トラックシートと一言でいっても、その種類やサイズは様々で、選び方にいくつかポイントがあります。トラックのボディの形状や、運搬する荷物によっても適したシートがあるので、それぞれの選び方を紹介します。
トラックシートは正しく使えば長持ちする
トラックシートは常に雨風にさらされやすい状況にあります。そのため、劣化が進むと使えなくなってしまう消耗品なのですが、正しい使い方をすれば長く使うことができます。
一番大切なのは、トラックに最も合ったものを使用すること。小さすぎるのはもちろんダメですが、大きすぎるのも良くありません、荷物を積んだ状態でシートがかぶせられるのがちょうどいいサイズといえます。
トラックシートのサイズの選び方
選ぶときに重要なのはサイズです。雨が吹き込んでくるのを防ぐためにも、しっかりとサイズを測ってから購入しましょう。
2tトラックのトラックシートの選び方
2tトラックの場合、専用のシートを選びましょう。
専用と言ってもサイズは様々で、荷台の種類や積む荷物の大きさによって必要なサイズは変わってきます。
シートが寸足らずだと荷台とシートの間に隙間ができてしまい、荷物が雨風にさらされてしまうので、荷物を積んだ時にかけられる大きさを確認してシートを選びます。
4tトラックのトラックシートの選び方
4tトラックの場合は鳥居をどのくらい覆うかによってサイズが変わってくるので、鳥居にかぶせることを想定してサイズを測るようにしてください。
鳥居をしっかりと覆いかぶせれば雨水から荷物を守ることができます。
鳥居をどれくらい覆うかによって必要な長さが変わってくるので、かぶせたときのサイズをイメージして長さを測ります。
キャリアを支えるパイプがあり、このパイプに触れない横幅にしないとシートが上手く結べないことがあるので注意です。
あおりの高さが足りないとパイプまでの間隔がとても短くなる可能性もあるので、パイプ下のシートを加工するなどの工夫が必要です。
10tトラックのトラックシートの選び方
10tトラック用のシートは非常に大きいです。サイズは同じでも、薄さの違いでシートを選ぶことができます。
3段階の薄さがあり、用途別で選ぶことができます。
大きなシートは重いため、軽量なものを選ぶと作業が楽になりますが、高額になってしまいます。
軽いシートで作業効率のアップをとるか、重いシートで安さを取るか検討して決めてみてください。
トラックシートのサイズがないときは特注も出来る
トラックの大きさに応じて、サイズ展開があるトラックシートですが、積載物の長さ、大きさによっては市販のものではサイズが合わないというケースも出てきます。
そのようなときは、専門店にオーダーして特注品を作ってもらうこともできます。
値段は1㎡で1200円から1700円くらいが相場となっていて、市販品と同様軽くなるほど値段は上がっていきます。
オーダーだと、サイズだけではなく幌がカーテンタイプなど、デザインも特別なものにしてもらえます。通常のものは緑色のものが多いですが、特注だと色のバリエーションも豊富です。
店の宣伝を兼ねたい場合はシートに店名やロゴを印刷している会社も多いようです。その分価格は高くなりますが、必要であれば予算に応じて検討してみてください。
トラックシートの素材の選び方
使用目的と使用環境を考えてトラックシートは選ぶこと
使用用途によっても選び方は変わってきます。
シートの素材は強度、断熱性、防水性について、荷物や運ぶ環境を考慮して選びます。
屋外でのイベントのテントや旗にも使用されているターポリンは防水性と耐久性に優れた素材です。
ポリエステル帆布は防水性、耐摩耗性に優れているだけではなく、振動にも強い素材です。ただ、汚れが落ちにくいという点と、ターポリンよりも高価という点がデメリットとなっています。
天然繊維でできている錦帆布は風通しと防水性が高いのが特徴ですが、風通しの良さならメッシュが一番です。木材や樹木を運搬するトラックによく使用されています。
このように、素材によって特徴は様々なので、運搬する荷物の種類によって選ぶ必要があります。
また、どのような荷台に取り付けるかによって種類も分かれます。
掛けるだけのもの、鳥居に被せるもの、ハネが付いているものから最適なものを選びます。
その他重さやデザイン、取り付けの難易度などを考慮して選んでみてください。
トラックのボディの形状に合うシートがベスト
トラックシートの選び方について、サイズ、素材について紹介しましたが、その他に重要となってくるのがトラックのボディの形状です。形状によって、合うシートが異なってきます。
主なトラックの形状について紹介すると、まず平ボディはドライバーが手作業でシートの付け外しを行うことを考慮して、軽量なものを選んだほうが良いと言えます。
幌ウィングはポリエステル帆布製が多くなっています。幌をしっかりと固定するためです。しかし、運搬する荷物が野菜や果物の場合は結露を防ぐために綿幌布のものを使用することもあります。
ウィング車は積載量を増やすために軽いシートを採用することが多いです。
トラックシートの使い方
最近は平ボディ車が減っているという背景もあり、トラックシートを使うことが少なくなっているので、シートの取り扱い方を知らないという人も増えてきているのが現状です。
トラックシートの掛け方・外し方
そのままでは雨や直射日光にさらされてしまうのが平ボディ車。このデメリットを補うためにはシートを掛けることは必要不可欠ですが、最近は平ボディが減ってきて使い方を知らないという人もいるようです。
とくに梅雨の時期など、雨が連日続くときは荷物を積んでいない状態でも荷台が濡れてしまいます。その状態だと次の荷物を積めなくなってしまうので、シートは常に必要です。
シートを掛けるのに必要なものはゴムひもです。付属品のもの以外でもタイヤのチューブなどでも代用することができます。
掛け方は
- シートのゴム通し(ペケット)にゴムひもを取り付けます。
- ゴムの両端を固く結んで輪になるように中央部分をペケットから通します。
- ゴムを引っ張って荷台の端のフックに固定すれば取り付け完了です。
走行中にシートが捲れないようにしっかりと固定してください。
外し方は
- ゴムひもを外してシートを引き下げて外します。外した後は次回使用するときに使いやすいように畳んでおきましょう。
外す前には荷物に異常がないか確かめてから外す必要があります。
トラックシートの畳み方
シートはその大きさゆえに畳むのが大変です。しかし、きれいに畳んでおかないと次回使用時に大変な思いをすることになります。
畳み方は
- 全てのゴムひもを荷台から外し、荷台の上からシートを集め、注手全体の1/3の長さのところで重ねます。
- 後部からシートを集めて、前の部分と重ね合わせます。
- 前後のシートを三つ折りにし、左右のシートも三つ折りにします。
- さらに左右を三つ折りにし、後ろから巻いていきます。
- 巻き終わったら真ん中あたりに付いているゴムひもを使ってシートが解けないようにまとめます。
トラックシートに水漏れなどが起きたときの修理と対策
たとえ耐摩耗性に優れがポリエステル帆布であっても他の素材であっても、長年の使用で経年劣化は進み、交換が必要になるときがやってきます。
しかし、値段を考えるとすぐに買い替えるのは躊躇してしまいます。特に特注だった場合はまた新たに作ってもらうと時間もかかってしまいます。
すぐに新しいものを買う前に、補修テープでの修復を試してみてください。テープはホームセンターで簡単に手に入れられます。
単に修復するだけではなく、強度を上げることができるテープもあります。
補修する前には汚れや濡れのチェックを行い、汚れがあった場合はシンナーでふき取ってからハンマーを使って修復します。
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