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トラックドライバーの事故率と事故予防・対策について教えて!

ベテランドライバーであっても、さらに言うと、トラックドライバーのようなプロのドライバーだって事故を起こしてしまうことはあります。トラックの場合は車両が大きいため、時には悲惨な事故としてニュースの話題になることも。トラックドライバーにとって、事故を起こすことは仕事を失うという自らのリスク以上に、最悪の場合は被害者の人生を大なしにしてしまいかねません。

今回はトラックの事故に関するデータとともに、トラック事故の原因・責任はどうなるか・事故を防ぐためにすべきことなどをご案内したいと思います。

トラック事故の数

トラックのような大型の車両ともなれば、その危険度は一般車両とは比べ物にならないことも容易に想像できるでしょう。長距離移動も多いことから、高速道路での事故などは報道されるケースも少なくありません。積載する荷物が大型の資材であったり、科学的な危険物である場合は甚大な被害を及ぼす場合もあります。それではトラック事故の統計から、どのような事故が実際に起こっているかを確認していきましょう。

トラック事故件数は減ってきている

それでは統計データからトラックと死傷事故の関係実態を見ていきます。参照するデータは、全日本トラック協会が公開している「事業用貨物自動車の交通事故の傾向と事故事例」になります。全日本トラック協会は、都道府県ごとに組織されるトラック協会の中央団体になりますが、使命の一環としてこのような統計もまとめておられます。

この統計データ(平成29年9月まとめ)から、先ずはトラック車両が引鉄となる事故件数の推移について、みていきましょう。統計上の最新データ(2018年分)によると、貨物自動車が当事者となった事故件数は14,600件。遡っていくと平成27年:16,156件、平成26年:17,801件、平成25年:18,491件となっており、14,000件は決して少ないとは言い難いですが、推移・減少率ともに順調に低減していることがわかります。

因みに10年ほど遡った平成19年では27,356件にも及んでおり、ここ10年で半数近くの事故減少実績が出ていることもわかります。折角ですので車両別の当事者となった事故件数内訳もご案内します。

  • 大型車両の事故・・・平成19年:1,321件→平成28年:991件
  • 中型車両の事故・・・平成19年:8,972件→平成28年:6,572件
  • 普通車両の事故・・・平成19年:11,469件→平成28年:2,319件

以上のような内訳が出ており、三車種とも全体数の減少に則した結果が証明されています。中でも普通車両については9,150件という大幅な減少を実現しています。この調子で三車種とも事故ゼロの実現を目指してほしいところです。

事業用貨物自動車の死亡事故も減少している

参照するデータは全日本トラック協会でまとめた『交通事故統計分析結果』を基にしています。一見するとトラックに特化したデータでは無いように思われそうな報告書タイトルですが、事業用貨物自動車が第一当事者となった交通死亡事故を調査対象としています(調査対象期間は平成23年から平成28年までの5年間)。

さて、それでは調査対象期間の死亡事故の増減傾向から見ていきます。5年目の平成28年は300を割って258件。5年前に当たる対平成23年(347件)比べて100件弱の減。前年の平成27年比では50件の減。5年トータルでみると微減傾向といえなく無いようです。類型別で見た割合はそうではありませんでした。「人対車両」「相互車両」「車両単独」で大別されますが、5年間での変化はほぼ無く、最も割合を占める「相互車両」だけで50%を超えています。車対車の事故がまだまだ多いことを物語っています(ここで言う車両には自転車も含まれています)。ちなみに、次いで「人対車両」が多く、これもまた例年30%を超えています。

国土交通省による事業用自動車総合安全プランとは

「事業用自動車総合安全プラン」をご存知ですか?トラックドライバーによる事故発生の削減を目的に、国土交通省が打ち出したものです。この国の方針打ち出しを受けて、実際の現場であるトラック業界も事故の発生を抑止するための活動に取り組んでいます。それではこの「事業用自動車総合安全プラン」とはどのようなものか、実際のトラック業界の取組みにはどのようなものがあり、効果はどうなっているのかをみていきましょう。

事業用自動車総合安全プランの歴史と背景

まずは「事業用自動車総合安全プラン」についてのお話になります。過去に「事業用自動車総合安全プラン2009が打ち出され、国とトラック業界で事故抑制に取り組んだ経緯があります。当時掲げられた目標は『10年間で死傷者数を半減(513人→250人)』『10年間で人身事故半減』『飲酒運転ゼロ』という3つの柱で構成されていました(中間で『危険ドラッグ等薬物使用による運航の絶無』も追加されています)。

しかし死亡事故減数目標の経過がかんばしくなく達成の見通しが困難になってきたことに加え、重大事故の発生(軽井沢スキーバス事故)など事業者における安全管理に疑念が残ることなどから、新たに「事業用自動車総合安全プラン2020」が制定されました。新たに定められた目標は死傷者数・人身事故数・飲酒運転ゼロと、プラン2009を踏襲しつつ数値を更に厳格化しています。特徴的なのはバス・タクシー・トラックそれぞれの事業業界ごとにも数値目標を課していることです。

事業用自動車総合安全プラン2020

国土交通省では2020年に開催を控える東京オリンピックへ向け、世界一安全な輸送サービスの提供へ向けた「事業用自動車総合安全プラン2020」を策定していますが、この中でもトラックが当事者となる事故死傷者数目標(200人以下)や人身事故件数目標(12,500件以下)、そして飲酒運転ゼロを掲げています(平成29年6月公表)。

事業者・ドライバーとしては、現状の減少傾向に満足せず、引続きの努力が求められると言えそうです。これまでも業界全体として、速度抑制装置や巻き込み防止装置の導入促進などの取組んできました。ここから先、更に結果を出していくためには、ITなどの新技術の導入活用が期待されています。しかし最終的にはドライバー一人一人の心掛けが一番効果を上げるのではないでしょうか。

トラック事業における総合安全プラン

プラン2020を受けて、公益社団法人全日本トラック協会でも「トラック事業における総合安全プラン2020」を策定し、活動に動き出しました。国土交通省がトラック業界指定で打ち出してきた目標をそのまま受けて、『事故死亡者数:200人以下』『人身事故件数:1万2500件以下』『飲酒運転0件』を設定。更に死亡事故件数に対しては、新たに『事業用トラックを第一当事者とする死亡事故件数を車両台数1万台当たり『1.5』件以下とする』を追加しています。本気がうかがえますね。

トラック事故を予防するために運送・物流会社が知っておくべきデータ

運転中のどんな操作のときに事故が起こっているのか)行動類型)

行動類型では意外なデータが出ています。行動類型とは、ざっくり言うと「運転中のどんな操作のとき?」とイメージしていただければいいと思いますが、なんと、等速での直進時が最も多く、5年間毎年60%~70%という高い数値を抜け出せないままだったのです。速度を上げた時とか、右左折などの大きなハンドル操作があった時では無いのです。お分かりですか?つまり、ドライバーの前方不注意や、フとした時の判断ミスが原因になっている可能性もあるということなんですね。

若手とベテランのどちらが事故が多いのか(免許取得年数)

冒頭、初心者ドライバーの事故を引き合いにはじめさせていただきましたが、免許取得年数別のデータもみてみました。不慣れな若手が事故を起こしているという予想をしていたのですが、とんでもない結果でした。毎年免許取得10年以上のベテランで90%近い割合を占めてるのです!残りの10%の内訳も、取得年数が多い順に大きな割合を占めており、トータルでみると取得年数が短いドライバーほど死亡事故を起こしていないという結果に。

対人事故で多いのはどんなシチュエーションか?

対人事故では「横断中」に多く発生しているというデータがまとめられています。もう少し詳しくみると、「横断歩道を横断中」が30%程度。「横断歩道のないところを横断中」が30%に満たないぐらいで、合わせて60%といったところです。横断歩道の有無で大差が無いのも意外です。やはり横断中は車と人がクロスオーバーするタイミングでもあることから、危険はグッと増すということでしょう。参考までに、「路上横臥中」というのも一定数は発生しています。あまり聞きなれないかもしれませんが、平たく言うと「道路で寝ている人・倒れている人」を指します。酔って道路で寝てしまったなんて経験がある人は背筋の冷えるデータなのでは?気をつけましょう。

事故は一般道路と高速道路のどちらが多いのか?

「そりゃ道路で車が走ってる時でしょ」という声が聞こえましたので、先ずは道路に関して。「一般道路」と「高速道路」に分けてみると、毎年「一般道路」での発生率が多い状況です。割合でいくと8:2と、圧倒的な差があります。単純に、車両の台数・交差点の数の違い、また高速道路には横断歩道がない事から「人対車両」のパターンがグッと減るなどがこの差に表れていると言えそうです。もう一つ、長距離を走るトラックならではのデータもご紹介しておきましょう。

事故は会社の近くと遠方のどちらで発生しているのか?

トラック輸送では、県をまたいで走ることも一般的な仕事です。むしろ当たり前という感じもあるかもしれません。そんなトラック輸送ですので、「会社所在地以外の地域(都道府県)での発生率」をみるデータもあり、約半数の事故は会社所在地以外の地域で発生していることが分かりました。不慣れな道路を走ることや、長く遠く走り続けた疲労・気の緩みが影響している可能性が感じられる結果ではないでしょうか。

事故はいつの時間帯で発生していることが多いのか?

また、時間帯別のデータもありましたので傾向だけ触れておきたいと思います。どの年度でも割合として多いのは早朝の4~6時という時間帯。西日が眩しいなどの悪条件が目立つ夕方の時間帯よりも10%前後の開きがあるのが意外なところです。また、一般的に深夜と言われる時間帯でも一定割合の事故が起きているあたりも、トラックドライバーならではといえるかもしれませんね。

どんな種類の事故の種類が多いのか?

トラックが事故を起こした場合、一般車両に比べて、車両の長さ・重さ・大きさなどから大規模な事故になりがちです。また、事故と一言でいっても様々な事故種別がありますが、トラックが当事者となる事故で多いものなどあるのでしょうか?掘り下げていきましょう。

ベテランによる相互車両事故が一番多い

事故類型で見ていくと、相互車両事故が一番多く、次いで人対車両という状況が続いています。この相互車両には自転車とトラック車両の事故も含まれていることも触れておきます。その相互車両の中でも、駐停車中の追突がもっと多くなっています。

これに加えて先ほど述べた免許取得後10年以上のドライバーが起こす事故が80%以上となっている事実から、ベテランドライバーによる不注意がひきがねとなっての駐停車車両への追突事故が多いという結果が見えてきます。慣れたドライバーだからこそ、常に気持ちもリセットして仕事に臨むことが、目標達成に大きく貢献すると言えそうです。

追突>衝突>対歩行者、の順に事故が多い

先ほど同様、「事業用貨物自動車の交通事故の傾向と事故事例」から事故原因も把握することができました。事故類型の内訳としては「対歩行者」「衝突」「追突」などに大別される中、最も多かったのは「追突」でした。「追突」も駐停車中・進行中に分けられますが、あわせて全体の52.8%と半数以上が追突原因による事故となっています。また、平成19年の構成率では追突:47.9%であったのに比べても、528.8%と増加していることになります。では追突は何故減らないのでしょうか?

ウィキペディアによると、追突とは「停止または低速で前進している車両の後部に、後続の車両が前進して衝突する」ことと説明されています。一見すると被害者(追突される側の車両)の過失は殆どない状況が想像されるため、トラックドライバーの荒い運転や脇見・居眠りといった過失が原因ではないかと思われがちです。最近では運転中にスマホをいじっていたなんていうこともあるかもしれません。もちろんそう言った理由も含まれると思いますが、一概に被害者側の過失が無いともいいきれないのではないでしょうか?例えば、車間に余裕がないにもかかわらず前に無理に割り込んでくる車両がいた場合はどうでしょう?これにぶつかった場合でも定義上は「追突」と判断されそうですよね。

とは言え、プロのドライバーであり、かつ一般車両より大きい車を運転する以上、仕事中に遭遇し得る危険を的確に予測し、これを回避する運転技術や危険予測などの心掛けを求められることは、言うまでもありません。そして追突が脇見や居眠りとも関連する以上、事業者としてもドライバーの労働環境の改善に一層取り組んでいかなくてはなりません。

トラックの衝突事故の特徴

「衝突」では正面衝突や出会いがしらの衝突、右左折時の衝突などで数値が出ています。言葉のイメージでは正面衝突がもたらす被害が大きくなりがちですが、トラックの場合は車両が大きいことからスピードが出ていなくても衝突した場合の被害はそれなりに大きくなる傾向にあるようです。

また、右左折についても車が大きく長いことから内輪差ももちろん、死角が多く存在するのがトラックの特徴になります。かつて左折時の巻き込み防止装置が導入されたことを覚えておいでの方もおられることでしょう。冒頭「走る凶器」などのネガティブ形容があることもお話しましたが、特にトラックは凶器としてのサイズが大きいということになりそうですね。

ドライバーの皆さんは、自分が乗る車の死角がどことどこなのかを小まめに確認し、運転中にもそれを意識して危険予測を働かせましょう。右左折時のミラーのチェックも小まめに実施したいところですね。

事故防止策として運送会社やドライバーが取組むべきポイント

プロのドライバーに聞いた事故防止のための心がけ

ここでは現役ドライバーに事故の防止策として取り入れていることを教えて頂きましたので、参考にしてみてください。

  • 運転に関しては、基本に忠実に。絶対に無理しないこと
  • 事故防止はスピード超過を絶対しないこと。時間が気になることもありますが適度に休憩を取るようにすること。
  • 運転中、眠気がこないよう、前日きちんと睡眠をとること。
  • 眠くなった時にできる限り仮眠を取ること。炭酸系の飲み物が私はリフレッシュしていいので、それと疲労回復のためにあわせてチョコレートを食べる。
  • 普段から睡眠時間を確保すること、休みの日は体を休めるようにする。
  • 体調管理をして万全な状態で業務につく。普段からよく寝る習慣をつける。
  • 心身をいつも整えて、運転しているときも車間距離を取って気持ちに余裕を持つこと。
  • 眠い時に仮眠を取ることと、周りの運転に気をとらわれずに、余裕をもって運転することがとても大事。
  • 無理して運転を続けると事故につながる。疲れたときはちゃんと休憩をとるようにする。無理は禁物。
  • たとえ数分であってもちゃんと休憩をとるのが大事。休憩が一番。疲労したままで運転していると、無意識走行になってしまう。重大な事故を起こしかねない。
  • 寝不足などでボーっと運転してしまうぐらいなら、早めに休憩するようにする。

一見どれも同じような回答ではありますが、多くのドライバーが共通して”疲労=危険のサイン”と認識しているという証拠でもあり、頼もしくも感じられます。「急がば回れ」が体現されているような話ではないでしょうか。もちろん遅れずにその日の仕事をやり遂げられるのがベストですが、事故を起こしてその日を台無しにしてしまうより、多少遅れても無事に目的地へたどり着くことの方が絶対にいいはずです。

そして、居眠り運転防止のため運転中に眠気が来ないよう、普段からしっかり睡眠をとることが最も大事だと考えているドライバーが多いようです。そのうえで、運転中に眠気を感じたら無理をせず仮眠をとることで事故を防止しています。また、仮眠が長すぎると覚醒するまでに時間がかかることも多いため20~30分程度が望ましく、仮眠の前にコーヒーなどのカフェインが含まれている飲み物を飲むとより効果的です。カフェインは飲んでから30分後くらいから効果を発揮しますので、仮眠の前に飲みましょう。

また、実際の運転では、スピード超過は大事故が発生する大きな要因のため、法定速度を順守し、安全運転を心掛けましょう。

運送会社や物流会社が事故防止のために徹底すべきこと

逸る気持ちも減速しよう

何よりもスピードを出し過ぎないに徹底することです。スピードの出し過ぎによる事故時のリスクは運転免許教習所でも教えられたことであり、また道路交通法的にも「スピード違反」などの名称で一番認知がありそうな話ですね。今更とおっしゃらず、日々運転をするドライバーの皆さんの生の声も聞いてみてください。

スピードが出ていると、何か突発的なことがおこっても対処できないため、スピードを出した分だけ、事故時のリスクは高くなります。仮に事故を起こしてしまったとしても、速度が出ていた時とそうでなかった時では被害の規模にも大きな違いが出るでしょう。

適切な車間距離も大事

スピードと同じくらいに車両間隔を保つことが大事です。これは前の車が急停止したときに余裕を持って止まれるし、後ろの車に追突されたとしても二次被害を防ぐことができるためです。

走行中は前後に車両がいることが大半です。例えば前の車がどんな挙動をするか、ドライバーはどんな運転をする人なのかを考えながら走ることも一つの方法かもしれませんが、ずっと同じ車が前にいるわけでもないですよね。前の車が入れ替わる度に「どんな人で~」なんて考えていたら、かえって注意が散漫になります。

でも車間がちゃんと取れてさえいれば、どんな車が前にいてもいざという時の対処ができそうです。後続車に対する意識も大事な視点ですね。因みに全日本トラック協会さんの統計では運送事業車両がおこす事故で一番多いのは追突なんだとか。この辺もご存知で無意識に追突を避けたいとの答えだとすると、ドライバーの鑑のような人なのかもしれませんよ。

車両点検や整備を徹底すること

最近は法定の点検だけではなく、事業者側でも資産である車の点検は小まめに行われるようになりました。大きな車両であるトラックですので、タイヤが外れるようなことがあれば大惨事を起こしかねませんし、積荷に危険物や大型資材を積んでいることを考えれば、車のトラブルが引き起こすリスクも小さくありません。

何より、プロドライバーにとって、毎日一緒に動くことになる車は大事な相棒です。事故防止の視点はもちろんですが、長く一緒に働ける存在でいてほしいという意味でも、日々の点検整備は欠かすことができないはずですよね。

労働環境と休憩をしっかり整備すること

ドライバーからも「疲れたら休憩をとる」という回答がありましたが、運行管理が徹底していないと、事故が起こる可能性も高まります。荷主さんのために早く届けることは大事ですが、事故が起こったら元も子もありません。

そしてドライバーさんには「しっかり睡眠をとること」と「朝食はしっかり食べる」など徹底させましょう。毎日車中で過ごすドライバーの皆さんですので、休日の過ごし方でリフレッシュに心掛けるというのもいいですね。今日もドライバーさんの家族が帰りを待っているので、事故のない生活で、元気に「ただいま」と帰ってあげられるようにしてください。

全日本トラック協会の取り組み

全日本トラック協会では、先にあげた目標を達成するために講ずべき施策として5つの取組に力を入れています。個別の概要です。

安全トライアングルの構築

行政・事業者・ドライバーの一体としての取組み行い、安全管理の更なる普及、各種セミナーやドライバーコンテストの開催と受講によるドライバーの意識高揚などの取組みを実施。

飲酒運転の根絶

飲酒運転防止対策マニュアルによる啓発を中心に、撲滅運動の推進。

新技術の開発・利用・普及

物理的な対策となる衝突被害軽減ブレーキ、ドライブレコーダー、アルコールチェッカーをはじめとする機器の導入の支援促進。また、事故起因となるドライバーの体調・疲労状況についても「過労死等防止・健康起因事故防止セミナーの受講や睡眠時無呼吸症候群のスクリーニング検査助成などもここに含まれています。

高齢者事故防止対策

超高齢化社会を迎え、高齢者が事故被害者となるケースも増えることを踏まえての取組みです。高齢者特有の行動特性についての啓発や、ドライバーに対する高齢歩行者の早期認知を心掛けるよう呼びかけるなどが行われています。

分析等に基づく特徴的な事故への対応

交通事故の種類・類型を分析し傾向と対策を実施したり、ドライブレコーダーの映像情報を活用した運転特性の確認、指導監督の徹底。その他、各都道府県で死亡事故件数を共通目標としての取り組みなども実施しています。

 

今回はドライバー自身にとっても極めて重要な事故に関して掘り下げてきました。統計に基づくと、事故件数自体は業界挙げての取組みが効果を上げていると言える中、時折報道される傷ましい事故があることも事実です。日頃道路を行き交うトラックを目にするだけの一般の方々にとって、トラックの動向が注目されるのはこういった悪い印象になってしまいがちなのも事実であり、業界として取り組んでいる内容についても、今後はもっと情報発信することが必要なのかもしれません。因みに、統計データの参照元にさせていただいた全国トラック協会さんは、全国33局のFM放送局で放送中の『ドライバーズ・リクエスト』という番組の提供もされています。同番組では運送業界が取んでいる安全や環境等活動について広くPRするとともに、車に関する話題や音楽で全国のドライバーの皆さんの安全運行を支援しています。ドライバーの方々以外にも聞いていただき、業界のファンになっていただきたいですね。

最後に。ハンドルを握る人にとって、「運転中に一番気をつけないといけないのは慣れ」という話もよく耳にします。「いつものことだから」という油断や過信から軽い気持ちで行った操作が、追突事故につながるかもしれません。「毎月みてもらってるから今月は大丈夫だろう」という気持ちが、走行中の車体やタイヤのトラブルを引き起こすことがあるかもしれません。事故を減らしてくれるのは、運ではありません。運送業界でも国でも、ましてお巡りさんでもないのです。最後の最後は、ドライバー一人一人の日々の心掛けが大事なのです。車両だけではなく、あなた自身の運転や安全意識も小まめなチェックを忘れずに!!

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