ウォーターサーバーの配達の仕事とは
ウォーターサーバーの配達の仕事は、法人や個人の顧客のもとへミネラルウォーターをお届けする仕事です。
あらかじめ配達先の決まっているルート配送の仕事で、会社にもよりますが1日に20件から60件ほどを訪問します。
この他に、空になったボトルの回収やウォーターサーバーの交換、定期的なメンテナンス業務なども行います。
配送に利用する車はハイエースなどのワゴン車が多く、普通免許だけでも仕事ができます。
ウォーターサーバーの配達は自社配送と業者配送がある
自社配送
自社配送を行っているウォーターサーバーメーカーには、クリクラ、アクアクララなどがあり、これらのメーカーと契約した場合、スタッフが直接ボトルの配達をしてくれます。
配達元はメーカーの営業所のほか、各エリアの販売所や代理店となっています。
また、自社配送のメーカーでは繰り返し利用ができるリターナブルボトルを採用しているので、配達だけでなく容器の回収まで行ってくれるので、利用者にとってはボトルを処分する手間が省けます。
業者による配送
業者による配送の場合、ウォーターサーバーの配達業務は佐川急便やクロネコヤマトなどの宅配業者に委託しています。そのため、ボトルの受取などは一般的な宅配便と同じような形となります。
業者による配送では自社配送とは違い、回収作業は行っていないため、使い捨てのワンウェイボトルが採用されています。
業者による配送を行っているメーカーにはコスモウォーターや、クリクラミオ、フレシャスなどがあります。
それぞれ、コスモウォーターであればクロネコヤマトや佐川急便を、クリクラミオは日本郵便、フレシャスは佐川急便といった配送業者を利用しています。
ウォーターサーバー配達の仕事内容(自社配送の場合)
基本的な仕事はボトルの配送、回収
ウォーターサーバーの仕事は契約中のお客様のもとへボトルを届ける配送業務と、使い終わったボトルの回収業務の2つがメインとなっています。
お客様は個人と法人(会社)の両方で、2週間に1度のペースを目安にそれぞれのご家庭やオフィスを訪れます。
1日当たりの配達件数は少ない所で20件ほどで、多い所で60件ほどとなっており、1日のボトルの配達本数はおおむね100本前後といったところです。
配送以外にも契約先で行う仕事を担うことも
ウォーターサーバーの配達の仕事には、メインとなる配送と回収業務以外でも、会社によっては契約先を訪問し、設置作業やメンテナンス作業などの業務を行う場合もあります。
- ウォーターサーバーの設置作業では、設置だけでなく動作確認などの初期設定まで行うこともあります。
- メンテナンス作業は1か月1回程度のペースで行い、その際に不具合などがあれば部品交換を行います。
この他に、代理店などでは営業も兼任しているところもあり、その場合だとこれらの業務以外にも営業活動を行わなければならないため、商品知識や契約に関する知識が必要となってきます。
ウォーターサーバー配達の仕事内容(業者配送の場合)
業者配送であってもすべてを宅配業者に委託しているわけではなく、一部は自社配送を行っているという会社もあります。この場合は使い捨てボトルの配送になります。
こうした業者配送の場合は配達を主に宅配業者に委託しているので、使い捨てボトルを採用しています。よってワンウェイボトルを使うことによって回収作業は発生しないため、この点が自社配送との違いとなっています。
配達以外には、ウォーターサーバーの設置作業や、メンテナンス作業などの業務も行っています。
ウォーターサーバー配達の仕事のメリット
収入が高い
ウォーターサーバー配達はルート配送のなかでも給料が高く、初任給の相場がおよそ21万円のルート配送において25万円以上の求人が数多くあります。
インセンティブ制度のある会社では、20代、30代でも450万円から多い人では570万円ほど稼ぐ人もいます。
平均年収が約380万円のルート配送のなかでも、ウォーターサーバー配達は収入面で非常に魅力がある仕事と言えます。
普通免許で就職できる
ウォーターサーバー配達の仕事で配送に使われる車はハイエースなどのワゴン車が多いため、普通免許だけで始めることが可能です。
仕事に必要な知識や技術は入社後の研修で身につけられるので、資格なども特に必要はなく、求人において経験や学歴も不問としている場合が多いです。
ただし、AT限定免許の場合だと要相談となっている求人もあるため、できればマニュアル車の免許を持っているのが望ましいです。
ウォーターサーバー配達の仕事のきついところ
力仕事が多い
ウォーターサーバー配達の仕事は車の運転だけしていればいいわけではなく、ボトルの積み下ろしや移動作業もやらなければなりません。
ウォーターサーバーのボトルは1個あたり約12キロと重いため、仕事をするにあたってはそれらを持ち運びできるだけの体力が必要となります。
ボトルの配達量は1日あたり100本前後と決して少なくはなく、エレベーターのないところだと両手に抱えて階段を上り下りしなければならないこともあるため、力仕事が苦手な人にはきつく感じることがあります。
配送以外の仕事もやらなくてはいけない場合もある
ウォーターサーバー配達の仕事は、配送以外にウォーターサーバーの設置や動作確認のための初期設定、この他にもメンテナンス作業とそれに付随する部品交換といった業務もやらなければいけない場合があります。
この他に、会社によっては営業まで任されることもあります。
ですので、単純な配送作業だけだろうと下調べもせずに就職してしまうと、思わぬ業務量の多さに後悔してしまうといったことになるかもしれません。
ウォーターサーバー配達の仕事の給料・年収
ウォーターサーバー配達の月収は20万から27万円と幅広いですが、25万円以上の求人も多くあり、ルート配送の仕事のなかでは給料は高めになっています。
基本給の他にもインセンティブや住宅手当、家族手当などの各種手当がつき、賞与も合わせると年収は400万円から500万円ほどとなります。
アルバイトやパートの場合だと時給900円から1000円程度で、派遣社員の場合は時給1200円から1500円が相場となっています。
ウォーターサーバー配達の仕事の休暇
ウォーターサーバー配達の仕事は土日祝日を休日にしている会社もあれば、日曜日とプラス他の好きな曜日から1日を選ぶといった形式をとっている会社もあります。
なかには、シフト制を採用している会社もあったりと、会社によって休日は様々なので、就職や転職を考えている場合はこのあたりもよく見て検討するのがいいかと思います。
この他にはGW休暇や夏季休暇、年末年始休暇、有給休暇があり、年間休日は110日から120日ほどとなっています。
ウォーターサーバー配達の仕事の労働時間・残業
ウォーターサーバー配達の仕事の始業時間は8時頃から9時頃の間が多く、終業時間は18時前後となっているため、労働時間は8時間から10時間ほどとなっています。
残業は月平均20時間から30時間で、毎日定時で帰るというわけにはいきませんが、1日あたり1時間程度とそれほど多くはありません。
ウォーターサーバー配達の仕事に応募資格はあるのか
必要なのは自動車の普通免許だけ!
ウォーターサーバー配達の仕事は、経験や知識がなくても普通免許さえ持っていれば応募可能となっています。会社によってはまれに準中型免許まで求められることがありますが、基本的には普通免許だけで大丈夫です。
仕事を行う上で必要となる知識は研修で学べる
ウォーターサーバー配達の仕事をするにあたって、商品に関する知識や技術の習得は必須ですが、これらは入社後の研修で学ぶことができます。ですので、入社前にまったく知識がなかったとしても問題なく応募することができます。
ウォーターサーバー配達のキャリアアップ
ウォーターサーバー配達の仕事はキャリアアップを目指すことが可能で、ドライバーであれば、チーフやマネージャーといった役職に昇格していくこともできます。
また、営業職への異動といったキャリアアップの道もあり、この場合だと配送とは違ってお客様と直接契約のやり取りなどをするため、交渉力やコミュニケーション能力といったスキルを身につけることができます。
営業であれば、契約に応じた手当も給料に反映されるので、たくさん稼ぎたい人にとってはおすすめのキャリアアップの道とも言えます。
ウォーターサーバーの配達ドライバーの仕事に向いている人
体力に自信がある人
ウォーターサーバー配達の仕事は配送以外にも重いボトルの持ち運び作業があり、体への負担はかなりのものがあります。そのため、体力に自信がある人にこそ向いている仕事と言え、反対に力仕事が苦手な人にはあまりおすすめできる仕事ではありません。
体力に自信のない人は一般の軽貨物配送など、体への負担が軽い仕事のほうが働きやすいかと思います。
コミュニケーション能力が高い人
ウォーターサーバー配達の仕事は、ルート配送と言えどもコミュニケーション能力が必要となります。
配達や回収作業では直接お客様と接するので挨拶や軽い会話ができるだけのコミュニケーションは必要ですし、メンテナンスで顧客訪問した際にはサーバーの不具合や使い方の相談をされることもあります。
このように、ウォーターサーバー配達の仕事はなにかとお客様とやりとりする機会が多いため、人見知りの人には難しく、コミュニケーション能力が高い人のほうが向いていると言えます。
ウォーターサーバーの配達の仕事まとめ
ウォーターサーバー配達の仕事は配送以外の仕事も多く、荷物も重く力仕事であるため、一人で気楽にできる仕事だと思って就職してしまうと苦労するかもしれません。
ですが、ルート配送のなかでは給料も高く、キャリアアップの道も開かれていたりとメリットも多くあります。
また、業界全体を見ても2010年以降需要が高まっており、2010年から2015年にかけては利用者の数は約1.5倍にまで増えています。
なお、現在も利用者の数は増え続け、それに伴って求人数も多くなっているため、興味がある人にとってはチャンスでもあり、この機会にチャレンジしてみるのもよいでしょう。
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