自動車・トラックの整備点検と故障・トラブル原因と修理

トラックの日常点検:テーゲルリフター、ウイング、クレーンの点検

トラックは日々運転していていると、車体自体が摩耗や劣化して徐々に破損してくるでしょう。もしも、運転中に故障してしまったら、交通事故や荷物の破損の可能性があります。そんな事故が起こらないように運転前の点検が重要になってきます。

そもそも事業で使っている貨物用車両の点検は、道路運送車両法という法律で定期的に行うことが義務付けられています。行う点検は2種類あり、「作業前点検」と「定期点検」に分かれます。運転手の皆さんは常日頃、点検をしていると思いますが点検項目に荷台部分の装置の点検までは含まれていません。しかし含まれていないからといって点検を怠ると事故につながります。そこで荷台部分の基本的な点検項目を見ていきましょう。

テーゲルリフターの日常点検をすべき理由

テーゲルリフターは荷台の蓋であり昇降機でもあるパーツです。この部分を起因とする事故は運送業ではよく見られます。

原因を大きく分類すると、昇降板自体が不安定で事故が発生した、昇降板の表面状態が悪くて事故が起こった、使用方法が誤っていた、に分けられます。

こうした事故を起こさないように、日々のチェックを徹底しましょう。

ウイング装置の日常点検をすべき理由

ウイング式のトラックは側面が開くので、荷物を奥までキッチリ入れられるので効率よく荷物を詰められます。

しかし大型になるほどウイング部分が大きくなり、故障した時に怒る事故の大きさも同じように大きくなります。

ウイングの開閉は油圧式と電動式があります。小型なら手動で開け閉めする車両もあります。もしどこかに不具合があるのに使用し続けると、

  • 負荷がかかりすぎてモーターが壊れる
  • ウイングが開閉しない

といったような事が起こります。もしも積み荷の途中にウイングが壊れれば荷物が詰めずに配送に時間がかかってしまいます。

クレーンの日常点検

クレーンが付いているトラックの事をユニック車とも言います。トラックの定時点検と同様にクレーンの点検も法律で義務付けられています。

作業前の点検としては、

  •  警報・安全装置が正常に稼働するか
  •  ラジコン送信機に不備がないか

毎月の点検としては、

  •  オイル点検
  •  配線の確認
  •  ワイヤーやロックに破損が無いか

年1回の点検としては、

  •  荷重試験

があります。

コンテナを固定する緊定装置を日常点検すべき理由

トラックの荷台部分にコンテナが付いていないタイプがあります。

コンテナはクレーンで釣り上げて荷台の上に置いた後、落ちないように緊定装置で固定されます。装置は電動で操作できるので操作自体は難しくありません。

しかしコンテナとトラックを固定する部分が腐蝕していたり、操作盤の故障が起こることもあります。

もしも故障があればコンテナが落下する事故になるので、作業前に点検する必要があります。