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ドライバー(運転手)の給料と働き方

トラックドライバーは労働時間ではなく拘束時間が勤務時間になるって知ってる?

厚生労働省労働基準局はドライバーのお仕事に対して定期的に労働時間に対する改善を求めています。ドライバーの長距離運転は、現代社会において必要不可欠ですが拘束時間が長く、労働条件も悪化しやすい傾向にある職業です。過酷な勤務時間の結果、事故につながるケースも多く、度々ニュースでも取り上げられ、社会的問題にもなっています。では、いったいなぜそのようになっているのか解説します。

ドライバーの労働時間と拘束時間は決められている

ドライバーの拘束時間って何?

拘束時間とは、業務を開始してから終了するまでの時間で、実質運転をしている時間と、休憩や仮眠をとる時間も含まれています。

そもそも労働時間は「自動車運転者の労働時間等の改善のための基準」という行政が定めた基準書があります。その中では、1日13時間がドライバーの拘束される時間の上限です。

ただ、これはあくまでも基準です。届け出を出せばプラス3時間までは延長可能です。

しかしこちらも毎回可能というわけではなく、週に2回までという条件があります。トラック業務は往復になりがちということで、15時間以上の勤務は週に2回までしかできないこととなっています。

ドライバーの拘束時間に制限があるのはなぜ?

ベテランであるトラックドライバーでさえ、やはり長距離運転の後は疲れが出るものです。しかも長距離移動のドライバーは、その分拘束時間が長くなってしまうのは避けられません。そして、次の運転を万全に備えるために、身体を休めて回復する期間も必要となります。

これらが問題となり、ドライバーの拘束時間も制限が設定されました。1日13時間以内、状況によって延長する場合は残業3時間まで、と規定されています。一般的なお仕事に比べると13時間は長いように感じますが、待機時間や、休憩時間も含まれますので、このような時間となります。

そして身体を休めるための休息期間は8時間と設定されました。これは分割して取ることは認められず、連続した時間であることが求められています。

トラックドライバーの1ヶ月の最大労働時間はどの位?

個別に労使協定を結んでいて合意があれば320時間就業可能となりますが、基本的には1ヶ月のトータルの労働時間は293時間と決まっています。その代わり、体力面を考慮して、320時間労働できるのは1年間で6回まで、という規定もあります。そして1年間で3516時間におさめなければなりません。

そんな数字を出されて、すぐにはピンとこない方が多いと思いますので、計算してみていきましょう。3516時間を1年で割ると、1ヶ月のトータル労働時間となります。よって、算出すると、1ヶ月の労働時間が基準値を超えた場合は、その分を他の月で調整しなければならない、ということです。

この法律はどのドライバーであっても適用されるので、どのトラックに乗っても最大の勤務時間は変わりません。

トラックの運転手には定時が無いと言われているのは何故?

ドライバーの仕事は定時が無いと言われていますが、拘束時間や労働時間には上限があり、また勤務時間自体は契約で決まっています。

ではどうして定時で帰れないのかというと、仕事が終わらないからです。そんなことはどの業種でも同じですが、配送の仕事はトラックに荷物を積んだら運び終える又は配り終えなければ仕事を終われません。荷物が残ったから明日届けようなんてことは出来ません。

そのため何かのトラブルで配達が遅延すれば、その分定時を過ぎても仕事が終わらない時があり、その場合は運転を続けなければなりません。これがトラックドライバーの拘束時間が長時間になってしまう要因となっています。

トラックドライバーの労働時間は仕事によってバラバラ

一言にトラックドライバーと言っても仕事やトラックの種類によって仕事のスタイルや労働時間が異なります。

大型トラックの労働時間と勤務形態

よく高速道路を走る大型トラックを見かけたことがあると思います。トラックドライバ―の中でも花形と言われており、給料も他のドライバ―と比べて高いようです。大型トラックの仕事は荷物を積んで長距離走行します。高速道路を使うため交通量の少ない夜間を走ります。そのため勤務は夕方や深夜から早朝にかけて走る会社が多いようです。

また大型トラックのドライバ―は長距離を走るため勤務形態は隔日勤務(日を跨いで勤務すること。最大21時間の拘束となる。)となることもあります。実はトラックの中で食事や仮眠を取れるようになっています。

中型トラックの労働時間と勤務形態

中型トラックも大型トラックと同じように荷物を運びます。異なる点は、走行距離が日帰りで帰ってこられる距離という事です。勤務時間もどこの会社で働くかによって違ってきます。例えば、荷物を積んだ場所から届る先が中距離なら一気に走行するので、夕方または深夜から早朝にかけて働きます。しかし数件の工場を周って、荷物を届ける場合は工場が稼働している時に行かなければいけません。そのため昼間の勤務になります。

配送トラックの労働時間と勤務形態

配送トラックは上記のトラックよりも小さく、走る範囲も狭くなります。勤務時間もどういった荷物を運ぶかで異なります。届る先が朝から夕方にかけて空いている場所なら日勤の勤務になりますし、コンビニのように24時間オープンしているなら、夜間に配達があります。

ドライバ―の労働時間自体は法律で1日13時間と決まっています。しかし勤務時間は決められていますが、配達が終わらなければ、勤務が終われないのがドライバーです。もしも定時で帰りたいのであれば、どの会社でどの荷物を運ぶかよく考えなければいけませんね。

トラックドライバーの長時間運転削減策

ドライバーが回復できるよう身体を休める問題点に対する改善策は定期的に提案されていますが、やはり根本的解決をするには、疲労の原因である、運転時間を見直す必要があります。

疲労したまま運転すると注意力も散漫となり、命の危険を伴う事故に発展しかねません。そこでドライバーの運転時間は2日勤務で平均9時間になるよう設定されました。

拘束時間から差し引いて、残りの時間は、待機時や休憩時間となる設定です。2日間の時間の区切りについての取り決めはありませんが、平均時間を超えると違反となってしまいます。この案によって、企業側がドライバーにハードなスケジュールで仕事をさせることが出来なくなります。

ドライバーに対する時間外や休日労働などの改善は進行中

ネットショッピングやオンラインショッピングを利用する人の増加に伴い、物流業界も活性化しています。そしてドライバーの人材確保は深刻となり、求人を常に目にするようになりました。

関連してドライバーの人材確保と言えば、休日の増加や、外国人旅行者の増加に伴い、旅行会社やタクシードライバーの人材も不足しているのが現状です。よって現役のドライバーたちの残業や休日労働も発生しがちです。

こうした現状に関して、ドライバーを守るため、時間外労働と休日労働に制限を出し、2週間に1回のみ、との案が策定されています。今までハードな業務とされてきたドライバーのお仕事ですが、これらの改善案のおかげで、働きやすい環境になったと感じるドライバーも多いようです。

ドライバーになるには今からがチャンス

厚労省の出した改善案によって、ドライバーの待遇はかなり改善されてきています。社員教育の実施や、資格取得をサポートしたり、また福利厚生を見直す企業も増えているようです。加えて、給与の値上げや、完全週休2日制を取り入れたり、と労働条件も改善されています。ドライバーを目指す人には、現在進行形で良い環境が整いだしていると思います。

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