するためにハイルーフ化して2階部分を作るか、キャビンの天井高を引き上げるオプションが選べます。

これによって新たに生まれた上部の空間に小物入れやサイドネット、トレイなどの収納スペースが追加されます。

元々後部に余分なスペースがないショートキャブですので、収納場所を少しでも多く確保することは快適性を高めるためにも重要です。その結果ハイルーフオプションが選ばれることが多いです。

大型トラックの車内で体を休めるには、その限られたスペースをいかに有効活用できるかがキーとなります。そのためドライバーの負担を少しでも軽くできるよう、シートの素材や設計まで考えてキャビンの開発・改良が進められています。

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