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トラック運転手があおり運転されたときの煽り運転対策がまるわかり

あおり運転とは

あおり運転とは、走行中の車を妨害するため執拗に車間距離をつめたり、パッシングや急停止をする非常に危険な行為です。最近ではニュースはもちろん、ドライブレコーダーの普及によってSNSなどでも多くの映像がアップされるようになり、話題となっています。

この、あおり運転のなかでも代表的なのが2017年に東名高速道路で起きた一家4人死傷事故です。この事故では、あおり運転の加害者によって高速道路上で停車をさせられた被害者の車に後続の大型トラックが追突し、夫婦2人の尊い命が奪われました。

このような重大事故を引き起こすあおり運転ですが、直接的または間接的な被害者になるリスクを考えれば、トラック運転手にとっても決して人ごとではありません。

トラック運転手のあおり運転による事故

あおり運転による事故には、本来安全運転を一番に心がけなければならないはずのトラック運転手が加害者となって引き起こしてしまったケースもあり、最近では2019年9月に長崎自動車道で起きた大型トレーラーと大型トラックによる衝突事故が話題となりました。

この事故では大型トレーラーが無理な車線変更や幅寄せ、急停止といったあおり運転を繰り返したあげ句、大型トラックに衝突しました。
事故を起こした大型トレーラーの運転手は現場から逃走をしましたが、ドライブレコーダーに残った映像から特定された結果、危険運転致死傷罪で検挙されました
被害にあった大型トラックはガードケーブルに激突し、運転手の男性はその際に頸椎ねんざのケガを負いました。

(参考)あおり運転を受けたことがあるドライバーの割合

なぜ煽るトラックがいるのか

運輸業界は慢性的な人手不足のため、一人の仕事の負担が大きくなりがちで、余裕のない無理な運行スケジュールが組まれることもあり、トラック運転手にとっては大きなストレスの原因となっています。

他にも思わぬ渋滞や長時間労働、長距離運転による睡眠不足など、様々なストレスに日々さらされることが多く、ちょっとしたきっかけから感情が爆発してしまい、煽り運転という危険な行為に及んでしまうといったことが理由の1つとして挙げられます。

あおり運転によってトラック運転手が被害を受けた事故

先ほどはトラック運転手が加害者となったケースをお伝えしましたが、トラックの場合、実際のところは煽るよりも煽られることの方が多く約7割のトラック運転手が過去にあおり運転をされた経験があるとのこと。

2018年3月に郡山市の東北自動車道で起きた事故では、トラックの前に割り込んだ乗用車が幅寄せや急ブレーキを繰り返し、衝突させたうえに腰部座礁のケガを負わせていました。

また、事故にはならなかったものの、同時期に、東京都世田谷区の首都高速で起きたあおり運転では、トラックが約3キロに渡り乗用車から煽りを受けたのちに車を停車させられ脅されるなどした事件もおきています。
この件に関してあおり運転をした乗用車の運転手は脅迫の容疑で逮捕されています。

あおり運転の摘発数

2017年の東名高速一家4人死傷事故をきっかけに取り締まりが強化されこともあり警察庁によるあおり運転に適用される”車間距離保持義務違反”の摘発件数は2018年に前年の1.8倍となる1万3025件、2019年には約2000件増の1万5065件と増え続けています。

摘発場所の90%以上がトラック運転手がよく利用する高速道路上とのことで、まだまだ安心できず、より一層の強化を期待したいものです。

あおり運転に罰則はあるのか?道路交通法改正による厳罰化の内容は?

多くのトラック運転手も被害の対象となっている頻発するあおり運転は、大きな社会問題となっていますが、その半面、今のところ現行法であおり運転そのものに直接適用される罰則というものはなく、先ほど述べた車間距離保持義務違反(3月以下の懲役)や刑法(懲役3年以下の暴行罪や強要罪など)を適用する形で対処しているのが現状です。

しかしながら、昨今の事件や事故の悪質性からあおり運転の罰則強化と見直しが検討されるようになり、2019年12月6日には警察庁があおり運転の厳罰化のために道路交通法を改正して、新たに罰則を設けることを検討している旨を発表し、今年の通常国会で道路交通法の改正案を提出することを目指しています。

厳罰化の内容としては、現在適用している刑法を基準に同等かもしくはそれ以上のものにするかを調整するようで、違反点数に関しては無免許や飲酒運転などと同じように15点以上とし、欠格期間を1年以上とする免許取り消し処分の対象になるよう厳罰化するとのことです。

重大事故や事件が起きても依然減らないあおり運転ですが、厳罰化されることで少しでも改善されるよう、早期の法改正が行われることが期待されます。

大型トラック運転手が煽り運転を受けやすいケース

大型トラック運転手があおり運転を受けるきっかけになりやすいのが、高速道路でノロノロと走行していると勘違いをされてしまうケースが挙げられます。

実は大型トラックにはスピードリミッターと呼ばれる速度制御装置の装着が義務付けられており、90km以上の速度が出せません。そのため大型トラックが追い越しをしようとしてもゆっくりとしか追い越せず、後続車からすると追い越し車線でノロノロ併走しながら道を塞いで走っているように見えてしまうのです。

一般の人はスピードリミッターの事など知らない事が多く、気の短いドライバーにとってはわざとゆっくり走っているのではないかと勘違いし、その結果煽り行為に及んでしまうことがあるようです。

トラック運転手のあおり運転対策

ドラレコや録画機器の設置

トラック運転手にとってドライブレコーダーなどの録画機器はあおり運転対策には欠かせません。悪質な事故や事件が注目を集めだしてから広く普及しはじめましたが、万が一あおり運転の被害にあって事故が起こってしまった場合など、ドライブレコーダーがあれば映像を証拠として残せるため、非常に大きなメリットがあります。

2019年8月に起きた茨城県の常盤自動車道で起きたあおり殴打事件では、加害者があおり行為を繰り返したのち、高速道路上で車を停車させ、被害男性を激しく暴行するショッキングな映像が拡散され話題となりましたが、この事件もドライブレコーダーの映像が解決のきっかけとなっています。

ドライブレコーダーはそれなりに費用はかかりますが、安いものだと本体と工賃合わせて1万円~2万円手でに入りますので用意しておくことをおすすめします。

ダミーカメラやステッカーの設置

ドライブレコーダー以外にもトラック運転手のあおり運転対策におすすめしたいものが、ダミーカメラやステッカーです。

基本的にドライブレコーダーは前後につけたほうがいいですが、費用も決して安くないことから前方だけにしかつけていないという方も多くいます。
ダミーカメラやステッカーであれば1000円~3000円程度でお手軽に揃えることができ、後方に取り付けるだけで車間距離を必要以上に詰められるといったこともなくなります。

ただ、ダミーカメラだけだと後続車から気づかれないこともあるので、『ドライブレコーダー録画中』などの注意喚起を促すメッセージが入ったステッカーとセットで取りつけることでより効果を発揮してくれます。

大型トラックに乗っていて煽り運転を受けたらどうすべきか

大型トラックがあおり運転を受けた場合ですが、基本的に大型トラックだからといった区別はなく、一般的に推奨されているあおり運転対策と同じで、まずは無視をして冷静にやり過ごすことが大切です。
冷静さを失い、やられたらやり返すといったように対応して事故を起こした場合、大型トラックは一般車両に比べ甚大な被害をもたらす可能性が高いので、特にあおり運転を受けたときは気をつけたいところです。

ほかには、二次被害を防ぐためにすべての窓を閉めドアロックをかけることや、警察に通報をするなど、自分の身を守ることを第一に考えて対策をしましょう。

トラック運転手があおり運転だと誤解されないためのポイント

トラック運転手側が適切な速度と車間距離をとっていても、一般車からバックミラー越しにトラックを見た時、やけに車間距離を詰めているように見えたり、圧迫感を感じることがあり、あおり運転をされているのではないかと錯覚してしまうことがあります。

これはトラックの構造の問題もあり、ほとんどのトラックがボンネットのないキャブオーバー型(エンジンの上に運転席がある平らな形)のために距離が近く見えてしまい、また車高の高さや車体の大きさもあいまって圧迫感を与えてしまっているのです。

あおり運転をするドライバーのタイプ

あおり運転をするドライバーのタイプについては主に3種類のタイプがいます。

カッとなりやすい性格のドライバー

カッとなりやすい性格の人は周囲の車の車線変更やブレーキ操作などの動きに敏感で、相手に悪意がなくても自分の運転に少しでも支障があれば頭にきてあおり運転を起こす傾向があります。

時間的余裕がないドライバー

急いでいる運転手は少しでも早く先に行きたいという焦りからイライラしやすくなり、速度を守っている車に対して車間距離を詰めるといったあおり行為をしてきます。自業自得なのですが、時間の余裕がない運転手は周りが見えなくなり、短気な行動を起こしがちです。

車に乗ると性格が変わるドライバー

普段おとなしく温厚な人でも、車に乗ると途端に性格が変わるということがあります。これは、車という鉄の塊が自分を守ってくれているという安心感から起こることで、その安心感から気が大きくなってしまい、その結果としてあおり運転を起こしてしまうという傾向があります。

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