段ボール配送の仕事
段ボール配送ドライバーの仕事内容
段ボール配送の仕事内容は主に2トントラック、もしくは4トントラックで段ボールの配送をする仕事です。配送する段ボールの種類は一般的な箱の段ボールや箱になる前のシート状の段ボールなどがあります。
これらの段ボールを手積み手下ろしにて納品、もしくはパレットに積まれていて、納品先によってはリフトで下ろせる場合など、荷役作業はさまざまです。
ただ段ボール配送の仕事は一般的には手積み、手下ろしが多い職種と言われており、体力勝負のイメージがあります。
段ボール配送ドライバーの主な配送先
段ボールは用途が多様で、さまざまな物の梱包材として使われています。そういった事から段ボール配送の仕事は数多くの納品先があり、食品や飲料の工場、小売の店舗や農家など配送先は大小さまざまです。
段ボール配送の仕事の1日の仕事の流れ
段ボール配送の仕事は朝が早い仕事です。段ボール配送の配送先は24時間で稼働している工場もあるため、早朝に出発して納品にする事が多いためです。
段ボール工場から各納品先へ2運行〜3運行程度の配送を行います。そのため段ボール配送の仕事は近距離の配送がメインになります。
段ボール配送の仕事の流れ
- 4:00出勤、始業点呼
- 4:30出発
- 6:00配送先到着・荷下ろし作業
- 7:00荷下ろし作業完了・帰社
- 8:30段ボール工場到着・積み込み
- 10:00積み込み完了・出発
- 11:30配送先到着・荷下ろし作業
- 12:30荷下ろし作業完了帰社
- 13:00休憩・昼食
- 15:00段ボール工場到着、翌日配送の荷物の積み込み
- 16:00積み込み完了
- 16:30終業点呼
段ボール配送の仕事のつらいところ
運ぶものが重い
段ボールは、大きさがさまざまなうえ、数十枚単位で結束されており、かなりの重量があります。
段ボール配送の仕事では、重たい段ボールをトラックに手積みで積み込んで、荷下ろしの際も、手で下ろす事が多いために、体にかかる負担が大きく、体力のない人にはつらい仕事といえるかもしれません。
段ボールで手が切れることもある
段ボールは重たい上に角が堅く、切断面が鋭くなっているため、手積みの最中に段ボールが接触して手や体が切れる事があるので気を付けなければなりません。
夏場に暑いからといって半袖など、薄着で仕事をすると手や腕、体が傷だらけになってしまう事もあります。段ボール配送の仕事に慣れているトラックドライバーはキズ防止のためにゴム手袋と長袖は必ず着用しています。
新たなスキルが得られない
一般の運送会社では、さまざまな荷物を取り扱っているため、扱う荷物に応じたスキルが身につきますが、段ボール配送の仕事は、段ボールの配達に特化しているために、その他のスキルが身につきません。
一つの仕事を黙々とやりたい人に段ボール配送の仕事はおすすめですが、新しいスキルが身に付きづらいのは段ボール配送の仕事のデメリットになります。
段ボール配送の仕事の良いところ
コミュニケーション能力はあまり必要とされない
段ボール配送の仕事は、段ボールをトラックに積み込んで、一度配送に出てしまえば、基本一人での作業となりますので、あまりコミュニケーション能力は必要とされません。
配送先での荷下ろし作業も一人でおこなう事が多いため、仕事さえ覚えてしまえば、あまり人とのコミュニケーションは必要とされず、気楽に仕事ができる事が段ボール配送の大きなメリットになります。
業務内容は難しくない
段ボール配送の仕事は段ボールの種類や材質、また納品ルールなどを覚える必要はありますが、その業務内容は馴れてしまえば、同じ事の繰り返しで単純な作業になるため、難しい仕事ではありません。
また特段にむずかしいルールやスキルが必要なわけではありませんので、誰でもチャレンジする事ができる点が段ボール配送の仕事の魅力になります。
人間関係のトラブルがほとんどない
トラックドライバーを目指す人の中には、人間関係のストレスに嫌気がさして運送業界に転職、就職を考えている人も多いと思いますが、それならば段ボール配送の仕事はおすすめな仕事になります。
ルート配送の仕事などではお客さんとのコミニュケーションが必要な場合もありますが、段ボールの配送は基本的に一人作業の体力勝負な仕事になるために人間関係のストレスはほとんどありません。
運転スキル以外はあまり要求されない
段ボール配送の仕事の配送先はさまざまあり、配送先によっては狭い道や狭い構内を通らなければならない事がよくあります。そんな時に求められるのは、学歴や知識ではありません。
段ボール配送の仕事で必要とされるのは、運転スキルやトラックの乗務経験になりますので、転職歴のある方でも安心してチャレンジする事ができます。
段ボール配送のドライバーの給料・年収
段ボール製造の会社は大手から中小企業まで数多くあり、それにともない段ボール配送の仕事も募集は数多くあります。
収入は2トンや4トン、大型など乗務するトラックによって違ってきますが、段ボール配送の仕事の給料は月給で25万円〜35万円といったところが多く、年収ベースでは賞与も含めて400万円前後が相場になります。
段ボール配送の仕事の労働時間・残業
段ボール配送の仕事は、工場に直接荷物を積み込みに行く事が多いため、荷待ち時間が発生しやすく、積み込みにも時間がかかるため、労働時間が長くなりがちです。
1日の拘束時間は12時間〜13時間前後で、忙しい日はは15時間を超える事もあります。
月の残業時間は閑散期で60時間前後、繁忙期には80時間を超える場合もあります。
段ボール配送の仕事の休日
段ボール配送の運転手の休暇は基本は土日ですが、段ボールを使用する会社はさまざまあり、土日に営業している工場や店舗もあります。そういった関係上、月に何日か、運転手を交代で土日に休日出勤させている運送会社がほとんどです。
もちろんそういった場合、休日の手当ても支給されますし、出荷量が少なく、道路も空いているため仕事が楽におこなえるメリットもあります。
段ボール配送のドライバーに必要な免許
段ボール配送の仕事は大小さまざまな取引先があり、その配送先に応じて、主に2トンや4トントラックが使われています。
そのため普通免許(平成29年3月11日までに免許を取得された方)さえあれば2トントラックに乗務して段ボール配送の仕事をおこなう事ができますので、資格のハードルは比較的低い職種と言えます。
また準中型免許・中型免許を所有していれば小型・中型トラックのドライバーとして活躍する事ができますし、大型免許を取得して大型トラックの段ボール配送運転手になる事ができれば、収入のアップも期待できます。
段ボール配送の仕事に向いている人
コミュニケーションが得意ではない人
段ボール配送の仕事は一度外に配送に出てしまえば、あまり人と関わる事が少ない仕事ですので、どちらかと言えば、人との会話がしたい社交的な人よりも、コミュニケーションが得意ではない無口でマイペースな人の方が向いている職種になります。
職場の人間関係に疲れて転職を考えておられる方など、ぜひ段ボール配送の仕事を検討してみてはいかがでしょうか。
運転が好きな人
トラックドライバーにとって運転が好きという事は一番の適性になりますが、それは段ボール配送の仕事で特に重要になってきます。
段ボール配送の仕事は人間関係があまりなく、一人で仕事をする事が多い職種ですので、その業務自体は見方によってはつまらない仕事、という事になってしまいます。そこで段ボール配送の仕事で大事になるのが、運転が楽しいと思えるかどうかになるのです。
体力に自信がある人
段ボールはかなりの重量があり、その重い段ボールを、手で積んだり、下ろしたりするので、体力に自信がなければ、段ボール配送はとてもキツい仕事になってしまいます。
段ボール配送のドライバーの中には、筋トレをする感覚で日頃の業務をおこなっている運転手もいます。そういった前向きな気持ちで段ボール配送の仕事に従事する事のできる、体力のある人が段ボール配送に向いている人といえるでしょう。
段ボール配送の仕事のまとめ
段ボール配送の仕事は工場から納品先へ2〜3運行程度配送を行うため、労働時間が長くなりがちです。また積み込みや、荷下ろしも手作業が多いため体力的にもつらい仕事といった一面があります。
その一方で、段ボール配送の仕事は馴れてしまえば、それほどむずかしい仕事内容ではなく、これといったスキルも必要ありません。また社内の上司や同僚との人間関係もほとんどなく、一人前になれば自分のペースで仕事を行う事ができ、気楽で良い面も多くあります。
そういった事から、その業務内容がご自分にあっているかどうかの見極めが、段ボール配送のドライバー転職、成功のカギといえるのではないでしょうか。
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