職業がら腰痛を抱えやすい仕事は、立ち仕事の方よりも座り仕事の方が多い事実をご存知でしょうか。その代表格の一つがドライバーです。長時間同じ姿勢であり続けること、ストレッチをしたくても車内という狭い環境にあること、時には重い荷物を取り扱うことなど、そう言われれば腰痛になる要素が満載の職業ですね。
腰痛アンケート!タクシーの運転手とトラックドライバーに腰痛になった経験を聞いてみた!
それでは、全国のドライバー経験者に仕事と腰痛の因果関係についてアンケート方式でヒアリングしてみましたので結果を共有します。質問はズバリ!「ドライバーの仕事が原因で腰痛になった人は?」です。気になる結果は・・・
やっぱりドライバーは腰痛になりやすい
結果もズバリ!いきましょう。「腰痛である」の回答がドライバーの70%以上からきています。ドライバー職と腰痛の関連を裏付ける回答をしてくださったこの結果は軽視できませんね。こう言っては何ですが、立派な『職業病』と呼べるレベルでしょう。折角ですので、ほんの一部ではありますが具体的な声もご覧いただきましょう。
トラックドライバーの腰痛
荷物起因の回答が多く、「重い荷物の積み下ろしが原因で」「荷物を降ろす時にいためることも」との結果でした。重い荷物を支えるときは腰で運ばず、足で運ぶようにすると腰痛を避けやすくなりますが、それでもヘルニアになってしまう方もいるので要注意です。
タクシーの運転手の腰痛
運転姿勢起因の回答が大半で、「長時間の運転」「休憩を意識していても、繁忙期はそうもいかなくて」「長時間の座りっぱなし」といったコメントが多くみられました。
この二点は腰痛を誘発するポイントのようです。普段長距離ドライブに慣れない方など、たまに長い距離を走ると腰が固まった感じや肩こりを実感されると思います。ドライバーの仕事は日常的にこれを繰り返しており、加えて荷物の扱いが追い打ちをかけるといった印象そのままの回答でした。
ドライバーでも腰痛にならない人も。何が違うの?
一方で、ドライバーには「腰痛にはなっていない」という残りの回答も。同じドライバーでも腰痛にならないということは、肩こりになったことがないという人がいるように、体質的な理由もあるのかもしれませんね。しかし実際の回答を見ると、体質だけが理由ではないことが見えてきました。それでは、こちらも代表的な回答をご覧いただきましょう。
「ドーナツ型のクッションを座席に敷いて仕事をしているおかげで」「長時間同じ姿勢で体への負担が心配だったので、しっかり休憩をとるようにして、ストレッチや軽い運動をするようにしています」
いかがでしょう?腰痛の悩みを抱えていないドライバーの方々は、事前の予防を心掛けていることがお分かりいただける回答ですよね。体質的に腰痛になりにくいという方も、実は日頃から適度な運動を心掛けていて予防になっているのかもしれませんね。
運転仕事でもドライバーが腰痛予防や対策が出来る方法やアイテムとは
先ほどの回答の中にも「ドーナツ型のクッション」という腰痛予防のグッズが出てきました。その他どのようなグッズがあるかもみてみましょう。色んなグッズがあるようです。
正しい姿勢で座る
正しい姿勢で座ると疲れにくくなります。正しい姿勢とは、まず座席に深く座ります。そして足を伸ばしすぎず、膝が直角にならないような程よい位置になるようシートを合わせます。背もたれと腰に隙間がでないように角度を調整しましょう。
1~2時間起きに休憩をとる
長距離ドライバーなら1、2時間起きに必ずパーキングエリアかサービスエリアで休憩をとるようにしましょう。車を停めて休憩するだけではなく、必ず車から降りて軽い運動をするようにしましょう。
座ったままだと、血液の流れがよくなりません。血液の流れが悪いと、集中力が落ちたり、思考力が必要な判断能力がなくなってしまいます。軽く運動やストレッチをして、新鮮な空気で深呼吸し、血液の流れをよくしましょう。
シートクッションなどを使う
先ほどのドーナツ型のクッションは代表的なものの一つですが、その他にも腰のあたりに敷くタイプも。S字のカーブが腰を伸ばしてくれるタイプなどが人気のようです。
骨盤矯正シート
健康器具コーナーなどでご覧になったことがある方もいるのではないでしょうか?骨盤を矯正する=運転中の姿勢全体を矯正するという効果があるので、腰痛だけでなく肩こりなどにも良いようです。軽くて持ち運びもしやすいタイプが多くあるようですので、仕事の車でも自家用車でも共用することも出来るアイテムになります。
骨盤ベルト
骨盤をギュッとしめるタイプのグッズです。姿勢を矯正する効果もですが、重い荷物の取扱い作業の時にも腰への負担を軽減してくれる効果があります。最近の商品は通気性などにも配慮されていますので、普段から装着しておくといいかもしれません。
その他の腰痛予防方法
この他、最近では温度調節機能やマッサージ機能がついている高性能なシートクッションもあるようです。また、女性ドライバーが増えたこともあり見た目の可愛さといった点でも選びやすくなってきています。機能も見た目も自分に合ったもので予防を心掛けましょう。
そして休憩は頻度と過ごし方が大事なポイントだとわかってきました。時間を急ぎたいドライバーの仕事ですが、2時間に一回ぐらいは休憩を取ってみましょう。せっかくの休憩時間は車内でため息ついてスマホをいじるのではなく、車外でウンッと背伸びをして腰や肩のストレッチも試されてみてはどうでしょう?
「腰」という字には「要」という文字が含まれます。体の要である腰の調子をしっかり整えて、ドライバーの仕事にじっくり腰を据えて取り組みましょう!
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