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オイルフィルター(オイルエレメント)の点検・交換と費用・価格・工賃

オイルフィルターは自動車のエンジンオイルの品質を維持し、安全で安定の走行を支えている重要な部品の一つです。機能が低下すると、エンジンへの負担が増え、急な故障や大きな事故につながりかねませんので計画的に点検や交換をしましょう。 

オイルフィルターとオイルエレメントって何?

オイルフィルターって何?

オイルフィルターはエンジンオイルをろ過し、スラッジなどの異物を取り除くことで油圧を安定させ、エンジンオイルの性能を最大に引き出す役割があります。オイルの品質を良い状態のまま維持させるので、エンジンにも環境にも良い影響しかありません。最近では耐圧強度が高まり、さらに粘度の高いエンジンオイルにも対応可能な高性能オイルフィルターもあります。いろいろな素材で形成されていますが、廃棄のこともしっかり考慮して設計されており、分別しやすくなっているものもあります。

オイルフィルターは『ろ過性能試験』といって、新品から目詰まりするまでのろ過性能を測定する試験を各メーカーの開発時に行っています。フィルターの上下に微粒子カウンターを設置し、エンジンオイルの中に浮遊する微粒子がどの程度ろ過できているかを計測します。フィルターは圧力計で監視し、通過前後の圧力の差が規定値を越えたら目詰まりという判定になります。

オイルエレメントって何?

オイルエレメントはオイルフィルターの中に入っている『ろ紙』のことで、オイルの不純物を取り除く役割を担っています。ヒダ状に折りたたまれたろ紙が円筒状に形成されており、折り目の数を多くすることでろ過面積を増やすなど、様々な工夫と改良が繰り返されています。なかでも、フィルターの目を奥に行くほど細かくした、密度勾配構造を採用したフィルターは驚くほどろ過性能が向上しています。大きな粒子は表面で捉え、細かい粒子は奥の方でキャッチすることで有効面積を広くしています。

オイルフィルター(オイルエレメント)の交換時期は?

一般的なコンディションの場合のオイルフィルター交換時期

オイルエレメント交換はオイル交換2回のうち1回おきを目安に実施しましょう。エレメントは比較的安い部品ですが、あまり安すぎる物はろ紙のヒダも少ない粗悪品の可能性がありますので注意が必要です。

交換の目安を走行距離で見ると、乗用車ではおよそ2万km、大型車で2.5万km程度です。フィルターの交換時期は車種やメーカーにより異なりますが、自動車の使用環境にも大きく影響されます。 

通常の使用環境では、7千kmから9千kmの走行か、1年から2年の使用期間のうちの早い方でオイル交換を行い、2回に1回はフィルターの交換を行うのが良い目安です。あまり早すぎるフィルター交換でも長年乗り続けることを考えると費用が無駄にかかりますし、廃棄物の量が増えることは環境保護の視点からお勧めできません。ちょうど1万km程度走行した時点のエレメントが一番調子が良い状態であると、カーメーカーも謳っているほどですので急ぎすぎは禁物です。

シビアコンディションの場合のオイルフィルター交換時期

まずシビアコンディションの定義は、雪道走行が多い寒冷地の場合や1回の走行が8km以下の短距離走行、アイドリングの時間が長い運転や、山道坂道走行の上り坂や下り坂、走行距離が年間2万km以上のヘビーユーザーなどです。いわゆるエンジンを酷使している状態が、年間走行中のおよそ3割を超えていたら当てはまる環境です。これを『シビアコンディション』といい、通常の交換時期に比べ60%くらいの走行距離に到達した時点でオイル交換とエレメントの交換を合わせて行うのが良いでしょう。

オイルフィルター(オイルエレメント)を交換しないとどんな問題が起こるの?

オイルフィルターを交換しないと起きる問題

オイルは使用しているうちに徐々にスラッジや微粒子により汚れて黒ずみ、それがフィルターを通ることによりろ過されます。それにより、オイルは品質を維持しますが、フィルターは少しずつ目詰まりをしてきます。目詰まりによりエンジンオイルの循環が悪くなって滞ってしまうと、オイル本来の冷却機能や清掃機能、潤滑機能などが損なわれますので、エンジンブローを引き起こす原因となります。

フィルターの目詰まりは例えるなら、水道の排水口の、ゴミ受けの網にゴミがたまってくると、ぬめりが発生するなどして、水が流れにくくなるイメージです。フィルターの交換時期でオイルの流れが悪くなってくるのを放置しておくと、詰まって行き場のなくなった汚れたオイルはオイルエレメントを通らず、リリーフバルブという圧力を逃がす逃し弁から流出してしまうのです。

次第にスラッジなどの異物がそのままエンジン内部まで流れ込んでいきますので、エンジンの機能が低下したり燃費が著しく悪くなったり、酷くなるとエンジンが故障してしまうなどという大きな異常や事故につながってしまうのです。

オイルフィルター(オイルエレメント)の修理や交換にかかる費用・価格や工賃は?

オイルフィルター交換ができる場所

オイルフィルターの交換はドライバー自身で作業する人も多い、比較的メンテナンスが簡単な自動車の部品の一つです。ですが、カー用品店やガソリンスタンドなどでもオイルとフィルターの購入のタイミングで施工を頼めます。ディーラーや修理工場では定期点検時に交換すると一度に済んで簡単です。

作業時間は少なくても20分程度はかかりますので、依頼先の人手や混雑具合などの状況も勘案して、事前に時間の予約しておくと便利です。また、オイルフィルターのみの交換を扱っておらず、オイル交換とセットになる店舗もありますので確認しておくと良いでしょう。

オイルフィルター交換にかかる費用の目安

自身で交換作業を行う場合は安全に作業ができる場所を確保することが大切です。廃棄用のキットや工具、ワッシャーやクリーナーと新しいフィルター、オイルを揃えましょう。ホームセンターなどでも入手可能です。オイルフィルターレンチは専用のものでは千円前後で購入できますが、100円ショップのベルトレンチなどで代用も可能です。

エンジンオイルの価格は、3千円から5千円、エレメントの価格は千円から3千円、交換する工賃は千円から3千500円程度です。点検と同時にオイルフィルター交換を行う場合には点検パック料金や出精値引きがあることがありますので、確認するとお得です。

オイルフィルターもエンジンオイルも工賃も、店舗ごとに料金がまちまちだったり、セール中だったりしますので、購入される際の目安に覚えておくと良いでしょう。

 

手間と費用、工賃を考えると、セルフメンテナンスがコスト削減につながるかは微妙なところですが、愛車のお手入れにはこだわりを持つドライバーさんも多いでしょう。日ごろから愛車に耳を傾け、良いタイミングでメンテナンスを行うことは安全なカーライフにとても有効です。

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