どんな職業もそうですが、自身が働いていたり、身の回りの人が従事していないと、どれくらいのお給料がもらえるのか、ボーナスはあるのか、どれくらいもらえるのか、、、わからない場合が多いのではないでしょうか。わからないけれど、お金のことは、大きな関心ごとですよね。今回は主にボーナスについて紹介します。
トラックドライバーのボーナス
トラックドライバーの平均的な年収は300万円～600万円が相場とされますが、歩合制の仕事が多いと1000万円を超えるトラックドライバーもいるようです。
また、佐川急便などの企業の正社員だと運転手の給料もボーナスも2010年以降は徐々に上がってきているとされています。
ただし、ひとくちにトラックドライバーといっても、規模は大型・普通・小型、距離は長距離・中距離・短距離と様々ですし、運転するトラックの種類や活躍の場（引っ越しや物流など）も多岐にわたるため、企業だけでなく勤務時間などによってお金事情も一概には言えません。あくまでも参考としていただければ幸いです。
長距離トラックドライバーのボーナスと年収の平均
年収は、400～750万円と幅がありながらも中距離や短距離のドライバーの平均年収と比較すると高いようです
いったん勤務が始まると1週間ほど自宅に戻れないことも珍しくなく、不規則な勤務時間（＝生活リズム）となりやすく、ハードな勤務形態であることを考えると、比較的年収が高くなるのもうなずけるのではないでしょうか。
長距離のドライバーの場合、給与は歩合制の場合が多く、働いた分が給与に表れ、頑張りが目に見える給与形態とも言えます。
年収ベースでは高めですが、給与にガソリン代や高速料金が含まれていてドライバーが負担する仕組みの会社や、勤務中の食費などを雑費として支給する仕組みの会社もあるため、プライベートな生活に使えるお金として受け取れる金額は、必ずしも年収だけでははかれないようです。
ボーナスについては、支給の有無は会社によって異なりますが、支給がある場合でも一般に基本給をベースに計算される事が多いため、歩合給で稼いでいる人ほど、月々受け取っている給与との差が大きくなるとみられます。
大型トラックドライバーのボーナスと年収の平均
運送距離に関わらず、大型トラックといえば宅配便や、引っ越しなどの業界で活躍しているのが想像しやすいでしょう。
このような会社で勤務しているドライバーは、ボーナスが支給されることも多いようです。当然ながら、会社の規模や方針によってその金額も異なります。会社の従業員数別に、支給されたボーナスの平均金額を紹介します。
10～99名：22万円
100～999名：35万円
1000名以上：59万円
10名以上の会社全平均：29万円
※いずれも平成28年2月18日に公表された、総務省統計局の統計情報による
やはり従業員数が多い会社ほど業務規模も大きく会社体力があり、ボーナスの支給額も多くなる傾向があるようです。
ちなみに、女性だけに絞ると次のような結果となっています。
0～99名：14万円
100～999名：23万円
1,000名以上：36万円
10名以上の会社全平均：17万円
トラックドライバー業界は圧倒的に男性が多く、女性の割合は2%です。
従事する人数に圧倒的な差があるため、単純に男女の比較をするのには無理があるかもしれませんが、性別によって2割以上の差があることがわかります。
ただし、従事している人数が少ないためサンプルとなる企業数が少ないことも影響しているかもしれませんし、冒頭で述べた通りトラックドライバーには勤務形態や車両の種類が様々ありますから、これにより受け取れるボーナスは大きく変わるといえるでしょう。
普通・小型トラックドライバーのボーナスと年収の平均
それでは、もっと小回りの利く輸送をしている場合はどうでしょう。
大型トラックの場合と同様に、総務省統計局の統計情報を紹介します。
10～99名：17万円
100～999名：20万円
1000名以上：43万円
10名以上の会社全平均：27万円
大型トラックの場合よりは若干少なくなりますが、普通トラック・小型トラックのドライバーであってもボーナスはきちんと受け取れるようです。
いきなり大型トラックのドライバーに挑戦するのはハードルが高いですが、小型トラックや普通トラックのドライバーから始めて経験を積みステップアップする方法も、堅実に生活を送りながら実現できる可能性が高いといえるでしょう。
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