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トラックドライバーのエコノミー症候群は放っておくとかなり危険!

オフィス職であれば目の痛み、漫画家であれば腱鞘炎、トラックドライバーなら肩こりや腰痛!とすべてを職業病にしていませんか?たしかに一種の職業病とされていますが、じつは、その職業病に恐ろしい影が迫っているかもしれません。

皆さんは、エコノミー症候群と聞くとなにを思い浮かべるでしょうか。大抵の方は「放っておいても大丈夫な軽い症状」と認識し、放置することが多いのではないでしょうか。他に、エコノミークラス症候群やバスの乗客が発症した場合にはロングフライト症候群など、さまざまな呼び方があります。

飛行機や車内など狭く長時間動かない状態でいると血行不良が起こり、血液が固まった『血栓』とよばれる塊ができます。血行不良により脚などの血管にできてしまった塊が、いきなり立ち上がることで血流に乗って肺へ辿りつき、『肺塞栓症』を発症します。軽い症状のように感じて、じつは命の危機がせまっている可能性があります!

トラックドライバーに多いエコノミー症候群とは

エコノミー症候群は飛行機以外でも起こる

エコノミー症候群という名称を聞いて、飛行機での長時間移動をしている際に起こるものでドライバーをしているだけの『自分には関係ない』と思っていませんか?じつは、この症状は飛行機だけではなく、車や電車など、日常的に起こる可能性があるものなのです。では、実際はどういった条件が重なればこの症状が起こってしまうのでしょうか。エコノミー症候群が起こってしまう簡単な仕組みを説明させて頂きます。

エコノミー症候群の死亡率は?

実際にエコノミー症候群により死亡してしまう確率は、10%~30%といわれています。多くの場合、血栓が詰まり、発症してしまった直後に突然といった形で亡くなられています。ですが、一度目が完治したからといって油断は大敵です!なぜなら、エコノミー症候群は再発の可能性があるからです。さらに、それだけではありません!一度目に起こるエコノミー症候群より、再発した場合の症状の方が死亡率が高く、症状の度合いによっては寝た切りになってしまい入院生活を余儀なくされる可能性があります。

死亡例があると怖い症状のように感じますが、対処法を知っていれば簡単に解消できますので、次に対処法を紹介していきたいと思います!

エコノミー症候群が起こる原因

例えば、仕事中に脚がしびれてきた、むくんできたなどの経験はありませんか?それは、エコノミー症候群を起こす可能性のある予兆だったかもしれません。この症状は、湿度・あまり動かない状態・水分不足の3つが原因として考えられています。

血行不良による血栓が根本的な原因

エコノミー症候群は、必要とされている食事や水分をとらない状態で長時間にわらって狭い車内・座席に座った状態や、動かない格好を続けている際に体内の血行不良が起こり、血栓という血の塊ができてしまうことが原因です。

血栓は血の流れに乗って血管の中を通り、細い血管がある肺に詰まってしまうと「息苦しさ」や「胸への痛み」を起こす肺塞栓症になり、臓器としての運動であるガス交換が困難になります。これにより、呼吸困難などを引き起こし、最悪の場合死に至ります。

動かない状態がいけない理由

あまり動かない状態でいると、脚の筋肉を動かさないという問題があります。同じ姿勢でいると血流の鬱滞(血行不良)が起こり、血栓ができてしまい得ないです。また、水分補給をおろそかにすると脱水症状の危険の他、血液がどろどろになり、さらに血栓ができてしまう可能性が高くなります。

エコノミー症候群にかかり、亡くなった方の多くは『肺塞栓症』が原因です。そのため、血栓ができてしまうとしぼうしてしまう可能性が高くなってしまうことは目に見えてわかりますね。

湿度とエコノミー症候群の関係とは?

エコノミー症候群にかかった方の環境の多くで、湿度が20%以下だったことが挙げられます。もとは飛行機のエコノミークラスの乗客が多くかかった症状なので、長時間同じ姿勢で仕事をし、狭い車内でエアコンをつけ乾燥し切った空気の中でおられるトラックドライバーの方々は、エコノミー症候群になる可能性が低くはないといえるでしょう。

エコノミー症候群が起こるシチュエーション

水分補給を忘れることによる脱水症状の悪化

脱水症状を例としてあげていますが、じつは水分を取らないことによって起こるのはそれだけではありません。水分不足による脱水症状はもちろん、体調不良も引き起こし、エコノミー症候群のリスクも上がってしまいます!エコノミー症候群の大きな原因は最初に記載しましたが、その中の『血栓』に大きくかかわってくるのが水分不足なのです。水分不足により起こり得る体内の影響は、血液がどろどろになってしまい血栓ができやすくなってしまう凝固能亢進です。ただの水分不足と思われるかもしれませんが、水分もエコノミー症候群が起こる大きな原因のひとつと言えるでしょう。

この記事を読まれている方の中には「水分を取っているはずなのにエコノミー症候群になってしまった・・・」という方も少なくはないでしょう。そんな方は、水分不足を補っている飲み物に利尿作用がないかを確認してみてください。例えば、緑茶やコーヒーは水分補給には向いていません。利尿作用により、さらに悪化する可能性があるので、こまかな部分にも充分気を付けて水分補給をしましょう。

運転席に長い間いるときの血行の悪化

狭い運転席にずっと同じ体勢でいると脚のむくみやうっ血したような感じがします。人も不足しているので仕事も多いですし、常に疲れています。席をリクライニングさせて広いスペースで休憩をとるようにしたりすることは大事ですが、狭い場所で同じ体制のままいるのはエコノミー症候群を起こす不安要素です。リクライニングさせた運転席で休憩を取るだけでは対策しきれていないかもしれません。

エコノミー症候群の対策・予防方法

死亡例もあるとのことで、「軽い症状」という認識を改めた方は、どう対策すればいいんだ!と思われるでしょう。そこで、具体的な対策案を3つほど挙げさせていただきます。恐ろしいエコノミー症候群も、日ごろから対策をしていれば、発症する可能性はぐっと下がります。

定期的に運動やマッサージやストレッチをする

エコノミー症候群の多くは、動かずに長時間同じ姿勢でいることから発症されています。そこで、一番手早い対策が、『こまめに休憩を取り、脚のマッサージをしたり外に出て軽いストレッチをする』ことが挙げられます。

疲れてきたころにふくらはぎを揉み、脚を上げる運動をするなど、車内から出れない場合にもできることをこまめに対策していきましょう。トイレに行く際に狭い車内から出、脚を動かすことも大切です。余裕があれば、少し遠くのトイレまで歩いて脚の筋肉を動かすようにしましょう。

なお、寝転んでいるだけでは、脚の血行不良は改善されません。上半身は動いているかもしれませんが、脚を動かしていないことにかわりはないので、少し行儀が悪いかもしれませんが、2時間に1度は脚を上げたりふくらはぎを揉んでむくみなどをほぐすようにしましょう。

また、冬は手足が冷えないようにしっかりと防寒し、筋肉の伸縮を促す靴下を履くなど、できる対策は今からでもしていきましょう。

水分補給は忘れずに

いくらマッサージやストレッチをして脚を動かしても、血液がどろどろになってしまっていれば効果が減ってしまいます。脱水症状の危険からも追われてしまうため、多忙な仕事の最中にも適度に水分補給をすることは大切だといえるでしょう。
しかし、水分補給として選ぶ飲物の中で『カフェイン・緑茶などの利尿作用を持つ』ものには十分注意をしてください。利尿作用を持つ飲物では取った水分が排出されやすくなり、あまり意味を成さない可能性があります。できれば、普通の水を飲むことが好ましいでしょう。

服装は楽なかっこうにする

脚の筋肉を手伝わせるために着圧ソックスを履いたり、血流低下の敵である冷えを予防する衣服を用意しましょう!トラックドライバーの方は脚による血栓からエコノミー症候群に陥る方が多いと思います。特に手足の防寒などを意識し、日ごろから注意しましょう。

タバコは禁煙しましょう

エコノミー症候群への直接的な関係は証明されていませんが、煙草により血液がどろどろになってしまうことは医学的にも明瞭なことです。血行不良により起こり得る症状はエコノミー症候群には限らないでしょう。

タバコを吸うとニコチンの影響で血管が収縮し、狭くなった血管では血流も遅くなるため、血栓ができやすくなります。そのため、喫煙をしていない方と比べてエコノミー症候群になる可能性が高くなります。禁煙までは難しくても、本数を減らすところから始めてみてはいかがでしょうか。

もしエコノミー症候群の症状が起こったら?

どれだけ注意をしていても、「脚のむくみが治らない・・・」「対策をしたのに、痛みがひかない」いう方もいるでしょう。そういった場合には、やはり、専門機関に診てもらうことが一番です。どうしても痛み・むくみ・しびれなどがひかない場合には、《血管外科》もしくは《循環器内科》に診てもらってください。「ちょっと痛いだけだし、大丈夫だろう」と軽視はせず、しっかりと専門機関に診てもらいましょう。小さな油断が取り返しのつかないことにつながります!

病院で受けられる治療の種類!

病院の治療は、大まかに分けて3つです。どういった治療を受けられるか不安な方もいらっしゃると思いますので、簡単に紹介したいと思います。

薬による治療

薬の種類は主に《血液抗凝固薬》と《血栓溶解薬》の2種類です。

血液抗凝固薬は、読んで字のごとく血液が固まってしまうのを阻害する働きを持つ薬です。輸血用血液の保存や血液検査に用いられ、代表的な薬にワルファリンやアセノクマロール、フェニンジオンなどがあります。

血栓溶解薬は、血液が固まってしまうのを阻害するのではなく、すでにできてしまった血栓を溶かす働きをもっています。。代表的な薬にウロキナーゼなどがあります。

カテーテルによる治療

大量出血が予測される場合や、薬による治療で十分に間に合わない場合には、こちらの治療を受けることになります。

具体的には、直接血栓が詰まった場所へカテーテルと呼ばれる医療用のチューブを通し、薬剤を注入したり血栓を粉砕・吸引をして、治療します。症状が重い場合早急な治療が求められますが、並びに高度な技術が必要となり、大学病院や総合病院で行われます。

手術による除去

上記の治療でさらに間に合わない・死亡する可能性のある、生命の危機が高い状況の場合には緊急手術を受けることになります。薬物投与による回復が認められない場合にもこちらの対応が行われる可能性があります。手術では直接血栓を除去し、治療を行います。

そういった事態に陥らず健康にドライバー生活をするためには、症状が悪化する前にしっかりと対策をし、もしなってしまった場合には躊躇わずに病院へ行くことが大切です!

エコノミー症候群で労災が認定された事例あり

過去には大阪市のタクシー運転手がエコノミー症候群からハイ高速になり、労働局から労災認定されたことがありました。厚生労働省によると、同じように認定が下りたケースが少ない者の数件あるという事実もあります。

いずれにせよエコノミー症候群になってからでは誰も幸せにならないので、事前に対策や予防をしっかりしておきましょう。

 

最悪の場合死に至る怖い症状であるエコノミー症候群ですが、対応・対策をしっかりと取っていれば簡単に防ぐことができます。もしもエコノミー症候群になってしまった場合には専門機関を受診しましょう。対応が遅れてしまっては、治るものも治らない可能性が一気にあがってしまいます。しっかりと専門機関へ受診しに行きましょう健康に楽しい生活を長く続けられるように、この記事が多くのトラックドライバーの方々の役に立つことが叶えば幸いです。

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