引っ越し・助手ドライバーのお仕事内容はどんなものなのでしょうか。仕事内容や給料や年収ついて、そして雇用形態や必要になる免許のこと等、ここでは引越し・助手ドライバーのお仕事の詳しい内容をご紹介します。
- 引っ越しドライバー(運転手)の仕事内容
- 引っ越しドライバー(運転手)の1日
- 引っ越しドライバー(運転手)の仕事が向いている/向いていないタイプ
- 引っ越しドライバー(運転手)の給料・平均年収
- 引っ越しドライバー(運転手)の手当・賞与
- 引っ越しドライバー(運転手)の仕事でたくさんお金を稼ぐには
- 引っ越しドライバー(運転手)の働き方と勤務形態
- 引っ越しドライバー(運転手)の雇用形態
- 引っ越しドライバー(運転手)で必要な資格・免許
- 引っ越しドライバー(運転手)の仕事に必要な資格をもっていない場合はどうする?
- 引っ越しドライバー(運転手)の仕事に就職・転職するための求人募集の探し方
- 引っ越しドライバー(運転手)の転職サイトに登録・検索・応募する方法は?
引っ越しドライバー(運転手)の仕事内容
引っ越しドライバーとは、引越しする場所から引越し先へ依頼主の荷物(家電・家具・自転車・小物他)を届けるお仕事です。
引越しドライバーの場合は、運転だけが業務ではなく、梱包からトラック積み込み、積み降ろしまで全てを行います。
また助手は新人や経験の浅い方が助手のポジションに着くことが多いです。その為、ドライバーに必要となる免許がまだ取得していない場合は、助手は運転業務は必要ありませんが、梱包やトラックへの積み込み・積み下ろしは、ドライバーと協力して行う必要があります。
新しい引越し先で、荷物を全部降ろすと、お仕事完了です。
引っ越しドライバー(運転手)の1日
引越し・助手ドライバーのお仕事は、比較的規則正しい場合がほとんどで、早朝会社を出発して、夕方頃には帰社することができます。
早朝に会社から依頼先である一般家庭や店舗、事務所で出向きます。作業は引越しドライバーの他に助手も同行します。依頼先につくと、梱包が必要な場合は、テキパキと梱包していきます。中には食器やガラス製のオブジェや花瓶等、割れやすいもので、しかも高価な物もあるので、梱包の際はスピーディーかつ慎重に梱包作業を行うようにします。
一通り梱包作業が完了すると、トラックに全て積み込んでいきます。積み込む際は他のスタッフと協力して行います。小ぶりなダンボールなら1度に2つほど担いで運び、大きいダンボールは二人で行います。この場合体力自慢であっても無理をせずに、2人で運ぶことが大切です。また箪笥やクローゼットやロッカー等の大型の家具や冷蔵庫や洗濯機等の大型家電もトラックに積み込まなくてはなりません。これらはサイズが大きいため、慌てて運び出すとスムーズに運び出せません。その為、特に助手の方は先輩社員の指示をしっかり聞いてゆっくりと運び出す必要があります。こういった家具や家電の中には、アンティーク品といってとても貴重で高価な物もあるので、細心の注意で運び出す必要があります。しかし仕事内容を一通り覚えると、依頼先が異なっても、大体の仕事の流れが掴めてくるので、面白いほどスムーズに作業ができるようになります。
全ての荷物を積み込んだら、新しい引越し先までトラックを運転します。トラックには依頼主から預かった荷物がいっぱいなので、ただ早く届ければ良いというものではありません。ゆっくり運転しないと荷物に影響することもあるので、安全運転かつ決められた時間内で運転するようにします。また助手の方は助手席に座って移動できる場合もありますがこの間、地図などで新しい引越し先までの道案内をする場合もあります。ドライバーは運転に集中するので、道案内を頼まれた場合は的確に指示をドラバーに伝えて下さい。居眠りやスマホを見たりしたい気持ちも分かりますが、移動中もお仕事時間なので、ここは仕事に集中しましょう。
そして新しい引越し先に到着した時、お客さん(依頼主)が先に来ていない時は、運び入れができない為、お客さんが到着するまで待つ時間も必要になってきます。これは毎回ではありませんが、交通状況の関係で稀にあります。お客さんが到着すれば、速やかに荷物をトラックから降ろし、建物の中に運び入れていきます。助手の方は、テキパキ作業したいお気持ちも分かりますが、必ず先輩社員の指示を守って行動することが大切といえます。なお、トラックに積み込み、積み下ろしは1度では終わらないこともあります。依頼主の荷物が多い場合は、引越する場所と引越し先との間を何往復かする場合もあります。
これらの流れをこなして全ての荷物を、新しい引越し先に運び入れたら、お仕事完了となります。
引っ越しドライバー(運転手)の仕事が向いている/向いていないタイプ
引越し・助手ドライバーが向いている方は、やはり何といっても体力自慢の方です。というのは引越しドライバーの場合は体力が必要になる為です。
他の運送業の場合は、トラックに積み込む際にフォークリフト等を使用する為、比較的力仕事は少ないですが、引越しドライバーの場合は、重量物である家具や大型家電の運び出しがある為、やはりそれなりの体力が必要なのです。とはいえ、バリバリの体育関係出身といった並外れた体力の持ち主でなくともお仕事は十分に可能です。体力に関しては助手の方も同様に求めれます。
また、引越しドライバーはまだ男性が多い業界というイメージですが、女性の方でも体力自慢の方はテキパキと仕事をこなしていくことが可能です。
逆に不向きの方は、体力的にできそうにないと思う方や、極度の喘息もちの方(誇りっぽい部屋からの運び出し・運び入れもある為)また、腰やヒザがあまり強くない方も引越しドライバー職には不向きといえます。理由としては、前途したように、家具や家電などの重量物を運ぶ際に、腰やヒザは日常生活以上に使う為です。
また、他に引越しドライバーに向いている方は、運転好きの方です。荷物を引越し先に運ぶまでの距離は、依頼主によって異なりますが、長距離の場合は数百キロになることもあるので、やはり運転が好きで、常に安全運転ができる方が歓迎されます。
なお依頼主の荷物の量によっては、大型車で引越し先まで運ぶこともあるので、大きな車体を運転することが得意な方も当然歓迎されます。
逆に不向きな方は、安全よりも早さばかりを求める方です。引越しドライバーは、仕事のスピーディーさも求められますが、何より配送中は安全が最優先といえます。その為、早く到着することばかりを意識して運転する方は、引越しドライバーには不向きといえます。
引っ越しドライバー(運転手)の給料・平均年収
引越し・助手ドライバーの給料や年収についてざっくり言うと、月給27万~37万円で年収では324万円から440万円といった所です。また日給では8,000円~12,000円ほどで時給は、800円から1,200円といった所です。
なお給料・年収額については引越しドライバーの場合であり、免許をまだ取得していない助手の場合は、上記の額よりも数万ほど少なめとなります。
他にもアルバイトの方で、会社によっては自己申告制を取り入れている所もあります。これはアルバイター側が今週は○曜日と○曜日に勤務可能です、という感じで自ら働く日を申告するスタイルです。人によっては週1~2回程度ほどの勤務日数もある為、その場合当然上記の月給・年収額よりは少なめになります。
全体的にみると、他の運送業とほぼ同じくらいの額といえますが、引越しドライバーは、他の運送業よりも体力が求められるので、この額では割が合わないよ・・・と思われる方もいるかもしれません。しかし、体力面は仕事をこなすうちに次第に慣れるもので、経験を積んでいくと簡単にこなせるようになるので、慣れるまでが重要といえます。
年収 | 324万円~440万円程度 |
月収・月給(賞与は別) | 27万~37万円程度 |
日給 | 8,000~12,000円程度 ※一か月あたり20日働いた場合で計算 |
時給 | 800円~1,200円程度 ※一日あたり8時間働いた場合で計算 |
引っ越しドライバー(運転手)の手当・賞与
引越し・助手ドライバーの場合も他業種同様に、手当てがプラスされます。
引越しドライバー運転手の場合は、深夜に作業を行うことは少ない為、深夜手当てはない場合が多いですが、他の手当てとして、能力手当てや皆勤手当て、安全手当て等が給料にプラスされていきます。
また賞与も他業種同様に年2回程支給されます。しかし、雇用形態がアルバイトの場合は、賞与がつかないかもしくは寸志程度の額が支給されることがあります。
なお引っ越し・引っ越し助手のドライバーは、ほとんどの会社で手当てや賞与が支給されますが、会社によっては手当や賞与があるという話だったけれど、実際は支給されていないということもあるようです。その為引っ越し・引越し助手のドライバーに応募する際に、十分に確認して、さらに採用後にも入念に先方に確認することが大切です。
引っ越しドライバー(運転手)の仕事でたくさんお金を稼ぐには
引越し・助手ドライバーで、今よりたくさん稼ぐには、年に数回ほどある昇給に期待するのも1つの手です。1回の昇給で月額で2万~3万ほどの昇給が期待できるので、年収で見ると24万~36万ほどのアップになるのでなかなか嬉しいものです。
しかし昇給は必ず実現するものではなく、日々の勤務態度などが重要になってきます。無断で休んだりとか愚痴や職場での同僚の陰口などが目立ったりする場合は、昇給の対象にならないこともあります。また、仕事は一通りこなせるけれど、仕事が雑だったりする場合も昇給の対象にならないこともあります。その為、たくさん稼ぐために昇給を期待するには、黙々と真面目にそして丁寧に仕事に取り組む姿勢が良いでしょう。これらはその場で上司が見ていなくても、意外と伝わるものなので、頑張りは必ず報われます。
また、他には免許を現在よりワンラク上の免許を取得することも、たくさん稼ぐことにつながります。現在2トントラック位の小型のトラックで引っ越しドライバーをしている場合は、中型免許を取得することで、より大きな車体を仕事で扱えるので給料がアップにつながります。また、会社によっては大型車で引越し作業を行う所もあるので、大型免許を取得することで、さらなる給料アップが見込めます。なお、免許取得にかかるお金は、免許取得支援制度を取り入れている会社の場合は、免許取得のお金をサポートしてくれることもあります。これらに関しては、求人に応募する段階で把握しておくことで、より安心して仕事に取り組めます。
引っ越しドライバー(運転手)の働き方と勤務形態
引越し・助手ドライバーをざっくり言うと、朝の8時頃に開始して18時頃に終了する事がほとんどです。
依頼主の荷物量が多い時等は残業となる場合もありますが、基本的には上記のような時間帯でのお仕事となります。また休憩は60分位あります。
引越し・助手ドライバーの勤務形態としては、8時間労働(稀に残業)の所がほとんどで、休憩は60分ほどお昼休憩があり、会社によっては午前と午後に10分ほど休憩できる場合もあります。
なお、引っ越し先が長距離の場合で、引っ越しスタッフが複数いる場合は、電車などで移動することもあります。その場合、仕事中であっても到着までの時間において電車内で仮眠をする等は問題となりません。また引っ越しドライバーの配送エリアは主に国内で、海外まで荷物を届けるということは基本的にありません。
そして移動距離に関しては、近い所は3キロ程の所で、長距離になる場合でも1000キロ未満となります。とはいえ、1000キロというのは稀な例で、ほとんどの場合は長距離であっても数百キロほどの移動距離となります。
また、研修に関しては、荷物の運び出しや梱包の仕方、トラックの扱い等基本的な仕事の流れを覚えるために、必要となります。研修の日数に関しては会社によって異なりますが1週間以上3ヶ月未満といった所です。研修で覚えた内容はひじょうに貴重な内容で、しっかり覚えておけば、別の引っ越し会社に転職してもすぐに仕事で実践できて便利なので、研修期間中にしっかり仕事のコツを掴むようにして下さい。
また通勤は、マイカーや電車などの通勤が認められています。なお会社によっては会社近くに寮完備の所もあります。
勤務時間・休憩 | 8時~18時(休憩60分) |
運送・配送エリア | 国内 |
移動距離 | 3キロ以上~1000キロ未満 |
通勤方法 | マイカー・電車等 |
研修の有無 | 有 |
その他 | 特になし |
引っ越しドライバー(運転手)の雇用形態
引っ越し・助手ドライバーの雇用形態は、アルバイトが多く次に正社員が多いといった感じです。
中には派遣社員や解約社員で求人募集をしている所もあります。またアルバイトからスタートして、その後正社員に昇格するパターンもあります。
なお業務委託や嘱託雇用に関してはほとんどありません。
形態: | アルバイト | 契約社員 | 派遣社員 | 正社員 | 業務委託 |
募集: | あり | あり | あり | あり | なし |
引っ越しドライバー(運転手)で必要な資格・免許
引っ越し・助手ドライバーのお仕事で必要になる免許は普通免許・中型免許(準中型)・大型免許(第一種:)等ですが、現在取得している免許に合わせて、扱える車両が限られてきます。
普通免許のみの場合は2トンの小型トラックのみで、中型や大型免許を所得している場合は、3トン以上の車両を扱えることができます。
また二輪車や特殊な車両をお仕事で使うことはありませんので、これらの免許は不要といえます。
車種: | 原付 | バイク | 軽貨物 | バン | トラック | バス |
使用有無: | なし | なし | なし | まれにあり | あり | なし |
車種: | 普通車 | 中型車 | 大型車 | 特大車 | 特殊車両 | その他 |
使用有無: | あり | あり | あり | なし | なし | なし |
原付免許 | 二輪車免許 | 普通免許 | 準中型免許 | 中型免許 | 大型免許 | |
必要性 | なし | なし | あり | あり | あり | あり |
その他必要な免許 | 特になし |
免許以外に必要な資格 | 特になし |
必要な経験 | 特になし |
引っ越しドライバー(運転手)の仕事に必要な資格をもっていない場合はどうする?
引越し・助手ドライバーに必要な資格は、基本的には普通免許や中型免許、大型免許といった所です。
これらの免許を取得していない場合は、免許取得支援制度によって、会社が免許取得をサポートしてくれる形で取得することができます。しかし、会社が上記の制度を取り入れていない場合は、会社のサポートなしで取得する必要があります。
なお、フォークリフトの免許については、一見必要そうに見えますが、引越し・助手のドライバーのお仕事では使うことがありません。その為、リフトや重機の資格は不要といえます。
引っ越しドライバー(運転手)の仕事に就職・転職するための求人募集の探し方
引越し・助手ドライバー運転手の求人を探す方法は、大きく5種類ほどあります。
ハローワークで調べる方法、フリーペーパー等地元が発行している刊行物で調べる方法、ネットの求人で調べる方法、転職サイトを利用する方法、引っ越し会社の前に求人募集の紙が貼り出されている場合は直接出向いて応募する方法です。
どれが一番良いかは人それぞれですが、ネットの扱いに慣れていない方はハローワークやフリーペーパーで調べたり、また直接出向いて応募するなどが効果的です。
またネットを使いこなせる方はネットでの求人サイトや転職サイトをフル活用して調べるのが効果的です。
引越し・助手ドライバーの求人を探す方法は、ハローワークで調べる方法と書店等に並んでいるフリーペーパーで探す方法があります。
引越しのお仕事は需要がそこそこあるので、求人件数が多くみつかることもあります。フリーペーパーの場合も同様に求人件数が多く見つかることがあります。しかし、都会などと比べると地方の場合は人口も少ない為、求人件数も少なくなる場合もあります。
他にはネットで求人応募を探す方法もあります。最寄のハローワークや地元のフリーペーパーで情報を探すよりも、より多くの募集の中から見つけることができます。ネットの扱いに慣れている方は、ネットで求人を探すほうが効率が良いですね。
引っ越しドライバー(運転手)の転職サイトに登録・検索・応募する方法は?
引越し・助手ドライバーの求人を探す方法は他にも、転職サイトを利用する方法があります。
転職サイトには他業種同様に、求人募集をしている引っ越し会社も豊富に広告を出しているので、こういった中から自分に合った案件に応募するようにします。
転職サイトへの登録は簡単で、氏名や住所・経歴などに加えメールアドレス等を登録することで無料で開始できます。なお転職サイトには「スカウト」というサービスもありまます。これは会社側が求人側の経歴など登録内容を見た上で、「うちで働いてみませんか?」といった感じで仕事依頼がくるというものです。しかし、スカウトは待っていても必ず来るというものではないので、まずは積極的にコチラから応募していくほうがより早くピッタリの案件が見つかりやすいといえます。
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