ドライバーや運送会社が知っておくと便利な情報

熱中症対策、トラックドライバーが脱水症状の予防をするコツ

夏が来ると、毎年のように「猛暑」「酷暑」などの暑さを示す言葉がレベルアップしていきますね。高齢者や子どもも、家の中にいても熱中症になるなどの注意喚起の特集が毎日のように流れます。実はドライバーという職業も熱中症に襲われる危険性の高い仕事だということ、ご存知でしょうか?職場で熱中症が原因で死傷した人の数は、建設業・製造業に次いで、運送業が多いという厚生労働省のデータが出ています(2017年)。

ドライバーが熱中症にかかる原因とは?

一口に「ドライバー」と言っても、色々な仕事があります。長距離を走るドライバーもいれば、決まった範囲を走り回る宅配ドライバー。そんなドライバー職種に共通しているのは、時間との闘いであることと、比較的ワンオペレーション(通称ワンオペ)が多いということでしょう。

時間との闘いで水分補給を忘れる

「目的地への到着を急ぐ」「今日中に〇〇件の配達を終えなくてはならない」など、ドライバーの仕事は常に時間を気にしなくてはなりません。これを理由に、①計画的な休憩時間を確保しづらい ②トイレに行く回数を気にして水分補給を怠る という2つの悪循環がおこり、熱中症をおこしやすい体調を作ってしまっているのです。

ワンオペによる脱水症状の自覚遅れ

ドライバーは基本的に一人での仕事が多い仕事です。通年のペースで仕事をしていても、夏という暑い時期にはペースを落とすなどが必要なのかもしれませんが、先ほどのように時間を気にする関係上、必要以上にペースを落としたくないなど、つい無理をしがちになります。また、熱中症にも初期の症状がありますが、自分一人だと症状の発見が遅れてしまいがちです。建設現場や製造業の工場であれば同僚や現場の監督者がおり、会社として予防や対策に取り組んでいますから、異常に気づけば「ちょっと休んだら?」など声をかけてくれますよね。このように周囲に指摘してくれる人がいれば、休む気持ちにもなるのでしょうが、ドライバーにはその一声が無いのです。

アイドリングストップの錦糸

これらの理由に、車内と車外を行き来する頻度が多く、温度差が体にダメージを蓄積することや、重い荷物を扱う仕事であることから、発汗量が多いなどの典型的な理由も加わります。更に昨今では事業者側のコンプライアンスの取組みからアイドリングストップも当たり前となってきており、車の中だからと言って常に涼しく過ごせるわけでもありません。こうした複雑な理由がに絡み合ってているのを知ると、ドライバーは熱中症の危険にさらされて過ごしていることがよくわかります。

ドライバーの熱中症対策はどうすればいい?

運送事業者や物流会社が出来る予防

このように、言われてみれば、建設業や製造業と比べても決して涼しく過ごしているとは言えない仕事であるドライバー。ですが仕事である以上「ゆっくりでいいから」とも言えませんし、頻繁に連絡して体調を確認するというのも効率的とは言えません。かと言って何もしなくていいわけではないのです。

とはいえ事業規模や経営状態、日常のオペレーションの都合などもあり、大掛かりな熱中症対策をとるというのも難しいかもしれません。

ですが、ちょっとした気遣いで熱中症のリスクを下げることはできるのです。例えば、出発前の点呼や朝礼の際にドライバーの健康状態の把握に努めてみてはどうでしょう?毎日顔を合わせている仲間です、ほんの一言二言の会話でも、異常があれば気づくことがあるかもしれません。その場合、急に「休み」となっても会社もドライバー本人も困ってしまいますので、必要があれば個別に面談を実施したり、医師に相談などをして診断を仰ぐなどすれば無用なトラブルにもならないでしょう。

また、経口補水液や塩分補給用のタブレットなどを会社として支給するというのも効果的です。特に塩分補給タブレットはコンビニでも売っているぐらいの認知度がありますので、ドライバーも受け入れやすいのではないでしょうか。

このほか、厚生労働省の推奨事項では、暑さ指数計測器の活用や高温化での業務に備えた熱への順化などもあります。人材は人財とも表すことができます。事業者として、必要があれば荷主との交渉も辞さないぐらいの気構えをもってドライバーの健康も守ってあげてください。

ドライバー自身が熱中症にならないように出来る予防方法

事業者のバックアップもさることながら、結局はドライバー自身の日頃からの意識や健康管理が一番なのは言うまでもありません。では具体的にどのようなことに気をつければいいのか、今更なお話でも敢えてさせていただきましょう。

朝食はしっかりとる

日本人であれば、誰しも子どもの頃に言われてきたことでしょう。一日の始まりの基本です。しっかり食べて力をつけましょう。

良質な睡眠

これも基本中の基本ですが、シーンが夏ということもあります。一晩中冷房をきかせすぎた室内での睡眠は体の温度コントロールに影響しますので注意が必要です。また、昨今スマートフォンの登場でインターネットの手軽さが増し、布団に入ってからも中々寝ない方も多くなっています。お心当たりはありませんか?

飲酒とアルコールは適量に

仕事終わりに自分を労うのはとても大切ですが、お酒の飲み方には注意が必要です。喉が渇いているからといってビールでのどを潤すなどは危険です。必ず電解質を含む水分を摂るようにしてください。また、アルコールによる利尿作用で脱水症状を助長することも多くありますよ。いずれにせよ、翌日の仕事を意識して酒量・飲み方には気を付けてください。

体調不良と感じたら休憩を

無理は絶対に禁物です。めまい・立ち眩みや通常に無い発汗、脚がつるなどの熱中症の症状はもちろんですが、発熱や下痢なども含め、何か異常があるという日は休みを取るのが一番です。

これ以外にも、仕事中の水分・塩分の補給、適度な休憩をとるなどは言うまでもないことでしょう。どれも当たり前過ぎることですが、実際には守りにくいことばかりかもしれませんよ。

病気や体調不良は、「まさか自分が」と思うことが一般的です。特に熱中症は気づかないうちに脱水症状を深刻化させる危険があります。運転中に症状が進んだ結果、大規模な事故につながるリスクもあります。万が一そのようなことがあれば、事業者はもちろん、事故に巻き込まれた方々への責任も発生することを理解しておきましょう。リスクを回避するために、ドライバー自身での健康管理はもとより、事業者としての取組みが欠かせません。先ずは敵を知ることが肝要といいます。機会があれば、社内の研修の一環で熱中症がおこるメカニズムについて調べてみてはいかがでしょうか?

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