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先導車/誘導車のドライバーの仕事、給料/年収、免許/資格、向いているタイプがまるわかり

数あるドライバーの仕事の中でもあまり知られていないのが、先導車・誘導車の仕事。先導車・誘導車と聞くと、特殊車両の前を先導しているところは一度は見たことがあるかと思いますが、その仕事の具体的な内容や給与などについては、知らない方も多いのでは?そこで今回は、先導車・誘導車のドライバーとは、一体どのような仕事をするのかをお伝えしていきます。

先導車と誘導車とは

外出して車で走っているときに、緑の回転灯を灯した車を見かけたことはありませんか?

その緑の回転灯を灯した車が、先導車・誘導車です。回転灯は、周囲へ注意を呼びかけるために使われており、色も数種類あります。救急車やパトカーは赤色ですがその他にも、黄色、青色。緑色と、回転灯の色によってそれぞれ役割が違います。

そして緑の回転灯を灯した誘導者の役割は

  • 特殊車両を誘導中であることを周囲の車両に知らせ、接触などの危険を回避するため。
  • 夜間走行時の特殊車両にとっての目印

となります。

特殊車両は一般車と比べると、視界が良くなかったり、曲がりにくかったりしますが、何より車体の長さや幅が広く、他の車両と接触する可能性があります。

そのような場合に、誘導車や先導車が走っていると、周囲にいる人からしても「お、何かくるな」と気付きやすいですよね。パトカーや救急車が通っている時も、それに気づけばすぐに対応できるようにスピードを落としたり、注意を向けたりします。それにより交通事故も回避できます。

特殊車両とは

車両の構造、あるいは輸送する貨物が特殊な車両で、幅、長さ、高さおよび総重量のいずれかの一般的制限値を超えたり、橋、高架の道路、トンネル等で総重量、高さのいずれかの制限値を超える車両を特殊車両と言います。

ミキサー車やダンプカー、クレーン車がそれに該当しますが、他にもいつくもの特殊車両は存在します。

先導車/誘導車のドライバー(運転手)の仕事内容

先導車・誘導車の仕事は特殊車両を目的地まで安全に送り届けることです。

しかしそれは、パトカーのような機敏な動きが求められるわけではなく、舗装された安全な道をゆるやかなスピードで走行します。

また、ドライバーになる人も、運転技術が高い人というわけではなく、責任感が強く、運転が好きな人です。

安全に目的地まで送り届ける責任感、そして長距離ドライブでも苦にならないという人は、先導車・誘導車のお仕事がおすすめです。

先導車と誘導車には、特殊車両の前につく「先導車」と、後ろにつく「後続車」があります。

また、基本的には前後で2台の誘導車で特殊車両を誘導しますが、道路状況や交通状況などによっては前後2台の、計4台の誘導車がつく場合もあります。

先導車と誘導車の主な役割は、特殊車両がカーブを曲がったり、交差点を通過したりする際に、特殊車両の周囲の車の安全を確保するための誘導処置をしたり、建物や橋などの建造物の保全のために配置したりします。

また、特殊車両を含め、前後の誘導車は無線で連絡を取り合い、周囲に危険がないか、道路に異常はないかを常に確認し、連携を取りながら特殊車両を目的地まで安全に誘導していきます。

しかし、もしも誘導車がいなければ、見通しの悪い山道などで対向車がスピードを出して走ってきたとき、そのままのスピードで特殊車両にぶつかってしまうかもしれません。また、特殊車両は狭いトンネルを通過することもあります。そのようなときに、トンネルの出口で先導車・誘導車が対向車を一時的に止めていなければ、トンネル内で互いの車がぶつかったり、停止して動けなくなってしまったりして、トンネルが通行できなくなる可能性もあります。

先導車/誘導車のドライバー(運転手)の仕事が向いているタイプ

運転が好きな人はもちろんですが、先導車・誘導車って、どこか人間でいうボディーガードのような存在でもあります。特殊車両や、周りの安全を確保し、目的地まで無事に送り届ける。そのような責任感の強い人ならきっとドライバーとして活躍できるでしょう。

また、この仕事は時間帯が限られており、だいたいは21時から朝の6時ごろで、深夜に走ることになります。夜に強く、働ける時間帯の自由がきく人ほど歓迎されるでしょう。

また、歓迎されるタイプではありませんが、車の運転に慣れていない人でもドライバーとして活躍できます。特殊車両が通行する道は、基本的に綺麗に舗装されている幅の広い道です。

スピードを出すのが怖い、狭い道は怖いという人でも、安心して走行できるかと思います。先導車・誘導車は少し遠出することもありますので、知らない道を走ってみたい、ドライブ気分を味わいたい、という人にもおすすめです。

先導車/誘導車のドライバー(運転手)の平均的な給料・年収

平均的な給与は、年収300万円程度、月収は25万円程度となります。これはあくまで平均であり、その内容は会社によってまちまちです。

自分の希望に沿った勤務条件や給与のところを探すようにしましょう。

深夜手当については支給される場合もりますが、先導車の仕事は深夜の時間帯の労働が多いので、深夜に働いたらその分上乗せされるというわけでなく、求人誌等に載っている給与情報のままで計算されることが多いです。

また、アルバイトなどで働く場合でも時給は約1,500円と、他のバイトと比べても高額です。(こちらも既に深夜手当は含まれた時給になります。)

さらに、正社員には賞与もあります。しっかり長期に渡って働きたいというのであれば、賞与は欠かせません。

年収 300万円程度
月収・月給(※賞与は別・残業手当+歩合+無事故手当+他諸手当含む) 25万円程度 (手取りベースの月収は15万円程度)
日給 12,500円程 ※一か月あたり20日働いた場合で計算
時給 1,562円程度 ※一日あたり8時間働いた場合で計算

先導車/誘導車のドライバー(運転手)の手当(深夜・残業など)・賞与

先導車・誘導車の仕事は深夜に行われ、交通状況や道路状況によっては退勤時間をオーバーすることもあります。

しかし、主な先導車・誘導車の主な勤務時間帯が深夜のため、給料が上乗せされるというわけではなく、おそらく求人情報等で記されている給料のままになります。

残業については、会社によって様々ですが一例としては給料が1,000円だとします。そこに残業代がつくと、給料の25%がつき、退勤時間を超えた分の残業手当は1,250円となります。

賞与に関しても、雇用形態や会社によって色々ですので、ドライバーを希望する場合は、その会社に直接確認をとってみると良いでしょう。

先導車/誘導車のドライバー(運転手)の仕事でたくさんお金を稼ぐには?

この仕事は毎日働けるというわけではなく、場合によっては、希望していても週に3日しか働けないこともあります。それはもちろん、経験年数やキャリアの差にもよってきます。

また、日曜休みも希望できますが、先導車・誘導車は日曜日でも働いています。会社側としては、働き手の少ない土・日・祝に走ってくれるドライバーを求めています。

また。夏季や冬季、GWの休暇もありますが、自分の体力が許すならば、休みを減らして働くことも可能です。

その場合は会社の方に、自分の熱意を伝えましょう。やる気があるとわかってもらえれば、きっと他の社員よりも多く仕事がもらえます。

いざ働いてみると全然仕事がなかったり、ボーナスがなかったりということでは大変です。事前に給与についてしっかりと確認した上で働くようにしましょう。

先導車/誘導車のドライバー(運転手)の働き方

勤務時間は1日に8時間ほど。うち、1時間の休憩があります。特殊車両を誘導する距離は仕事の内容によっても変わってきます。

たとえば、目的地が多く、長距離の運転が必要になると、途中で別の社員と交代して誘導する場合もあります。

通勤方法に関しては、自家用車を誘導車として運転するわけではないので、基本的には自由です。研修期間は会社によってまちまち。即戦力になると思われるような人材は、すぐに誘導車の運転を任されることもあります。

先導車・誘導者はあくまで特殊車両を安全に目的地まで送り届けることなので、関東から関西へ、などといった長距離運転はありません。

ですがその分、仕事内容によっては深夜に走行する場合もありますので、低速で安全に走ることが求められます。

知識や経験は重要ですが、特別な技術がいる仕事内容でもないので、アルバイトとして働いている人もいます。

勤務時間・休憩 1日8時間ほど。休憩は労基法に従って、8時間勤務の場合は1時間の休憩があります。休憩と言っても、ドライバーは基本的にいつも運転している状態です。車内での仮眠などになります。
運送・配送エリア 会社によって様々ですが、距離によっては数日かかる場合もあります。しかし、丸1日家に帰れないというわけではなく、ポイントごとにドライバーだけの交代や、車両ごとバトンタッチということになります。
移動距離 短距離から長距離まで様々です。長距離になると100km以上の運転になることもあります。
通勤方法 誘導車は自家用車を使うわけではないので、車があれば車、なければ自転車など、特に指定はありません。
研修の有無 研修期間を設けている会社もあります。研修期間といっても、何かを習得したり、練習したりする期間ではありません。あくまで、未経験なので、仕事の感覚をつかむ程度のものです。仕事が複雑でないため、研修期間があってもそこまで長期にわたるものではありません。また、初心者の方はベテランドライバーに比べると経験が浅いため、初めは短時間労働になる場合もあります。しかしその期間は、人として礼儀正しいか、内容を理解しえいるか、安全な道を安全に走行できるか、などの部分を見られています。
その他 後誘導者の場合は、もし信号待ちなどで誘導している特殊車両と逸れてしまった場合は、前誘導者の了解を得られれば、そこで勤務終了となることもあります。そのようなときでも、1日分の給料が全額払われることもあります。

先導車/誘導車のドライバー(運転手)の雇用形態

先導車・誘導車の雇用形態は様々で、正社員はもちろん、アルバイトや委託業務でも働くことができます。

しかし、誘導車の仕事は責任が重く、交通状況を的確に判断する能力や運転スキルが求められます。

アルバイトや委託業務の人は経験がないこともあるため、広く走りやすい道路を通行することになると思いますが、会社によっては人手不足のため、狭く走りづらい道を任されることもあります。心配な方は実際に、雇用形態による仕事内容の違いを確認するとよいでしょう。

また、業務委託されて、特殊車両を所有していない会社が特殊車両を誘導する場合は、原則、緑回転灯を点灯することはできません。その代わりに「特殊車両誘導中」などと目立つステッカーを車体に貼って、外見上で誘導車と分かるようにする工夫が必要です。

また、誘導車に貼るステッカーは、ネット通販でも2,000円~3,000円台など、少々高額ですが購入することもできます。おそらく業務を委託された場合にそうした詳しい説明も受けることになるかと思いますので、心配ありません。

形態: アルバイト 契約社員 派遣社員 正社員 業務委託
募集: あり あり あり あり あり

先導車/誘導車のドライバー(運転手)の仕事で必要な免許・資格

街で見かける先導車・誘導車の印象としては軽自動車が多い気もしますが、誘導車に使う車の種類は様々です。

軽自動車のような小さめの車から、日産フーガのような高級車まで、目的によって使い分けられます。必要な資格は主に普通免許だけですので、普通免許を持っている方ならどなたでも働くことが可能です。

先導車・誘導車に使われる車種にとくに指定はなく、会社によって違います。

普通自動車だったり、軽自動車だったり、はたまた軽トラックだったり。しかし、車種に指定はなくても、目的地等によって使用する車種は変わってきます。

短距離の誘導では、車に乗っている時間が短いため軽自動車が使われます。長距離の誘導になると、誘導車の負担も大きく、疲れが溜まって事故を起こすなどの最悪な事態にならないためにも、乗り心地の良い普通車になります。

また、多少の荷物を目的地まで運んで行きたい場合には軽トラックが使われます。そのようにして車種を選びながら誘導しています。

車種: 原付 バイク 軽貨物 バン トラック バス
使用有無: なし なし あり あり あり なし
車種: 普通車 中型車 大型車 特大車 特殊車両 その他
使用有無: あり なし なし なし なし なし
原付免許 二輪車免許 普通免許 準中型免許 中型免許 大型免許
必要性 なし なし あり なし あった方がよい あった方がよい
その他必要な免許 誘導車を運転する際に特別な資格が必要というわけではありませんが、普通免許は必ず必要になります。(AT限定でも可能です。)

しかし、免許証がゴールドであることや、大型免許を所有している人は優遇されます。ゴールド免許であれば、数年間、無事故無違反ということが、聞かずとも免許証で証明でき、誘導車のドライバーになるにあたって非常に重要なことです。

また、大型免許証が優遇される理由は、大型自動車を運転したことがある人はご存知だと思いますが、カーブを曲がる際の内輪差や、バックするときの外輪差、また運転中の死角や目視できる範囲等が、普通乗用車と比べて全然違います。これは大型自動車を運転したことがある人にしかわからないことです。そのような場合に、大型免許を取得している人であれば、どのような誘導であれば特殊車両に乗っているドライバーのとって走りやすいのかということを考えて走行することができます。それはつまり、安全な誘導にもつながります。

免許以外に必要な資格 特にありません。
必要な経験 ドライバー業務なので、ドライバーの経験は必須となります。

また、後誘導車の場合は、前を走っている特殊車両についていくだけですが、前誘導車の場合は後方も気にしながらの走行が必要になります。

ドライバーの経験はできるだけ長く、色々な車種に乗っていた方が安心でしょう。また、地理についてあつ程度把握していた方が、仕事中に不安なく走れます。

免許を所持していない場合は、当たり前ですが、まずは免許を取得しましょう。

会社によっては免許代を少し補助してくれるところもあるかも知れませんが、普通免許はほとんどの人が取得しているため、免許がない人への取得金額の補助はあまり期待しない方がよいでしょう。

先導車/誘導車のドライバー(運転手)の仕事に就職・転職するための求人募集を探すには

他の仕事と同様、まずはインターネットで検索をかける方法が情報も多く手っ取り早いです。

また求人サイトも色々ありますので、サイトごとに載っている複数の誘導車の仕事をチェックすることで、選べる企業の幅が広がります。

インターネットで「誘導車 仕事」と検索すれば多数ヒットします。

また。求人のチラシなどで募集している場合もありますが、誘導車の募集はあまり見かけません。

すぐに働きたいと方は、インターネットで検索をかけるのが良いでしょう。

また、派遣のアルバイトでも、「誘導車のドライバー募集!」といったものをたまに見かけますが、希望者が多く、なかなか採用まで行き着きません。いくつかの会社に連絡して、募集中のところを探すと良いでしょう。

また、求人サイトやチラシに載っていなくても社員やアルバイトを募集している場合もあります。求人に載ってないからといって諦めず、とりあえず誘導車の仕事がありそうが会社に電話して働き口があるか聞いてみましょう。

先導車/誘導車のドライバー(運転手)の転職サイトに登録・検索・応募する方法

転職サイトの登録はすぐに終わります。

だいたいの転職サイトの登録方法はメールアドレス、名前、生年月日をいれるだけで登録が可能となります。登録自体は1分程度で終わるでしょう。

しかし、それだけではより良い転職先に出会えるとは言えません。そこから自分を売り出していく必要がありますので、学歴、資格有無、職歴、自己PRといったものを書く必要があります。その書き方の参考となるものは「転職サイト 書き方」などで検索をかければすぐに出てきます。

自分なりにはよく書けたと思っていても、周りから見ると全然熱意がこもっていなかったりということもありますので、まずは書き方を調べてみることをお勧めします。このアピール文に手を抜いてしまうと、企業へのアピールができずに、オファーが全然来なくなってしまい、スカウト機能を利用する意味がなくなってしまうので、真剣に書く必要があります。

仕事を検索する場合は「ドライバー」「誘導車」「先導車」など、仕事に関わりのあるキーワードで検索しましょう。その際に企業の概要をしっかりとチェックし、良さそうのところをメモして、他社と比較するようにします。不明な点があれば直接問い合わせることが大切です。わからないことがあるまま応募しないようにしましょう。

先導車/誘導車のドライバー(運転手)に応募するときのコツ

良い企業を見つけ、応募する際の注意もいくつかあります。

  • 応募欄に空欄を作らない

空欄があるだけで記入漏れかと思われてしまいます。内容がない場合でも「特になし」などの記入をするようにしましょう。また、自由記述の欄でもできる限りアピールすることで、採用へ近づきます。

  • 内容を使いまわさない

エントリーシートを毎回かうことはとても大変ですが、採用する側からみると、その文章が使い回しかどうかはすぐにわかります。いくつかの企業に応募する際でも、一つ一つ、その企業に理念に即した、熱意のこもった文章を書くようにしましょう。

  • 個別でその企業について調べる

転職サイトに載っていない内容は、個別で調べることも可能です。他のサイトを見てみましょう。意外とたくさん情報が乗っている場合のあります。また、応募する際の文面についても、転職サイトには載ってないことを文章として書くと、企業側からの好感度も上がります。

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