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物流・運送業界のニュースと経営情報

物流・運送業界で使う用語辞典

この記事の目次
  1. 物流・運送業界で使う用語:あ行
  2. 物流・運送業界で使う用語:か行
  3. 物流・運送業界で使う用語:さ行
  4. 物流・運送業界で使う用語:た行
  5. 物流・運送業界で使う用語:な行
  6. 物流・運送業界で使う用語:は行
  7. 物流・運送業界で使う用語:ま行・や行・ら行
  8. 物流・運送業界で使う用語:わ行・英数字

物流・運送業界で使う用語:あ行

アイテムキット出庫とは

アイテムキット出庫というのは、1日に1回商品や品物をまとめて出庫することです。比較的出荷されやすいものに使用される場合が多いです。物流会社で扱う荷物は種類が多くて様々です。物品の中には種類が一緒であったり、品物自体が同じものであったりすることがあります。そこで物流会社にて同じような品を無作為に仕分けせず、まとめて仕分け・出荷することがあります。これにより、品物の仕分けの際の手間を削減し、品物の出荷スピードを早めることができます。

アイドリングストップとは

アイドリングストップとは、自動車やオートバイが不要なアイドリングを行わないことを意味する和製英語のことです。アイドルストップと呼ばれることもあります。システムとしましてはまず、信号待ちや駐停車などの間にエンジンを停止させます。エンジン停止により、燃費改善と排出ガス削減の効果が想定されます。仮にアイドリングストップが想定通りに行われた場合、14 %程度燃費が向上するのではという説もあります。環境への考慮から、アイドリングストップ車の使用も推奨されています。

アイドリングタイムとは

アイドリングタイムとは、手待ち時間のことで作業員が実際に業務を進められていない時間のことです。法律で義務付けられている休憩時間とは別の時間として、認識されます。作業に必要な情報・部品・業務説明などが手元になく、待ち時間になります。これは、生産要領の切り替えによって発生することもあります。一見要領がよくない不効率な段取り・手配によって生じるようにも解釈される傾向にあります。しかしながら、地震・台風などといった天災などの不可抗力によって生じることもあるのです。

アソーティングとは

アソーティングとは、商品を所定の要領に従った単位量で仕分けすることです。デジタル表示器を使用した、デジタルアソーティングシステムを導入している企業もあります。物流におけます倉庫作業というのは、入荷・仕分け・保存・出荷という一連の動きから構成されます。この中でも仕分けというのは、種類・数量・次の出荷先も考慮に入れた保存などといった要素を考える必要がある複雑な作業となります。よって迅速で正確な物流のために、アソーティングは重要なのです。

1類倉庫とは

倉庫の種類毎に定められた施設・設備基準で普通倉庫に分類される倉庫のうち、防火、耐火、防湿性能に優れた倉庫のことです。ほぼすべての貨物を保管できることができます。ただし、消防法が指定する危険物『高圧ガスなど』や10℃以下の冷蔵で保管が義務づけられている物品、容器や袋詰めされていない粉状や液状の貨物などは保管できません。

一般貨物自動車運送事業とは

一般の荷主からの依頼を受けて、荷物をトラックやバンなどの貨物自動車『三輪以上の軽自動車及び二輪の自動車を除く』で運送し、その対価として運賃を得る事業のことで、特定貨物自動車運送事業に含まれない事業のことです。事業を開始するためには国土交通大臣または地方運輸局長の許可が必要となります。以前の『一般路線貨物自動車運送事業』と『一般区域貨物自動車運送事業』の二つの事業が統合されました。

インストアマーキングとは

野菜や魚、お肉の量り売りなどで用いられる店舗内や倉庫内での独自のバーコード。量り売りなどで販売する商品は、製造段階や出荷段階で価格などの製品情報が確定されていないため、JANコードなどを発行することができない。そのため、店内独自のバーコードをすることで製品管理ができ、さらにJAN企業コードに付随するコストの削減もできる。

インボイスとは

海外へ貨物を輸送するときに、その荷物についての明細・個数・1個あたりの単価・合計金額をまとめて記した書類。インボイスには次の4種類があり、「シッピングインボイス」は船舶や車両で運ぶ場合に用いられ、「コマーシャルインボイス」は到着予定や商品明細、合計金額などまとめ、その代金の請求に用いられる。また「カスタムズインボイス」は税関関連の情報がまとめられた書類で、「プロフォーマインボイス」は見積などが記されている。

運行管理者とは

貨物自動車運送事業法に基づき、事業用自動車の運行における安全を確保するという目的で配置されています。事業用自動車の台数により、定められた人数の専任者を配置することが義務付けられています。業務内容は運転者に無理のない乗務割の作成,休憩・睡眠施設の管理,運転者の疲労・健康状態の把握,安全運行の指示,運転者への指導監督などの業務を行います。運行管理者となるためには、運行管理者試験という国家試験に合格しなければなりません。そのためには『事業用自動車の運行管理に1年以上の実務の経験を有していること』、もしくは『実務経験に代わる自動車事故対策機構が行う基礎講習を修了していること』のいずれかの受験資格を有する必要があります。タクシー業界に限らず、バス、トラック業界でも活躍する、安全運行の専門家を指します。運行管理者になるためには、国家資格を取得する必要があります。運行管理者の業務内容は乗務の指示や記録、運転者の健康状態の確認など、多岐にわたります。「運管」と略されることもあります。

エコドライブとは

燃費を抑制する運転技術や配慮のこと。具体的には加速・減速を控える(一定のスピードを保つ)、エンジンブレーキを使う、エアコンの使用を控えめにする、暖気運転を控えるなどの方法が挙げられる。近年の環境配慮の観点からも推奨されており、バスなどではアイドリングストップが一般化されつつある。渋滞を避けたり、路上駐車を控えることも間接的にエコドライブにつながる。

エサフォームとは

発泡ポリエチレン(EPE)を素材とした緩衝材であり包装材。衝撃吸収効果や保冷効果、そして断熱効果を持つため製品の梱包素材や外装と製品との間を埋めること製品を安定させ固定する固定素材など、様々な用途での利用が期待できる。

絵符(エフ)とは

輸送・配送において、荷札とともに用いられるシールやバーコードで、製品明細や数量、単価、諸注意事項が記載・記憶されている。製品名や送り先・差出人などが記載されている荷札自体とは異なり、異常がないかどうかなど製品の品質に関する情報が記録されており、それらの情報の伝達が主目的となる。

送り状とは

荷物を送る依頼人の指示書のことで送り主、荷物の送り先、数量、運賃、荷物の内容等が記されている。送り状には納品書、受領書等が複写式で添付されている場合もあり、運送業務に欠かせないものとなっている。インボイス、仕切り状と呼ばれることもある。

インランド・デポとは

インランド・デポとは、貨物の輸出入が可能な内陸部の拠点のことを指し、欧米での『ドライ・ポート』と同様の役割を担います。港湾や空港から離れた内陸部に拠点を作り、輸送中の貨物の取り出し、荷詰めを行うことができ、また、貨物の詰め替えで生まれた空のコンテナ等を一時的に保管することができます。

オペレーションコストとは

オペレーションコストとは、経費に分類され、例えば物流センターの稼働の際に発生する費用や人件費などのことを指します。企業は日々の業務による売上げとは別に、更に利益を得るためには経費の削減が効果的と考え、このオペレーションコストの削減を重要視しています。このコスト削減にあたって効果的な方法は、普段の業務内容を明確にしたうえで単純化することや、新しい設備やシステムの導入などにより業務効率を上げていくことと言われています。

運転日報とは

運転日報とは、運転者の氏名・降車時刻・経由場所・運転日時・走行距離などといった情報を記録したもののことです。トラック運送など「一般貨物自動車運送事業」を運営する会社は、運転日報の記録と保管が義務付けられています。これは「貨物自動車運送事業輸送安全規則」によって定められています。記入者は正確にわかりやすく書くよう気をつけます。またオイル交換・タイヤ消耗率などといった、部品や消耗品の交換目安としても活用でき便利になっています。

オーダーエントリーシステムとは

オーダーエントリーシステムとは、顧客により発注された情報がコンピュータに登録されるシステムのことです。このシステムには、携帯情報端末を利用するEOS・営業が受注した注文をキーボードで入力する方法・注文を認識装置のOMRやOCRで読み取る方法などがあります。日々大量の荷物を取り扱う輸送業界の会社は、なるべく効率的かつ正確に運べるよう努めます。一般的にこのシステムを利用します。なお各々事業所で業務タイプが異なりますので、自分の所に合ったシステム選択が求められます。

運送約款とは

運送会社と荷主との間には締結される運送契約は多くの事項を必要とするものの、毎回同じ内容を踏襲するものです。それでこの手続きを正確且つ迅速に処理するために国土交通省により定型化された約款が用意されていて、これを標準運送約款といいます。
標準運送約款は船や航空機、鉄道、自動車といった事業形態ごとに分けられていてさらに事業内容に合わせて細かく定められています。例えば自動車を用いる事業なら標準貨物自動車運送約款や標準宅配便約款といった約款が定められていて、各事業主はそれに基づいて荷主と契約を締結するので手続きを簡素化するとともに契約内容を透明化し荷主の権利を守るものとなっています。

行き便・帰り便とは

トラック運送事業には、特定の荷主から荷物を受け取りトラック一台で積み替えをしないで輸配送する『一般貨物運送事業』と、荷主から集荷したり荷主が持ち込んだりした荷物を担当地域のトラックに何度も積み替えをしながら輸配送するという『特別積合わせ事業(路線事業)』があります。『一般貨物運送事業』は通常『専属輸送』『チャーター便(貸切便)』と呼ばれていますが、チャーター便を運航する際に、その運行のうちで出発地から着地までの片道のことを行き便といいます。車両は軽貨物から2トン、4トン、10トン、10トン超、コンテナなどいろんな種類がありますが、引き受ける荷物の重量や形状などにより荷主と相談して最適な車両を決定することになります。貸切で寄り道をしないで走るため時間の短縮にもなり、荷物の紛失や破損などの事故率も減り、一荷主のため細かい時間の指定なども可能になる利点がある反面、料金が割高になることや帰り便に荷物が確約されているわけでもなく積載率が落ちたりするという欠点もあります。運送会社の配送コストを改善するためには行き便だけでなく帰り便を利用した運送計画の見直しが必要とされています。行きと帰りで効率よく荷物を運ぶことができれば配送費のコストダウンだけでなく、排ガスの抑制にもつながり環境面にもメリットがあるといえます。

逆に、荷物を目的地まで運搬した後、出発地まで戻る道のりの運行を帰り便といいます。行き便(出発地から目的地まで)は商品を多く積み込んでいますが、帰り便はトラックの荷台に商品が積まれておらず無積載の運行も多いため、帰り便をいかにうまく活用するかが業界全体の課題となっています。近年は、帰り便を活用した新しいカタチの仕事も増えてきており、帰り便専用の求人サイトなどに登録することで依頼を受けることができたろもします。ただし昨今では、荷物の流れが地方から首都圏へ集中する傾向にあるのが大きな問題となっており、行き便に比べて帰り便での荷物が大幅に減ってしまっているため、問題解決が急がれています。

物流・運送業界で使う用語:か行

格納ロケーションとは

商品を、広い物流センターの中のどこに置いてあるのかを探しやすくするためにつけられる商品の位置情報のこと。各物流センターによって詳細は異なるが、エリア、ゾーン、棚番号等様々な区分で分けられており、それらの場所と商品を一致させて管理をしていくというのが一般的なやり方である。

カゴ車(カーゴテナー)とは

荷台部分が柵で囲まれていて、4面あるうちの1面が開いている状態の台車のこと。下にキャスターがついているため動かすのは簡単である。荷物をトラックへ積み込む際に運ぶのに使用したり、荷物を一旦置いておくのに使ったりと非常に役立つ。パレット機能もあるため、使用現場によってはカゴ台車、コンビ台車と呼ばれることもある。

完納とは

納入を完全に終えたということ。分割して納品していた対象の、すべての納入を完了させた事象を指す。

かんばん方式とは

「かんばん」とは、生産の過程のそれぞれの工程間でやりとりする伝票のことを指す。後の工程側から前の工程に対して、量や順番、運ぶ時期等を示したものである。必要とされる量を適切な時期につくることよって在庫圧縮化をはかり、経営効率の上昇にもつながる。

カートスタッキングとは

商品を台車(カート)に積んだ状態で出荷を行うこと。

カートピッキングとは

台車(カート)を使って物品を収集すること。システムによっては、無線LANを使用してピッキング作業と検品をリアルタイムで処理できることもある。

寄託とは

当事者双方のうち、預かる側が相手方から受け取った物をその人のために保管する旨の約束をし、対象物を受け取ることで成立する契約です。倉庫業者は寄託契約にまつわる条項を定めた上で、その約款を適用する30日前までに国土交通大臣に届け出ることが義務化されており、寄託者は倉庫業者が定めた寄託約款を承認した上で申し込むのが原則とされています。

クルーズコントロールとは

クルーズコントロールとは、車のオプション機能、機能の名前のことで、ペダルを踏み続けなくてもセットした速度で走り続けることができる。別の名前でオートクルーズとも呼ばれている。高速道路で使われることが多く、運転手の負担を減らすことと同時に、同乗者に快適な気持ちを与える。アクセルペダルを踏むことがなくなるので燃費もよくなる。燃料・蒸気などの流量の制御はするが、ブレーキの制御まではできないので、車間が詰まってきたらブレーキは踏まなくてはならない。

クロスドッキングとは

全てのチェーン店を統べる、物流のシステムである。貨物を仕入れて倉庫に一時保管することなく、そのまま小売小売店舗や物流センターに配送や出荷すること。余分な業務を取り除く事により大幅は費用を削減することができる。

クロスライセンスとは

クロスライセンスとは、相互ライセンスとも呼ばれ、特許を持っている者がそれぞれの持っている権利を、相互に特許技術の実施者を許諾すること。そうすることにより、製品を作る上で相手側のライセンスを利用できるようになるため、互いに権利関係の制約が緩和される。

クーリエサービスとは

クーリエサービスとは、急ぎの契約書などの書類やフロッピーディスクのような小型の物品を航空機を利用してドア・トゥー・ドアで海外に輸送するサービスのことである。クーリエはフランス語で「急便」という意味である。約1kg未満で料金は全て含まれたパッケージ料金になっている

クール便とは

クール便とは、保冷された状態のまま荷物を届けたい場合に利用するサービスである。クール便の車両内は、荷物を冷やすための機能が備わっていない場合が多く、通常、車内の温度を保つための機能のみで目的地まで配送される。そのような環境下で保冷された荷物を届けたい場合、依頼の際から予め荷物を冷やしておくことが一般的。また、配送会社によって、”冷凍””冷蔵”の違いで配送時の温度帯が異なる場合がある。

グラビティとは

グラビティとは、商品を置く面が傾斜している傾斜棚のことを指す。棚の傾斜面を利用し順番に押し込み保管することで、自重により商品が手前に移動する。そのため、商品の出し入れがしやすく、鮮度管理が必要なものなどの在庫管理に適している。

計画配車とは

計画配車とは、発送当日の配送地域や配送量などを考慮し、対応した車両を配車する配送形態のことを意味する。また、事前に計画を立てることにより、現在車両がある位置や渋滞などの状況を把握しやすくなるため、他の車両を配車する際にも、無駄なく全体を見通した計画を立てることができる。

結束とは

物品毎のまとめる量などを考慮し、結束具を用いひとまとめにしばることを指す。しばるものが少量である場合はテープ、紐、バンド、ワイヤーなどを手作業でまとめるが、大量に処理するものがある場合、自動結束機や小型結束機などの結束機を用いると効率よくまとめることが出来る。

検品とは

商品に不備や傷がないかをチェックする検査。通常、納品物の受取り主が行い、発注した規格・条件をクリアしているかを現物確認する。商品を梱包したまま検品を行う場合は、バーコードラベルが用いられ、数量検品などを効率よく行える。

混載便とは

複数の発送元の荷物を一台の車両に積み込んで運搬する方式。輸送費用が荷主、荷物の数によって分割されるため、荷物1件あたりの費用を抑えられるというメリットがあり、航空機、船舶のほか鉄道、トラックなどさまざまな輸送機関で活用されている。

コールドチェーンとは

生鮮食品など、鮮度を保つ必要のある商品に適用される流通方法で、産地で収穫された直後に定温で冷却保存し、温度を管理しながら輸送、貯蔵、選別を行う。コンビニやスーパーマーケットで利用されている。

均一運賃とは

旅客運送事業における運賃制度の一種。基本的に移動距離や所要時間に関係なく、金額が変動することのない運賃のことを言います。料金が均一であることから、料金システムを単純化しやすく、都心部の鉄道やバスなどに多く採用されます。また、料金が一定であることから、先払いにすることでスムーズに下車できるというメリットもあります。

公休とは

一般的な企業においては、土曜、日曜などの決まった曜日および祝日を休みとしている場合が多く見られます。休日の日数に関して労働基準法に記載されている内容によれば、毎週1日以上もしくは4週間を通じて4日以上与えなければならないとされています。法令で確保しなければならない日数分の休日を確保できない場合、不足分を出勤日に公休を指定し、休日出勤という形にする場合があります。この場合における公休日は指定公休と呼ばれます。

口割れとは

企業との契約で、一つの伝票で複数個の荷物を送るときに届け先に全部の荷物が届いていない状態のことを指します。5個送って4個しか届いていない場合は『1個口割れ』というように使用します。一つの伝票以外にはシールなどを貼っていることが多いため、しばしばほかの荷物に紛れたりすることが原因で起こります。

車上渡しとは

荷物の受け渡し方法の一種で、輸送に使う車両そのものが、配送先で手配したものになることもあります。車上渡しの場合、送り主の責任は配送先にトラックが到着するところまでです。目的地に到着したら荷物は触らずに必要な伝票の処理を行うところでドライバーの業務は完了します。トラックから荷物を下ろすのは受取人の指示責任下で行われるため、送り主から依頼を請けているドライバーが送り先の許可を得ずに荷物を降ろすことは業務外です。
主に大型の荷物や、重量の大きいもので行われます。

カルテルとは

カルテルとは、事業者・会社・業界団体などが互いに話し合い・協議して販売・価格・生産量などを決めることです。競争を制限して、特定の1社のみが著しく仕事を受注できたり利益を上げたりすることを防ぐのが大きな目的となっています。そして価格を不当につり上げ、経済状況が低迷・停滞することも目的となっています。競争というのは切磋琢磨のため一見必要なことのようにも感じられます。しかしながらもっぱらの1強というのでは、切磋琢磨のためには本末転倒となります。

カンカンとは

カンカン・台貫(ダイカン)とは、大がかりな計量計測機械のことです。測定対象は車両積載物や車両そのものです。積載物の重さは、積載状態から空車状態の重量を減算して求められます。重量オーバーは事故・車両故障や、道路損傷にもつながりますので大変厳しく制限さ
れます。もし基準を超えましたら、ベルやゴングによって重量オーバーが知らされます。そして産業廃棄物処分場などでも、受け入れ量の産出に使われます。製造メーカーとしてはクボタ・日本製衡所などがあります。

危険物とは

危険物(キケンブツ)とは、法令によりその貯蔵・取扱い・輸送・保管などについて規制されている物体のことです。一般的には発火性・引火性・爆発性のある火薬・放射性物質・高圧ガス・毒物・劇薬などが危険物として指定しています。一見安全に法令の規定通りに会社の規定通りに危険物を保存していたにもかかわらず、工場や倉庫などで爆発事故が起こり死傷者が出てしまうことがあります。それゆえ危険物を取り扱うには、念には念を入れた二重三重の注意を払った慎重性が求められます。

コストテーブルとは

コストテーブルとは、商品・製品の原価を構成する要素(原価要素)の項目を一覧表に表したもののことです。原価要素は一般的に、労務費・材料費・一般管理費・製造経費・支払利息などに分類されます。価格分析・商品価値分析をする際の重要なデータの一つとして、参
考にされます。そして数年・数十年・100年といった企業活動におきまして、経費管理はとても重要です。あの時はどうだったかなと考える時にすぐ引き出せるように、書類ベースはもちろんパソコン内でも確実な保管が求められます。

帰庫遅延とは

帰庫遅延とは定められた時間より遅れて事業所に帰着することです。 過労運転防止の観点から国土交通省により乗務員の拘束時間は1日13時間、週2回まで最大16時間までと定められています。 これを超えてしまうと陸運支局の監査の際に違反点数が事業者に3年間の累積加算がされます。 累積点数によっては事業許可の取り消し等大変厳しい処分が事業者に科されるため、事業者側も乗務員に帰庫時間を守らせることは大変重要視していて帰庫時間をオーバーした乗務員には始末書の提出はもちろんのこと出勤停止などのペナルティが科せられたり、遅延が繰り返されるなら解雇されることもありますので帰庫時間を守ることはとても重要なことです。

海上運送事業とは

海上を船舶によって荷物の運搬を行う事業のことをいい、法律では下記4事業のことを総称して海上運送事業としています。①『船舶運航事業』…フェリーや旅客船、貨物船など、船舶を利用して海上輸送を行う事業のことをいいます。この事業は定期船(時刻・ルートが指定されている)と不定期船(荷主が希望するルート・時刻を設定できる)に分類されます。
②『船舶貸渡業』…船舶の貸し出しや、運航の代行を自社で所有する船舶を使用して行う事業のことをいいます。③『海運仲立業』…船舶での運搬が必要な人や業者に対し、代行業者を仲介する事業になります。④『海運代理店業』…①と②の事業を行うにあたり、必要となる取引を代行する事業のことをいいます。

コントラクトキャリアとは

荷主が1社に特定されており、その荷主から依頼された荷物を自動車を使用して有償で配送することをいい、契約配送人とも呼ばれています。この事業を行うためには、国土交通大臣の許可が必要です。メーカーや商社が子会社として物流会社を設立することも多く、サービスの向上やコスト削減などのメリットがあります。

小口配送とは

運送会社の配送システムのひとつです。複数の届先に少量の荷物を配送することいいます。身近な例としては、トラック1台に少量の製品などの荷物を数多く積み込んで複数の配送先に届ける宅配便がこれにあたります。インターネット上での販売や売買であったり、必要最小限な製品を必要なタイミングでその都度購入もしくは納入するといった、消費の多様化や消費者の購買方法そのものの変化により、近年小口配送の役割は重要であり、その需要も増えてきています。

幹線共同運行とは

違う運送業者同士が同じ道路を共同で荷物を運搬してもよいという方式です。今までは貨物自動車運送業法があり、同じ道路を走る場合は1日に最低でも1便を業者ごとに走らなければならず、業者としても手間があり時間もかかっていましたが、この運行が可能になると同じ運送ルートを走る業者が共同して荷物を運んでもよいということになりました。この運行が可能になったことで、的地までの運送時間と手間が短縮され、ドライバーの負担が減りました。

カーフェリーとは

カーフェリーとは旅客や荷物を乗せた自動車を運ぶ大型の船のことを言います。人だけでなく車やトラックを運ぶこともでき、トラックドライバーにとっては時間短縮など便利な船でもあります。乗っている間はドライバーは運転を行わないため、運賃はかかってしまいますがガソリンの節約につながり、給油の回数も減らすことができます。そのため、目的地や距離によっては積極的にカーフェリーの利用を行い、ストレスを減らすドライバーもいます。

貨物追跡システムとは

貨物追跡システム(cargo tracking system)は、集荷から配達までの輸送中の貨物についてそれぞれのポイントでデータを入力することによって貨物の配送状況を把握し記録するシステムです。物流業で輸配送に関わる情報をトータルに管理するシステムを『輸配送管理システム(TMS:transportation management system)』といいますが、貨物追跡システムはこの『TMS』の中のひとつの機能です。『TMS』の他の機能としては、配車管理、輸配送業務管理、運賃計算、実績管理分析、車両管理があります。貨物追跡システムを利用すれば、荷物の受け取り手も荷物がどこを通りこれからどこに向かうのかといった進捗状況を知ることができ、予定通りに納品されるのかを確認することができます。運送業者の方でも、多数の荷物を積み合わせている場合でも問い合わせに迅速に対応することができ、もし万が一損傷事故が起こった際にでもその原因の解明や分析などの改善に役立てることができます。さらに現地での配送作業時においても受け手の不在による再配送のリスクを減らすことにもつながります。従来はバーコードを利用してその読み込みや管理によって荷主や取引先にインターネットなどを通じ情報を提供するという方法が中心でしたが、近年ではICタグ(RFID)を利用して、通過状況だけでなく賞味期限やロット番号といった商品情報等いろいろな情報を付加して確認できるようになってきています。

物流・運送業界で使う用語:さ行

才数とは

貨物の容積を表す単位で、1才=高さ30cm×縦30cm×横30cm。重さは一般的に8㎏が採用されるが、物流会社によっては異なる場合がある。主として、船の積荷、貴重材、切石や角石などの方形状の割石の容積を量るときに用いられる。

先入れ先出しとは

世界中の製造業などの倉庫で取り入れられている、部品や資材、製品などの物品の管理上の仕組み。具体的には保管中の部材や製品の経年劣化を防ぐために、保管期間が比較的長い物を優先的に順次出庫させていくこと。

サプライヤーとは

商品自体やその原料や生地、素材などを扱う業者で、販売業者や加工業者に商材を卸している。問屋や仕入れ業者は小売店に、原材料や部品、素材などは工場や製品メーカーに商品を提供している。

産業廃棄物とは

汚泥、廃プラスチック、金属くず等、工場などの事業活動により発生した廃棄物。廃棄物処理法により、排出事業者に処理義務が定められている。産業廃棄物の中でもとりわけ爆発性や毒性、感染性等を生じる恐れのあるものは特別管理産業廃棄物と呼ばれ、厳しい規制が定められている。

在庫管理とは

物販事業を行う上で基本となる管理の一つです。主に顧客納期の遵守による顧客満足度の確保と、最適なタイミングと量の生産を行うことによる、生産コストの削減を図ることを目的としています。適切な在庫管理による物流コストの削減も期待できます。

仕掛品とは

ものづくりの現場において、材料を加工して最終の完成品にするまでの間に発生する『半完成品』のことをいいます。この半完成品があると、その管理が必要になる上、生産効率も落ちます。生産効率を上げ、余分な管理コストを抑えるためにも、仕掛り品の削減が重要となります。

車載端末とは

車両に搭載する情報通信端末の総称です。商業用途では、バス、トラック、タクシーなどに搭載され、端末と本部をつなぐことにより、効率的な配送や顧客満足の向上のために利用されます。また、一般の乗用車などに搭載される情報通信機能のついたカーナビなども、車載端末のひとつになります。

シュリンク包装とは

荷物や商品などを熱収縮性プラスティックフィルムで包み、加熱することにより収縮させて固定する包装方法です。複数の商品を一つにまとめたり、汚れを防止する目的で行われます。

シュートとは

荷物などを各出荷方面別のコンベア出口まで、分配して運ぶ送り機構のことです。一般的には傾斜面を利用し荷物の自重で滑らせて送ります。

商物一体・商物分離とは

一ヶ所の拠点で在庫管理から出荷までを行う方式です。配送センターを持たないため、在庫は本社や営業所などの決められた拠点で保管します。各拠点の配送エリアが小さくなることで、小回りの効く物流が可能となります。
商品の流れである『商的流通』と物品の流れである『物的流通』を切り離すことです。二つの流通をそれぞれ分けることにより、過剰在庫等のリスクを低減し、効率的な流通を実現することができます。また業界によっては経営を合理化する施策にもなっています。

シームレスとは

シームレスとは 『継ぎ目のない』『縫い目のない』という状態を意味していることから、物流では空白の時間帯を作ることなく、一つのつながりとしてスムーズに運搬や検品等を行うことを指します。バッチを変換する際などに用いられます。バッチ(Batch)は『一群』や『一束』という意味の英語で、作業区分を区切って決まった時刻に一括処理や自動処理をすることを指します。コンピュータ用語で『バッチ処理』とは、一つにまとめられた処理を一挙に実行することを意味し、これに対して即時に実行するリアルタイム処理がほぼ反対語になります。その都度ではなく、まとまったあるタイミングで作業や処理を行います。集計作業やバックアップを行うときなどによく使われる手法です。

シールピッキングとは

シールでピッキング(商品の仕分け)をする手法です。ピッキング数量分のシールを作成し、シールを剥がして商品に貼り付けることを指します。シールにはロケーションや届け先などの情報が印字され、別名ラベルピッキングとも言います。検品作業を効率化し、生産性のアップに繋がる手法です。

直積みとは

床の上に直接物品を積み重ねることを指します。パレットに置くと不安定になってしまう場合や、コンテナやラックとのサイズが合わずはみ出してしまう場合に行われる保管方式です。『直置き』『平積み』『平置き』とも呼ばれます。

時間指定便とは

顧客が指定した時間帯に荷物を届ける配達システムです。顧客側にとっては希望する時間帯に荷物を受け取れ、配送業者側にとっても、不在による再配達のロスが削減できるというメリットがあります。一方でデメリットとしては、自宅滞在率の高い夜間の時間帯に配達が集中することによる、コスト増が考えられます。

自動倉庫(システム)とは

従来、人力で行ってきた入庫から出庫までの作業や管理を、機械化されたコンピューター制御で行う倉庫を示します。すなわち荷物の入庫から保管、出庫に至るまで 一連の作業を人の手を介ないにコンピューター制御によるオートメーションシステムが導入された倉庫のことです。荷物の移動はコンピューター制御のスタッカークレーンなどで機械化するため、省力化が可能になります。また、フォークリフト用の通路も不要になり、荷物の保管スペースを増やせるため、空間効率を上げることができます。コンピューターによる在庫管理により、倉庫での重要な管理の一つである『先入れ先出し』が徹底できます。
少子化にともないさらに深刻となる労働力不足に対応するためにも、自動倉庫システムの普及が進むと考えられます。

自動倉庫の導入にはある程度の初期投資に加えて、トラブル時の対応、変動する荷物の種類の変化への対応などに対し、あらかじめ備えておく必要性がありますが、人的コストの削減や、人を介さないことで荷物の落下やリフトの事故などの人身事故のリスクがないこと、正確な入出庫管理やリフトの通路幅など作業スペースが必要なく効率的な保管管理ができることによりコスト削減が見込めること、また、低温、冷凍倉庫や、危険物を扱うような過酷、危険な環境に人を晒さなくて済むといったメリットを考えるなら、今後の少子化社会の流れの中で自動倉庫の存在は大きくなっていくことが考えられます。

静脈物流とは

消費側から生産側に流れる物流のことを示します。逆に生産側から消費側へ流れる通常の物流を動脈物流といいます。
静脈物流:(生産側)→(消費側)
動脈物流:(消費側)→(生産側)
静脈物流には3つの種類があり、産業廃棄物などを対象にした『廃棄物流』や、リサイクルなどの『回収物流』そして、商品返品などの『返品物流』があります。なかでも、廃棄物流や回収物流はこれからの循環型社会を形作っていくためにも、ますます社会的重要性が高まると考えられます。

製造所固有記号とは

製造所の所在地や製造者の名称などを表す英数字による記号を示します。食品表示基準では、製造所の所在地や製造者の名称を表示することが義務付けられていますが、同じ商品を複数の製造所で生産する場合『製造所固有記号』の表示に置き換えることができます。ただし、あらかじめ消費者庁長官に届け出る必要があります。

総量ピッキングとは

製品や部材の総量を基準にピッキングする方式で別名トータルピッキングと呼ばれる。複数の出荷先にまたがる場合に、まとめて商品をピッキングし、後で出荷先ごとに仕分ける。伝票を基準にするよりも工数の削減と導線の圧縮ができ、作業の効率化が期待できる。

センター高速とは

『センター高速』とは、『中央自動車道』のことを言います。『中央自動車道』は、東京の杉並区から愛知県の小牧市をつなぐ高速道路のことであり、『中央道』とも呼ばれます。トラック業界では『センター高速』というふうに『高速』の文字が入っていますが、『中央自動車道』にはありません。というのも、もともとは『中央高速道路』という名称で『高速』の文字を入れていましたが、スピードの出しすぎによる交通事故が多発したため改名し、今の『中央自動車道』となりました。

出庫とは

出庫とは倉庫のような保管場所から品物を取り出すことです。 出庫する作業には出庫伝票に指定された品物の種類や数量に従って保管場所から品物を取り出すピッキング作業、次に実際にピックアップした品物が指定どおりのものであり、数も含めて揃っているか確認する検品作業、最後に品物をトラックに積み込み搬出する搬出作業が含まれます。 近年はデジタル化、スマート化が進み、在庫管理システムと無線などで連携したハンディ端末が用いられ、指定された品物が倉庫のどの棚にあるか表示したり、その場で確認入力を行うことによって在庫管理もリアルタイムに行うことにより、出庫作業の効率化や正確性の向上が図られています。

実勢運賃とは

実勢運賃とは荷主と運送会社との間で行われる価格交渉によって決まった実際の運賃のことです。  運輸局からはトラックの大きさと運送距離ごとに一定の運賃幅を定めていて運賃率表として公表されていますが、トラック運賃が認可制から事前届出制へ、ついで、事後届出制へと規制緩和されるに従って運送会社ごとに自由に設定できるようになりました。 それにより運送会社間の価格競争は激化していますが、それでもどんな申請でも通るわけではなく、また、運賃率表の範囲内で取り決めるなら原価計算書の添付が免除されるのでこの実勢運賃を決める際の一つの目安となっています。

社内物流費とは

社内物流費とは自家物流費とも呼ばれ、品物を輸送する際にかかる費用の中で自社内で行われる物流に関わる物の総計の費用を指します。コスト削減の観点からいえば、社外の運送業者に配送を委託したり、倉庫を借りて保管するなど支払いが伴う支払い物流費は明確に記録記録されているのでコスト削減の対象にまず取り上げられますが、一方で社内物流費は他の経費と一緒に計上されるものが多く見落とされがちになります。この社内物流費を細かく精査し無駄をなくす努力をするなら、より大きなコスト削減を見込むことができるので注視する必要のある分野です。

儒損事故とは

荷物から液体が漏れてしまい、他の荷物も濡れる、臭いが移る等の被害が出てしまうことをいいます。例えば、宅配便のトラックで配送中の荷物の中に、ワインがあるとします。そのワインの瓶が割れてしまうと、厳重に梱包されていたとしても中身が漏れてしまい、周りの荷物も濡れて色が付いてしまい、庫内全体にワインの臭いが付いてしまう可能性があります。破損した荷物だけでなく、他の荷物の多くにも影響が出てしまうので、慎重に扱うことが大切です。

水素燃料電池車とは

水素をエネルギーとして走行する自動車のことをいいます。ガソリンを使用しないので、公害の原因となる一酸化炭素や二酸化炭素、窒素酸化物等の汚染物質を排出しないエコカーの一種とされています。排出するのは基本的に水だけなので、低公害車として活躍を期待されていますが、水素を生成する過程で二酸化炭素が排出される、水素ステーションが不足している、製造コストが高い等の問題もあります。

サプライチェーンとは

モノ作りにおける、製造から販売までの物流全体を指す言葉です。メーカーが1つの商品を作るためには、部品を作るために必要となる素材を作る→できた素材を使用して部品を作る→部品を使用して製品を作る→メーカーが製品を提供する、という一連の流れがあり、一つの企業だけではなく、複数の会社や工場が連携しています。この流れを最適化させるためには、組織全体を通して仕入れや搬入などの運搬作業や、素材や部品の在庫管理などを適切に行うことが必要です。

積載効率とは

トラックの許容積載量(最大積載重量)に対する、実際に積み込まれた貨物量の割合のこと。積載効率(%)は、「積載重量÷最大積載重量×100」の算式で求めることができる。数値が高い方が輸送効率が良い(=輸送可能能力を活かしている)といえる。実際には、積み降ろし、積み荷をしながら運行するため、運行時点によって積載効率の値は随時変わっていく。そのため、輸送の過程全体を踏まえた積載率を平均積載率を用いて表すこともある

自家輸送とは

荷主の依頼を受ける営業輸送とは別に、自家輸送というものがあります。これは、自社でつくられたものを移動させるだけを目的とした、もう一つの輸送方法です。自家輸送は、依頼という形態をとっていないので報酬が発生せず、道路運送法の許可をとる必要がありません。現在は製品の輸送だけでなく、老人ホームへの送迎サービスも自家輸送に含まれます。しかし、送迎サービスは謝礼金が発生しているので、道路運送法に抵触しているのではないか、との意見も見られます。これには、国交省が合法であるとの判断を下しています。

軸重・輪荷重とは

輪荷重とは、タイヤにかかる車体、荷物の重さのことです。そして軸重とは、この左右のタイヤの輪荷重を合わせたものです。軸重は道路の老朽化を早めてしまうため、道路法で最大10tまでと設定されています。大型トラックなどの前輪・後輪の車軸が複数ある場合は、さらに厳格です。ひとつの軸重が9.5t以下なら、車軸が1.3m以上でも合計19t以下まで許容されます。しかし、車軸が1.8m以上なら、20tを超えてはならず、1.8m未満なら、18tにとどめておきます。この規定は輪荷重にもあり、車輪にかかる重さは5tまでとなっています。

ストレッチ(ストレッチフィルム)・ストレッチ包装とは

ラップとも呼ばれ、荷物をパレットに積むときに崩れ防止に巻いて使います。サランラップのようにあらゆる形の荷物でも簡単に梱包できるので、荷物にぴったりと巻きつければ水や塵のような汚れ防止にも使うことができます。主に手作業で荷物に巻いて使うことが多いですが、時間と労力の節約のために専用の巻く機械もあります。安価で手軽に使える一方で使い捨てでゴミがでてしまうため、環境に配慮した何度も使える代用品も販売されています。

なお、ストレッチとは運搬する荷物を運ぶ時に運搬台車の棚にまとまった荷物を崩れないようにポリエスチレン製のフィルムで包装することを言います。この梱包を行うことで荷物の大きさ、形がふぞろいで安定性がない場合でもトラックへ隙間なく運べ、積み込むことが行えます。しっかりとフィルムで周りを巻くため、一度に運搬台車で荷物を運ぶことができる量が増え、効率がよくなり、運送中の荷物の転落やトラック内での落下の防止にもつながり安全です。

そしてストレッチ包装とは、1つ又は複数の商品を伸縮性のあるビニール素材のフィルムで巻きつけ梱包することです。パレット輸送などの際に荷崩れを予防し、又、汚れや雨から商品を守る。鮮魚や肉の輸送でも採用されている方法になります。また、ガムテープのように粘着性があるわけではないので、剥がしやすく、巻き付けた箱や物に粘着質が付いて汚れる心配もない。引っ越し作業などで重宝され、ハンディタイプのものは農業用・工業用などの店で購入できる。パレット積みされた荷物を、ポリエステル製のストレッチフィルムでラッピングする梱包方法を示します。輸送途中や倉庫保管時における荷崩れや盗難を防ぐとともに、雨水や汚れから荷物を守る役割もあります。梱包装置には手動タイプや半自動タイプに加え、現場のコンベアラインに組込むことができる全自動タイプなどがあります。

実車率とは

実車率とはトラック運送の輸送効率の評価指標のひとつで、全走行距離に対して、実際に荷物を積んで走った距離の占める割合のことを指します。実車距離を総走行距離で割って100を掛けた数値で算定します。例えば1ヶ月間で総トータル10,000キロ走行したトラックがいて、そのうち貨物を積載して走行した距離が6,000キロだった場合は、実車率60%ということになります。運送業界の様々な問題に対応するためにも生産性の向上は不可欠であり「実車率」「実働率」「積載率」向上が図られています。時間あたりの実車率アップ対策としては、きちんと整理した仕分けを徹底することで積卸時間を削減したり、積卸のための専門社員を置くことによってドライバーの負担を減らしたり、さらには荷主と運送会社の出荷貨物等の情報共有を行い、また入庫受付システム等を導入することによって荷待ち時間が削減することなどが挙げられます。距離あたりの実車率をアップさせるためには共同配送等による帰り荷の確保が最重要とされています。配送拠点が近い企業同士がマッチングすることができれば高い効果を得ることが可能となります。但し荷物の情報が他社に伝わってしまうということもありますので、異業種企業間で実施するなど取り組みやすい方法を検討する必要があります。

物流・運送業界で使う用語:た行

宅配便とは

主に一般の消費者を対象に、荷主の戸口から荷受人の戸口まで小口貨物の運送を行うサービスを示します。ウェブ上での追跡サービスや、時間帯を指定してのお届けサービスを行っている事業者もあり、迅速な配送に加えきめ細かいサービスが特徴です。また、荷物の大きさや重さによる料金体系も明確です。

縦持ち輸送とは

建築現場や輸送・配送のシーンで高層階へ荷物を運び上げること。地上や下層階から上層階へ、縦方向に荷物が移動することから「縦持ち輸送」と呼ばれる。特に建築現場において納品場所が特定されている場合などが該当し、一般的な配送よりも工数がかかる。

端末輸送とは

輸送を「集荷・配送パート」と「エリア拠点間輸送パート」に大別した際の前者にあたり、後者を幹線輸送と呼ぶ。幹線輸送によってエリア拠点に移動された荷物を配送する、もしくは他エリア拠点に運ぶ荷物を集荷することを指す。

着地とは

着地(ちゃくち)とは、荷物の届け先、または受け取り地点のことを言う。逆に、発送地点は、発地(はっち)と言う。「着地」には、様々な業界用語があり、タクシー業界では、お客様が降車する位置をさす。他にも、飛行機が、降りてくること、人がジャンプして地面につくことを着地という。

チャーター便とは

輸配送の対象の荷物の量が多かったり特殊な商品を運んでもらいたい場合などに、通常トラック1台丸ごとを貸切にして専属輸送を行う配送形態を指します。
依頼内容に最適な車輌を手配するには、積荷の重量と配送形態を考慮します。
時間単位で貸切にして契約時間内は自由に指示ができるタイプ、集荷から配達が完了するまで1台貸し切るタイプなどがあります。

中継料とは

さまざまな荷物を同一地域・同一方面でくくり、同一の輸送工程の中に組み込んだ混載便において、その途中に発生する人件費を指す。経費の発生要因はエリア拠点などでの積み替えが主な内容である。また、離島への配送にかかる追加運賃や別の輸送業者への依託手数料が含まれる。

チルド食品とは

氷点下の上下5℃から−5℃の範囲内での保存・流通が必要な食料品を指す。凍結させる冷凍食品とは異なり、常温状態の食品の状態を活かすことが目的のため、麺類や生肉、スイーツ類、惣菜、汁物での利用が見られる。

定温倉庫とは

電化製品や衣料品、食品などの品質保持のため、一定の温度と湿度の幅で管理された、またはそういった機能をもつ温度がある一定の範囲内である倉庫です。一般的には10°C~20°Cの間で維持されています。区分としては営業倉庫の中の普通倉庫で、食品や電化製品、衣類など一定環境下での管理保管が必要な物品を扱います。温度が変わることによって商品に問題がでるような場合に利用されることが多く、新鮮なまま届ける必要がある生鮮食品などを運搬する際に利用されます。ただし、冷凍食品などを運ぶ際は10度以下の温度で保管ができる冷蔵倉庫という、定温倉庫とは別のものを利用します。

低温倉庫とは

生鮮食品などの低温貯蔵を目的とした倉庫。防熱扉、エアカーテン等で外気の侵入を防ぎ、保管温度を10℃~15℃に保っている。温度がある一定の範囲内である倉庫のこと。基本的には温度は10度から20度の間である。温度が変わることによって商品に問題がでるような場合に利用されることが多く、新鮮なまま届ける必要がある生鮮食品などを運搬する際に利用されます。ただし、冷凍食品などを運ぶ際は10度以下の温度で保管ができる冷蔵倉庫という、定温倉庫とは別のものを利用します。

ディーゼル車走行規制とは

ディーゼルエンジンを搭載している車両が排出するPM(ディーゼル排気微粒子)に対して、条例によって設けられた排出制限基準を満たさない車両に規制地域内の走行禁止などを課す制度。現行では首都圏近郊で見られる。

デバンニング(↔バンニング)とは

配送において、コンテナへの積み込みをバンニング、荷下ろしをデバンニングと呼ぶ。この作業は業者が行う場合と、受取人またはその代理人が行う場合がある。またバンニングレポートが作成され、物品の明細確認が取られる。

デポとは

広義では貯蔵庫や倉庫の意味を持ち、狭義には週配送地域を持つエリア末端の小規模な配送拠点を指す。また、ストックポイントとも同一であり、ランニングストックのみで在庫を持たず、集荷と配送の末端業務を主に行う。スケールが小さい、配送の拠点や倉庫のことです。また、ストックポイントともいわれる。一般的な倉庫と違って、常に大量の荷物が行き来するわけではなく、少量の荷物を必要に合わせて保管したり、必要に応じて高い頻度で少しずつ発送を行うなど、中継地点になることが多いです。<地名>デポのように、デポがある場所の地名と合体させて呼ぶ事があります。(例:名古屋デポなど)

物流用語では配送センターのことをさします。フランス語で倉庫や保管場所を意味します。一般的に販売先の近くに設置され、利用客の要求に応じて要求された量だけを迅速に配送する小さな物流拠点ともいえます。実店舗を持っていないネットショップの普及に伴い重要性がより増しています。

デリバリーとは

担当地域ごとに拠点を設けて、最小限の移動ツールによって自宅まで食品などを配達するサービス。ラーメンや寿司では以前から見られ、ピザ業界によって形が明確化した業態。近年では食品に限らず生花や雑貨の宅配もある。

データーキャリアとは

製品IDや製造番号、車両に割り振られたIDなどを記憶させておくことができるもので、ある特定のポイントを通ることで記憶されたデータを元に物品や人物を特定し、識別する。別名、RFIDやICカードの形状でそれ自身に無線機能が備わっているためワイヤレスカードとも呼ばれている。その形態はJANコードや電子タグ、またはQRコードなどの2次元シンボルなどが当てはまる。

トップ便とは

宅配事業者が、通常の時間帯ではなく特別な時間帯に行う配達のことを指す。その中でも特に、深夜もしくは早朝に荷物を配達することを表わす。競争が激しい宅配事業業界では、客の様々なニーズに応えるべく、どのような時間帯であっても確実に正確に荷物を届けることが求められている。

トランクルームとは

トランクルームとは たくさんあって保管しきれない書類や家財等を保管するために、企業や個人に貸し出される倉庫のこと。
プレハブ小屋のような見た目のものがほとんどだが、その室内は意外にも温度湿度ともにしっかり調節されていることが多い。
正確に言えば、トランクルームとは、倉庫業者が運営しているもののみを指し、それ以外の業者が運営しているものはレンタル収納スぺ―スという名称となる。しかし、一般的な認識としては、この2つは大きく区別されることはなく、どちらもトランクルームと呼ばれることがほとんどである。

トランザクションとは

オンライン上で商品の取り引きをする際に必要となるデータの処理単位のことを指す。
出荷指示や配達通知等の出荷に必要なデータから、商品の在庫数や入出庫状況等の商品管理に必要なデータまで、全てのデータに関わるものである。
このトランザクションを2つに分けて、余り過ぎた在庫品を適正な在庫数になるように機能的に分けて運用していくというダブルトランザクションシステムと呼ばれる運用方法があり、在庫が多くなりすぎないように調整することができる。

トンキロとは

トラックや鉄道等の輸送機関が1tの荷物を何km運んだのかということを表わすのに使う単位。例えば1tの荷物を1km運んだ時は1トンキロと言い、1tの荷物を10km運ぶと10トンキロとなる。重さと距離を両方表わすことができる非常に特殊な単位となっている。

動脈物流とは

商品が作られてから購入者の手に渡るまでの流れを血液循環に例えてこのように呼ぶ。動脈物流の反対として、購入者から商品を回収する流れを静脈物流とする。正しい物流とは、このどちらも滞ることなく行われることが重要である。

ドライカーゴとは

ドライカーゴとは、その名の通り、乾いた貨物という意味で、液体貨物のような非乾貨物以外の通常貨物のことです。そのまま乾貨物と呼ばれることもある。ほとんどの貨物がこのドライカーゴで、特別な扱いは必要なく、通常の工業梱包で、通常の物流システムでの処理をされる。英語表記は、dry cargoである。

低公害車とは

温室効果ガスによる温暖化が心配される中で、環境にやさしい自動車の開発が進んでいます。最近では一般的な自動車よりも燃料費がかからない、動力源に化石燃料と電気を使用する”ハイブリッド車”や電気のみで走行する”電気自動車『EV車』”などが開発されています。化石燃料の使用量を抑制することで温室効果ガスの発生を減少させることが可能なため、大気汚染などの環境問題の対策として推奨されています。国としても低公害車の普及を促進するために、補助金や減税などの購入補助制度を展開しています。

天地無用とは

荷物の上下の向きを守り、倒立状態にしてはいけないことをいいます。天地無用と表記されている荷物には電子機器や家具、液体が入った容器など、損傷や破損の恐れがある品物が梱包されていることが多いため、必ず上下の向きを確認し、慎重に扱う必要があります。

積みどまりとは

荷物を積んで運び、目的地に到着したにもかかわらず、荷物を配送しても受取人が不在だった場合は荷物を渡せないので、それをすぐに降ろすことができず、トラック荷台に積んだまま置いたままの状態であることを『積みどまり』といいます。配送は受取人に届けて伝票に受領印をもらわないと完了しないので、積みどまりが発生します。運送会社やそのトラックの責務は当然のことながら、荷物を単に運ぶことだけではなく、積荷に不具合がないように目的地まで確実に運び、受取人に届けることです。ところが、積みどまりが発生すれば、当日にそれを全うすることができず、翌日もしくは翌週に繰り延べされることとなります。積みどまりの主な原因としては、土日などの休日や祝日によって荷降ろし先の会社が休みであったり、受取人が不在であったりするためです。

テレコとは

テレコとは取り違えや、あべこべになっていることを意味します。物流業界では、Aに送るべき荷物をBへ、Bに送るべき荷物をAへ送ってしまった時などに『AとBの荷物がテレコになっている』というように使用されます。

デッドストックとは

長い期間にわたって、倉庫や物流センターに放置・保管されていた在庫品のこと。不動在庫、不良在庫ともいう。理由は様々だが、販売停止になったものや、不良品により返品されたものなどは早めに対処する必要がある。

摘み取り方式とは

ピッキング方式の1つで、種まき方式と比較されることが多い。オーダーピッキングともいう。出荷先(注文先)ごとに複数の必要な物品を順番に取り出し集めて梱包する。出荷先(出荷数)は多くないが、多様な物品を取り扱う際に摘み取り方式は効率的といえる。ただし、ピッキング作業者が倉庫を歩き商品を集めるため労力と時間がかかる。

中型自動車免許とは

2004年公布、2007年施行の改正道路交通法で新しく設けられた免許区分。最大積載量3トン~6.5トン、乗車定員11人~29人、車両総重量5トン~11トンの車両が対象。4トントラック、6トントラック、マイクロバスなどがその例である。免許の取得資格は、20歳以上、普通車の運転経験2年以上と緩やかな基準となっており、取得しやすい。

突入防止装置とは

突入防止装置とは貨物を運搬する自動車の前後面に取り付けることが義務付けられているバンパーのことです。トラックのように車台と地面とのクリアランスが大きい車両に普通自動車などが衝突した場合、特に追突の場合はフロント部が車体の下に潜り込んでしまい、フロントウィンドウ辺りから直接車台に衝突していく形になり易いため死亡事故等、重大事故になる恐れがあります。それでそのような潜り込みを防げるような低い位置に取り付けることが保安基準で定められており、車両の総重量ごとに取り付ける高さが規定されています。

点呼とは

貨物運送事業者には車両の運行前と運行後に点呼を行うことが義務付けられています。この点呼には、選任された運行管理者が運行前の乗務員に基本対面で車両の日常点検の報告や本人の疾病や疲労、及び酒気帯びの有無、当日の運行経路や貨物の量などについての報告を受けるとともに、安全な運行のために必要な指示をすることなどが含まれています。運行後も同様に、運行した経路や運行の状況や酒気帯びの有無について対面で確認を行います。また、その際の記録を点呼記録簿として1年間保管することも貨物自動車運送事業輸送安全規則によって定められています。点呼を怠ったことによる罰則はありませんが乗務員が安全に業務を遂行できるか事前に判断する重要な機会ですから点呼を怠ることが常態化しているなら行政指導の対象にもなりますので点呼をきちんと行うことはとても大切です。

デポとは

スケールが小さい、配送の拠点や倉庫のことです。また、ストックポイントともいわれる。一般的な倉庫と違って、常に大量の荷物が行き来するわけではなく、少量の荷物を必要に合わせて保管したり、必要に応じて高い頻度で少しずつ発送を行うなど、中継地点になることが多いです。<地名>デポのように、デポがある場所の地名と合体させて呼ぶ事があります。(例:名古屋デポなど)

代品処理とは

運送を利用する際に、荷物が破損したり、水濡れ(儒損)したり、到着が遅れたり(延着)などの配送上の事故があった場合に、荷物の受取人(荷受人)と運送会社間のトラブルを解消する方法の一つです。代品とは、そのまま『代わりの品』のことで、『代物』もしくは『代用品』とも言い、事故で不具合が生じた商品等の代わりにその『代品』を発送することを『代品処理』と言います。手順としては、荷受人から速やかに事故の報告があれば、運送会社はその確認と調査を実施します。それにより、商品の修理が可能であればメーカー等に修理依頼をし、不可能であれば商品分を金銭で返還します。変換する代金よりも修理費用が多く見積もられた場合や、荷受人の要望や交渉によっては同等品の交換として代品処理という方法がとられることになります。

バンニング(デバンニング)とは

コンテナから中身となる荷物を取り出すことを物流用語でデバンニングといいます。逆にコンテナに荷物を詰め込む場合の作業はバンニングといいます。いずれも港湾業務や倉庫業務を行う人たちの間で使われる現場用語ですが、それぞれ『デバン』『バン』と短縮して呼ぶこともあります。「明日朝一で貨物をバンするから」とか「デバンしたあとでいいから連絡ちょうだい」というふうに使います。作業は、荷主かまたは荷主の代理人が行う場合と船会社から委託を受けた港湾運送業者が行う場合が主流ですが、近年では自社工場で輸入通関をすませて荷積みを行う工場バンニングというやり方も増えています。実際の作業はまずコンテナの扉を開ける際にシールを確認してそのシールが書類に記載されているものであるとチェックを済ませてから作業に入ります。この時に数量や形態を確認するデバンニングレポートを作成します。作業中にに万一積荷に損傷やダメージを発見した場合は輸入保険の対象となる可能性があります。そこでまず優先してやることは保険会社に連絡することになります。積卸の段階で損傷したのか、船の輸送中にダメージを受けたのか、原因がはっきりとしないうちは全ての作業を止めて指示を仰ぐことが大切です。

データ―キャリアとは

物を自動で識別するための非接触型ICのことをいいます。RFID(Radio Frequency Identification)やワイヤレスカード、ICタグなどとも呼ばれます。またはそれを使って物流の流れを一元的に管理するシステムのこともデーターキャリアと呼ばれています。データを読み取る仕組みは、リーダ・リーダライタとデーターキャリアの間に起こる電磁誘導という現象を利用して非接触で通信を行っています。データを読み取るだけの『リードオンリー型』と読み取りや書き込みを行うことができる『リードライト型』があります。さらに電源で分けると『無電池型』と『電池内臓型』があります。電波の通信距離で分けた場合は物理的に接触する『近接型』や数メートル離れても交信できる『遠隔型』などがあります。それぞれの組み合わせによって用途に応じた多様なデーターキャリアが可能となります。多くの業界で使用されていますが、運送業界においても、荷物の仕分けの際が効率的にできたり、物流の流れの中で自動化できる範囲が広まったりなどのメリットがあります。導入するためには相当のコストがかかるという問題はありますが、一度導入してしまえば人件費などの経費を削減できるという効果も期待できます。

物流・運送業界で使う用語:な行

内装とは

包装貨物の内側で、商材に対する熱や衝撃、湿気などを思案して、その貨物にふさわしい容器や、衝撃材などを施す技術をいう。また、内装という言葉は、対象商品や業界によって異なる。インテリア業界だと、部屋のデザインを指す。

中抜きとは

中抜き(なかぬき)とは、簡単にいえば、中のものを抜き取るという意味。なので本来、製造業者→問屋→小売業者→消費者という経路がある中、製造業者と消費者の間に入っている問屋と小売業者を省き、製造業者と消費者が直接取引を行う。こうすることにより、問屋や小売業者が上乗せする中間マージンが無くなり、消費者は本来の経路を通すより早く、そして安く品物を手に入れることができる。さらには製造業者は、消費者の声を直接聞くことができるというメリットがある。

荷扱指示マーク(ケアマーク)とは

荷扱指示マーク(にあつかいしじまーく)とは、貨物や荷物の中身が割れ物や精密機械などの場合、中身に合った、取り扱い方法を支持するマークでダンボールや貨物の外側に貼る。イラストや見やすい文字で表示されていて、わかりやすいところに貼らなければならない。

荷捌きとは

荷捌き(にさばき)とは、貨物や荷物を仕入れてから、整理・さばいて始末をすること。さらに、入荷した物品を売りさばくことも荷捌きと言う。英語ではDisposal of goods(ディスポーサル オブ グッズ)と言う。

荷姿とは

荷姿(にすがた)とは、輸送のときの、貨物や荷物の外見や梱包状態のことである。紙袋で包まれているのか、ダンボールなのか、ドラム缶なのか、木枠なのか、などの種類がある。英語では、Packing(パッキング)と言う。

荷揃えとは

荷揃え(にぞろえ)とは、倉庫などに保管されている製品をピッキング作業(出荷指示に従い、製品を在庫から選び出す)の後、指示に従い特定の場所に集めること。英語では、assortment of load(アソートメント オブ ロード)と言う。

ニトヤ扱いとは

物流の基本的な用語の一つで、荷物に損傷や破損が生じても『荷主に対しての補償がされない』扱いを示します。語源は荷物の損傷、破損の責任を問わないの『荷(ニ)』と『問(ト)』から来ています。宅配便伝票に『ニトヤ』と書かれることもあり、運送業者に配送を依頼する際はこの用語の意味を理解しておく必要があります。
主に運送業界で使われる言葉で、傷つきやすいものや壊れやすいものを配送するとき、その荷物に対しての保証が行われない事をいいます。ニトヤ扱いともいいます。言葉の由来は、「荷物の破損、ならびに損傷の責任を問わず」の「荷(二)」・「問(ト)」から来ています。運送業者が荷物を受けた際に、梱包等が十分にされておらず壊れてしまう恐れがあるときは、もし誤って破損してしまっても賠償ができないことを荷主から了承してもらい、ニトヤとして配送します。

荷主とは

荷物の所有者であり、送り主のことをいいます(発荷主とよばれ着荷主と区別されることもあり)。
最近では強い立場の荷主が、無理な配送を運送業者に依頼が原因で、結果的にドライバーに基準に違反した長時間労働を強いることが問題視されています。荷主が労働時間等のルールを無視した依頼を強要した場合、国土交通省からの荷主勧告を受ける可能性があります。

荷役とは

『船舶・トラック・航空機・貨車』などに荷物の積み込みを行ったり、荷下ろしを行う作業全般を示します。倉庫やヤード等への入出庫作業も荷役の一つとなります。
荷役作業は手作業で行うものから、フォークリフトやクレーンなどの機材を使用して行うものまで、荷物の大きさにより様々です。

入庫(棚入れ)とは

荷受けした荷物や商品を、倉庫内もしくは倉庫内の所定の棚に納めることをいいます。また、通常倉庫内には複数の棚が設置されていますが、場所の異なる棚間を移動させた際なども、入庫(棚入れ)と呼びます。

入庫とは棚入れとも呼ばれ、倉庫などに運んだ荷物を入れることを言います。棚入れとは倉庫内所定の場所に荷物を収めることをいい、入庫というと荷物を渡して終わりという意味にとらわれがちですが、荷物を渡し、決められた棚に決まった荷物を置くまでの時間短縮の工夫やそれまでの経過のことを入庫ともいうそうです。色々なルートを検証し、荷物の積み方、棚への置き方の工夫など色々な段階があって運送業の仕事がはかどっています。

入庫(荷受け)とは

送り主から送ってきた荷物や商品を受け取ること、もしくは受け取った状態をいいます。一般的に業者間の取引では、荷物の検収も終了したこの状態で、商品の所有が送り主側から受取側に移り買掛金が発生します。

納品代行とは

主に百貨店やスーパーなどの大規模な小売店で、複数の納入業者の納品業務を特定の運送業者が一括で代行して行うことをいいます。これにより、納品エリアや周辺道路などの混雑を低減でき、効率的な納品を行うことが可能になります。
また、納品代行には『荷物の集荷』から『伝票の発行』『納品店舗別の仕分け』『検品作業』などの業務も含まれています。

軒下渡しとは

運送業者のドライバーが受取人と荷物の受渡しを行う際に、受取人の『店舗・倉庫・流通センター』などの施設の搬入口まで運び、荷下ろしする納品の方法をいいます。
荷下ろし後の施設内への運び入れ等は受取人が行います。宅配ピザなどの受渡しも軒下渡しにあたります。

乗越とは

配送のドライバーが集荷の際に伝票にコードを書き間違えて、間違えた営業所や目的地に荷物が届くことを『乗越』と言います。最近では特に大手運送会社で着店コードが自動で出力されるシステムを導入しており、その場合は乗越が発生することはほとんどありません。

ニッチとは

経済用語として大資本のサービス対象にならない市場の隙間を指し、一般用語としては個人の能力に応じた適所や得意分野を意味します。運送業界では、特殊な運送技術を必要とする荷物を専門に扱う業者のことで、取り扱える同業ライバル社が少ないので収益率が比較的高めであることが多いです。

内陸倉庫とは

倉庫の種類わけの一種で、倉庫が立地する土地を内陸か海辺かで区別するときに、内陸にある倉庫をこう呼びます。対語は港湾倉庫です。各流通センター敷地内に建っている倉庫などは内陸倉庫の代表的なものといえます。

抜き取りとは

抜き取り検査の検査を省略した口語です。検査見本採取のことをさします。検査の対象を全数検査がコストや性質的な問題で難しい場合に用いられる検査方法です。対象の一部をサンプルとして検査することで、全体の合否を判断します。全体数に対して、不良や不具合の許容範囲内を保証できる確立で設定した数を抜き取って合否判定を行います。

ノー検品とは

コストや時間短縮のため、小売店側が伝票と商品の確認作業などの検品を行わずに納入すること。欠品や不具合、不良品はもちろん、納品先違いや配送の遅れなどが極めて低く、上質な物流サービスを提供することを保証するために、納入業務の迅速化や混雑や渋滞対策、配送時の製品破損や納品のまつわるあらゆるミス対策などが重要になる。

物流・運送業界で使う用語:は行

はいとは

倉庫などで保管するために、荷物を積み重ねた状態のことをいいます。荷物が規則正しく積み上がった状態を『はい付け』といい、それを取り崩すことを『はい崩し』といいます。また、崩したものを別の場所へはい付けすることを『はい替え』と呼びます。

配送とは

荷物を配達し送り届けることをいいます。一般的には短い距離や小口の荷物を、事業所や個人宅に送り届ける場合に使われることが多です。運ぶ距離や荷物の量によって、次のように表現される場合もあります。『輸送>運送>配送』

ハンガー便とは

紳士服や婦人服などを畳まずに配達する配送方法のことです。服はハンガーに掛けた状態のためシワができることもなく、荷受人に引き渡し後すぐに店舗などに並べることが可能です。また、荷物を梱包したり開梱したりしなくてもよいため、発送人、受取人双方にとってメリットがあります。

判取とは

荷物が受取人に届けられた時点で、受領の証拠として受取人からサインや受領印などをもらう行為をいいます。荷主と運送業者との契約書でもある『送り状』にもらうのが一般的で、荷物が指定の受取人に配達されたことを証明するものです。

バイク便とは

貨物自動車運送事業法という貨物の運搬に関する法律によって定められた、小規模輸送事業である。書類や小物などの比較的小さな物品を、オートバイで運ぶサービス。発送から到着までの時間の制限が短い場合に利用され、大都市では特に多くの需要がある。輸送事業の一つで、書類や小さな荷物をオートバイで運ぶことを意味します。主に都市部で行われ、宅急便では間に合わないような急な配達の要望に対して利用されます。四輪車では通れない狭い道を通ったり、渋滞中に車両の間を通り抜けることが出来るので、通常の宅急便よりも早く配達することが可能です。ほとんどの場合比較的近距離で利用するので、当日の数時間内で配達できるメリットがあります。料金は宅急便よりも高く設定されていることが多いです。

バケットエレベーターとは

垂直搬送をするための機械。数多くのバケット(バケツ)がチェーンなどに取り付けられた搬送用のエレベーターのことである。多くの荷物の運搬が可能。チェーンが上下方向に回転し、高揚程で運ぶことが出来る。

バックヤードとは

店舗の中で、客やクライアントの目に触れない場所。飲食店でバックヤードという時は、売り場とは別に確保された食材の保管場所や厨房のことを指す。利益を生産しがたいスペースなので、効率良く使用出来るように考える必要がある。

バッチとは

プログラム群を処理目的ごとに区切り、それぞれに必要な情報が前もって与えられ、順番に処理していくシステムのことである。出荷作業に関する情報などが一定の時間単位で分割され、情報がまとめられてから一括処理を行う。

バラピッキングとは

注文に応じて、倉庫から商品をひとつずつ運ぶ作業のことを指す。いくつかあるピッキングの種類のうちのひとつで、ピースピッキングと言われることもある。ケースやパレットなど、運び出す単位ごとによって呼び方が異なる。

バンニングとは

コンテナに輸出貨物を積み入れる作業を指す貿易用語。主にフォークリフトなどを使用して行われる。一般的に、「バン積め」「バニング」という言い方もある。コンテナから輸入貨物を積み下ろす作業である「デバンニング」とは逆の意味の用語である。

バーター取引とは

現金を介さない取引や、商品のやりとりのこと。いわゆる物々交換のことである。あるいは、顧客からあるものを購入してもらうかわりに、こちらもその顧客から何かを購入する取引のことを指す。また、サービスの交換にも用いられる用語。

バーチレーターとは

コンベヤの長所を活かした水平移動や、エレベーターの長所を活かした垂直移動を可能にした搬送システムのこと。縦方向にも横方向にも、荷物を簡単に目的の場所へ運ぶことが出来る機械である。荷受部に荷物を自動で入れたり出したり出来る。

パッキングとは

荷造り、梱包することを意味する。または、それを持ち運ぶ際に箱などの入れ物の中のものが壊れないように、また動いて傷がつかないように、すきまに詰める詰め物のことである。また、管や容器の接合部からの液体・気体漏れを防止をするための、ゴムやポリウレタンなどを用いた詰め物のことも指す。

パレタイズとは

物品の輸送において、荷物を安定させて運ぶためにパレットに乗せ固定する作業。パレットへの乗せ方や固定の仕方は物品の形状によって色々ある。また近年では機械化が進み、パレタイザという機械によって自動で行うこともできる。

パレチゼーションとは

荷物を乗せて保管するための荷台であるパレットに荷物を乗せたまま、パレットごと荷物を輸送したり荷下ろしをしたりする物流システムのことを指す。荷物をいちいち下ろしたりせずにパレットごと運搬することによってフォークリフトを使うことができるため運びやすく、効率よく荷物を運ぶことができるというメリットがある。

パーセルとは

小荷物、小包のことを指す。英語の名詞Parselと同音同意である。他動詞のParselは「~を包にする」という意味なので、パーセルはただの荷物というよりも、包装がなされている小包という意味合いが大きい。

ピッキングとは

物流業において、商品を出荷するために、出荷指示に従って倉庫や棚の中から商品を取り出す作業のことを指す。出荷指示の内容に応じた商品をまとめて取り出して後から配送先別へと細かく仕分けていく種まき方式と、出荷先ごとに取り出していく摘み取り方式があり、状況に応じたピッキング方法が採用されている。

物流EDIとは

EDIとは、electronic data interchangeの略。情報を電子化し、紙ではなく、電子データでやり取りすることで作業を効率よく行うことができる。物流における情報である受発注・入荷予定等様々なデータを関係各所にデータとして自動送受信させてスムーズに商品のやり取りを行うことを特にこのように呼ぶ。

物流ABCとは

ABCとはactivity baced costingの略で、活動基準原価計算のことを指す。商品を作る際の原価を、その制作作業・活動(activity)ごとに把握するための計算。これは、商品にかかる原価を詳細に把握することで物流業務自体の評価を的確にし、そのコスト評価も正しく行われることを目的とするものである。

プライバシーマークとは

個人情報の取り扱いに厳しい現代には欠かせないプライバシーマークは、個人情報取り扱いにおいて適切な審査をクリアした民間事業者に使用が認められているマークである。業者間ではpマークとも呼ばれる。使用が認められれば自社製品に使用することができるため、世間に自社の安全性を知ってもらうことができるため、取得に向けて努力する企業が多い。

プラスポイント・マイナスポイントとは

荷物を荷台に積み込む場所を指す。主に集配センター、倉庫等があげられる。荷物を荷台に積み込む際、特に路上で行う場合には対向車や後続車、歩行者等に十分注意をする必要がある。また、荷物は乗せる順番をよく考えて乗せないと、後で荷下ろしの際にタイムロスが発生してしまうため、効率よく下ろせるかつ荷崩れしない安全な乗せ方を瞬時に考えて積んでいくことも必要である。

物流において物品を降ろす地点のことを指す。荷物や人を受けることをプラス、降ろすことをマイナスととらえ、地点を英語にすると荷物の終着地点をマイナスポイントと表現するようになった。逆に荷物の出発地点、荷受け場所のことをプラスポイントと呼ぶこともある。

プロフィットセンターとは

企業の中で利益をあげる部門のこと。どれほど利益が出たか、という点が重要なので、収益と、運営にかかった費用の両方が集計される。それに対し、企業で直接的な利益を生まない人事や総務といった部門をコストセンターと呼び、こちらは運営にかかった費用のみを集計している。そしてこれをプロフィットセンターとは区別して考えていた企業が大半であったが、単純にお金を生むことはなくても、それぞれの業務が何らかの利益を生んでいるという考えから、かつてコストセンターと呼ばれていた部門もプロフィットセンターに位置づける企業が増えてきている。

ベンダーとは

商品を売る売主のことを指す。小売店・メーカー・問屋等、消費者によってベンダーはそれぞれ異なるものである。基本的には製品を販売している企業をベンダーと呼び、開発のみを行うような企業はベンダーとは呼ばないが、それらはソフトウェアベンダー・システムベンダーと呼ばれることもある。
特定の製品を取り扱い販売するベンダーはシングルベンダーと呼ばれ、一方、多くの製品を扱う場合はマルチベンダーと呼ばれている。

保管料とは

荷物の所有者が、自身の所有地ではない場所に荷物を保管する際に必要となる費用。倉敷料とも言う。主に、倉庫業法により国土交通省の許可を得た業者が運営する営業倉庫に荷物を保管させる時に支払う料金のことを指す。

保税地域とは

海外からの物品には関税が課せられるが、税関の輸入許可等の手続きの間、物品を保管しておく場所が必要となる。一時的に、海外の物品を課税しないまま保管しておける場所のことを保税地域と呼ぶ。保税地域は空港、港など海外から物品が搬入される場所に設置される。場所の設置に関する許可は財務大臣などが行う。保税地域における物品の搬出入は、保税地域の管理者が記録するゆるやかな形態をとるが、その保管は厳重にされている。

バラ積みとは

荷物を個別にひとつずつす手作業で積み込んでいくことを言います。荷崩れを起こさないように、重いものや大きいものを下に積ことはもちろん、大きさが異なる荷物を積み上げた形状が平たんになるように重量や形状のバランスを考慮しながら作業する必要があります。積み荷が軽量であっても荷台に昇り降りを繰り返したり、作業を車外と荷台で分けてもひとつづつ持ち上げるため、肉体的な負担の大きい作業になります。平ボディ車で多い積み込み方法で、ウィング車ではあまり行いません。

判取りとは

受け取りの証明に判子をもらうことです。荷物の配送先で受取人から送り状に判子の押印かサインをもらい、受け取りを証明をとします。荷主との個別契約書である送り状は、荷物が届けられたと確証するために判子またはサインをいただく欄がつくられて機能的にデザインされています。
会社によっては受領印など呼び方が変わるところもありますが、意味は同じです。”

普通倉庫とは

倉庫業者が営む倉庫の種類の1つをさします。それぞれの倉庫には保管できる対象が定められており、『普通倉庫』には農業や製造業関連および一般消費者のもの、『冷凍倉庫』には低温で保管が必要な食肉や水産品など、『水面倉庫』は原木などとなっています。また、いづれの倉庫の事業を営むにあたっても国土交通省への届け出と許可が必要になります。これは国民が生活を営む中で、倉庫のはたす役割がとても重要なものとされているからです。

配車とは

必要に応じて車の割り振りを行うことをいいます。主にタクシー業界で使われる場合は、利用客からの依頼を受けたオペレーターが最適なロケーションにいるタクシーを選択しドライバーを客の指定場所へ向かわせる行為になります。タクシー会社によっては回送料金が加算されるところもあります。

ばらまきとは

複数の乗客を乗せた際にそれぞれの乗客を別々の目的地で順番に降ろしていくことを、”ばらまき”と言います。基本的には一度に3人よりも多い乗客を乗せて、乗客一人一人を各人の目的地毎に降ろしていくような場合に利用されます。”ばらまき”の使用方法としては配車室への連絡の際に、”さっきの乗客はばらまいて、最後の客は○○(目的地名)までだった”などのように利用されます。

バンとは

バンとは、荷台が箱型になっていたり、運転席と一体になっていたりする車両のことを言い、総じて荷台に屋根がついている車種のことを指します。その呼称の由来は隊商という意味のCARAVAN(キャラバン)の『VAN』からきたものであり、さらにその語源は、ラクダや馬やロバを連れて様々な物資を運び、イスラム圏やシルクロードなどの流通を担っていた移動集団の呼称であるペルシャ語のKARAVANま(カラヴァン)で遡ります。トラックの場合は荷台にアルミ製の箱を取り付けていることからアルミバンと呼ばれることもあります。バンは荷台が箱型になっているため、平ボディよりも風雨から荷物を守ることに優れているという利点もありますが、積載量の面でいうと箱(ボディ)の重量があるため、平ボディよりも積荷の重量はが少なくなるという欠点もあります。

物流・運送業界で使う用語:ま行・や行・ら行

間口とは

物品を搬出入する際の出入り口のことで、家屋などにおいては玄関口や道路に面した出入口のことを指す。物品を搬出入する際は、その品物が間口より小さくなければ搬入できないこともあり、その幅や高さなどの長さのことを間口寸法と呼ぶ。

マテハン・マテハン機器とは

マテリアルハンドリングの略称であり、物流における物品の管理や移動、梱包等の製造工程における物の管理、生産拠点などで使われる様々な荷役移動に関する機器のすべてのことを指します。製造工程を管理するために重要な事柄で、それらを自動化ないし効率化するための機器をマテハン機器とも呼ぶこともあり、例えばフォークリフト、パレット、コンベア、立体自動倉庫、コンテナクレーンなどの各種吊り下げ機器、ローラコンベヤなどの運送機器、昇降機などが挙げられますが、マテハン機器といった呼び方は主に現場での呼び方となります。運搬の自動化による労働力削減、時間効率上昇などの目的で活用され、生産性向上やコスト削減を目指すためになくてはならない機器のことを指します。

マニフェストとは

物流においては、産業廃棄物管理票のことを指す場合が多い。産業廃棄物の不法投棄が社会的な問題となり、その処理が適正に実施されるように定めたのがマニフェスト制度である。マニフェストにおいてその処理方法や数量、処理完了の届け出などが行われる重要な書類となっている。政治家の使うマニフェストとは全く別の事柄である。

ミルクランとは

物流用語として使われている言葉で、複数の地点を順番に回り、荷物を受け取る方式のことです。一つ一つの地点から発送されるよりも、まとめてそれらを受け取りに行った方が効率的な場合に、この方式が利用されます。牛乳を商品とする業者などが、牧場を順に回って、牛乳を回収する様子が由来となっています。日本語でいうと巡回集荷。メーカーが部品製造業者を回り、部品を集荷する方式のことを指しますが、ちょうど、牛乳製造業者が酪農家の間を巡回し牛乳を集荷したことからこのように名付けられましたが。逆に、部品納入業者がメーカーに部品を納品することをジャストインタイム方式と呼びます。
従来は『かんばん方式』が日本の主流となっていたがこの巡回集荷方式を採用する企業も増えています。

メザニンとは

倉庫など荷物を保管するような場所において、無駄な空間を有効利用するために倉庫の中二階に当たる高さに作られた『組み立て』『解体』が簡単にできる仮設の棚のことです。この仮設棚は倉庫とは独立しているため倉庫自体に何ら影響を与えません。別名『積載ラック』とも呼ばれ、荷物などを置くフロアスペースを二倍から三倍に増やすことができます。

メタノール車とは

天然ガスを主原料とするメタノール(メチルアルコール)を燃料とした自動車のことで、ガソリンや軽油を燃料とするガソリン車やディーゼル車と比較すると窒素酸化物や粒子状物質の排出が少ない低公害です。しかし、例えばディーゼル車の軽油に比べ燃費が悪く同一距離を走行する場合、約2倍のメチルアルコールが必要となるため、燃料タンクが大きくなってしまうというデメリットがあります。

持出とは

荷主からのまとまった荷物を各エリアの配達拠点に配送後、その配達店から個々の荷物を配達するべき会社や家庭などに宅配するために担当ドライバーが軽トラなどに積んでいる状態のことです。ちょうど宅配業者が各家庭などに宅配している、いわば配達中の状態といえます。

モーダルシフトとは

貨物のトラック輸送や旅客の輸送において、地球の環境破壊となる排気ガスによる大気汚染やCO2排出量の増加問題や、地球資源の枯渇化につながる輸送のための原油等の使用量の増加問題、さらに交通渋滞の拡大や交通事故の多発につながるという観点からトラック輸送を鉄道や船舶,航空機による輸送に移行させることをいいます。

緑ナンバーとは

自動車を利用するにあたって必ず設置する義務のあるナンバープレートの中で、私用で使われる自動車のプレートは白地で緑文字というものですが、社用で利用される自動車に設置するプレートは緑地に白文字という形になっています。このプレートのことを”緑ナンバー”と呼びます。運送用として利用されるトラックや観光バス及びタクシーなどが営業車に分類され、”緑ナンバー”を付ける必要があります。”緑ナンバー”と”白ナンバー”の違いは用途だけではなく、自動車税や自動車重量税なども異なります。運送業者は”緑ナンバー”を取得するメリットはいくつかありますが、顧客からの信用が上がるというメリットは大きなものです。

水屋とは

運送業会で使用される言葉で、自分以外の人に荷物の運送を委託して委託した運送業社から利益をとることを指します。このような事業は正式には貨物利用運送事業といわれ、運送業者のほとんどが運送業をしながら水屋の業務も行っています。

面とは

荷物を積み上げるときに、1段にいくつ並べるかに使われるのが面という単位です。例えば、1段に6個並べて積むと6面です。6本と言うこともあります。お客さんから何面で積んでほしいとあらかじめ指示があることもあり、もし荷台にもっと多く積めそうな場合でも、指示された面数で積みます。積み荷に面数の指示が書いてあることもあります。面数に指示がないときは、荷物と荷台の大きさからベストな積み方を考えて積む必要があります。

床耐荷重とは

例えば4tトラックには最大積載量4tまで荷物を載せることができます。同様に建物の床は設置される物の重さに耐え得る構造でなければいけません。安全に床に設置できる荷重のことです。建物の梁,柱,基礎などの構造や骨組みにより決まってきます。

輸送とは

物流には輸送>運送(運輸)>配送という順に使い分けがあり、ある地点から目的地に『物』や『人』を自動車,鉄道,航空機などを用いて、安全かつ品質を維持したまま移動させることをいいます。一般的に長距離で比較的大量の『物』『人』を移動させることを『輸送』といい、短距離で個々の『物』を軽トラなどで配達して送り届けることを『配送』といいます。

ユニットロードとは

個々の荷物を重量や体積などのある単位に取りまとめた状態で取り扱い、輸送,保管,荷役と一連の流れを機械で行うことが可能となります。まとめる機材としては、台車,ボックス,パレット,コンテナ,容器などがあります。発送地から目的地までの輸送から保管を一貫してスムーズに行うことができ、運用効率を向上させるメリットがあります。

庸車(傭車)とは

時期や季節から配送が繁盛している際(大手の運送会社が繁忙期など自社の保有台数だけでは足りない際)、トラックやドライバーが不足したときに他の運送業者のトラックやドライバー、自社の下請けや個人事業主の業者に一時的な応援を頼んで配送を行うことをいいます。元々は傭兵と車を足した言葉で自分の事業所の仕事を下請けの配達人や個人で行っている運業者に依頼して配送することです。通常は足りなくなった時のみに傭車を依頼することで緊急時の配送時間が間に合わない、人員が足りないため配送が遅れるといったトラブルも防ぐことができます。

普段は固定費軽減のため自社台数を制限します。荷主にとってのメリットは、緊急時の対応ができること・繁忙期でも計画的な配送ができることです。運送会社にとってのメリットは、安定した収入を確保できることなどです。しかし孫受け・ひ孫受けの運送業者さんにとって、割に合わないなどのデメリットが生じがちです。

横持ちとは

横持ちというのは、物流輸送における途中経由地点間輸送のことです。本来物流は、送り主・輸送会社・受取人の方のためには最短の距離で搬送することが望ましいです。しかしながら、物流加工・小分け(ピッキング作業)・配送センターでの行先別集約作業などといった都合が生じがちです。このような事情で、最短距離ではない場所を経由して配送が行われることが一般的となっています。なおビルなどで似たような形式の輸送方法をする場合は、「縦持ち」という言葉もあります。

ヤード・コンテナヤードとは

ヤード・コンテナヤードとは運送されてきたコンテナを一時的に集積、保管する場所のことです。港に設置されたコンテナヤードは船で運ばれてきたコンテナをトラックに積み替えて各地に陸送したり、各地から陸送されてきた荷物を船に積み替えて海上輸送するための重要な拠点となっています。  また保税地域として1ヶ月間の関税徴収の留保が認められておりその期間に輸出入手続きを行うことができるようになっています。

流通加工とは

流通加工というのは、流通の段階で商品価値を高めるために種々の加工を施すことです。商品そのものに手を加える「生産加工」(組み立て・切断など)と、商品自体には手を加えない販促促進を目的とした「販促加工」(値札付け・セット組み等)に分類されます。そして、主に倉庫や物流センターで行われます。ただでさえ物が売れにくいこのご時世に、このような手法で付加価値を付与し競合他社製品に差異をつける方法の一つでありカギとも考えられています。

利用運送とは

利用運送というのは、荷主より貨物を預かり、自社以外の輸送業者の運送を使用して貨物運送を行う事業のことです。貨物利用運送事業とも呼ばれ、この事業を営むには国土交通大臣の許可が必要です。荷主先までの集荷・配送の一部を行うのか、全てを行うのかによって第一種と第二種に分類されます。なお外資企業による利用運送事業には、会社役員の人数や議決権人数における外国人・外国法人が3分の1以上を占めてはならないという制限が設けられています。

リードタイムとは

発注のタイミングを起点として品物が注文者の手元に届くまでの期間を指し、日数で表記するのが一般的です。リードタイムを基準として物流の評価を行うケースも多くあります。

ルート配送とは

商材や書類などを前もって決められた順序通りに配送することで、スピード・経費についての合理化だけでなく顧客の満足度の改善も期待できる配送の形態。

レイバーコントロールとは

レイバーコントロールとは、別名LCSとも呼ばれ、人的資源の効率運用のこと。人的資源とは、その人の持つ優れた能力がもたらす経済的な価値のことである。パート・アルバイトの労働時間のスケジュールをうまく管理し、必要な時に必要な人員を補充することを目的とした人材運用の手段である。飲食店や小売店などでは、レイバーコントロールを行うのが一般的だが、倉庫倉庫などでは、レイバーコントロールを行なっているところは、まだすくないとされている。

ロジスティクスとは

ロジスティクスとは、「物流」と同義語として扱われていることが多いが、元々は、軍隊用語で「兵站(へいたん)」として訳される。作戦計画に従い、兵器や兵員の調達や、管理などのすべての活動のこと。ここでいう、ロジスティスクは、製品の調達から販売、消耗品の供給などの物流的な面の他に、製品のメンテナンスからライフサイクルを課題とする業務を対象としている。

ロットとは

“組”“群”“一口”などの意味の英単語”lot”に由来し、物流全般に渡る色々な作業の過程で、扱う貨物の処理単位を指します。
注文を受けてから品物の到着までの流れの中で、発注、製造、運搬、販売などそれぞれの処理目的に適ったロットがあります。

ロット記号とは

商品情報すなわち商品の製造日や時間、機械などを表すアルファベットの記号を記載した番号のことです。番号は『いつ、どこで、どのような機械を用いて製造されたのか』という情報をアルファベット1〜2文字で表したものです。通常は工場など各製造所の所在を表す『製造所固有記号』と併記され、主に社内での管理に活用されます。

日時や機械を特定することに使用され、直接手で製品に書き込むよりも表示する面積が小さくて済み、製品の加工、製造過程をしっかりと明確に記載することができ、不良品やトラブルがあっても、原因の箇所や場所がはっきりと分かるようになっています。製品を製造する側からすると、発送前に対応が行えるので、リスクが少なく安全に運ぶことができます。

ロードプライシングとは

特定のエリアや特定の時間帯に進入する自動車利用者へ直接課金を課すもので、『混雑税』『通行課金』『道路課金』とも呼ばれます。自動車交通量を抑制し、交通問題や大気汚染問題の改善を図る『交通需要マネジメント(TDM)』施策の一つです。

路線荷物とは

路線会社のトラックに許可を得て荷物を混載させてもらい、路線ルートと拠点を複数経由しながら輸送する方法です。直行便よりも割安で利用できますが、配送日数は多くなります。さらに拠点で荷物の積み替えがあることから誤送のトラブルが発生しやすいリスクがあります。

領収書とは

領収書という言葉は、代金を支払った証拠となる書類のことです。タクシー業界でのこの言葉の使われ方としては、主に都心部で営業しているタクシー会社では車内に搭載されているメーターと連動してレシートが自動で発行されるような仕組みになっています。メーターと連動させることでトラブルを防ぐという効果があります。

路線便とは

荷物の輸送方法のひとつで、1台のトラックに複数の依頼主の荷物を混載する輸送方法です。貸切便やチャーター便のように荷受けから目的地まで直行する方法を使っていないので、配送にかかる時間は余分にかかってしまいますが、トラック1台分の使用料を払うのではなく、トラックに積まれたすべての荷物のうち自分の依頼した荷物がどのくらいの割合かで料金を算出するので、少ない荷物を頼みたいときや大きな荷物が多く隙間が空いてしまうときでも余計な料金を払うことなく利用することができます。ただし、荷物1つあたりの料金は割高である、配送ルート上で何度も荷物を積み替えるので荷物が傷みやすい、荷物が誤って違う場所におろされてしまうなどのデメリットもあります。

物流・運送業界で使う用語:わ行・英数字

ワークサンプリングとは

ワークサンプリングとは、観測する時点をあらかじめ複数決め、その時点になったときの工場内の状況を確認し記録したのちに集計することで、全体的な稼働状況の統計を導く方法を意味します。また、観測する時間をあらかじめ決めることにより、観測者も常時対象を観測する必要がなく、時間まで別の仕事をすることができるメリットがあります。

ワンストップサービスとは

物流に関する様々な手続や受付などのサービスを一括(一か所)で受けられること。多種多様のサービスを展開する配送業者にとって、手続きの手間が省けることにより、配送のスピードアップやコストダウンに繋がり、非常に利便性が高い仕組みである

ASNデータとは

発注した商品が物流センターから出荷される際に、発送先へ出荷情報を電子データで送付することです。『事前出荷情報』『事前出荷明細』とも呼ばれます。発送先はあらかじめ出荷情報を把握できるため、人員や機械などの手配をスムーズに行うことができ、荷受時の作業軽減に繋がります。

AFS(アダプティブ・フロントライティングシステム)とは

自動車のヘッドライトの構造の一種です。車速とステアリング舵角を検知して、ハンドルを切った方向にヘッドライトが動くシステムです。カーブや交差点でも明るい視界が確保できるため、交通事故の防止に繋がります。

AGV(オートメイテッド・ガイデッド・ヴィークル)とは

自動運転車の一種で、人間が運転しなくても走行できる搬送用台車のことです。床面に磁気テープや磁気棒を備え付けることにより磁気を発生させ、無人走行が可能となる仕組みです。積載物の積み下ろしができるものもあります。

BTO(ビルド・トゥ・オーダー)とは

『注文に応じて組み立てる』という意味で受注生産方式のことを指します。注文に応じて部品を組み立てて販売するので、メーカーは完成品の在庫を持つ必要がありません。パソコンや自動車などの製造業で実現されているビジネスモデルです。

BtoCとは

『Business to Consumer』の略で企業が一般消費者に対して商品を販売したり、サービスを提供したりするビジネス形態のことです。toを2に置き換えて『B2C』とも呼ばれます。これに対し、企業間の取引を『BtoB』『B2B』と言います。

B/Nとは

『Bill of Lading』の略で船荷証券のことです。貿易を行う際に船社が荷主から貨物を受け取り、船積みしたことを証明する船積書類の一つです。運送規約に基づいて発行される有価証券であり、船社やNVOCCが発行しています。船舶運送業界で使われている言葉です。荷物を運ぶ際に船側から荷物を受け取る側との間でやり取りされる書類です。書類には、運ばれた荷物の状態などが記されています。この書類はトラブルがあった際に証拠になるので大切に保管しておきます。重要な書類の一つです。

BPR(ビジネス・プロセス・リエンジニアリング)とは

既存の業務構造を俯瞰的に分析することで、企業の業務プロセスや組織構造、ビジネスルールを抜本的に見直し、より効率的なものに再設計(リエンジニアリング)する取り組みです。業務改革とも言われており、企業が存続するための経営コンセプトとして注目されています。

CALS/ECとは

企業間や組織間で発生するあらゆる情報を電子化することにより、業務の効率化やコスト縮減などを図る取り組みです。ネットワークを活用することで、各業務部門をまたいだ情報の共有や有効活用が可能となります。『公共事業支援統合情報システム』とも呼ばれます。

CIF(コスト・インシュランス アンド フレイト)とは

CIF(コスト・インシュランスアンドフレイト)とは、商社・貿易会社・メーカーなどの貿易活動における取引条件の一つのことです。売主(輸出業者)は、貨物を荷揚げ地の港で荷揚げするまでの全費用(運賃、海上保険料、各種手続き料、作業料など)を負担します。なお荷物に対する売主(輸出業者)へ帰する責任(リスク)は、荷物が積み地の港で本船に積み込まれた時点までとなります。つまり売り主の費用負担範囲と責任所在範囲が若干異なってくるという点が、留意点となります。

CS(カスタマー・サティスファクション)とは

CS(カスタマー・サティスファクション)とは、人が物品を購入したり何らかのサービスを受けたりするときに、その購入物やサービスに対して感じる何らかの満足感のことです。顧客は顧客満足を得たときに、物品やサービスを購入すると考えられています。企業はこの顧客満足を定期的に評価します。もし顧客満足度があがると、自社のイメージと自社商品の価値観が上がったと解釈する傾向にあります。そしてこの顧客満足度は、次期商品開発などに対する重要な参考項目の一つにもなります。

CNG車とは

CNG車とは、圧縮された天然ガスを燃料とするエンジンを搭載した自動車のことです。ガソリン車や軽油車と比べ、CO2(二酸化炭素)やNOX(窒素酸化物)等の排出量が少ないことが大きな特徴となっています。そしてディーゼルエンジン車よりも、黒煙などの有害物質が排出されません。このように環境対策を考慮された低公害車です。ただ価格が高く、製造台数が多くはありません。燃料タンクが大きくなるので、トレーラーなどには適しません。

CFS(コンテナ・フレイト・ステーション)とは

CFS(コンテナ・フレイト・ステーション)とは、コンテナターミナル内で小口貨物を1本のコンテナに混載したり、コンテナから取り出したりする際に使用する集積場・保管場所のことです。貨物量がコンテナ1本に満たない小口貨物の場合、届け先が同じ地域・方面となっている他の貨物と混載して整理します。そして、本船ごとにコンテナを仕立てて積載します。このように同時にかつ効率的に運べます。輸入でこの方法を使う場合は、CFSから貨物を取り出して荷主に引き渡します。

CMBS(コーション・ミチゲーション・ブレーキシステム)とは

CMBS(コーション・ミチゲーション・ブレーキシステム)とは、追突事故を未然に防ぐために自動車へ搭載されたシステムのことです。まず追突の危険が生じますと、運転手に警報を鳴らして危険を知らせます。そして警報の他、シートベルト引き込み・インパネ内表示という方法も発動されます。そして追突が回避できないとコンピュータが判断した際は、自動的にブレーキをかけ追突被害を極力抑えるという機能もあります。このように従来にはなかった、事故防止のための画期的な安全制御装置なのです。

CY(コンテナヤード)とは

container yardの略で、その名の通りコンテナを置いておく施設。船会社が荷主から預かった中身の入っているコンテナを集め、蔵置を行う場所。関税に関する手続きもこの中で行うことが可能なため、コンテナの受け渡しを行うという役割も持っている。船会社が指定している運送会社が運営している場合がほとんどである。

PVCとは

ポリビニールクロライドの略です。ポリ塩化ビニル化合物です。タクシーの座席やパンフレット入れなどに使われている素材です。水に強く、丈夫で燃えにくい性質を持っています。他にも水道管や建築材料にも使われています。また、燃やした時に二酸化炭素や有害物質が出にくいというりてんもあります。

FBとは

トラックドライバー同士の無線の会話では『良いこと』をFBといいます。これはFine Business の頭文字からとってFBとなります。同じ意味で“エフビック”という無線用語も使われています。

物流業界の人手不足から強いられる過酷な労働状況がニュースにも取り上げられることの多い昨今。このFBという言葉が、トラックドライバー同士の会話の中に頻繁に登場するような環境や条件で仕事ができることがなにより望まれています。

AFSとは

AFS(アダプティブ・フロントライティングシステム)とは、ハンドル操作に応じた車前方をライトが検知し照らし出す仕組みのことを言います。そのためハンドルを右にきっても左に切っても常に前方を明るく照らすことができます。夜間でも大きく視認性が向上することから運転者の負担が減り、事故の危険性をも減らすメリットがあります。また、オートレベリング機能といって車の姿勢変化に応じてライトの位置を上下に自動調節する機能もあります。左右上下に適切な位置を感知し、常に前方を照らし続けることが可能であるため、運転者並びに対向車にも配慮した安全な運転を可能にする機能となっています。

AGVとは

AGVとは自動で運転操作ができる無人搬送車のことを指します。主に物流倉庫や、製造ラインで荷物の搬送に利用されています。無人搬送車は大きく分けて、搬送車、けん引車、フォークリフトなどがあり、より多くの荷物を運ぶ際には、けん引車、フォークリフトが活用されます。人の手をかけずとも目的の場所へ自動で荷物が運べるようになることから、作業量低減、人員削減へと繋がり、ひいては企業のコストダウンを図ることも可能になります。

BPRとは

BPRとは企業における既存の業務プロセス問題点を明らかにし、改革していく取り組みのことを言います。改革による業務効率化は、顧客ひいては企業の利益向上を目的とします。分析手法は、活動単位でのコスト削減を図る『活動基準原価計算(ABC)』、経営戦略の分析から企業方向性を修正する『バランスド・スコアカード(BSC)』などの方法があります。車両における現在の課題は、年々増え続ける(平成23年から27年にかけ申請件数、審査日数が1.2~1.6倍に増えている)特殊車両の道路通行に必要な許可について迅速な審査を行うことが国土交通省の課題となっています。

BTOとは

BTOとはインターネット上で行う受注生産のことを言い、意味を同じくする用語としてCTO(custom to order)があります。主にパソコンや自動車などの製造販売にて利用されています。メーカー側は流動させやすい部品(パーツ)にて商品を確保しておくことができ、不良在庫を抱えるリスクを減らせます。消費者は製品に必要な機能だけ装備し、不要な機能は省いて製品の価格上昇を抑えるなどの組み合わせの自由が生まれます。自動車のBTOの場合『オンライン見積もり』と呼ばれる専用のWebページを設け、注文を受け付けていることが多いようです。製品によって選択できる部品(オプション)に制限がありますが、写真にて組み合わせを確認しながら選ぶことができるため、より希望に近い製品を購入することが可能になります。

CSとは

CSとは、顧客満足もしくは顧客満足度のことを言います。ある特定の商品やサービスについて顧客の満足度がどの程度であるか算出することで、満足度を目に見える形にしていきます。満足度が高い顧客はリピーターとなり、結果的に企業へ大きな利益をもたらします。
サービス業などの需要が高まる中、生産者が重要視しがちな商品の質や方向性を高めていくよりも、実際に商品を使う顧客の視点で満足度を高めていくことが、より確実に購入される商品やサービスとなることからCSが重要視されています。

ASNデータ(アドバンスド・シップ・ノーティス)とは

事前出荷通知(Advance ship noticeもしくは、Advanced Shipping Notice)のことで、荷物が届くより早く見ることができる荷物の電子データです。ASNデータには『注文情報、詳細説明、取り扱い情報、運送業者情報』などが含まれます。実際に荷物が届く前に荷物の詳細をより細かく確認することができるため、受け取り側が効率的に荷物を受け取ることへ役立っています。もし一般的な配送のように荷物と伝票が同時に届けば伝票を見ながら都度対処を行わなければならず、労働力、時間共に消費してしまいます。しかしASNデータがあることでこれらのデメリット解消することができるのです。

D/O(デリバリー・オーダー)とは

船が港に到着した際に、船主や船長が買主へ荷物を引き渡すために行う一連の作業を指示するための書類。荷渡指示書とも呼ばれる。基本的には、船主が買主から船荷証券を受け取ったのちに発行され、D/Oと交換で荷物を手渡すこととされているが、現実には万が一船荷証券が無くとも、買主が信用できると判断された場合にはD/Oが発行される場合が多い。

DC(ディストリビューション・センター)とは

多く入荷させた荷物を一時的に保管しておくために作られた商品保管施設で、物流を行ううえで必要とされることがとても多い。これらの商品は一旦在庫として保管されることになる。DCの中で保管している荷物は出荷しやすいように整理して保管され、必要な時に必要な分だけを出荷できるようにしているのが一般的。これに対し、商品を保管せずに即座に発送するための施設も存在しており、これをTC、トランスファーセンターと呼ぶ。

DPS(デジタル・ピッキング・システム)とは

表示器棚を利用したピッキング作業支援システムのこと。表示器ランプが光って目的の品がある場所を自動で従業員に知らせることができる。従業員は在庫棚の場所に詳しくなくとも、光っている場所まで足を運び、指示された通りの品を手に取ればよいだけとなるので、誰にでもでき、従来の作業より圧倒的に効率がよくなるというメリットがある。

DPF(ディーゼル・パーティキュレート・フィルター)とは

ディーゼル車が出す排気ガスに含まれている有害物質を集め除去することができる装置のこと。有害物質とは主に大気汚染で問題となっているPMを指す。DPFの中には、PMを捕集し、それを燃焼処理することができるタイプのものもある。マフラーの中に内蔵されるもので、DPFのついた車は専用エンジンオイルを使う必要があったり、マフラー改造は厳禁である等の制限がある。

EOS(エレクトロニック・オーダリング・システム)とは

企業間でやりとりされる電子自動発注システムのこと。発注する数をコンピュータ上に入力すると、その情報が即座に関係各所に送られるシステムになっているので、主に小売店の作業効率アップに役立っている。発注数、仕入れ状況、支払い等の情報を全て一括管理することで、速いかつ正確な情報共有が可能となっている。

EC物流とは

ネット通販をはじめとしたインターネットを活用した通信取り引きのこと。近年ではインターネットショップの数が増え、オークションサイト等の発達も目覚ましく、まさにEC物流はなくてはならないものとなっている。商品の購入、発送だけではなく、商品包装や商品保管等、その業務は多岐に渡っている。

ETC(エレクトロニック・トール・コレクション・システム)とは

高速道路や有料道路での料金精算を、人ではなく無線通信で自動的に行えるようにしたもの。電子料金受領システム。人を配置して料金のやりとりをする際と違いノンストップで料金の支払いを行えるため、効率がよく、また人件費削減にも繋がっている。また、時間帯によってはETC支払いだと割引を行うサービスもあり、高速道路有料道路への集客も促している。

EBD(エレクトロニック・ブレーキフォース・ディストリビューション)とは

電子制御制動力分配システムをこのように呼ぶ。車の積載量に応じて、前輪後輪のブレーキのバランスを自動で調節する。ブレーキを踏んだ際の微妙なスリップ差を感知して最適なバランスを実現している。特に積載量で後輪の負荷が大きくなるミニバンやワゴン車に有効である。

FEU(フォーティフィート・イクイヴァレント・ユニット)とは

物流業界において独自に使用される貨物の量を示す単位のこと。貨物を40フィートのコンテナに換算した場合、その量がどれくらいあるのかを示す。ちなみにフィートは長さを表わす単位で、1フィートは0,3048メートル。5FEUと書かれた場合には、40フィートのコンテナ5個分の荷物、という意味である。一方、20フィートのコンテナに換算した荷物量の単位をTEUといい、一般的にはFEUよりもTEUの方がよく使われる。

FOB(フリー・オン・ボード)とは

荷物を輸出入する際に、荷物を船に積み込むまでの梱包費や検査、関税を通る際の費用や様々なリスクを輸出者が負担し、それ以降の船の運賃、輸入関税費は輸入者が負担するという輸出入条件のこと。負担する者が変わるのは、荷物が船の船上に置かれた時点からとなっている。

D/Oとは D/O(delivery order)とは

荷渡指図書のことをいいます。主に貿易の際に使用される書類で、税関取り締まり対象となる外国からの荷物を輸出、輸入後、倉庫(保税蔵置場)などから荷物を受け取る際に必要になります。基本的に荷物を受け取る側が、船舶、航空運送業者に対して船荷証券(B/L)を渡し、後にD/Oを受け取る形となり、荷物の引き渡しが行われます。言い換えると、B/Oによる支払い証明を行うことで、『荷物を受け取っても良い、どの荷物を受け取るか』などの指示書(D/O)を受け取る、ひいては荷物受け取り許可が下りるということです。

GPS(グローバル・ポジショニング・システム)とは

スマートフォンやカーナビ等、様々なところに活用され、人々の生活にも非常に馴染みの深い位置測定装置。位置測定衛星を活用し、瞬時に現在地や移動した時の速度、時間等の情報を受信し、知ることができる。便利なものである一方、悪用されるとプライバシーの侵害にも繋がるため、注意と対策が必要となるものである。

ISO(インターナショナル・オーガニゼーション・フォー・スタンダーディゼーション)とは

もともとはスイスのジュネーブに本部を置いている国際標準化機構のことであるが、そのISOが定めた国際的に統一した品質保証基準・規格のことを指す。国際的な取り引きをしていくうえで、明確な基準があった方が効率がよいと設定されたもの。基準の制定や改定をするには参加国の投票が必要となる。参加国は現在165か国で、我が国日本も参加している。ISO9001は品質マネジメント、ISO14001は環境マネジメント等、番号で基準が分けられている。

ITS(インテリジェント・トランスポート・システム)とは

高度道路交通システムのことを指す。最先端の情報通信で、交通を円滑に進められるようにするためのシステムの総称。そのシステムは多岐に渡っており、バスのロケーションシステムや、今若者に人気のカーシェアリングの予約等もこれに含まれている。

JANコードとは

商品に必ずついているバーコードに記載された番号のこと。JANとはjapanese article numberの略一般的に0~9までの数字を使った13桁の数字で構成されていることがほとんどだが、まれに8桁で構成された短縮バージョンもある。45か49で始まるのが日本の商品である証。
品物に番号をふることで商品管理をしやすくなる。

KIT(キョウドウ・インフォメーション・オブ・トランスポート)とは

公益社団法人全日本トラック協会が開発し、日本貨物運送協同組合連合会が運営する求荷、求車の運送情報共有システムのこと。中小トラック運送会社が主な活用者となる。情報を素早く公開、共有することで、運送業者の新規開拓や融通配車をするのに役立っている。WEBKITと言われることもある。

KYTとは

危険、予知、トレーニングの3つの頭文字を合わせた造語で、危険予知を行うためのトレーニングを指す。工場や運送業、建設業等の特に事故が起きやすい職場では、このKYTが欠かせない。事故を防ぐために定期的に話し合いの場を設けたり、危険に対する対策を考えることが必要である。

LKAS(レーン・キープ・アシスト・システム)とは

特に高速道路を走る際、車が車線の左右どちらかに寄ってしまって事故が起こるのを防ぐために、車の前方につけたカメラで白線をとらえ、常時車線の真ん中を走行できるように自動的にハンドル操作を調節してドライバーの負担を軽減してくれるシステム。

L/C(レター・オブ・クレジット)とは

日本語では信用状と呼ばれるもの。銀行が発行する所謂支払い確約書のことを指す。貿易で商品の売買をする際に料金の支払いが保証されているため、輸出側が安心して商品を発送することができる。また、輸入者側にしても、商品代金を前払いする必要がないため、双方にメリットがある。

OCR(オプティカル・キャラクター・レコグニション/リーダー)とは

手書きの文字もしくは印刷されている文字を光学的に自動読み取りする機械のこと。
文字の輪郭を認識し、なんと書いてあるのかを瞬時に判断する。大量にあるハガキや書類等の仕分けを手作業ではなくOCRを導入することで作業効率が大幅に上がるメリットがある。

M&Aとは

企業の合併や買収のこと。資本提携を行ったり営業権を譲渡したりした際は、もとの会社は社名が変わることはないので合併買収とは言わない場合もあるが、この場合もM&Aと認識される。ある会社の経営を実質的に支配するようになることを指す。

なお英語表記の Merger & Acquisitions の頭文字をとってM&A(エムアンドエー)と一般的に呼ばれています。その形態としては『合併』と『買収』のほかに『業務提携』や『資本提携』などの形態があります。『合併』は複数の会社が一つの会社になることをいい、『新設合併』と『吸収合併』があります。『買収』は一方の会社の株式を過半数取得して経営の支配権を握ることです。『業務提携』は企業同士の技術や知識や経験を互いの利益のために共有して特定の分野で協力をすることです。提携する分野には技術部門、生産部門、販売部門があります。『資本提携』はお互いの会社が独立したままで相手側の株式を持つことによって関係を強化していくことです。資本参加や相互保有といった方法があります。M&Aを行う目的は、新規事業や市場への参入、業界再編、事業統合、競争力の強化、企業価値を高める、資金手当て、企業救済などになります。大企業の場合は、国際競争力をつけるためや国内市場シェア確保のためや破綻企業の再生のためなどに行われることが動機として多くみられますが、国内の中小企業においては後継者問題や将来性の不安の問題解決手段として多く行われています。国内の約9割が中小企業という運送業界においても同じことがいえます。震災復興やオリンピック等により今後ますます運送会社に対する需要は増加すると見込まれていますが、一方で中小企業ならではの経営資金の不足やドライバー高齢化による人手不足さらには他社との競争の激化など抱える問題も大きいものになってきています。そのため業界再編としてのM&Aを用いた活性化が起こると予測されます。M&Aによって運送会社は、経営資源の確保や物流の差別化や実働率や積載効率の向上、さらには経営面でも事業継承(後継者)問題の解決、従業員の雇用維持、事業拡大やサービスの向上というメリットが期待できます。そういったM&A成功のカギを握るのは、どの会社とするのかという『組み合わせ』と『条件交渉等のあり方』そして『M&A後のマネージメント』が重要だと言われています。企業内での対策が難しい場合にはニーズに合った優良なコンサルティング会社を選ぶことも成功の要因になるといえます。

PM(パーティキュレート・マター)とは

数年前から大気汚染の原因ともして騒がれている有害物質。ミクロン単位の固体もしくは液体の粒でディーゼルエンジンから排出されるものもある。ディーゼルエンジンから出るPMは非常の細かいものが含まれるので大気中に浮遊し、大気汚染に大きな影響を及ぼしている。

PVC(ポリビニールクロライド)とは

ポリ塩化ビニールのこと。紫外線があたると劣化しやすいため、利用する際には可塑剤を使用して柔らかくし、劣化を防ぐために安定剤も加える必要がある。
燃えにくい性質で電気を通さない絶縁体のため、配管パイプや自動車の部品として使用されることがある。しかし、燃やすとダイオキシンが発生する等の問題を抱えている。

POSシステム(ポイント・オブ・セール・システム)とは

販売時点情報管理システムの略で、商品情報(商品名、販売日時、価格、数量など)を集計し管理する仕組みのこと。スーパー等で購入の際に商品バーコードをレジで読み取る作業はPOSシステムの代表例である。集約された販売データは、在庫管理や販売促進に活用できる。

RFID(ラジオ・フリーケンシー・アイデンティフィケーション)とは

近距離無線通信を用いた自動認識技術のこと。トランスポンダと呼ばれる電波中継機を装着することで、RFタグを取り付けた対象物の個体識別コードを読み込み管理できる。現在主流のバーコードとは異なり、電波が届く範囲であれば直接タグをかざさなくても読み取りができるため、流通分野で作業の効率化の面で重要な役割を担っている。

POSシステムとは

『POS(Point Of Sales)』は元々『商品を販売した時点』でその情報を記録したり集計したりすることを意味していました。現在では記録、集計だけではなくその情報をもとに様々な管理や分析を行う仕組み全体のことを意味します。1970年代に始まったシステムですが、その時に大きく貢献したのはバーコード技術でした。商品につけられたバーコードをレジの端末やスキャナーで読み取ることにより、単品単位で商品および販売の管理をすることが可能になったからです。この技術と仕組みが広く普及するきっかけとなったのは1983年にセブンイレブンが全国の店舗2000か所にPOSを導入したことだと言われています。当初は集積したデータは自社サーバーで管理するというオンプレミス型が主流でした。この方法はサーバーメンテナンスに多くの費用を要することや災害時のバックアップ体制などに課題がありました。これが近年ではタブレットやスマートフォンの普及により導入コストの低いタブレット型が登場してきました。この多くはタブレットなどの端末にソフトウェアをインストールしてクラウドサーバーにデータを保存するというクラウド型という方法をとっています。POSには、複数店舗の売り上げや在庫状況をリアルタイムで管理できること、正確で素早い作業はレジ業務の効率化につながること、会計処理も簡易化すること、売れ筋商品の把握や欠品防止など販売の予測や分析ができることなどなど多くのメリットがありますが、さらには顧客の来店ペースを見計らってDMを送ったり、ターゲットに合わせたキャンペーンを行ったりと様々な販売促進案を生み出すことも可能になってきました。数年前まではスーパー、コンビニ等で使われていたPOSシステムですが、現在ではレジに限らず注文の時に使うタッチパネルであったり、食券の販売機などにもその技術が使用されています。今後はセルフレジやAI技術により更なる進歩も予測されています。

PTO(パワー・テイク・オフ)とは

PTOとはPower take offの略で、車のエンジンから動力を取り出す装置のことを言います。エンジンから動力を取り出しつつも、安定して車を動作させるのが強みです。例えば、ダンプカーが荷台を下げて積載した土砂を降ろす、消防車が水を噴出させる、タンクローリーのタンクを回転させ続ける、保冷車として常に荷台を冷やしておくなどの用途のために利用されます。PTOには停車時に動力を取り出すトランスミッションサイド型、停車時、走行中共に動力を取り出せるフライホイール型、特に多くの動力が必要な車に搭載されるフルパワー型の3種類があり、それぞれ装着される場所、サイズなどが異なります。

SKU(ストック・キーピング・ユニット)とは

受注・発注や在庫管理を行うときの最小単位。同じ商品であっても、個数の違いや、パッケージが異なれば別のSKUとしてみなすため、「アイテム」よりもさらに細かく商品分類をしている。同じ柄の小物が2サイズ、2色ある場合は、SKUは4つになる。

TEUとは

20フィートコンテナ換算法と呼ばれ、“20フィートの海上コンテナ=1TEU”と数える。20の整倍数でない場合は、整数以下の端数を切り捨てて数えることも多い。例えば、45フィートコンテナは2TEUとされる。物流において貨物量の単位としてだけでなく、コンテナ船の積載能力を表す単位としても用いられる。世界共通。

TC(トランスファーセンター)とは

通過型センターのことで、いわゆる物流センター。調達品を配送業者の倉庫に保管することなく即座に出荷先へ振り分ける点を特徴とする。届いたものをそのまま配送先ごとに振り分けることで効率良く迅速な配送を可能にしている。

TECTとは

軽量で安全性に優れた軽量衝撃吸収ボデーのこと。「衝撃を吸収するクラッシャブル構造」「衝撃を効果的に分散させる骨格構造」「高強度なキャビン構造」の3構造を組み合わせることにより、万が一の衝突から車内の乗員を保護する。

TECT(トータル・エフェクティブ・コントロール・テクノロジー)とは

自動車が事故などにより衝突した時に効果的に車両がつぶれて衝撃を吸収し緩和したり、生存空間を確保するするように考えられて設計製造された車体のことを衝突安全ボディといいます。各自動車メーカーが独自の技術や車体構造を持っていて、さらに各社それぞれの呼び名でPRをしています。トヨタは『GOA(ゴア)』ニッサンは『Zone Body(ゾーンボディ)』ホンダは『G-CON(ジーコン)』三菱は『RISE(ライズ)』マツダは『SKYACTIVE-BODY(スカイアクティブボディ)』と『MAGMA(マグマ)』ダイハツは『TAF(タフ)』そして、スズキの衝突安全ボディのことを『TECT(テクト)』と呼びます。TECTとは、Total Effective Control Technology の略称で『軽量衝撃吸収ボディ』を表します。素材として高張力鋼板を車体の広範囲に採用しており、さらにその鋼板を特殊加工することにより軽量化で剛性を保つ車体骨格部になっています。この骨格部の構造は衝撃荷重を効果的に分散させることができます。同じく衝突時につぶれながら衝撃エネルギーをやわらかく吸収するクレッシャブル構造と乗員を保護する高強度なキャビン構造が加わった3つの構造により『小さい車こそボディーの安全性が大切』というスズキの精神を表現し、実現させている技術だということがいえます。

VICSとは

道路交通情報通信システムの略称。道路MAPや交通渋滞・交通規制情報、目的地点までの所要時間など、道路交通情報をリアルタイムでカーナビに届けてくれるシステム。渋滞や事故の解決・環境対策を目的とし、ドライブの安全性・円滑性に寄与している。

VMI(ベンダー・マネージド・インベントリー)とは

小売業(バイヤー)の在庫情報や出荷・販売情報を卸売業(ベンダー)と共有することで、取引先である卸売業側が小売業の在庫を管理・補充する仕組み。卸売業者はPOSにより在庫数を把握でき、売れ行きに応じた棚入れが可能となる。商品が販売され、POS登録完了すると商品の所有権は小売業へと移る。

VICS(ビークル・アンドコミュニケーション・システム)とは

VICSとはVehicle Information and Communication Systemの略で、道路交通情報通信システムのことを言います。道路上に設置されたビーコン、FM多重放送から収集された渋滞、混雑、事故、故障、工事、速度規制、車線規制、通行止め、パーキングエリアの空き情報などの様々な道路情報をカーナビゲーションなどの車載装置へ表示させる機能があります。表示方法は主に地図や文字で、この機能があるためカーナビゲーションなどが交通案内装置として機能しています。VICSの目的は、的確な道路情報提供による全ドライバーの安全を確保し、交通の最適化による円滑な道路状況を作り出すことにあります。

3Rとは

循環型社会を目指した3つの取り組み。
「Reduce=発生抑制:使用する資源の削減、廃棄物発生を抑える」
「Reuse=再使用:既存商品を繰り返し利用する」
「Recycle=再生利用:発生した廃棄物を原材料として有効活用する」
産廃排出事業者は特に「リサイクル」(産業廃棄物の再資源化)が重要とされている。

5Sとは

職場環境の管理活動スローガン。整理、整頓、清掃、清潔(清掃維持)、躾のローマ字書きの頭文字Sから成る。これらを徹底して実施することで職場環境を底上げし、作業効率の向上やコスト削減につながると期待されている。

高年収&好条件のドライバー・運送業界の仕事探し

「働いても給料や条件があまりよくならない」「体力的にも労働時間もしんどくなってきた」「将来が不安」、でも”いい仕事ってないよなぁ”と感じたりしていませんか?

もしそうなら、ドライバー不足の今は絶好のチャンスです!

ご存じかもしれませんが、ドライバー不足でどこの企業も人を欲しがっているため、これまで考えられなかったような高年収・好待遇の案件が増えてきています!

なので、もしあなたが最近になっても「あまり年収や待遇がよくならないなあ」と感じるなら転職すれば年収・条件アップの可能性はかなり高いです!

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もちろん転職やお金が全てではありません。慣れた環境や仕事があれば長時間労働や低い年収も気にしないという考えもあります。

ただ、そこまで本気で転職を考えたりはしてないけど、「一応、ドライバーの年収や労働条件って世の中的にはどの位がアタリマエなのか興味はある」、というのであれば情報収集するのは得はあっても損はないでしょう。

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今の世の中はどの業種も人手不足で年齢に関わらず未経験者も積極活用中です。ドライバー経験者の方は体力もある方が多く採用でも有利なため、全く別の業界で活躍される方も多くいらっしゃいます。

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人材紹介サービスはどの会社も転職希望者に費用は発生しないので(採用企業がコストを支払うため)、気になった方は話だけ聞いてみるのもアリでしょう。

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