人を送迎するドライバーと聞いて、何を思い浮かべますか？
タクシードライバー、運転代行、バスの運転手など、様々なドライバーが浮かぶと思いますが、キャバクラで働くキャバ嬢を自宅まで送迎する専門のドライバーがいるということは、あまり知られていないかもしれません。今回のこのキャバクラのドライバーがどのような仕事かについてまとめてみました。
送迎ドライバー・運転手の仕事(送りドライバー)はどんな感じ？
キャバクラ嬢を自宅まで送迎する仕事
キャバクラのドライバーは、仕事の後に終電がなくなってしまったキャバクラ嬢を家まで送迎する仕事です。送迎のドライバーですので、『送りドライバー』とも呼ばれます。
仕事の時間は主に深夜で、お店の近くで待機をして呼び出しを待ち、呼び出されたらキャバクラ嬢を自宅まで送迎し、お店に引き返すという運転を繰り返す仕事です。簡単に言えばお店の従業員を送迎するだけですので、経験者ではなくても就業することが可能です。
ただし、基本的にキャバクラ嬢と仲良くなることはＮＧ
キャバクラ嬢の送迎と聞いて、下心を持つ方がいるかもしれません。しかし、基本的には、キャバクラ嬢と仲良くなることはNGとされています。中には、運転手側からキャバクラ嬢に話かけることが禁止とされていることもあります。さらに、仕事で疲れているキャバクラ嬢から愚痴を聞かなければならなかったり、タバコを買ってきてほしい、コンビニに寄ってほしいなどのいろいろな要望に応えなければならなかったりもします。それでも、キャバクラ嬢はお店にとって何よりも大切な商品です。信頼関係を築きながら、無事に自宅まで送り届けることが、一番大切な仕事だと言えます。
キャバクラの送迎ドライバー・運転手はいくら稼げるの？
キャバクラのドライバーの給与条件は？
VIPや芸能人などを送迎する運転手は正社員採用も多いですが、深夜帯の短時間勤務が多いキャバクラのドライバーは、正社員採用ではなく、日給のアルバイトとして採用されていることがほとんどです。
給与条件については、最低の日給が保証されているケースもありますが、最低日給に加えて、一晩で送迎したキャバクラ嬢の人数によって歩合給をもらえるというお店もあります。
日給は6,000円～10,000円程度の求人が多く、時間としては3～5時間程度の短時間勤務になるため、拘束されている時間によっては毎日時給が変わることになります。計算すると、時給は約1,500～2,000円程度になるようです。月収では週5日働いても10万～20万程度、年収でも200万程度にしかなりませんので、あくまでもアルバイト、もしくは年収や月収の足しになるような、副業としての仕事と言えます。
車は持ち込みがほとんど、ガソリン代も給与に含まれる
キャバクラのドライバーは、基本的に送迎車を自分で用意しなければなりません。そしてガソリンの料金も給与に含まれることがほとんどです。遠方のエリアなどに送迎をする場合は高速道路を使用することがあるかもしれませんが、高速料金については別途支給のお店もあります。給与条件などはしっかりと調べましょう。
また、複数人のキャバクラ嬢を乗せていくことも多いでしょうから、ワンボックスカーなどの車種や車両を持ち込める方が採用されやすいようです。
基本的には最後の送迎から直帰になりますので、そのガソリンの料金を考えれば、自宅がお店のあるエリアから離れていると損になります。送迎エリアについてもきちんと確認すべきでしょう。
キャバクラの送迎ドライバー・運転手の仕事の求人募集情報はどうやって探すの？
『送りドライバー』などで検索をすれば見つかる
送迎のドライバーは『送りドライバー』とも言われるため、この『送りドライバー』というキーワードでインターネットの検索をすると情報が出てきます。『送りドライバー』とはいえどもキャバクラのお店の仕事とは限らないので、求人内容をよく確認しましょう。
また、男性向けの夜の仕事専門求人サイトもありますので、インターネットで検索してみてください。様々な条件で絞込検索が可能です。
実は『送りドライバー』は人気
実は、短時間で割りよく稼げるという意味で、『送りドライバー』は人気の仕事です。待機時間もある程度は自由に行動できるということも人気の理由です。
採用については、運転免許を持っていることが必須です。それ以外にも、任意保険にはいっているか、経験者優遇もしくは未経験者歓迎かなど、条件の中に明示されています。また、必要な車の車種や車両が指定されている場合もあります。
キャバクラ嬢のドライバーは、主に深夜帯の短時間だけ仕事を行うという意味で、送迎ドライバーとしては非常に特殊です。しかし、時給換算をしてもコンビニや飲食店よりは割高で、かつ短時間で効率良く稼げる仕事ということもあり、人気があります。学生さんのアルバイトはもとより、年収や月収の足しにと、正社員であるサラリーマンがWワークとして働くこともあるようです。興味のある方は、まずは求人情報を閲覧するところからはじめてはいかがでしょうか。
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