ドライバーや運送会社が知っておくと便利な情報

酷道な国道・険道な県道として日本で有名な道路・区間は?

最近の日本の道路事情、特に高速道路においては、充実するSAやPA、雨天時でも視界が良好に保つことのできる快適な道路舗装、最高速度の引き上げなど、『快適・安心・安全』をキーワードに、北海道から九州まで、様々に進化しています。また、下道(一般道)においても、バイパスの造成をはじめ、渋滞を減らすための工夫など、より快適に安全に走行できるよう日々、進化しています。

一方で、枯れ葉が集積している、産業廃棄物が捨てられている、朽ちた橋が放置されている、標識がさびていて読めない、道路が川となってしまっている、といったある意味放置されている再生不可能な道路があることも事実です。そんな悪路の走破を趣味にしている人たちから熱い視線を集めている道路を集めてみました。

酷道・険道って何?

そもそも酷道・険道は造語です。酷道とは、文字通り『酷(ひど)い状態の国道』を指し、同じ読みの国道(こくどう)に掛けた言葉です。

また険道とは、『酷道』が県道であった場合は『険道』という使い分けであり、意味としては同じです。同様に最近では、市道であった場合には『死道~デスロード』といったり、府道の場合は『腐道』といったりもします。

ひとことで言えば、自動車走行に、かなりの勇気と気合が必要となる、国道や県道といったところです。

関東で酷道・険道とされる道路・区間は?

日本を代表する酷道は、まずは国道410号線です。キングオブ酷道としても、また関東でも名高いです。木更津~館山間の105kmの国道で、おそらく関東で№1の酷道です。特に房総半島の中央あたりには、かなりの湾曲カーブがあり、道幅は自動車が1台通れるかどうか?といったレベルです。 大型車の通行はかなり困難な区間です。

千葉県、房総半島の端の南三原付近から上り方面へと山の中をただひたすらに駆け抜けていく道路。『道幅狭し』『動物注意』などと書かれた、関東ではなかなか目にすることのできない看板が多数乱立しています。また、素掘りっぽいトンネルも多く、素掘りっぽいトンネルの3連続コンボなども見ることができます。昭和11年に開業した、久留里線(現在は廃線)が残っていたりと、とても趣の深い酷道です。

険道では、茨城県道42号線(筑波山)です。茨城県つくば市~石岡市を結ぶ県道です。

急激な坂道がとても有名な険道です。軽自動車で少し力のない車だと、これ登れるの?といった坂道が続きます。途中には果樹園があったりして、ほっこりする景色も楽しめるのですが、たまに「小型車以外通行不能」というあまり見慣れない看板もあったりして、ドキッとさせられます。

関西で酷道・険道とされる道路・区間は?

関西での代表的な酷道は、国道308号です。キングオブ酷道として有名です。大阪と奈良を結ぶルートで、幹線道路では阪奈道路、第2阪奈などが有名ですが、その裏道としてよく地元民から利用されています。奈良時代に開通した「暗越奈良街道」と言われており、大阪府東大阪市東豊浦町と奈良県生駒市西畑町の間にある暗峠(くらがりとうげ)は急な坂道で関西では特に有名で、軽自動車ですとのぼりは少し厳しいような急こう配が続きます。基本的には、地元民の利用が多く交通量も比較的多いので、観光シーズンなどで、他県民が知らずについていくと、泣きを見るといったケースがよく見られます。

また、国道425号線も酷道としては名高く、三重県尾鷲市から和歌山県御坊市までを結ぶ国道です。紀伊半島を東西にショートカットする路線で、地図上で見る限りは、東西移動に便利そうに見えるのですが、山を無理やりこじあけたかのようなグネグネ道があったり、全線の194.3㎞がかなり難所になっています。道幅はかなり細く、ガードレールもなく、昨今の災害の影響でより荒れているようです。また、近くに著名な温泉や熊野詣といった有名な観光地があるため、渋滞回避のための他府県ドライバーが迷い込むことも多く、転落事故等に遭われた例もある非常に危険な酷道となっています。

険道では、京都府道733号です。京都市西京区・長岡京区から亀岡市へ抜ける区間です。

途中、軽車両以外は通行禁止部分があるので注意が必要です。大部分が、軽自動車がやっと一台通れるか?といった程度の道幅で、ヘアピンカーブや急こう配の坂が多数あります。ガードレールがなく縁石だけの部分あり、少しハンドルをきり損ねると命を落とすポイントも多いです。険道ランキングなどでもよく記載があります。

北海道・東北で酷道・険道とされる道路区間は?

東北での代表的な酷道は、国道339号線です。青森県・津軽半島の最北端に位置する竜飛岬付近を経由します。ここは国道でありながら、自動車もバイクも自転車通れず、歩行者しか通れない「階段国道」と呼ばれており、東北エリアの観光地としても有名で、記念スポットにもなっています。途中、赤くペイントされた道を通ったり、ほとんど生活道路の部分もあったりします。洗濯物などが干されている、漬物樽が無造作に置かれている、干物が軒下から吊り下げられている、といった風景が見られ、とても国道とは思えないような道路です。

険道(道道)で有名なのは、北海道枝幸町の道道880号です。道道880号上音標音標線は、大部分がダートの未舗装ですが、幅員が広く、比較的走りやすい険道です。北海道は特に、国道や険道の荒れ具合がひどいですが、ここは比較的、安定しており、時折、小動物の出現などもありますが、なんとか走破できるといった感じです。ただし、道中はほとんど樹林で覆われており、街灯などもないので夜間の走行はあまりお勧めしません。

四国・九州で酷道・険道とされる道路・区間は?

四国では、高知県の酷道で国道439号が有名です。高知県本山町〜四万十市の約45㎞の区間です。悪路で有名な「京柱峠」は四国ではとても有名です。特徴は、延々と続く蛇行道路、あちらこちらに落ちている小さな落石です。途中、急激なアップダウンも多く、全行程は、45㎞にもかかわらず、6時間程度かかってしまいます。また、途中には当然コンビニやスタンドなどもまったくなく、休憩する場所もほとんどありません。ですから、トイレや食事は事前に済ませておくことをおすすめします。ちなみに、途中、津野町にある温泉「郷麓温泉」は、隠れ宿、秘湯としてぜひおすすめです。

また国道324号線は、九州、長崎県長崎市から熊本県宇城市までを結ぶ国道ですが、今までの酷道とは違い、浜町という商店街を通る国道です。ちなみに自動車は、朝5時から朝10時までの5時間しか通行できず、それ以外の時間は、歩行者専用道路となっています。

険道で有名な道路は、愛媛県道47号新居浜別子山線、愛媛県市街地の東城交差点と新居浜市別子山を連絡する県道で、新居浜市街地から標高1000 m程度まで一気に登るため、冬季はかなりの積雪があります。ダム造成道路といった感があり、ダム湖すれすれの部分があったり、また、比較的離合場所が多く設けられているので、初心者にとっては、離合の訓練にもなります。基本的には、道は狭く上り下りもかなり険しいので相当疲れます。ただし途中、山並みに見える、特に雨天時には水墨画が再生されたように見える景色は一見の価値があります。

 

日本国内の酷道・険道は日々進化(退化?)しています。また、酷道・険道のランキングサイトなども多数あり、昨今、趣味で走行される方も多いです。ただ実際に走行される方は、かならず事前に下調べをして走行されることをおすすめします。今日、通れたのに、明日は通行止めだったということが普通にあるのが酷道・険道です。逆に、きれいに再生されて、とても快適な道路になっていたといったケースもあります。酷道・険道には、普段見慣れない標識があったり、小動物との出会い、その土地ならではのペイントなどがあったりしてたいへん興味深いものがあります。皆さんも、一度、ご走行されてはいかがでしょうか?くれぐれも事前調べを忘れずに。

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