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レッカー車・積載車・キャリアカー

レッカー車の牽引方法と故障車の吊り上げ作業手順がまるわかり

レッカー車が車を牽引する場面

車検切れの車両

もしも車検が切れてしまった車を動かしたい場合、まず思いつくのがレッカー車による牽引ですが、レッカー車では車検切れの車を移動させることはできません。たとえ牽引中でも車輪が回転していれば、道路交通法上は走行状態とみなされてしまい、無車検車運行の道路運送車両法違反となるからです。

無車検車のレッカー移動は違法である上に更にリスクがあります。車検毎に更新する自賠責保険もすでに期限切れである場合が多いからです。自賠責保険が切れた車で公道を走らせると自動車損害賠償保障法違反も重なります

車検が切れた車の運搬にはキャリアカーのような積載車を使いましょう。

駐車違反車を移動させるとき

路上駐車などで駐車禁止区域に車両を放置すると、駐車違反のキップを切られることがあります。その際、放置車両が周囲の交通に多大な迷惑をかけると警察が判断した場合は、行政行為としてレッカー車による牽引を使った違反車両の移動が行われます。

なお、警察が車両の持ち主の許可無く車両を移動できる権限は道路交通法第51条に規定されています。

故障車(不動車)や自走不能車

道路上でなんらかのトラブルが原因でエンジンがかからなくなった車や、事故などで大破し自走不能に陥った車を修理工場まで直接移動させる時に活躍するのがレッカー車です。

そもそもレッカー車の役目は、単に故障車を牽引して運ぶだけではありません。交通の障害物となりうる不動車を迅速にその場から撤去し、二次災害の防止を図り、道路交通に支障が出ないよう維持することが最も大切な任務なのです。

そのためにレッカー事業者はいつでも出動できるよう準備を整えています。

レッカー車の種類

レッカー車には牽引する車両に合わせて小型レッカー車、中型レッカー車、大型レッカー車のいずれかが選択されます

レッカー車は車両の前輪あるいは後輪を吊り上げて牽引する特殊車両です。ユニックと呼ばれる小型クレーンが搭載され、横転車両の回復に使います。夜間でも対応できるよう照明装置も備わっています。

小型レッカー車の特徴

小型レッカー車は、レッカー車の中で最も普及しているタイプで、主に軽自動車から普通自動車の牽引を担当します。道幅の狭い道路でも対応できるよう、小回りの効く動きが可能です。

中型レッカー車の特徴

トラックの牽引時には中型レッカー車が活躍します。最大積載量2t前後の小型トラックから中型トラックまでの牽引が可能です。

大型レッカー車の特徴

大型トラックやバスの牽引となれば大型レッカー車の出番です。10tを超える救援対象車両に合わせて、ユニックの吊り上げ能力も強化されています。

これらのレッカー車を使った牽引が不可能な場合には、車両をまるごと荷台に積んで運べる積載車を使って搬送します。

レッカー車の牽引方法と作業手順

乗用車の牽引方法と大型トラックの牽引方法は一部異なります。

乗用車の牽引方法

  1. 安全確認
  2. アンダーリフトを被牽引車の前輪の下に潜り込ませる(前方にレッカー車が入るスペースがなければ後輪の下に差し込む)
  3. L字アームの固定治具でタイヤをしっかり固定後、油圧で持ち上げる
  4. FRや4WD車は駆動軸保護のため後輪をドーリーに乗せて四輪とも浮かせた状態にする
  5. ハンドルをベルトで固定し、万が一のために牽引車と被牽引車をチェーンで繋ぐ

大型トラックの牽引方法

  1. 安全確認
  2. アンダーリフトをキャビン下部に挿入し持ち上げる(進行方向が塞がれていればリア側から差し込むこともあるが積載状態であれば前輪に荷重が集中するので注意)
  3. アンダーリフトとトラックのフレームとをしっかりと固定し、さらにチェーンを巻いて万全に補強する
  4. 後輪のブレーキ解除を行い、駆動部分を守るためシャフト抜き作業を行う

なお政令では牽引時に白い布を付けるとありますが、これはロープ牽引のルールなのでレッカーには不要です。ただし牽引中であることを周囲に知らせるために大きめのステッカー等を利用します。

レッカー車による牽引時の注意

牽引免許が必要になるケースがある

まず牽引そのものが極めて特殊な運転行為なので、車両の牽引は基本的に禁止されています。その上で、レッカー車やトレーラーヘッドのように牽引用の特別な構造や装置を持つ車両に限り、牽引行為が認められています。

しかし、事故や故障でやむを得ず自動車を牽引する場合は、牽引装置を持たない乗用車でも牽引が可能です。さらに本来なら750kgを超える車両の牽引には牽引免許が必要ですが、故障車の牽引に限りそれも不要です。

故障車を牽引免許無しで牽引できるという例外規定はレッカー車にも同様に適用されます。小型レッカー車の運転に必要な免許は普通免許だけです。

ただし連結部を持つトレーラーやタンクローリーの牽引は極めて難しいため、牽引免許を持つ腕利きのドライバーが担当することになるでしょう。

大型免許が必要になるケースがある

レッカー車の運転には、レッカー車本体の車両区分に応じた免許が必要です。

例えばバスなどを牽引できる大型レッカー車を運転するには、車両総重量11t以上の自動車が運転できる大型免許が必要です。

レッカー車の約6割を占める小型レッカー車の運転なら普通免許で足りますが、トラックやバスが絡んだ重大事故のレッカー作業に欠かせないのは大型免許です。

自走不可車のエンジンがかかるかどうかの確認が必要

仮に事故や故障が原因で自走できない状態であっても、エンジンがかかれば油圧が作動するのでハンドル操作が軽くなり、ブレーキも効きやすくなるのでレッカー作業の準備が捗ります。ただし、エンジンがかからない状態であっても心配は無用です。レッカー車の隊員はわずか10分程度で乗用車の牽引準備を完了できるよう訓練されています。

牽引時の時速には制限がある

乗用車が乗用車を牽引する場面のように、牽引する側もされる側も専用の装置が無い場合は、道路交通法施行令第12条により最高速度制限があります。

車両総重量2t以下の車両をその3倍以上の自動車で牽引する場合は時速40kmまで、それ以外の場合は時速30kmまでです。例えば、普通乗用車を小型レッカー車で牽引するときの最高速度は時速30kmです。

牽引時の全長と台数には制限がある

道路交通法施行令第25条によると、故障車の車輪を上げずにロープ等で繋いで牽引する場合には以下の制限が設けられています。

  • 牽引台数の制限故障車を連結して牽引できるのは2台まで
  • 牽引時の車両同士の間隔制限牽引車と故障車との距離は5mまで。2台連結時は故障車と故障車との距離も5mまで
  • 牽引時の全長制限道路交通法では牽引された状態の全長にも制限があり、特殊車両通行許可基準の最大値と同じ25mまでです。これはレッカー車を使った牽引時も共通です。

牽引免許とは

取得条件と取得方法

レッカー車の仕事に就くだけなら普通免許があれば十分ですが、多種多様な車を積極的に救援できる牽引のエキスパートを目指すなら、けん引についての正しい知識と理解が身につく牽引免許の取得をおすすめします。

牽引免許の取得条件は満18歳以上で、普通免許以上の四輪免許を保有していることです。

牽引免許の取得方法は、自動車学校に通う方法と免許合宿に参加して取得する方法が一般的ですが、運転免許試験場に直接出向いて一発試験で取ることもできます。

取得期間と取得に必要な費用

牽引免許の取得にかかる期間と費用についてまとめます。

取得方法 取得期間 取得費用
自動車教習所 数週間から数ヶ月 15万円前後
合宿免許 最短で6日間 12万円前後
運転免許試験場で一発試験 最短で即日 7,000円

なお、教習費用は学校や地域差だけでなく時期によっても変動するので、あくまで目安です。牽引免許は運転免許とあわせて取るとセット割で安くなるので、レッカー車の仕事を極めたいなら、最初から両方の免許を取得しておいた方が時間的にも金銭的にも合理的です。

ロードサービスの種類

任意保険(保険会社)のロードサービス

かつては任意保険のロードサービスといえば、車両保険に加入した人でなければ利用できないといった制約がありましたが、現在ではネット通販型の自動車保険でも加入者全員にロードサービス特典が付与されている時代です。

保険会社が整備事業者等と提携し、レッカー車の牽引だけでなく、スペアタイヤへの交換やバッテリー上がりの応急措置など、ありがちなトラブルの多くに対応可能です。追加負担の心配も少なく、最寄りの修理工場までのレッカー代なら無料で済む場合がほとんどです。

JAFのロードサービス

ロードサービスを専門に扱うJAFは、経験豊富な隊員による高水準の対応力が強みです。

JAFのロードサービスの対象は自動車そのものではなく人にかかるので、例えば会員が他人名義の車を運転中(同乗も可)に牽引が必要になった時でもレッカー車を無料で呼べるメリットがあります。しかも回数に限度はありません。

JAFのロードサービスは、多くの保険会社では対応外とされるスタックで立ち往生した時の救援やパンクの修理作業など、より専門技術が必要な作業にも対応可能です。

ロードサービス利用時の注意

レッカー車は予約が望ましい

レッカー車の牽引依頼が必要となる場面は主に緊急時ですが、時と場所によってはレッカー車の到着までに時間がかかることが予想されます。なぜならレッカー車は出動機会が多い高速道路や幹線道路沿いを中心に配備されている上に、多重事故による対応で出払っていることもあるからです。

したがって、レッカー車に来てほしい日時が事前に分かっているときは電話等で予約を入れておいたほうが確実です。ちなみにJAFのロードサービスは3時間後から1週間後までの予約が可能です。

レッカー車は24時間対応が多い

もしも真夜中に事故を起こしてしまった時でも、レッカー車はちゃんと来てくれます。緊急出動が求められるレッカー事業者の多くは、24時間体勢で準備を整えています。

ただしいつでも牽引を頼めるからといってむやみに依存するのは適切な使い方とはいえません。軽微なトラブルであれば最寄りのディーラーや馴染みの修理工場まで自走する手段もありますし、手持ちの修理工具で解決することも少なくないからです。本当にレッカーが必要な状況なのか冷静に考えることも大切です。

車が自宅にあるケース

自宅の駐車場に駐めていたマイカーが完全にパンクしていて走行不能な状態だったり、重大な故障が判明して走行が危険な場合には、自宅までレッカー車の牽引を手配できます。

ただし、ロードサービスの一環としてレッカーを利用する目的は、あくまで修理が前提であることに注意です。つまり、持ち主の都合で長年放置して動かなくなった車両を廃車にする目的でレッカーを呼ぼうとすると、適用外として断られることがあります。

廃車にするならまずは中古車買取業者に相談しましょう。

車検が切れているケース

当然ながら車検切れの車は公道を走れません。しかも前述のとおり、たとえ前輪を持ち上げてレッカー車で牽引させても、車輪が路面に接地していれば『走行』なので違法です。

よって車検切れの車を移動させるには、積載車が使われることが一般的ですが、仮ナンバーを取るという手段もあります。

役所で仮ナンバーの申請を行うと、車検切れでも最大で5日間の公道走行が認められます。ただし仮ナンバー走行は、車検場や修理場への移動など限られた一時的な用途にしか使えません。

故障車(自走不可車)は自分で牽引できるのか

故障車を牽引する方法とルール

故障車のけん引目的であればレッカー車でなくても牽引免許は不要なので、自家用車の牽引なら普通免許で可能です。

なお、被牽引車にも運転免許保有者が乗り込み、牽引に合わせてハンドル操作をしなければならないというルールがあります。

故障車(乗用車)の牽引方法

  1. 周囲の安全確認を行い三角表示板を設置する
  2. 牽引車と故障車のバンパー付近にある牽引フックに、カラビナ連結式の車牽引専用ロープをかける
  3. 専用ロープに付属する30cm四方の白布をロープに付ける
  4. ミッション負担を減らすため被牽引車のギアをニュートラルに入れる
  5. 加速を付けず慎重に発進する(速度制限30km/h)

自分で高速道路で牽引することはできるのか

許可無く高速道路上で故障車の牽引を行うのは最低速度違反な上に大変危険なので禁止です。安全な場所まで避難しロードサービスを呼びましょう。警察官の指示のもと次のICまでの区間は例外的にレッカー車による牽引が認められています

自分でやらずに業者に頼んだ方が良いケース

結論から言えば、牽引はプロに任せるのが一番です。特に事故などの非常時に素人が交通整理を行いつつ車両に適合した正しい手順でミスなく牽引を行うことなど不可能です。

仮に急ぎでない場合でも、タイヤの空気が完全に抜けていたり、エンジン不良の状態であればロープで引っ張って牽引すること自体が危険ですし、無理をすれば足回りやエンジンが壊れます。

いざというときにレッカー車を依頼する場合、業者側に車や現場の状況を正確に知らせておくと作業がスムーズに進みます。

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