トラックドライバーの服装ルールと制服
制服はある会社とない会社がある
トラックドライバーの服装は会社によってさまざまです。
大手企業であれば全身の制服が支給されることが少なくありません。中小企業であれば、制服は上半身のみで下半身は自前の服ということもあります。
また制服そのものが準備されておらず、トラックドライバーが自由に服装を選べる会社も多いです。
ただしどんな格好でも良いわけではなく、最低限の身だしなみは整える必要があります。
自由な服装で働けることを理由にトラックドライバーになろうと考えているのであれば、応募先企業の条件をよく確認しておくことをおすすめします。
制服が支給される会社であれば必ず制服を着用する必要があり、好みの服装で仕事をすることはほぼ無理だと言って良いでしょう。
会社支給の作業着や服装が決まっているときのルール
会社から作業着が支給されていたり服装のルールが決まっている場合はそれに従う必要があります。
特に会社支給の作業着の場合は社名が入っているものが多く、どこの会社のトラックドライバーなのかが一目で分かります。だらしない着方をしていると、本人だけでなく会社全体が悪いイメージを持たれる可能性があるため注意しましょう。
服装自由といわれたときの作業着ルール
会社によってはトラックドライバーの服装に関してのルールがなく、服装自由とされているところもあります。その場合は先輩の服装をチェックし、似たものを選ぶのが無難です。
多くの場合は、運転や荷物の積み降ろしがしやすいよう作業着を着用しています。派手過ぎたりサイズが大きすぎたりするものは避け、仕事着として適したものを選ぶようにしましょう。
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トラックドライバーの服装を決めるときのポイント
トラックドライバーが服装を選ぶ際には、荷物の積み下ろしや運転がしやすいよう動きやすさを重視する必要があります。
汗をかくことも多いため、通気性が優れているものだとなお良いでしょう。積み下ろしの際に顧客や取引先と接することもあるため、汚れが目立たない黒、グレー、紺などの色で、清潔感のある見た目のものがふさわしいです。
トラックドライバーの作業着が購入できる場所
トラックドライバーの服装は作業着が一般的です。作業着を購入できる場所としては、ワークマンをはじめとする作業服販売店やホームセンターなどがあげられます。
特にワークマンはリーズナブルで機能性の高い作業着が購入できると人気があります。専門店なだけあり、種類が豊富なのも良い点です。オンラインストアで購入することも可能ですが、最初は自分に合ったサイズを確認するためにも店舗に訪問し、試着したうえで購入するのがおすすめです。
トラックドライバーの運転中に人気の服装
仕事内容によって服装は変わってくる
一口にトラックドライバーと言っても、仕事内容によって適した服装は異なります。
例えば長距離のドライバーなら、会社の許可が下りるのであれば運転中はTシャツなどリラックスできる服装が良いでしょう。長距離ドライバーは運転時間が1日のほとんどを占め、車内での仮眠も日常茶飯事です。ラフな服装で過ごすことで、身体の負担を少しでも軽くすることが期待できます。
反対にルート配送や宅配便など短距離のドライバーであれば、1日に何件もの納品が必要となります。このような仕事に就いている場合は、スムーズに荷物の積み下ろしをできるよう運転中も作業着を着用するのが望ましいでしょう。
また納品時には顧客や取引先と会う必要があるため、身だしなみにも気を配っておく必要があります。
夏場と冬場の運転中の服装
夏場は熱中症予防のため半袖やハーフパンツの着用が奨励される会社が少なくありません。しかし納品先が工場など危険性の高い場所であったり、荷物の積み降ろしの際にけがをする危険性がある場合には、トラックドライバー自身の安全を確保するため長袖長ズボンの着用が必須とされることがあります。
冬場は作業服の上にジャンパーなど防寒着を羽織ることが多いです。しかし中には、車内の暖房がきいていたり積み降ろしで身体を動かすことから、冬でも半袖一枚の服装で過ごす人もいます。
トラックドライバーは実際にどんな服装をしている人が多い?
トラックドライバーの服装は作業着が基本です。上半身はブルゾンやシャツ、下半身はカーゴパンツやスラックスを着用している人が多いです。色は汚れが目立ちにくく落ち着いて見える黒やグレー、紺などが中心です。
また、夏になるとポロシャツやハーフパンツを着用する人が増えてきます。夏用の制服としてポロシャツが支給される会社もあります。けが防止や日焼け対策などのため、半袖シャツの下に長袖のアンダーウェアを重ね着する人もいます。
女性のドライバーの服装
同じトラックドライバーでも、女性のドライバーの場合は男性よりもカラフルでかわいい服装であることが多いです。仕事中もおしゃれを楽しみたいという女性は少なくありません。好みの服装で働くことができればモチベーション向上にもつながります。
もちろん、仕事の場にふさわしく動きやすい服装であることは大前提です。身体に合ったサイズで作業中の安全を確保できる服装を選ぶ必要があります。
女性トラックドライバーはトラガールとも呼ばれ、今後増えていくことが期待されています。それに伴い、女性トラックドライバー向け作業着もこれからより一層充実していくものと考えられます。
おしゃれでかっこいいトラックドライバーの画像
運送会社の配車係の服装
運送会社の配車マンの場合、トラックドライバーと同じ服装であることが多いですが、中にはスーツに近い服装とする会社もあります。作業着の上着の下にワイシャツとネクタイを着けていたり、上半身のみ作業着で下半身はスラックスという人もいます。
配車マンは取引先や顧客への対応が必要とされる機会もあるため、会社の顔として適した服装が求められます。
トラックドライバーの積み降ろし作業で人気の服装
積み降ろし作業も運転中と同じ服装のことが多い
Tシャツなどラフな服装で運転するトラックドライバー以外は、積み降ろし作業も運転中と同じ服装であることが大半です。
特に1日に何度も積み降ろしが必要な仕事の場合、毎回着替えるのは面倒です。そのため、基本的には作業着など運転と積み降ろしとの両方に適した服装で過ごすことになります。積み降ろし作業には全身を使うため、動きやすい作業着が最適です。
ポケットが多い作業着がおススメ
積み降ろし作業の際には筆記用具やメモ帳が必要になることもあります。また財布や携帯電話、車のキーといった貴重品も肌身離さず持ち歩かなければなりません。そのため、トラックドライバーにはポケットが多い作業着が人気です。収納と動きやすさとを両立した服装であれば、快適に作業をこなせることが期待できます。
作業内容によってはヘルメットや保護メガネなどの着用が必須
積み降ろしでフォークリフトを使用したり工事現場を訪れる場合、トラックドライバーであってもヘルメットの着用が必須とされることが多いです。また工場へ出入りする場合も、保護メガネなどが必要となることもあります。
事故が起きる可能性がある以上、安全を第一に考えた服装で業務に当たることが求められます。
トラックドライバーに人気の靴
積み降ろし作業によっては安全靴が必須
トラックドライバーとして働くなら安全靴を1足は準備しておくのがおすすめです。厚生労働省の労働安全衛生規則により、事業主は必要に応じて労働者へ安全靴の着用を指示することが定められています。
積み降ろし作業の際に荷物を足元に落としてしまったり、フォークリフトに足をひかれてしまう可能性がないとは言い切れません。危険から身を守るため、足先に硬い芯材が入っている安全靴の着用を求める会社は多いです。
サンダルの運転は交通違反になるの?
長距離トラックドライバーの場合、運転中はサンダルなど楽な靴を履きたいと思う人は多いです。しかし、サンダルでの運転は交通違反になるおそれがあります。
道路交通法により、運転者はハンドル、ブレーキその他の装置を確実に操作しなければならないと定められています。サンダルで運転するとブレーキの操作に支障が出る可能性があることから、法律で明確に禁止されてはいないものの避けた方が良いと考えられます。
トラック運転手に人気でおススメの安全靴メーカートップ3
安全靴の中でも特にトラックドライバーの人気が高いのがアシックスです。デザイン性に優れた外観はスポーツメーカーならではのものです。もちろん見た目だけではなく、軽くて履き心地が良く疲れないのもアシックスの安全靴の大きな特徴です。
価格帯はやや高めですが、耐久性もあり、値段なりの価値は十分にあると言えるでしょう。
デザインに強いこだわりがなければミドリ安全も良いでしょう。ミドリ安全は安全・安心を軸として運送業界や建設業界などで利用される製品を幅広く取り扱っています。作業内容や現場の環境に応じたさまざまな安全靴があり、自分に合うものを選ぶことができます。
防水性の安全靴であれば力王がおすすめです。力王はもともとゴムメーカーであり、地下足袋や長靴を中心に取り扱っています。安全靴の中でも水場に強いアクア・ゼロシリーズが主力となっており、耐水性や耐油性に優れていることが特徴です。
比較的安価であり、手を出しやすい点でも優れています。
トラックドライバーの髪型はどこまでOK?
会社によって髪型のルールは異なる
一口にトラックドライバーと言っても、髪型のルールは会社によって異なります。規則がゆるく自由な髪型が許される会社がある一方、他の職種と同様に長髪や茶髪がNGとされるところもあります。
特に食品関係の企業であれば清潔感が重要とされるため、ルールが厳しく定められていることが多いです。会社のルールに沿った髪型で業務に当たることが求められます。
長髪だと作業の邪魔に感じることも
自由な髪型が許されていても、トラックドライバーとしての仕事に支障が出るのであれば注意が必要です。
長髪の場合、積み降ろしの際に髪が挟まれて事故の原因となる可能性もあります。また、夏場は汗によって髪が首元にはりつきうっとうしいと感じがちです。作業中は髪を結ぶなどしてスムーズに作業できるようにしておくと良いでしょう。
茶髪・ヒゲ・ピアス・ネックレスOKな会社もある
社会人にとって茶髪・ヒゲ・ピアス・ネックレスはご法度というイメージが強いですが、トラックドライバーの場合これらをOKとする会社もあります。
ただし何でも許されるというわけではなく、指輪や大ぶりネックレスなど積み降ろしの際に荷物を傷つける恐れのあるアクセサリーは避ける、作業しやすい髪型にするなど、仕事に支障がないようにする必要があります。
トラックドライバーの就職・転職面接での服装
基本はスーツ
トラックドライバーの就職・転職面接の服装はスーツが基本です。企業からスーツで来るよう指定されることもあります。特に指定がない場合でもスーツを着ていくのが無難です。
入社後は作業着で働くのだから面接も作業着で良いのでは、と考える人もいますが、ラフな印象を与えるため面接の場には不適切です。
面接はお互いのことを知り、入社を判断する場です。面接官に良い印象を与え自社に適した人材だと判断してもらうためには、スーツで臨むのががふさわしいでしょう。
私服OKと書かれていた場合の対応
トラックドライバーの面接の際に私服OKとする企業もあります。しかし、その場合でもスーツを着用するのが無難です。
Tシャツにハーフパンツといったカジュアルな服装で訪問すると、一般常識がないと思われる可能性もあります。またジーンズや作業着もラフな印象を与えるため避けた方が良いでしょう。
スーツを着用しない場合も、スラックスやジャケットなど面接の場に適した服装を心がけましょう。
指定がなければ問い合わせるのもOK
面接の案内の際に服装の指定がされなかった場合、電話で問い合わせてみても良いでしょう。分からないことを前もって確認するのはトラックドライバーとして働く上でも必要なことであり、悪い印象は持たれないものと考えられます。
また服装についての疑問が解消されれば、当日は面接そのものに集中できることが期待できます。
無精ヒゲ・茶髪・スニーカーはなるべく控えよう
自由な服装や髪型で働けることを売りにしたトラックドライバーの求人は多いです。しかし、入社後に自由な服装が許されるとしても、面接の時点ではスーツに黒髪、革靴で訪問するのが無難です。ピアスなどのアクセサリーやスニーカー、無精ヒゲはビジネスの場にそぐわないものであり、面接官に悪印象を与える可能性があります。
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