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トラック・荷台・備品装備の使い方とコツ

トレーラーをはじめて運転するときの注意点

トレーラーの運転はトラックの運転経験者でさえ、難易度が高いと感じる方が多いようです。運転で一番大切なことは、「自分は重い荷物をトラクターで運んでいるんだ」という適度な緊張感を運転中常に持ち続けることです。

ここでは一般的な操作方法と注意、トレーラー特有の事故、免許等についてまとめましたので、チェックしてください。

トレーラーの運転するときの基本的なポイントとコツ

車体が長いことを理解しておくこと

直進だけなら簡単だと侮ってはいけません。トレーラーの長さ、幅、高さには細心の注意が必要です。

特に、交差点や踏切は普段乗用車を運転しているような感覚で走行してしまうと、とても危険です。トレーラーは長いため、交差点や踏切を渡っている間に信号が変わってしまったり、遮断機が下り始めてしまうことがあります。黄色信号の時や、電車がきてしまいそうな時などは、絶対に無理をせずに交差点や踏切前で停止をしてください。

ブレーキを踏んでから止まるまでに時間がかかります

また、その判断の速さも重要です。重い荷物を積んでいると、どうしてもブレーキを踏んでから完全に車が停止するまでの時間が長くなってしまいます。速めに止まるのか直進するのかの判断をして、急ブレーキを回避してください。後ほどにも出てきますが、急ブレーキをかけるとシステムが作動し、ハンドル操作ができない状態に陥ってしまうこともあります。

また、長さだけだけでなく、トレーラーは横幅や高さにも注意をする必要があります。細い道や対向車が多い道は極力さけること、また、自分の運転するトレーラーの感覚は早々につかんでおく必要があります。

カーブや旋回は内輪差と減速に注意が必要

特に左折時には、内輪差に注意をして曲がる必要があります。

長さを意識して、できるだけ前方までトラクターの頭を突っ込み、内側になる左側に注意しながらカーブを曲がります。対向車がいる場合には、あまり前方まで突っ込むと接触の恐れがありますので、その点も注意してください。

また、カーブの前でしっかりと減速することも重要です。ブレーキを強く踏んでしまうとロックがかかってしまいますので、乗用車に乗っている時よりも、減速を速めにすることを常に意識してくださね。

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バックはハンドルさばきが必要

トレーラーのバックはとても難しく、かなりの技術が必要とされます。

原因は、前段でお話した連結部にあります。ハンドルがまっすぐの状態でバックにギアを入れ、アクセルを踏むと、トラックや乗用車ではまっすぐに後退していきますが、トラクターの場合、まっすぐに下がることはできません。

トレーラーの曲がった方向を修正するようにハンドルで調整をする必要があるので、しっかり練習をしなければバックは難しいでしょう。

自分が乗っている運転席を「トレーラーの前輪」辺りだとイメージして運転してみると良いかもしれません。

駐車や車庫入れはハンドルを回す向きが逆

通常、運転席から見て左側にある駐車スペースに駐車をする場合には、スペースをいったん行き過ぎてからハンドルを左に回してバックをしますよね。

しかし、トレーラーの場合はまず、トレーラー部分を右方向に曲げていく必要がありますので、右にハンドルを回します。

このように、トラックなどの運転とは違い、トレーラーが曲がっている方向を見ながら、それを修正・調整するためにトラクター側でハンドル操作を行う必要があります。

これも慣れるまでは十分な練習が必要ですね。

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トレーラーを運転するときの注意点と事故

トレーラーの交通ルール

乗用車よりもはるかに大きく、重量も重いトラクターは、一歩間違えると大きな事故を起こしてしまう可能性があります。必ず、沢山の荷物をけん引していることを忘れず、安全運転を心がけてくださいね。

まず知っておくべきなのは、守るべき法定速度はもちろん、トラクターの特徴についてです。

法定速度は高速で80㎞/時間以内、一般道で60㎞/時間以内です。

急ブレーキを踏むとシステムで車輪にロックがかかってしまうことがあります。さらに、下り坂では、慣性ブレーキシステムの働きでブレーキが常にきいた状態で走行することになります。特に長い下り坂がある道を走行する場合には注意が必要でしょう。

また、制動距離の長さにも気をつけましょう。制動距離というのは、ブレーキを踏んでから実際に車両がストップするまでにかかる距離のことで、重い荷物を積んでいるほど距離は長くなってしまいます。

トレーラーで発生しやすい事故

では、実際によく発生しているトレーラー事故について、説明していきます。

ジャックナイフ現象

ジャックナイフ現象は、車体がジャックナイフ(サバイバルナイフのような折りたたみ式ナイフ)のように折りたたまれる様子から名前がついた現象です。車両のコントロールがきかなくなり、横転してしまうこともあります。

雨天や降雪時の濡れた路面で急ブレーキをかけてしまった時や、荷物を積み込みすぎてトレーラー側が引っ張るテンションが強くなってしまった状態で段差を越えようとした場合などに発生しやすい事故です。

トレーラースイング現象

けん引されているトレーラーが、左右に大きく振れる(スイングする)現象のことです。トレーラーロック現象ともいいます。

路面が雨でぬれているなど、悪路走行をしている時、また、スピードが出た状態でカーブに入ってしまい、慌てて急ブレーキをかけると、トレーラーの前輪にロックがかかることがあります。そうするとトレーラーのコントロールができなくなり、左右に振れ、横転してしまうリスクがあります。

プラアウト現象

トレーラースイング現象に対し、プラアウト現象は、トラクターフロントロックとも呼ばれます。

車間距離が狭く、前の車が停車した際に慌てて急ブレーキを踏んだ時に起こる可能性があります。

スネ―キング現象

けん引するトレーラーがうねってしてしまい、操作ができなくなる現象です。

荷物の入れ方が悪かったり、タイヤの空気圧が左右で極端に違っていたりなど、左右前後の重量バランスが崩れた際に起こってしまいます。また、道路のうねりや傾き、横風などの影響を受けた場合にも発生する可能性があります。さらに、スピードの出しすぎやハンドルの誤操作も原因になってしまうことがあります。

トレーラーの運転に必要な免許

ここまでは、トレーラーの種類やその運転方法について取り上げてきましたが、そもそも、トレーラーを運転するための運転免許はどのようになっているのでしょうか。ここでは、運転免許について解説していきます。

けん引免許

トレーラーは、牽引(けんいん)車という区分となるため、運転するには、けん引免許を取得する必要があります。

けん引する車両(自走しないもの)の重量が750㎏を越える場合、けん引免許が必要です。逆に言えば、被けん引車両の重量が750㎏以下の場合、けん引免許はいらないということですね。

けん引2種免許

けん引2種免許は、トレーラーバスなど、旅客輸送のために運転をする際に必要な免許です。

取得の条件は、21歳以上であることなどがありますが、けん引第1種とけん引第2種免許では、試験の内容が同じで、合格点のボーダーに違いがあるだけです。けん引第1種免許の取得の際に、思いがけず第2種免許もとれてしまった、ということがあり得るようですよ。

なお、けん引免許は自動車講習などはなく、試験場で技能試験を受けるだけで取得が可能です。2種免許の取得には、平均4~5回程度試験を受けるケースが一般的のようで、取得にはある程度根気が必要そうですね。

トレーラーのドライバーになるためには

未経験者でも就職・転職できるのか

トレーラーの運転は、トラックの運転よりも、車両のコントロールがさらに難しいとは言われています。しかし、未経験でのトレーラーの運転は非常に不安ですので、2トントラックから始まり、4トントラック、5トントラック…と、トラックのドライバーとして成長したのちに、トレーラーの運転に挑戦する方が多いようです。急に大きな車両に乗ることは、誰でも不安なものです。

未経験の方がトレーラーのドライバーとしてどこかの会社に就職したい、という場合には、まずはトレーラー以外のトラック(特に大型トラック)ドライバーも求人している会社を見つけることが得策です。まずはトラックでその会社で実績を積んで、トレーラーのドライバーとしてもチャレンジしていくというキャリアステップを考えることができるからです。

また、できるだけ新人研修のしっかりした会社に入ることで、就職後の仕事を不安なくスタートすることができるでしょう。

どうしても早く就職したい、という方は、人の入れ替わりの激しい会社を探してみると良いでしょう。入れ替わりが激しいということは、絶えず求人を行っていたり、欠員が出る可能性があるということです。その代わり、賃金が安かったり、労働環境が厳しいなど、人が辞めていく理由が必ずどこかにあるので、前もって心づもりをしていったほうがようでしょう。

トレーラードライバーの先輩たちの声

トレーラーのドライバー経験者の方たちに未経験者の採用について、話を聞いたところ、「賃金の地域格差が大きい」「けん引免許をもっているだけでは、採用は難しい」「トレーラーの運転をしていた人じゃないと雇ってくれないケースが多い」など、とても厳しい言葉が返ってきました。

やはり、未経験者が簡単に採用されるような甘い世界ではないようですね。危険も伴うため、ある程度の覚悟とキャリアのある人でないと採用されにくいのかもしれません。

数少ない募集かもしれませんが、未経験者でも良いという採用条件を見つけて応募し、修行を積んでいくことが、地道ですが得策なのかもしれません。未経験からトレーラーのドライバーになるには、まずは会社探しから始めてみるのが良いかもしれませんね。

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