トラック・建設機械(建機)の種類と資格

いろいろな冷蔵車・冷凍車

冷蔵車・冷凍車とは?

食材売り場に出向くと、日々フレッシュな(魚・肉・アイス・氷他)がありますが、冷蔵車・冷凍車はこれらの鮮度を維持したまま運べる特殊車両です。

小型や中型・大型等車種が主流です。また近年は軽自動車の冷蔵車・冷凍車も登場しており、需要が広がりつつあります。

冷凍車・冷蔵車にはどんな種類があるの?

冷凍車・冷凍車は、黄色ナンバーの軽車両に、750キロ積載の冷凍バン、小型(2トン)中型、そして冷凍トレーラ等の大型があります。

また開閉部は格納式パワーゲートが一般的になってきています。手動式よりも作業効率が向上する為です。

そして冷凍ウィング車のタイプは、荷台側面が上部に開くタイプになっています。

通常は運送会社が使用する種類の車ですが、個人の方がレンタルすることも可能です。行事・イベントで必要な場合は、レンタカー店にて通常の車と同じように利用でき、車種も自由に選べます。最近は中長期といったある程度の日数まとめてレンタルする方もいると言われています。

軽貨物冷凍車ならではの長所短所

冷蔵車・冷凍車のトラックといえば普通車以上が一般的ですが、現在は軽貨物冷凍車も幅広い地域で役立っています。

他のトラックより小ぶりな軽貨物冷凍車は、零下5度位までしか設定できないという点があります。一般的には零下25度の設定も容易にできる車種もあります。これは軽自動車という限られた大きさの中で用いる為です。

とはいえ全ての軽がそうなのではなく、特定の車種例えば低温電気冷凍車と呼ばれる軽トラックの場合は、零下18度まで調節が可能です。

軽貨物ならではの利点は2つあります。1つは燃費性です。やはり軽自動車ならではのガソリンの持ちの良さは、距離を走る業界では有利となります。そして2つ目は小回りの良さです。中型。大型の冷凍トラックは幅がある上に全長10メートルの車種もあるので、狭い道や転回などが簡単ではありません。しかし冷凍バンよりさらにこぶりな軽貨物は山道でもスイスイ走り、引き返す際も実に軽快なので、場所によってはとても頼もしい存在です。

安定性の面では普通車以上の車両に軍配があがります。しかし軽貨物は冷凍者は、家庭用100ボルトの電源が使えるというのも軽の強みといえます。

持ち主によっては冷蔵庫として使用している方もいる位、使い勝手が抜群なのです。

どんな仕事に冷凍車・冷蔵車が使われるの?

冷凍車や冷蔵車は各店舗への配送でメインに使用されています。

その中でも鮮度の維持が必要な物のみに利用されます。魚や魚介類、肉、アイスクリームに氷菓子、といった品々です。

因みに大型冷凍トラックの場合はアスクリーム類が1度に7千個程を配送することができます。またスイーツ店では特定のケーキの鮮度を保つ為にこの車種が用いられることもあります。他にも宅配業界でも使用されていて、ナマモノや洋菓子等を一般家庭等に届けるのが目的です。

店舗配送等が一般的な用途ですが、個人経営者が冷蔵車・冷凍車を利用することもあります。用途は釣り餌やカキ氷等のの移動販売等です。

冷蔵車と冷凍車ならではの注意点

他の種類のトラック(中型・大型)の場合は、安全運転という面は共通の部分といえますが、冷蔵車・冷凍車にしかない注意点もあります。運転者はこの事を特に重視して動くようにしています。

いくつかありますが1つは予冷です。これは大切な品物を積み込む前の必須の行いです。冷蔵・冷凍機能を作動させる前は、荷台の中は温かい温度です。こういった環境で食材等を積み込むと鮮度的に決して良くないので、積み込みの前の段階で予冷をして万全の体勢を整えるようにします。

2つ目は積み方です。他のトラックでも安全の観点からも品物の積み方は大切ですが、冷蔵車・冷凍車は特に重要なのです。冷気をまんべんなく届くようにする必要がある為です。これは全ての品物の鮮度を保つ上で大切な事です。

3つ目は積み込む品物も予め冷やしておく必要があります。とはいえほとんどの場合は積み込み先で、一定に維持されているので大丈夫です。

4つ目は荷台に意識を向ける点です。具体的には積荷をしっかり一定の温度で保てているかを確認しながら、運転をするということです。

5つ目はより手早く積み下ろす点です。スピーディーをウリにしている運送業者は多いですが、冷蔵車・冷凍車の場合は仕事を早く終わらせるのが重要ではなく、手早く積み下ろさないと鮮度的に良くないといった理由からです。何事も鮮度命のジャンルなのです。

6つ目は指定された温度で運ぶ点です。品物によって指定の温度で届けるようにと指示があるのですが、ドライバーは常に守りながら行います。必要以上に温度を調節するのは法律では許されても、荷主が認めないので、こちらも重要です。

主に上記のような事は、他の種のトラックにはない注意点です。

冷蔵車・冷凍車の構造はどうなっているの?

冷凍ウイングや冷凍トレーラー、冷蔵・冷凍トラックの温度調節は何か特別な仕組みが施されているのではとも思えますが、実際は乗用車などのカーエアコンの冷房の働きをよりパワーアップさせた構造で、具体的にはエンジン動力を利用してコンプレッサーにより冷媒を荷台内に循環させる事で温度をキープしています。

普通乗用車の機器と構造上はほぼ同じですが、強力に冷やしたり・凍らせたりできるクーラー機器が装着されています。ちなみに冷蔵車に関してはどの位冷やせるかというと、マイナス20度~25度といった所です。北極は大体零下26度~40度なので、それに近い温度です。

冷蔵車・冷凍車の良い点

ダンプや通常の大型運送用トラックであれば、要冷蔵・冷凍と指定された食品を運んだ時、品物が腐ったりすることがあります。冬場であってもそれは同じことです。

冷蔵車・冷凍車の他車にはない良い点は、絶対に腐らさずに出来た時の鮮度、魚であれば水揚げされたばかりの良い鮮度のまま、スーパーや八百屋コンビニ等に届けることができます。積み込み先から距離がある場合でも、機器を作動させておけばずっと指定した温度を維持できるので、とても頼もしいです。

全ての車両がそうではないですが、運転手がトイレ休憩や食事でトラックから下車する時は、エンジンをとめますが、荷台の冷蔵・冷凍機能を作動させたままにできます。仕組み的にはトラックを動かすためのエンジンとは別に、冷凍・冷蔵目的でのエンジンを備えており、そちらによって温度を適切にキープできるというわけです。コンプレッサー等を備えている他に断熱材が用いられている点も他車にはない点です。

用いる目的としては、外の気温に左右させないようにする為です。コンプレッサー等との連携で上手く温度を保つことができます。

冷蔵車と冷凍車のちがい

具体的な冷蔵車と冷凍車の差家庭の冷蔵庫にも冷凍庫と冷蔵庫があるように、似ているようで両者は異なります。

冷蔵車・冷凍車の場合も同じで前者は特定の温度内で食材を冷やすことができますが、冷凍することができません。その為冷凍指定がされた品物は鮮度的に良くないので、運ぶことができないです。氷類やアイス・等は配送不可ということです。

一方冷凍車両は25度~30度程度までは維持できるので、先ほどのアイスや氷、さらにはお魚・肉類等を安全に運ぶことができます。

とはいえどちらが劣っているのではなく、用途に応じて素晴らしい働きをしている為、現在のトラック業界では両方必須の車種となっています。

意外とすごい冷蔵車・冷凍車歴史

商品を一定の温度をキープしながら走るのは、ハイテク技術で近代的という感じですが、冷蔵車・冷凍車の歴史を見ると意外と以前からあったことに気づきます。

勿論江戸時代頃からあったわけではないですが、最初国内に登場したタイプは昭和33年にデビューした矢野式冷凍車と呼ばれるトラックです。当時は今のスタイルのトラックではなく、ハードトップのようなスタイルの車でした。イメージ的にはアメ車の大きなバンに荷台がついているタイプです。まだ家庭でのテレビやその他家電も、現在のように誰でも持っているという時代ではなかったので、この車の登場は世の人々を感動させました。

 

 

今回の記事、いろいろな冷蔵車・冷凍車についてはいかがでしたでしょうか。トラックは現在の物流において超重要な役割を担っています。以前は貨物列車などが何十両も連結して皆が夢心地の深夜の時間だけ駅から駅をひた走っていました。その時代から今ではこういった便利なトラック達が活躍するおかげで、私達は欲しい物をすぐに手にとることが出来ます。今後も業界の人々&トラックに感謝をして日々暮らしていきたいものです。

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