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タイヤスリップサインとタイヤ交換の費用・価格・工賃

自動車の足となるタイヤは、安全で快適な走行を維持するのに特に重要なパーツの一つです。常に外気や紫外線に触れる環境にあるため、劣化しやすい部分でもあります。消耗品で寿命がありますが、交換費用も安価ではありませんので、できるだけ長く使用したいものですね。

タイヤスリップサインって何?

タイヤの構造

一見シンプルに黒いゴムでできているように見える自動車のタイヤですが、意外と構造が複雑なのです。それぞれ特徴をもつ層に分かれていて、組み合わせる割合により求められる耐性を作っています。路面と接触するドレッド部分、形を形成する骨組みになるカーカス部分、タイヤとリムを固定するピードワイヤー部分などです。

製造の工程では、トレッド部分はタイヤ1本分の長さで切断されます。いくつも特殊な加工をした層を重ね、適する耐性を作っていきます。強力かつ弾力に富んでいるのは、それらを合わせ、加熱・加圧して化学反応をさせながら成形しているからです。

タイヤのスリップサインとプラットホームとは

タイヤにはそのサイズ、メーカー、パタン名が表示されており、もちろん製造年月も記されています。パタンは大まかに分けることができ、それぞれ性能に特徴があります。横滑りに強いタイプだったり、優れた駆動力や制動力を持つタイプ、スタッドレスタイヤに好まれるタイプなどです。

パタンの溝は接地面の排水を促したり、制動力を支える重要な役割を担っているため、摩耗しすぎたものは安全ではないと判断します。これは法律で定められた安全基準があり、守る必要があります。その目安となるものがスリップサインとプラットホームです。

タイヤスリップサインの見方は?

スリップサインもプラットホームも溝の奥にある凸部分が見方のポイントです。新品のうちは溝が深くどこに凸部があるかわかりにくいですが、それぞれ凸部の延長線上の側面にマークが記されています。

どちらのサインも摩耗によりトレッド面が減って薄くなってくることで、徐々に凸部が露わになってきます。これらのサインで法令基準値のトレッド部分の厚みが一目瞭然になるように作られています。

タイヤはその1か所でもトレッド面とサインが同じ高さになった時、使用を中止しなければなりません。

タイヤのスリップサインの見方

タイヤの側面に三角の記号が記されています。大きさによりスリップサインの数は異なりますが、等間隔に4か所から6か所です。おおよそ90度以内の間隔で印があります。その記号の延長線上の溝にスリップサインがあります。スリップサインはトレッド部分と同一素材でできており、溝の底から厚さ1.6mmの高さに盛り上がっています。

タイヤのプラットホームの見方

スタッドレスタイヤの矢印の記号が記されている部分にはプラットホームがあります。

タイヤ溝が半分減った位で露わになってきますので、この印とトレッド面が同じ高さになったら冬用タイヤとして使用の限界点です。冬用としての性能は保たれていませんが、雪以外の時期に使用する事は可能です。その場合、夏用タイヤと比べて、トレッド部分が柔らかく、溝にあたる面積が広い形状の為、乾いた路面でも雨の日でも性能が劣りますので注意が必要です。

タイヤスリップサインの溝の深さと車検の基準は?

新品のタイヤの溝の深さは?

タイヤの溝の深さは、新品の夏用で8mm前後、スタッドレスでは9mmから10mm程度が一般的です。軽自動車のタイヤはそれより溝が浅い種類もあります。

夏用に比べ溝の深さがあるスタッドレスタイヤは接地面の溝や切込みのエッジ効果を利用する形状になっており、柔らかい雪を捉え、接地面で踏み固めた面に垂直に雪の柱を作る仕組みで駆動力を得ています。溝の大きさやパタンの方向などは雪上面の研究を重ねて作られています。

車検の基準の溝の深さは?

高速道路では2.4mm以下、一般道では1.6mm以下になると車検にクリアできません。大型トラックは積載物が重量品であることからさらに基準が高く、3.2mm必要とされています。高速道路は一般道より速度が上がりますので、それに備えた高速走行にも耐えられる厚みが安全基準として設けられています。

車検時の計測では、検査官の目視により行われます。厳密に言えばスリップサインと並行になってしまっていても検査官の判断によっては車検に通ることもあります。

スタッドレスタイヤは、プラットホームが出てしまっていては車検には通りませんので注意しましょう。

また、通ったからといって次の車検まで使用できるという判断ではなく、安全を考慮し、早めの交換を計画しないといけません。

タイヤスリップサインを無視して走行するとどんな問題が罰則が発生するの?

タイヤの劣化と摩耗

タイヤ溝は新品として世に出てから劣化が始まり、使用状況に合わせるように駆動力と制動力が低下してきます。しかし、新品のタイヤがすべての状況において優れているわけではありません。

乾燥している路面ではゴムが硬化していない限り、多少溝が減った頃の方が制動距離が短いのです。ただし、溝が減っている場合でもスタッドレスタイヤはゴムが柔らかい素材でできているため、制動距離は長くなります。

降雨時ではタイヤ溝が浅い場合は特に制動距離が長くなります。溝の減っているスタッドレスでも同様です。路面が濡れている場合は制動距離が長くなり、ブレーキが利きにくかったり、スリップしやすくなりますので、速度を抑えて早めにブレーキを掛けるなど注意が必要です。

寿命切れのタイヤを使うと罰則はある?

著しく摩耗したタイヤを使用することは整備不良に該当します。安全を確保するため、法律で定められる基準値内のものを使用する必要があるのです。警察に指摘され、整備がされていないという判断のもと、違反点数が2点加点になり、もちろん罰金の可能性もあります。

制動装置等の整備不良と判断された場合の違反金は、大型車で1万2千円、普通車で9千円です。

ただ、単独で制動装置等の整備不良で罰則を受けるというよりは、何か他の違反や事故などで、停車を余儀なくされた際に自動車の状態を確認した警察官から指摘されるという可能性のほうが高いです。

タイヤのトラブルにはどんな問題があるの?

ハイドロプレーニング現象とは?

自動車教習でも習うのでご存知の方も多いと思いますが、雨の日など、水がたまった状態の路面を走行する際に発生する現象です。

溝が浅くなると降雨時などに路面とトレッドの接地面の間に入り込む水が、溝に沿って逃げにくくなるためにハイドロプレーニング現象が起きやすくなります。路面に水の膜が張ったような現象でタイヤがスリップしてしまいます。ハンドル操作やブレーキが利かず、方向も速度も制御不能になってしまう状態です。

この現象は溝が浅い場合や空気圧が少ない場合で発生しやすく、高速道路などでは特に発生頻度が多く、被害も大きくなる傾向にあります。

溝が浅い場合などはスリップなどしないように特に注意して速度を落としたり、なるべく水たまりを避けるなどしましょう。空気圧を規定値内に合わせたりすることも有効です。

発生してしまった場合も対処法を知っていれば大丈夫です。ポイントは3つですが、目的は「操作は無駄なので自然減速に努める」ということになります。そのために、①ハンドルを操作しない、②ブレーキを踏まない、③シフトダウンをしない、の3点を心掛けましょう

タイヤのバースト

バースト=破裂です。文字通り、タイヤが破裂することを言います。先ほどのお話のとおり、トラックのタイヤは単純にサイズだけでも普通の車とは比較になりませんので、バーストによる威力も非常に大きくなります。結果、大事故に繋がるという意味ではブレーキトラブルに匹敵するものと言えるでしょう。単純なパンクとは一線を画す症状と考えられます。バーストを引き起こすタイヤにはある共通点があるのです。

ヒビは入っているタイヤに注意

タイヤはゴムでできていますが、経年劣化などによって固くなったゴムは伸びずにちぎれてしまいますよね?タイヤも同じで、千切れない間でもヒビが入った状態になります。この状態になったタイヤは、バーストの危険信号が灯っていますよ。

劣化してるタイヤは危険

道路と接地するタイヤは、落下物や道路の段差などでダメージを受けています。例えば落ちている釘を踏んで傷ついていたり、路肩に停車する際に寄せ過ぎて縁石に擦ってしまうこともあるでしょう。一つ一つはその時の走行に支障を出しませんが、積み重なって深刻なダメージになることもあるのです。

タイヤの空気圧も大事

空気圧は各メーカーで規定値が定められてはいますが、高速道路に乗る時だけチェックしている方も多いのではないでしょうか?風船などでイメージしやすいところでは、空気圧が高過ぎると破裂する可能性もあります。逆に低すぎる場合でも、高速道路の走行などでは危険があるのですよ。スタンディングウェーブ現象をご存知でしょうか?空気圧が低いタイヤで高速走行を行なうとおきる現象です。具体的にはタイヤの接地面より後方に波上の変形が発生し、タイヤに歪みが生じる現象なのですが、タイヤがこの状態で高速回転を続けた結果、急速に加熱されてバーストの原因を作ります。

溝が無いタイヤは危険

よく、「溝がないと滑って危ない」と言われますね。確かにそれも危険です。しかしよく考えてみましょう。溝がないということは、タイヤの表面が削れている状態ということなのです。表面がないまま走り続ければ、ちょっとしたものを踏んだ衝撃・夏場日射に熱せられた路面の高熱などの攻撃はダイレクトにタイヤの内部に伝わります。これもまた、風船に針を刺すようなものかもしれませんよ。

以上がバーストを引き起こしやすいタイヤの状態を示す4点です。共通点はもうお判りでしょう。「メンテ不足」です。いずれも、定期的(それも小まめな)メンテナンスを行っていればバーストを防ぐことができるものなのです。事業者の皆さんとしては、管理車両の定期的なメンテナンスを実施しましょう。繰り返しになりますが、なるべく短いスパンで点検計画を組むことも大事です。そして当然に、過積載や片荷は避けた運行計画を。また、実際に愛機として運転するドライバーだからこそ、ちょっとした違和感を感じることもあるかもしれません。ゴムの匂いなどがしたら、絶対無理は禁物です。走行中でも気になったら、近くのガソリンスタンドなどでも空気圧チェックなどできる点検は実施してもらいましょう!

スローパンクチャー

スローバンクチャ―という言葉をご存知でしょうか?F1レースをお好きな方はレース中継などで聞かれたことがあるかもしれません。

現象としては、一気に抜けるパンクと違いタイヤの空気がゆっくりと抜けていく症状を言います。徐々に抜けていくというだけあって、中々気づくことができません。しかも原因もバルブコア(虫ゴムの方が分かりやすいでしょうか)が寿命を迎えていたり、タイヤの取り付け自体が引鉄になっていたり、時には釘より細~い異物が刺さっていたりなど、これもまた特定が難しい厄介な症状なのです。この状態で走行を続けていると、タイヤの温度上昇に伴ってコードが円周状に切断されてしまいます。

そして最悪の場合は、ゴム部が帯状に剥離を起こしバーストします。対策はバーストと同じく、小まめな点検に尽きますが、素人目には中々気づきにくいのでプロにしっかり見てもらうことが肝要です。

 

タイヤの交換にかかる費用・価格や工賃は?

ローテーションにかかる費用

ローテーションはタイヤ専門店や修理工場などででき、かかる工賃は5千円前後です。使用不可能になり、交換することを価格面で考えれば1本につき1万円ほどの予算は必要になりますので、一定の時期でローテーションを行い、計画的に摩耗させていく方が工賃も余分にかからず断然お得です。また、専門店では会員割引などの特典がある店舗がありますので、事前に調査してから有効的に利用するのがよいでしょう。継続的にサービスを受けることで減り方の癖や時期などのデータが蓄積され、自分の運転の癖なども把握することができます。

タイヤ交換にかかる費用

タイヤのメーカーにより価格も大分変ります。店舗で購入するだけでなく、今はインターネットでも簡単に購入でき、脱着も持ち込みに対応してくれる店舗がありますので、購入前に相談してみると良いでしょう。ガソリンスタンドでも予約できます。

交換費用は乗用車と、軽乗用車においては脱着から組み換えまでセットの工賃で1本あたり1,500円から4千円です。持ち込みは多少割高で2,500円から8千円です。また、ワゴン車やSUVなどの大きめの車に関しては1本あたり1,900円から5,000円、持ち込みは4千円から9,500円が目安です。

もちろんセットだけでなく部分的に依頼することも可能です。一つ一つの工程で見積もってもらうことができます。

どうすればタイヤは長持ちするの?

タイヤを長持ちさせるには先述のとおり、ローテーションや空気圧のこまめなチェックが必要不可欠です。乗用車の目安としては走行距離が5千kmから1万kmになった時点で、トラックでは5千km以内ですが、日ごろの走行前点検により、減り方に著しい偏りを見つけたときはその限りではありません。

位置による摩耗の変化

車の駆動する位置のタイヤはもちろん摩耗が早くなります。FF車の場合はフロントタイヤに他の2倍の力がかかっているのです。消費量が多いフロントタイヤを中心に日常点検時に摩耗や傷、亀裂などがないかを確認しましょう。ひび割れはタイヤの寿命の目安です。また、コーナーを走ることが多い場合や加減速が多かったりする人は若干早目のローテーションを心がけると良いでしょう。

ローテーションの仕方

一般的には前後左右を同時に交換します。タイヤの数に応じたローテーションの基本位置がありますので、特にこだわりが無ければ一般的な方法と伝えれば最適な場所に移動させてくれます。大きさの違うタイプは言うまでもなく交換できませんので、その場合には同じ大きさ同士のみの位置交換になりますので偏摩耗しやすくなります。偏摩耗を防ぐため、空気圧も1か月に1回程度確認すると良いでしょう。何もしなくても分子構造の違いのせいで徐々に空気圧が下がっています。

内側が片方だけ摩耗するなどの症状は、修理工場やディーラーでアライメントの調整などのメンテナンスや、根本的な修理が必要なことがありますので、専門家に相談してみると良いでしょう。

運転方法とお手入れでタイヤを長持ちさせる方法

まず急ブレーキや急発進による負担を防ぎましょう。乗用車より重量が重いトラックなどの運転では特に大きな影響を与えます。

次に洗浄剤です。メンテナンスの際に使用するクリーナーは、種類によってはひび割れを起こしたり、有害な影響を及ぼすものがありますので注意が必要です。メーカーが推奨するクリーナーを使用すると良いです。

冬用と夏用の使い分けなど、外して保管する場合は直射日光を避け、通気性の良い場所が望ましいです。火気や熱源のそばは避けた方が無難です。

寝かせて重ねて保管する場合には、変形防止のためホイールを装着したままの状態で、空気を半分程度入れておくと良いでしょう。

 

あともう少しと言って摩耗しているタイヤの寿命を無視して走行していると、バーストの危険が増します。そのような状態で事故が起きてしまうとより重大なものになってしまうでしょう。余計な費用をかけない為にも、安全かつ快適な走行をするためにも、適度なタイミングで新しくするのが理想です。

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